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自転車のライトは夜間安全に走行するための必需品です。使用環境や好みに合ったものを取り付けることでより快適な走行ができるでしょう。
今回は自転車用ライトを選ぶポイントやおすすめ商品をご紹介します。
自転車用のライトは身近な販売店のほか通販などでも購入できますが、漠然としたイメージや好みだけで選んでしまうと、トラブルにつながることもあります。失敗を避けるためにも、日本の現状や決まりを知っておきましょう。
近年日本では、自転車の一部のパーツのみが外されて盗難の被害に遭うという事例が増えています。サドルや電動自転車のバッテリーのほか、小さなライトも盗難被害に遭うことの多いアイテムです。
自転車本体とは少し事情が異なり、自転車のパーツの窃盗は、フリーマーケットサイトやネットオークションでの転売が目的の一つとなっています。窃盗や転売が明らかになって逮捕される例もありますが、被害のほんの一部といってよいでしょう。
盗難に遭ったパーツが発見される割合は、自転車本体が発見される割合よりもかなり低いという調査結果もあります。せっかく新しく取り付けたライトが盗難被害に遭わないように、なんらかの対策が必要と考えておきましょう。
自転車は軽車両という位置付けで、ライトについても行政が定めている基準があります。実は、都道府県によって細かな点で違いがあるため、注意が必要です。
自転車にはフロントライトとテールライト(もしくは反射器材など)が必要であり、それぞれ色や明るさの基準が定められています。
多くの都道府県で採用されているルールでは、フロントライトの色は白もしくは淡黄色、テールライトの色は赤もしくは橙色です。また、フロントライトは前方10メートルの障害物を確認できるもの、テールライトは後方100メートルより点灯を確認できるものとされています。
ただし、県によっては、テールライトを赤のみとしているところや、確認できる距離が異なるところもあります。ライトを選ぶ前に、自分が住んでいる都道府県のルールをしっかりと確認しておきましょう。
自転車用ライトは、明るさや電源の種類、付属している機能などに違いがある、様々な商品が販売されています。快適に使用できるライトを選ぶためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
自転車用ライトは、暗いなかでも道の行く手を確認でき、また他者から認識してもらえる明るさが必要です。自転車用ライトの明るさは、光の量を表すルーメン(lm)や、光の強さを表すカンデラ(cd)といった単位で表示されています。
道路環境によっても視認性は異なるため、自分がよく通る道の環境を考えたうえで適切な明るさのものを検討しましょう。ただし、あまりに明るすぎるライトを使用すると、対向する側の目が眩むこと、電気の消費が早まることにも注意が必要です。
フロントライトは、市街地など比較的明るい通りを走ることが多いのなら200ルーメン程度で問題ありません。郊外の道路や住宅地をよく走行するのなら、400ルーメン程度のライトを選びましょう。
街灯の少ない河川敷や山道も走ることがある場合は、700ルーメン以上の明るさが目安です。一方、テールライトは、10~15ルーメンと考えておくと良いでしょう。
自転車に取り付けるライトの電源は主に3種類あり、特徴やメリットが異なります。
USB充電タイプは、ライト本体とは別に電池を用意する必要がなく、ランニングコストが抑えられるのがメリットです。計画的に充電しておけば、比較的長く電力が持つ点でもおすすめです。
もし充電が切れた場合には、モバイルバッテリーなどを携帯していれば充電することができます。本体の価格はやや高めです。
電池タイプは、ライトそのものが比較的安価なのがメリットです。一般的なタイプの単3形や単4形電池を使用するものが多く、電池が切れたときも予備があればすぐに取り替えられます。店舗などでも入手しやすいでしょう。
ただし、そのつど新しい電池の費用はかかるので、充電池の使用を検討するのもおすすめです。
ソーラー充電タイプのライトは、自然エネルギーである太陽光を利用して充電します。自転車を走らせながら充電することもでき、自分で充電する手間や新しい電池を購入する費用がかからないのがメリットです。
雨や雪が多いなど地域の気候によっては、ほかの充電方法も取れる商品を検討すると良いでしょう。
自転車用ライトの盗難に不安がある場合は、取り付けや取り外しが簡単にできるコンパクトなタイプがおすすめです。駐輪する際もさっと取り外して持ち運ぶようにすれば、盗難を防ぐことができるでしょう。
また、なかには自転車本体の盗難対策になるライトも販売されています。例えば、自転車から離れるときにヘッドライトを取り外すことで、自動的に防犯システムが作動する商品です。自転車本体におかしな動きを感知したときには、アラーム音が鳴る仕組みになっています。
ほかには、ワイヤレスリモコンやコントローラーがテールライトと連動し、本体の異常をアラーム音で伝えて盗難を防ぐタイプもあります。
商品によってはほかにも付属している機能があり、必要に応じて選ぶとより便利に使用できます。
自動点灯機能付きのライトは、辺りが暗くなってくると自動的にスイッチが入ります。日が暮れてきたときやトンネルに入ったときも途中でライトを操作する必要がなく、スムーズに走行できるでしょう。
自転車を停めて一定の時間が経つと消灯するので、消し忘れによる電池の消費を防ぎたい方にもおすすめです。
自転車用ライトのなかには、明るさが2段階の設定になっているものや、点灯と点滅パターンが組み込まれているものもあり、切り替えができるようになっています。状況に応じた切り替えをすることによって、節電や視認性を高める効果が期待できるでしょう。
ただし走行中は点灯する必要があるため、点滅パターンの使用シーンには注意が必要です。
雨天時にも自転車に乗ることがある場合は、防水機能の付いたライトを選ぶと良いでしょう。電気製品の防水性能レベルは国際規格のIPコードによって表示され、IPX0からIPX8の9段階のうち該当するものが記載されています。
日々の通勤や通学に自転車を使う場合は、IPX5程度の性能を持つライトがおすすめです。
ここでは、カインズでおすすめの自転車用ライトをご紹介します。走行する道路環境などを思い浮かべながら、自分の自転車にピッタリのライトを選びましょう。
ハブダイナモのライト部分のみを交換したい方におすすめの、専用の製品です。時速15kmでの走行時に、約3300カンデラの明るさで前方を照らすことができます。
また、「足も灯」機能により足元も見えやすいのが魅力です。道路状況や使用シーンにあわせて自動点灯と常時点灯を切り替えできます。
セカンドライトとして使用できる平型の製品で、横一列に並んだ4LEDが辺りを広く照らします。工具がなくても簡単にブラケットを自転車のハンドルバーに取り付けることができ、ライトの着脱もスムーズに行えます。
ライトは点灯と、高速・低速の点滅を切り替えることができます。
電池も充電も必要のないダイナモライトで、自転車のタイヤに負担をかけないゴムローラーを採用しています。
光源中心の明るさは従来品の5倍の約2200カンデラ、周囲の明るさは9倍の約900カンデラとなっており、広い範囲を照らせるライトを探している方におすすめです。JIS規格に適合する反射材が付属しています。
センサーが内蔵されたテールライトで、辺りが暗いときに走り出すと3つのLEDが赤い光を点滅させます。レンズ加工により周囲からの視認性の良さにも工夫が施された商品です。
自転車のシートポストとシートステーにそれぞれ装着できるホルダーが付いており、後方から見えやすい位置に取り付けることができます。
点灯・クイック点滅・スロー点滅と3つのモードを使い分けられる、約500カンデラの明るさを持つLEDライトです。レンズ集光により、とくに前方の中心が明るく照射されます。
本体にはポリカーボネイト樹脂が採用されており、万が一のときの衝撃に強い点でもおすすめです。
自転車の走行時に、約1500カンデラの明るさで照射できるフロントライトです。ラバーブラケットに照射角度調整機能が付いており、左右ともに10度の方向にライトの光を向けることができます。
生活防水仕様になっているので、天候にかかわらず通勤や通学に自転車を使う方におすすめです。
自転車の補助灯として使用できる、明るさが約500カンデラのライトです。オプティカルレンズにより照射の方向が適切にコントロールされるので、最大時で約45mまで光が届きます。
また、3つの照射パターンの切り替えができ、暗い時間帯にも自転車の存在をアピールできます。エネループの使用が可能なので、ランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。
2段階の明るさの点灯と点滅が切り替えできる自転車用LEDライトで、インジケーター機能が付いているのが特徴です。電池残量が少なくなると点灯で知らせてくれるので、切れてしまう前に早めの対処ができるでしょう。
また、ホルダーは左右15度まで調整でき、取り付け位置によってちょうど良い方向に合わせることができます。
9つの白色LEDで明るく前方を照らすことのできる、セカンドライト用製品です。コンパクトなボディには丈夫で軽量なアルミ素材が採用されており、自転車の装着時も持ち運び時も大きな負担がかかりません。
シャープなフォルムとクールなガンメタ色は、スポーツ自転車にもおすすめです。
USB充電と電池使用がどちらもできる使い勝手の良いバッテリーライトです。オートディマーモードを搭載し、辺りが暗いときには最大1580カンデラ・150ルーメンのハイモードで照射、比較的明るいときには自動的にエコモードに変わります。
IPX4の防滴仕様になっており、日常的に自転車に乗る方におすすめです。
ブリヂストン製のダイナモランプで、照射範囲は従来品の約1.5倍、時速15kmの走行時に約2500カンデラと、暗い夜道でも頼りになる明るさです。ライト照射時もペダルを踏む足にあまり負担がかからず、稼働音が気にならないのも特徴です。
付属のゴムローラーが経年劣化してきても交換用商品があるため、長く使用できるでしょう。
自転車のシートステーに取り付けできるテールライトで、ソーラーパネルが付属しているのが大きな特徴です。ソーラー充電で約8時間の点滅が可能なので、ランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。
明るさや振動を感知するオート機能を搭載しており、必要に応じて自動的に点滅します。
自転車に新しいライトを取り付けるときは、まず自治体の決まりを確認しておくこと、そして盗難防止の対策を考えておくことが大切です。
自転車用ライトとしてはフロントライトとテールライトがあり、明るさや使用する電源、機能の異なる商品が数多く販売されています。自分がよく走る道の環境や使用頻度などを考えたうえで、適切なものを選びましょう。
電池の消耗や消し忘れが気になる方には自動点灯機能、毎日自転車に乗る方には防水機能のあるライトがおすすめです。所持する自転車やライフスタイルに合うライトを取り付け、快適な走行に役立てましょう。