缶詰は偶然の発見から生まれた!? 缶詰博士・黒川勇人が語る缶詰の魅力
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家の中を大掃除したら、古いCDやDVDがたくさん出てきました。でも、このまま捨てると大事な情報が漏洩しちゃうかも……ということで、ハサミでカットしたり、シュレッダーで破砕したりして捨てるのが一般的みたいですね。
どうせ切り刻むなら、このキラキラの盤面で何か作れないかな? 調べてみると、ミラーボールにする方法があるみたい〜!
寒くてお家にひきこもりたいこの時期こそ、お部屋を華やかに変えてくれるインテリアがあるとステキかも? ちょっと作ってみましょうか。
作り方はカンタン! CDを小さくタイルのように切りわけて、丸い球体に貼り付けていくだけ。というわけで、こんなものを準備しました。
あらかじめネットで注文していた発泡スチロール球が家に到着しました。
直径25cm。一瞬不安を覚える大きさ
グレープフルーツ大を想像してたけど、人の頭より大きいのが来ちゃったな……。大丈夫かな?
我が家に眠っていたCDは10枚ちょっと。“ぶあついタイプ”と“うすいタイプ”の2種類でした。
まずは、ぶあついタイプにいつも使っているはさみで切れ目を入れてみます。
まったく刃が進まず困った。でも、めげずに切ってみたら……
ぺらっと2枚に分かれました。なるほど、こんな構造だったのか。
薄くなり、カンタンにはさみを入れられる状態に
一方、うすいタイプはサクサク切れる……と見せかけて……
まさかの事態。困ったなぁ。キッチンばさみ、ニッパー、カッター、はてはカニ切りばさみまで、我が家にあるありとあらゆるはさみを試してみたところ、一番きれいに切れたのが、万能はさみでした。“万能”だなんて、ずいぶん大きく出たはさみですが、まさにその名に恥じぬ働き。おうちに一つあると便利です。
ここからは球面に貼り付けるタイルの量産へ。CDを細かく切る作業です。でも、小さいと切り分けるのが大変だし、大きすぎると四隅が浮いちゃいそう。
大きすぎず、小さすぎない、絶妙なタイルのサイズを算出したい。試しに厚紙を切って、球面に置いてみました。
3cm角の正方形は四隅が浮いちゃってますね……。ベストサイズは2cm角とみました!
2cm角のタイルを作ると決めたら、今度は1枚のCDからできるかぎり無駄なく、たくさん生み出したい。いろんな切り方を試して、最終的に落ち着いたカット方法がこちらです。
CD1枚から12個のタイル。端材も捨てずに取っておくと後で大活躍!
さらに、いろんな色がまじっていたらきれいかも? 試しに、ホログラムの盤面に水性の顔料マーカーを塗ってみました。
ピンクとブルーで塗り分け。ちゃんと光に色がつくかな?
理科の実験みたい
光を反射させると、マーカーの色がきれいに出ました。ついでに虹も。楽しい。
タイルができたら、接着作業にうつります。手芸マニアのみなさん、DIY愛好家のみなさんの間ではすっかりおなじみの接着剤、グルーガン。ガンタイプなので使いやすく、細かいところにもきれいにグルーを塗ることができます。
グルーを溶かして塗る「ホットグルーガン」
グルースティックとセットで使います
グルーガンにスティックを差し込んで電源を入れると、先端がどんどん熱くなって、とろとろの透明なグルーが出てきました。
透明のグルーが「こんにちは〜」
グルーは高温になっているので、うすいタイルをぎゅっと上から押さえると接着剤の熱が伝わってきます。くれぐれも、指のやけどにご注意を。接着力が強力だから、軽く素材を乗せただけでもちゃんとくっついてくれました。ホッ。
行き当たりばったりにタイルを貼りはじめて10分(ゴクリ……)。最初の1周をぐるっとして、さらに貼り進めます。と言ううちに1時間が経過。変だなあ。貼っても貼っても終わらないぞ……。やっぱりスイカ大は大きすぎたかなぁ。
ちなみに、作業自体はとてもカンタンなのですが、貼りながら少しずつわかってきたことが2つあります。
タイルとタイルのスキマはない方が美しく見えます。いっそ重なるくらいでもちょうどいい。スキマがあいちゃったところは、タイルを切った時に出た端材などで埋めればOK。
貼り進めるうちに気づきました。もしかして、球面のすべてを同じサイズの正方形のタイルで貼るのはムリなのでは…?
とにかく空いたスペースをタイルで埋めよう。それでいいのだ。なんとかなります(なりました)。
途中でお菓子を食べたり、ゴロゴロしたりしながら進めること3時間。ついに球面のすべてにタイルを貼り終わりました! 最終的に使ったCDの枚数は11枚。あとはボールの頂点部分に金具をとりつけて、紐をつければできあがりです!
つけた金具「洋灯吊20ミリ」
完成したのがこちら!
じゃじゃーん!!!
ゴツゴツとしたイカついミラーボールができちゃったな……。ほんとにちゃんと光る? まずは太陽の下で回してみます。
わああ! 光ってる! きれいだ!
なにより、ホログラムがきらめいて虹ができるところがステキ。ただの銀紙じゃこうはならなかったかも。
背後でバサバサと音がして、ふりかえるとカラスがあわてて逃げていくところでした。何ごとかと思うよね。ごめんね。今度から、悪さしたらコレを出すからね。
お次は部屋の中でも。
部屋の中もキラキラだ!
ライトのそばに吊るすと、こんな感じでレインボーな光が出現
自動で回すとなると、モーターが必要みたいなので今回は断念。個人的には、日のあたる場所に吊るしておくだけも大満足。即席のサンキャッチャーになって、お部屋のあちこちに虹がかかります。
午後3時、カーテンにゆらめく虹
想像以上に癒されるインテリアができました。太陽にあてる場合は集光しすぎないようにお気をつけくださいね。火の用心!
次はもっと小さなボールと細かいタイルで、プチミラーボールを作ってみたいな。あちこちにぶらさげたらきっとかわいいぞ。いらないCD・DVDがあれば楽しめるこのミラーボールづくり、ぜひお試しください!