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ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼い方とは? 初心者はここだけ押さえる!

スタッフ

カインズ How to ペット編

カインズ How to ペット編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」のペット関連のコンテンツを文字起こししています。

もっとも人気のペットトカゲといって過言ではないヒョウモントカゲモドキ。英名の「レオパードゲッコー」を略して「レオパ」の愛称でも親しまれています。

コンパクトなケージでも飼育でき、一人暮らしの方にもおすすめできるペットですが、お迎えするにあたっては知っておかなければならないこともあります。特に、爬虫類の飼育が初めての方にお届けしたい内容です。

この記事では、餌のやり方から飼育適温、日常のお世話、かかりやすい病気まで、レオパの飼い方を詳しく解説します。

ヒョウモントカゲモドキってどんな生き物?

和名 ヒョウモントカゲモドキ
英名 leopard gecko(レオパードゲッコー)
分布 アフガニスタン、インド、イラン、パキスタン
全長 18〜25cm
体重 55〜80g
寿命 10〜15年

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)は有鱗目(ゆうりんもく)トカゲ亜目ヤモリ科に属しており、大きく分類するとトカゲですが、細かく分けるとヤモリの仲間になります。

しかし、ヤモリは趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる器官を使って壁などをよじ登れますが、レオパには趾下薄板がありません。また、基本的にヤモリはまぶたを持たないのに対し、レオパはトカゲと同じようにまぶたを持ち、まばたきもできます。

ヤモリなのにトカゲに近い一面があるため、「トカゲモドキ」と呼ばれているのです。また、「ヒョウモン」とは豹紋のことで、体色にヒョウ柄の模様が見られることに由来します。

レオパは自切するヤモリ

夜行性のため日中は巣穴や岩陰などで休んでいます。日没後に活発になり、エサとなる昆虫や小動物など、飲み込めそうなサイズの生き物は積極的にハントします。

自分より大きなトカゲや鳥などが天敵で、危険を感じると尻尾をおとりにして逃走する「自切」をするのが特徴。尻尾は再び生えてくるものの、再生にはエネルギーを要するうえ、同じ形では生えてこないことが多いです。また、尻尾には栄養を蓄えておける貯蔵庫のような役割もあることから、自切行為は命をかけた生存戦略と捉えることもできます。

人の手で繁殖したレオパにも自切の本能は残っているため、ハンドリングする際には注意しましょう。

生まれるまでオスかメスか決まっていない

野生のレオパはオス1匹に対しメス複数匹の構成で生活しています。交尾は年に一度、気温が下がったときに行い、妊娠したメスは3~5ほどの卵を2週間~1か月ほどの周期で産卵します。

卵は約1~2か月かけて孵化しますが、性別は孵化にいたるまでの温度で変わるのが大きな特徴(温度依存性決定)。気温が29~33℃程度ならオス、それ以外ではメスが生まれる確率が高いといわれています。

赤ちゃんレオパは周期的に脱皮を繰り返し、約1年かけて大人になります。寿命は10~15年ですが、30年生きた個体もいるので、上手に育てれば長く一緒に暮らせます。

ヒョウモントカゲモドキの品種と値段

ヒョウモントカゲモドキの品種と値段

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)はさまざまな品種(モルフ)がおり、100種類以上のカラーバリエーションが存在するといわれています。

ここでは、主な体色・模様と販売価格の目安を紹介します。カインズが展開するpetsone(ペッツワン)で取り扱っているタイプもいるので、気になる品種がいればお気軽にお問い合わせください。

ノーマル

レオパードゲッコー ノーマル

黄色に黒い斑紋が入っている、ごく一般的なタイプです。流通量が多いため、5,000~8,000円とお迎えしやすい価格です。

ハイイエロー

レオパードゲッコー ハイイエロー

ノーマルよりも黄色の彩度が高い、または黄色部分が多いタイプです。改良種の原点ともいわれ、ノーマルタイプに次ぐ流通量です。店舗によっては1万円程度でお迎えできます。

タンジェリン

レオパードゲッコー タンジェリン

ハイイエローの選別交配で生み出された、オレンジ色が強いタイプです。斑紋が少ないのも特徴。価格は1~2万円が目安ですが、数が減ってきているため相場より高い店舗もあるでしょう。

アルビノ

レオパードゲッコー アルビノ

黒の色素が抑えれた、または発色しないタイプです。美しいと評判で、目安は3万円前後、より珍しいタイプだと6万円ほどで販売されていることもあります。

ブリザード

レオパードゲッコー ブリザード

レオパの代名詞ともいえる黒斑紋がないタイプです。通常の個体より色素生成が少ないために白化を起こしている状態です。目の上のブルーも特徴で、アルビノと同じく美しいと人気があります。2万円前後で取り扱われていることが多いです。

マック スノー

レオパードゲッコー マックスノー

レオパの原色である黄色が白に置き換わったタイプです。マックスノー同士を交配させると、白と黒のコントラストが非常に美しい「スーパー マック スノー」も生まれます。自動車のCMに起用されたこともあり、大変人気です。価格は1万5,000円~3万円が目安でしょう。

ブラックナイト

レオパードゲッコー ブラックナイト

フリーダーが15年以上の年月をかけて作り出したとされる、全身が真っ黒なタイプです。黒い個体を交配させ続けて生まれたもので、黒の密度によって価格が変わります。人気のブラックナイトは10~20万円以上することも。

ホワイトナイト

レオパードゲッコー ホワイトナイト

ブラックナイトとは反対に、全身が白いタイプの個体です。ブリザードとレイダーという品種を掛け合わせて生まれました。目が赤いのも特徴で、白肌×赤目を求めるレオパ愛好家から人気があります。価格は3万円台から売られていることが多いですが、真っ白なタイプになると10万円以上することもあります。

ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なもの

ヒョウモントカゲモドキの飼育に必要なもの

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)を飼育するにあたっては、次のものを用意しましょう。

  • 飼育容器
  • 床材
  • 水入れ
  • シェルター
  • 温度・湿度管理器具
  • エサ類

飼育容器

レオパは18~25cmにまで大きくなるため、飼育容器は中程度以上のサイズがよいでしょう。ヤモリのように壁をよじ登ることはない(できない)ものの、活発に動き回ることを考慮すると、立体的なレイアウトを組めるサイズが理想です。

プラスチック製、ガラス製、アクリル製の順で予算が上がりますが、予算があるならアクリル製がおすすめ。透明度や耐久性が高いうえ、軽量で扱いやすいでしょう。

お世話やメンテナンスのしやすさに着目すると、ドアが前開きになっているタイプが機能的です。レオパの目線に合うため、手を入れてびっくりさせることもありません。

床材

レオパは地表性のヤモリなので、床材は生活の質を左右するといっても過言ではありません。野生下では地面を掘って隠れることもあるため、故郷の環境に近い砂が適しているといわれています。

「砂なら近くの自然で採取できる」と考えるかもしれませんが、レオパにとって有害な菌が潜んでいる可能性もあるので、止めておいたほうが無難です。また、場所によっては勝手に掘ったり持ち帰ったりしてはいけないところもあり、トラブルの元になります。

砂の懸念点としてよく挙げられるのは、「フンが見えにくい」「掃除がしにくい」「誤飲の恐れがある」などです。これらを考慮して新聞紙やキッチンペーパーを使用する方もおり、妥当な選択肢といえますが、最近は安全性やメンテナンス性を考慮した専用の砂が販売されています。

水入れ

レオパの故郷は荒れ地ですが、とはいえ水は必要です。大きく深いお皿だと飼育容器内の湿度に影響する可能性があるため、適度なサイズの小皿を用意するとよいでしょう。

ただし、レオパが引っくり返せるような、軽いお皿はおすすめできません。水が床材に染み込むことで湿度を上げてしまうため、ある程度の重さがあるお皿が適しています。その意味で、下記はレオパの水飲み皿として人気の商品です。

シェルター

自然界のレオパは日中、岩の隙間や植物の影などに身を潜めています。飼育下で繁殖した個体でもこの本能は変わらず、隠れ家がないと不安になり、ストレスも溜まります。

おすすめは、身をすっぽり隠せるような、少し大きめのサイズです。また、岩のような、足掛かりのある高いシェルターを入れてやると、その上に登って楽しむ子もいます。シェルターの凹凸を利用して脱皮することもあるので、シェルター選びは重要です。

温度・湿度管理器具

レオパにとって日本の秋や冬は過酷であり、予想以上に体力を奪います。飼育容器内はレオパが快適に感じる20~30℃前後、湿度40~60%に保ってあげましょう。そのためにも、温度・湿度計は必需品です。飼育容器の側面に取り付け可能など、爬虫類専用に売られているタイプもありますが、温度・湿度を計るだけなら一般的な器具でも問題ありません。

保温器具としてよく利用されているのはパネルヒーターです。「シートヒーター」とも呼ばれ、飼育容器の背面に敷いて使用します。さまざまなサイズが販売されていますが、おすすめは床面積の1/2~1/3程度の大きさのものです。床全体を覆うサイズだとクールダウンできるエリアがないため、仮に温度設定が熱すぎた場合に避難する場所がありません。温度勾配に気を配れば、レオパはその時々に応じて快適なエリアへ移動できます。

ケージの上に設置するタイプのヒーターもあります。上空から空気を優しく温められ、一般的な保温球と違い光を発しないため夜行性のレオパに適しているでしょう。

エサ類

レオパは肉食なので、生きたコオロギやミルワーム、ミミズなどを与えるのが一般的です。生き餌を捕まえてきたり、自分で繁殖させたりする飼い主さんもいますが(コオロギの飼育は簡単? ペット・餌用共通の飼い方と注意点を解説)、初心者の方はペットショップや生き餌の専門店で購入するとよいでしょう。

昆虫と一緒に粉状のカルシウムやビタミンといったサプリメントも与えます。野生のレオパはさまざまな昆虫を食べ、昆虫が摂取していた植物も間接的に摂取することで栄養バランスを保っていますが、飼育下でのエサやりではどうしても栄養が偏りがちになるためです。

生き餌をつかむのにはピンセットを使います。昆虫をつかんだら、上からサプリメントを適量まぶしてから与えましょう。レオパが勢いよく食いついても怪我しないよう、ピンセットは先が尖っていないタイプがおすすめです。

生きた昆虫がどうしても苦手……という方は、レオパ専用の人工フードもあります。コオロギパウダーや魚粉、飼料用酵母、カルシウム、ビタミンなどが加えられており、栄養バランスが整っているので昆虫を与える必要がなくなります。ただし、レオパによっては好き嫌いがあったり、そもそも興味を示さなかったりと、餌付けに苦労する可能性はあります。

ヒョウモントカゲモドキの上手な飼い方

ヒョウモントカゲモドキの上手な飼い方

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)が元気で快適に過ごせるお世話の仕方を解説します。ちょっとした配慮でできることばかりなので、初心者の方でも迷うことなく実践できます。

エサの与え方

コオロギやミルワームといった生き餌をピンセットでつかみ、栄養補助剤をまぶして顔の前に持っていきます。与える量の目安は次の通りですが、個体差があるので日々お世話するなかで適量をつかんでください。

  • 赤ちゃん:毎日2~5匹
  • 幼体:週2~3回2~4匹
  • 成体:週2~3回4~5匹

なお、飼い始めの頃は環境に慣れていないせいもあり、ピンセットでつかんだエサに興味を示さなかったり、食べるのを拒否したりすることもあります。ピンセットでの給餌はレオパを飼う楽しみの一つですが、焦ってはいけません。しつこく与えるとストレスになるため、その場合は飼育容器内に生き餌を入れておくだけでOKです。お腹が減ったら食べてくれます。

人工フードは、すんなりと食べてくれない子も多いのが実情です。「お腹を空かせてから与える」「生き餌にまぶして味やにおいを覚えさせる」など、徐々に慣らしていきましょう。

水の与え方

できれば毎日、難しくても2~3日に1回は水を交換しましょう。その際に水入れ皿の汚れも落とすと清掃の手間を省けます。

もし水皿の水に興味を示さない場合は、飼育容器内を霧吹きで濡らしてみてください。自然界のレオパが岩や葉についた水滴を舐めているように、ガラス面などについた水滴から水分を摂取するでしょう。

レオパに直接かけると驚いて自切してしまう可能性もあるので、離れたところに吹きかけてあげてください。

掃除の仕方

レオパはやんちゃなので飼育容器内を結構汚します。放っておくとにおいの元になるため、汚れを感じたらすぐに掃除しましょう。

まず、床材に落ちている排泄物や食べなかったエサは毎日取り除くのが理想です。あまりに汚れが目立つ箇所は新しい床材に取り替えてください。

ガラス面やシェルターも結構汚れることが多いです。水垢やレオパのフンが付いていたら、頑固な汚れにならないうちにクリーナーなどで軽くふき取りましょう。ただし、シェルターは家庭用洗剤で洗ったり、タワシでこすったりすると材質が痛む恐れがあります。変形やひび割れで商品が駄目になることがあるため、材質をよく確認しましょう。

全体的に汚れやにおいがきつくなったら大掃除が必要ですが、自分のにおいがするものがなくなるため、レオパの落ち着きがなくなることがあります。できるだけこまめに、部分的に清掃してあげるのがコツです。飼育容器全体の掃除は、汚れ具合にもよりますが、3~6か月に1回程度で十分でしょう。

体調管理の仕方

レオパとの信頼関係ができたら、手に乗せての触れ合いが可能になります。頻繁に触るとレオパの負担になりかねませんが、スキンシップを通してレオパの体を観察することもできるため、たまには行うことをおすすめします。

色つやは悪くないか、爪がかけていないか、怪我はしていないかなど、日常的に観察することで異変に気づきやすくなるでしょう。

【注意】ヒョウモントカゲモドキの脱皮不全や病気

【注意】ヒョウモントカゲモドキの脱皮不全や病気について

ここでは、レオパを飼ううえで特に注意したい脱皮不全と、よくかかりやすい病気について解説します。「何日もぐったりしている」「前よりも尻尾が細くなっている」など、少しでも異変を感じたら獣医の診断を受けましょう。

脱皮不全が起こったら

レオパは成長するに伴い脱皮をしますが、まれに一部の古い皮が上手に剥がれないことがあります。これを脱皮不全といい、平たくいうと脱皮の失敗です。

原因は栄養不足やストレスなどが挙げられますが、意外な落とし穴が湿度不足です。ヒーターの設定温度が高く飼育容器内が乾燥するのは起こりがちなミスなので、湿度計にも気を配りましょう。

脱皮不全を放置すると血行不良が起こり、最悪の場合、壊死します。飼育適温が適切であればレオパが自力でなんとかするケースもありますが、4日ほど経っても脱皮が終わらない場合は手を貸してあげましょう。霧吹きやぬるま湯などで体表を湿らせたうえで、ピンセットや綿棒などで優しく取り除きます。ただし、難しいと思ったら無理をせず、動物病院に相談してください。

くる病にかかったら

くる病とはカルシウム不足が原因で骨が変形し、手足を満足に動かせなくなる病気です。爬虫類によく見られる病気ですが、人間もかかります。

くる病になったレオパは、体をブルブルと震わせたり、口をパクパクさせたりと挙動不審な動きを見せることが多いといわれています。食欲不振や活動の低下が見られることもあるでしょう。

自己診断は危険なので、爬虫理専門の動物病院に相談することをおすすめします。

クリプトスポリジウム感染症

クリプトスポリジウムという寄生虫による感染症で、罹患すると嘔吐や下痢、食欲不振などが起こり、最悪の場合死にいたります。食欲があるにもかかわらず痩せてきたり、食べたものをよく吐いたりする場合はクリプトスポリジウム感染症の疑いがあります。

汚染しているエサやほかの個体の便を介して感染するケースが多いため、繁殖を目的に多頭飼いしている方は注意してください。感染の疑いがある個体はすぐに獣医師に診てもらいましょう。

なお、人間に感染することは基本的にありませんが、万一を考え、レオパを触った後や飼育容器の掃除をした後は入念な手洗いが大切です。

細菌性口内炎(マウスロット)

マウスロットと呼ばれる細菌性口内炎になることも多いです。口の周りに粉チーズのような膿が見られることが多く、食欲が減退したり、口を上手に動かせなくなったりします。

原因として考えられるのは不衛生な環境、あるいは口内の傷です。どこかに顔をぶつけた際に口を切ることもあれば、給餌に使うピンセットで傷つく場合もあります。

自然治癒は見込めないので、速やかに動物病院へ連れていきましょう。多頭飼いしている場合は、ほかの個体へ感染する恐れがあるので隔離が必要です。

脱ヘミペニス

繁殖のために多頭飼いしている飼い主さんが注意したい病気です。爬虫類のオスにはヘミペニス(半陰茎)という独自の生殖器があり、交尾時には肥大して体外に露出しますが、何らかのトラブルで元に戻らなくなることがあります。

1週間ほど様子見し、それでも突出したままの場合は獣医師の診てもらいましょう。放置すると感染症になったり、うっ血して壊死したりと、大事になる恐れがあります。

ヒョウモントカゲモドキを繁殖させる方法

ヒョウモントカゲモドキを繁殖させる方法

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼い方に慣れてきたら、飼っている子の子どもも育ててみたいと思うようになるかもしれません。生まれてくる子の命にも責任を持てるのであれば、オスとメスの両方を飼って交尾させるのもよいでしょう。

ただし、レオパの繁殖にはちょっとしたコツがいります。無事に赤ちゃんレオパが生まれたとしても、幼体の育て方を知っていないとすぐに死なせてしまう恐れもあります。レオパが親子ともに元気に暮らせるよう、上手な繁殖のさせ方の基本を学びましょう。

クーリング(冬の疑似体験)をさせる

野生のレオパは気温が下がったときに交尾を行うため、飼育下でも低温にしてあげると冬を疑似体験し、繁殖行動を誘発させられます。といっても、急激に寒くしてはいけません。1~2週間かけて徐々に温度を下げ、18~20℃の状態を1か月ほど継続させましょう。この作業を「クーリング」と呼びます。

クーリング中は水だけを与えます。エサを与えると消化不良を起こす原因になるためです。絶食状態を乗り切るために、親となるレオパはある程度健康でなければいけません。普段から栄養バランスの良いエサを適量与えていれば大きな問題はないでしょう。

オスとメスをペアリングさせる

クーリング期間を終えたら、同じく1~2週間かけて徐々に温度を戻します。クーリング中に体色がくすんだようになる個体もいますが、飼育適温になれば元通りになるので心配はいりません。

オスとメスを同じケージに入れると、相性が良ければ初顔合わせで後尾が始まります(数分で終了します)。3日以上経っても交尾しないようであれば相性が悪いかもしれません。一度引き離し、しばらく経ってから同居させてみましょう。それでも交尾にいたらない場合や、喧嘩が起こる場合はペアを変えることをおすすめします。

交尾後のメスは別居させ栄養満点に

相性の良いオスとメスを同居させておくと交尾が続き、メスに負担がかかる恐れがあるので別居させてください。

メスは産卵に向けて栄養を蓄えなければいけない時期に入ります。質・量ともに高いエサを与えましょう。

抱卵したら産卵床を準備する

交尾後は7~10日間ほどでお腹に卵があるのを確認できるのが一般的です。これを「抱卵」と呼びます。抱卵期間は個体差があり、短ければ2週間、長ければ2か月ほど卵を抱えたまま産卵しません。

無事に産卵できるよう産卵床を用意してあげましょう。メスの体より少々大きめのタッパーなどが構いません。そこにバーミキュライトや赤玉土を入れ、敷き詰めたら霧吹きなどで湿らせます。外から丸見え状態だとメスが落ち着かないのでフタは締めますが、そのままだと入れないため、メスが通れる程度の穴を開けておくのがポイント。

産卵から孵化までの注意点

旺盛だった食欲がぴたりと止んだら産卵直前の合図です。一般的には、一度に2~3個の卵を産みます。産卵床ではなく、飼育ケージ内の隅や水皿の中に産み落とした場合は速やかに産卵床に移しましょう。その際は卵の上下を間違えることがないよう注意です。

今度は、産卵床にある卵を孵化床に移します。孵化床はプリンカップなどの小型の容器で構いません。産卵床と同じく床材を入れ、温度25~30℃、湿度80~90%の環境で管理します。湿度を保つにはフタをしたほうがよいですが、蒸れすぎるのもよくないため、通気性を確保する穴が必要です。

順調にいけば1~2か月で孵化します。赤ちゃんレオパが自力で外に出てくるのを待ちましょう。

赤ちゃんレオパの上手な飼い方

通常、生まれたばかりの赤ちゃんレオパはすぐにエサを食べません。卵黄の栄養が残っているので、エサの心配よりも温度・湿度管理に気を配りましょう。生後1~3日すれば脱皮を終え、まずは脱皮した皮を食べます。生き餌などを与えるのはその後です。

成体と違って大きなエサは食べられないので、赤ちゃんレオパの体の半分ほどのコオロギやミルワームを毎日与えましょう。コオロギなら2~5匹、ミルワームなら5~10匹が目安です。もちろん、この時点から専用フードで餌付けしても構いません。

生後3か月ほど経ち、体が大きくなってきたら、様子を見ながら徐々にエサの回数を減らして構いません。目安として、生後半年ほどで週に2~3回です。1年も経てば立派な大人に成長します。

【よくある質問】ヒョウモントカゲモドキの飼い方Q&A

【よくある質問】ヒョウモントカゲモドキの飼い方Q&A

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼うにあたってよく頂く素朴な質問にQ&A形式でお答えします。

Q.照明器具は必要でしょうか?

A.必要不可欠なアイテムではありません。

まず、夜行性の爬虫類に紫外線は不要だという意見があります。しかし、野生のレオパが一切の紫外線を浴びてないと考えるのは不自然です。明け方や夕方に微量の日光を浴びている個体は目撃されており、生命活動に必要だからそうしているのでしょう。

したがって、照明器具を積極的にそろえる必要はありませんが、UVA(波長が長い紫外線A波)をナチュラルに照射できるライトならあってもよいでしょう。

ただし、アルビノなど黒の色素が減退している品種に当てると視力に悪影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。

Q.トイレのしつけは可能ですか?

A.可能です。トイレにしてほしい場所にフンを置き、においを覚えさせる方法が一般的です。違う場所に排泄した場合は、消毒用のアルコールなどでにおいを消しましょう。

根気が必要な作業ですが、どちらにしろ、排泄物の掃除は毎日あるいは2日に1回ほど行うのが適切です。好ましくない場所にあるフンは、掃除のたびに定位置に置きましょう。

Q.ハンドリングで自切してしまいました……

A.再生はしますので大丈夫です。

なお、レオパはハンドリング可能な爬虫類ですが、喜んで人間に触られているとは限りません。気が立っているときに触られるとストレスになりますし、急に上からつかまれたら生命の危機を感じるほど驚くこともあります。

自切はレオパにとっても負担が大きい行為なので、飼い主さんに慣れていない段階でのハンドリングは控えましょう。ある程度の信頼関係ができても、お腹の下にそっと手を差し込んで乗せるなど、配慮が必要です。頭を触るのも嫌がることが多いので止めましょう。

なお、赤ちゃんレオパは臆病で体も弱いため、生後半年くらいまでは触らないほうが無難です。

ヒョウモントカゲモドキは個性たっぷりのかわいい子!

ヒョウモントカゲモドキは個性たっぷりのかわいい子!

レオパは基本的に穏やかでおとなしく、鳴きもしなければにおいもしない飼いやすいペットです。信頼関係ができれば、鑑賞だけでなく触れ合うことも可能です。初めて爬虫類を飼う方にはぴったりでしょう。カインズが展開するpetsone(ペッツワン)でもお世話しているので、お迎えしたい方はお気軽にご相談ください。

性格は優しい子が多いですが、実は個体によりさまざまです。好奇心旺盛な子もいれば、臆病でじっと様子を伺っている子もいます。また、非常に人懐っこい様子を見せることもあります。

我が子はどのような性格か、一緒に暮らすうえで性格を理解し、その子に合わせた飼育環境を整えてあげることも、飼い主さんの務めであり、楽しみであるといえるでしょう。

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