手袋1つで家中お掃除「そうじの神様おそうじミトン」がズボラ向けで優秀だった!
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今年も節分の季節がやってまいりました。節分といえばなんでしょうか? 恵方巻? イワシの頭? いやいや、節分と言えばやっぱりアレでしょう……。
そう「鬼は~そと!福は~うち!」と叫びながらやるアレです。やはり「豆まき」ですよね。
一般的な豆まきのイメージ
豆まきと言えば、鬼に扮した父さんお母さんを子供たちが豆を投げて退治! 大成功! といった形で「家族で楽しむ」ことが多いのではないでしょうか。
しかし筆者は大学生の一人暮らし、豆まきに付き合ってくれるような友人もいません。なんとか一人でもできないものか…‥。
うーん、豆まきに必要なものといえば、豆、豆を投げる人、退治される鬼……ん? 「鬼」を作ってしまえばいいのでは???
とはいえ、ただ鬼を作って豆を投げても楽しくありません。せっかくなので今までに見たことがないような鬼をDIYしたいところ。
こういうことです
見たことがないと言えばみなさん、節分の豆まきで鬼が勝った場面を見たことがありますか? ありませんよね??
いつも豆を投げられて、一方的に退治されてしまう鬼はとてもかわいそう。なので、今回は投げた豆を避けてしまう強キャラな鬼を作ってみたいと思います。(※強キャラな鬼:あからさまにつよい鬼のこと)
頭の中でハイパー適当に設計し、必要な部品を考えます。
レール上の鬼をモーターで引っ張ることで左右に動かせるはず!
次に材料の買い出しです。自転車で大きな材料を持ち帰るのは大変なので今回はカインズのオンラインショップを利用しました。
この部品、普通ホームセンターには売ってないのでかなり驚きました
オンラインショッピングでは、寸法などを詳しく確認しながら買い物ができるのでとても便利です。店舗に定規やノギスを持ち込んで、あちこち測って不審者に間違われることもありません。
あれこれ部品をカートに入れ注文!
支払いはクレジットカード払い、コンビニ支払いが可能でした。カードを持ってない貧乏学生にはありがたい。届くまでの間に3Dプリンタを使って残りの部品を作っておきます。
注文した商品も到着し、すべての部品が揃いました。
まず鬼をスライド移動させるための機構を作ります。
今回使うのはこの「アルミフレーム」という商品。アルミの棒に溝が彫られていて、簡単に骨組みなどを組むことができます。
さきほどのフレームの形に合わせて、3Dプリンタでこんなパーツを作り
接着剤で鬼の顔をとりつけ……
フレームに通すことで鬼をスライドする機構ができます
自立するようにネジでフレームどうしを固定
鬼を動かすためのモーターも固定。今回は鬼を高速で動かすために、強力なDCモーターを使います。
鬼を引っ張るゴム製のベルトもセット
モーターを動かすための電子回路も製作。強力なDCモーターを、通常の3倍の電力で動かすことにより、爆速で動く鬼を実現できるはずです。
顔だけ動くのはシュールすぎるので、胴体もちゃんと作りました
完成!!
見れば見るほどシュールですね。鬼以外があまりにも無機質ですが、性能のためなので仕方ありません。結構かわいくできましたね。
対決のため、大量の福豆を用意しました。絶対に勝ちます。
いっぽうの鬼は、大量の豆を前にしても余裕の表情。ここは豆をぶつけて派手に退治してやりましょう!!
「鬼はーそと!福はーうち!」と叫びながら豆を投げつけると……。
避けられた!?
そんなはずは……もう一度スローで見てみましょう。
やっぱり避けられてる〜〜〜!!
豆が投げられると同時に鬼が横スライドし、完璧に豆を回避しています……。こうなったら全力で豆を投げてぶつけるしかありません、うおおおお!!
鬼はそと! 鬼はそと! 鬼はそと! 鬼はそと!
福はうち! 福はうち! 福はうち! 福はうち!
ハァ……ハァ……
次々と豆を投げても、すべて避けられてしまいました。まずい、このままでは歴史上初めて節分の豆まきで鬼が勝つという事態になってしまう……。
豆が当たらないので鬼は調子に乗って、反復横跳びのような動きでこちらを挑発してきます。
……
カチャッ……
カチャカチャッ…… (豆を感知するセンサを取り外す音)
ガバッ
どっっしゃぁああああん!!
盛者必衰
ということで無事に鬼を退治できましたね! みなさんも自分で鬼をDIYして節分を楽しんでみてはいかが?
戦いで部屋に散らばった豆は、負けた鬼に片づけてもらいました。
めでたしめでたし。