文系の知名度ほぼゼロ!? 理系が偏愛する紙ワイパー「キムワイプ」ってなに?
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自転車がパンクした場合、自分で修理すべきか、自転車専門店の整備士に依頼すべきか。この2つの選択肢に悩む人は案外多いと思います。
「数年に一度しかパンクしないのに、修理道具を買い揃えるのはもったいない」「自転車の専門家にお願いしたほうが手も汚れない」などの理由から、最近では自転車専門店にパンク修理をお願いする方のほうが多いかもしれません。
しかし、せっかくなら自分でパンク修理してみるのも、DIYやキャンプのように楽しめるのでオススメです。たとえば、子どもと一緒に修理すれば親子のきずなが深まったり、自転車を修理できた達成感を得られたり、自分で修理した自転車に愛着が湧いたりします。
自分でパンクを修理する際は、下記の道具を揃えましょう。
パンク修理の前に、本当にパンクしているのかをチェックします。タイヤの空気が抜けているからといって、パンクであるとは限りません。まずは、バルブを留めているナットの緩みや虫ゴムの劣化を疑いましょう。
ナットの緩みもなく、虫ゴムも確認したうえで、空気を入れてもすぐにタイヤから空気が抜けてしまう場合は、チューブに穴があいてパンクしていると考えられます。
パンクしていると確認できたら、キャップと袋ナットをはずし、リムナットを緩め、リムからバルブを外します。
チューブを、タイヤレバーを2つ使ってリムから外します。
バルブ横に1つめのタイヤレバーを固定し、そこからバルブと対角線上(反対方向)に、もう1つのタイヤレバーをリムに入れて動かします。1/4ほど進んだら、固定していたレバーをすべらせると、比較的簡単にチューブがリムから外れます。
次に、チューブを引き出します。
タイヤを回しながら、チューブを完全に引き出します。
チューブを完全に引き出したら、穴の空いた箇所を特定します。バルブにプランジャーと袋ナットを取り付け、チューブに空気を入れます。
バケツなどに水を張って、チューブを少しずつ水に沈め、空気が漏れるところを特定します。
目印として、バルブのところから行うとよいでしょう。
空気が漏れている箇所を特定できたら、チューブの空気を抜き、修理箇所を特定します。
修理箇所をマーカーでマーキングしておきます。
補修箇所を紙やすりなどで大きめに削ります。チューブについている、はく離剤とチューブのバリを削り落とすのがポイントです。
ゴムノリ(ゴム補修剤)を塗布します。
マーカーした部分を中心に薄く均等に塗り、揮発するまで5〜10分おきます。乾燥不足は接着不良を招くので、しっかり乾いたかどうかを確認してから次の作業に移りましょう。
ノリを乾かしている間、タイヤにそのほかのキズがないかどうかをチェックします。
バルブの虫ゴムの劣化をチェックします。劣化している場合は取り替えます。
最近は、虫ゴム不要のバルブもあります。
左:虫ゴムあり 右:虫ゴム不要
修理パッチには大きさがいろいろあります。補修箇所よりも少し大きめのものを選びましょう。
ゴムノリが乾いたら、接着面にホコリや手脂がつかないように気をつけながら修理パッチを貼ります。
修理パッチの裏面をはがして貼ります。
貼り終わったら、タイヤレバーの腹部分で全体を均一にこすって、圧着します。
チューブに空気を入れて、はがれなどがないことを確認します。そのあと、表のシールをはがします。
補修箇所を水につけ、空気が漏れていないことを確認します。同時に、ほかの箇所にも空気の漏れがないか、ほかの部分のチューブも水につけて確認します。
全体に空気を入れ、水気を拭きとりながら、そのほかの破損などがないか確認します。
リムの内側にある、チューブ保護ゴム(チューブに直接ニップルが当たるのを防ぐゴム)によじれがないか確認します。よじれがあると、チューブの破損の原因にもなります。
このとき、タイヤの内側に貫通している異物や外側の異物がないかどうかもチェックします。
チューブの空気を抜き、リムに押し込んでいきます。よじれないように注意しながら押し込みます。
バルブ部分から入れます。チューブの噛み込みに注意しながら、ナットを取り付けます。このときは仮留めです。
チューブ全体をタイヤに押し込んでいきます。
全体にチューブが入ったら少し空気を入れて、タイヤがリムからはみ出していないかを確認します。指でもみながら確認することで、リムの間に挟まったチューブを正しい位置に入れることができます。
もう少し空気を全体に入れて、車輪を回転させ、タイヤの取り付けに不具合がないか確認します。
最後にバルブをくみつけ、適正な空気圧まで空気を入れて完成です。
以上で、パンク修理は完成です。修理方法を覚えておけば、わざわざ専門店に自転車を持ち込まなくても、いつでも自分でパンクを直せます。
「パンク防止のメンテナンス方法」もご紹介していますので、修理したあとはコチラもご覧ください。
ただ、最近は「パンクしにくい自転車」も発売されています。パンク防止のメンテナンスが面倒な方や、パンクを極力避けたい方には、こちらもオススメです。