絶対に朝起きられるマシーンを発明しました
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
大切な自転車を盗難から守るためには鍵をかけることはもちろんですが、どのような鍵を選ぶのかということも重要です。
そこでこの記事では、利用シーンに合わせた自転車の鍵の選び方をはじめ、おすすめ商品や盗まれにくい鍵のかけ方を詳しく解説します。
警視庁によれば、盗難の被害に遭った自転車の多くは無施錠だったと報告されています。
被害に遭いやすい場所としては駅や商業施設などの駐輪場に加えて、一戸建住宅や集合住宅の敷地内も挙げられています。たとえ自宅の敷地内や短時間の駐輪であっても、気を抜かずにしっかり施錠しておくことが大切です。
同庁では、効果的な防犯対策として、常設の鍵に加え補助錠を使用して2重ロックを行うことや鍵自体を防犯性の高いものに交換するといった方法を推奨しています。施錠の習慣化や鍵の工夫により自転車盗難を未然に防ぎましょう。
ここでは、常設の鍵に加え、補助錠を使用する場合の選び方を解説します。
自転車の補助錠として使用される鍵はU字ロック・チェーンロック・ブレードロック・ワイヤーロックの4種類があります。ここではそれぞれの鍵の特徴や利用シーンを解説します。
U字ロックはU字の形をした補助錠です。耐久性に優れた頑丈な造りが特徴で、鉄やアルミなどの素材が使われています。種類やサイズ、価格帯が幅広いのが魅力ですが、頑丈なものほど重いため、走行時の持ち運びが大変というデメリットもあります。
U字ロックは切断や破壊がされにくいというメリットを生かして、長時間駐輪するときや高価な自転車を利用している人におすすめです。
チェーンロックはチェーンを布やビニールなどで覆った鍵で、ある程度の長さがあるのが特徴です。括れる範囲が広いため、フェンスやポールなどの動かないものに括りつけて施錠する地球ロックにも適しています。
切断されにくく、防犯性に優れている点がメリットですが、長さがあり頑丈なものほど重く持ち運びにくいというデメリットがあることも留意しておきましょう。
チェーンロックは地球ロックをすることを前提で鍵を探している人や種類豊富な点を生かしてデザイン重視で鍵を選びたい人におすすめです。
ブレードロックは金属プレートを連結させた形状の鍵で、切断されにくい頑丈な造りとコンパクトに折り畳むことができる点がメリットです。伸ばすと80cm以上になるものもあり、長いものは地球ロックにも対応できます。
携帯性や収納性に優れていることから、持ち運びやすさを重視して鍵を選びたい方におすすめです。
ワイヤーロックはワイヤーをナイロン素材などで覆った鍵で、ある程度の長さがあって変形しやすいのが特徴です。比較的安価で購入でき、軽量なので、手軽に補助錠をつけたい人や持ち運びやすさを重視して選びたい人におすすめです。
一方、切断されやすいというデメリットもあります。ワイヤーロックを使用するときは切断が難しい太めのものを選んだり、U字ロックなどと併用したりすると防犯性が向上します。
鍵のロック方法にはダイヤルタイプとキータイプがあります。それぞれのメリットやデメリットを押さえ、適切なタイプを選びましょう。
ダイヤルタイプの鍵は、あらかじめ設定した番号にダイヤルを合わせることで解錠するタイプです。鍵を持ち運ばずに済むため鍵の紛失を防げる点がメリットですが、番号が合ってしまえば誰でも解錠できるため、セキュリティ性がやや低いというデメリットもあります。
そのため、自転車から離れる時間が短い人や鍵を持ち運びたくない人におすすめです。
キータイプの鍵は、キーを鍵穴に差し込んで解錠するタイプです。キーには一般的なシリンダーキーをはじめ、ピッキングに強いディンプルキーや差込口が丸型のラウンドキーなどがあります。
キーがなければ解錠できないため、ダイヤルタイプより防犯性に優れていますが、キーを持ち運ぶため紛失には注意しましょう。防犯性を重視したい人やダイヤル式のように番号を覚えるのが苦手という人におすすめです。
ここではカインズで販売しているおすすめの自転車用の鍵を10点ご紹介します。
ダイヤルタイプのワイヤーロックです。ロック番号は10,000通りの数字の組み合わせから設定できるため、ダイヤル式の弱点である、他人に解除されるリスクを軽減することができます。
長さも180cmと比較的長く、フェンスやポールなど少し離れたものにも括りつけやすいため、地球ロックに向いている鍵をお探しの方におすすめです。
サドルと自転車本体を繋ぐシートポスト部分に取り付けることができ、走行時の持ち運びにも簡単です。
解錠施錠のしやすさが魅力のボタンリング錠です。キーレス式で暗証番号を押すだけで解錠できるため、通勤通学など自転車を利用する頻度が高い方や鍵の紛失が心配な方におすすめです。
バックホークの寸法に合わせて選べる取り付けバンドが付属になっているため、軽快車からシティバイクまで幅広く対応できます。
キータイプのワイヤーロックです。キーにはピッキングに強いディンプルキーを採用しているため、無理なこじ開けから自転車を守ります。
長さは60cmと長すぎないのが特徴で、持ち運びの際にも携帯しやすいワイヤーロックです。
本体にアルミ合金素材を使用した頑丈な造りのリング錠です。鍵にはピッキングや複製に強いディンプルキーを採用しているため、セキュリティ性に優れています。
また、サイズの異なる3種類の取り付けバンドが付属しており、幅広い車種の自転車に対応できます。
ワイヤーをシリコン素材で覆ったダイヤルタイプのワイヤーロックです。ダイヤルの番号は10,000通りの組み合わせから決めることができます。
シンプルな見た目や軽くて持ち運びやすいことを重視して補助錠を選びたい方におすすめです。
直径8mmの細めのワイヤーを使用したダイヤルロックです。あらかじめ指定された4つの番号を合わせるだけで解錠できるため、鍵の紛失が心配な方におすすめです。
商品には指定番号を印字したセット番号札が付属になっているので、番号を忘れてしまうのが心配な方におすすめです。
本体にアルミダイカスト素材、かんぬきに鉄素材を使用した頑丈な造りが特徴のサークル錠です。鍵にはピッキングや複製に強いディンプルキーを採用しているため、セキュリティ性に優れています。
後輪に簡単に取り付けでき、コンパクトな見た目の補助錠をお探しの方におすすめです。
本体にシリコンゴムを使用した、熱に強いワイヤーロックです。鍵はピッキングや複製がされにくいディンプルキーを採用しています。
裏・表どちらからでも施錠・解錠ができるため、夜間の暗い場所で操作することが多い方におすすめです。
直径18mmの極太設計で切断されにくいワイヤーロックです。鍵にはウェーブキーを採用しています。ウェーブキーはディンプルキーの穴型の溝に加え、波型の溝があるため、より防犯性に優れているのが特徴です。
また、鍵穴にはダストカバーが付いており、埃などが入り込むのを防ぎます。防犯性や耐久性を重視して選びたい方におすすめの商品です。
指定の暗証番号のボタンを押すだけで施錠・解錠ができるサークル錠です。鍵を持ち運ぶ必要がないため、鍵の紛失が心配な方でもお使いいただけます。
また、車種やフレームに合わせて取り付けられる3種類の金具が付属になっているので、軽快車からシティバイクまで幅広く対応できます。本体は反射シール付きで、夜間の走行が多い方にもおすすめです。
自転車の盗難を防ぐには盗まれにくい鍵を選ぶことが最も大切ですが、鍵のかけ方を工夫することもセキュリティ性の向上につながります。自転車盗難の犯人は解錠や破壊に時間がかかることを嫌うため、鍵のかけ方も工夫するようにしましょう。
例えば、タイプの異なる複数の鍵を併用して2重ロック以上になるように鍵をかけたり、地面に固定されているフェンスやポールに括りつけるようにして鍵をかけたりするのが効果的です。また、犯人が足と工具を使って鍵を破壊することもあるため、補助錠はできるだけ地面から離れた場所に取り付けるようにしましょう。
自転車ごと盗まれる被害が多発する一方、近年はバッテリーやライトなどのパーツを狙った盗難も増えてきています。
バッテリーやライトは寿命が限られているため定期的な交換が必要なパーツの一つです。盗難犯はその需要の高さを利用してフリーマーケットアプリなどで転売し収益を得ることを目的としています。
こうしたパーツの盗難を防ぐためには防犯対策が施されたライトを利用する、ライトそのものが取り外せる場合は室内に保管するなどの対策が有効です。
ロードバイクやクロスバイクなどの高級な自転車は盗難のリスクも高まります。鍵をかけることである程度盗難に備えることはできますが、万が一盗難や破壊の被害に遭った場合、修理費用や再購入にかかる費用は自己負担となるケースがほとんどです。
そのため、自転車の盗難リスクに備えたい方は自転車盗難保険に加入しておくとよいでしょう。自転車盗難保険は自転車の盗難時にあらかじめ決めておいた保険金額が支払われる保険です。
自転車本体の盗難だけでなく、ライトや鍵などのパーツの盗難にも対応しているものもあります。保証の内容によって保険料が決まる仕組みのため、収入や家計を考慮したうえで判断しましょう。
自転車盗難は被害件数の多い犯罪の一つですが、鍵の施錠によって被害のリスクを大きく低下させることができます。補助錠の設置を検討するときは防犯性の高さに加えて、鍵の持ち運びのしやすさや利用シーンなどを考慮しましょう。
防犯のうえでは、複数ロックや地球ロックといった鍵のかけ方を工夫することもおすすめです。自転車の鍵をうまく利用して大切な愛車を盗難被害から守りましょう。