ニチニチソウの寄せ植えに合う花は? おしゃれな配置や管理方法を解説
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いつの間にかキッチンの排水口に溜まってしまうヌメリ。これはバクテリアなど目に見えない微生物が分裂して増殖する際に、粘着性のある物質を出すことで生まれる。
バクテリアは水分や油分、または食材などから栄養を摂取しているため、キッチンのシンクはどうしてもヌメリの温床になりやすい。
ヌルヌルと粘着質で掃除がしにくいことに加え、不快感も伴うこのヌメリ取りを安価で解決してくれるのが「排水口ヌメリ取り剤 C-1515」だ。
発売元は大阪府で唯一の「村」に本社を置く不動化学株式会社だ。代表取締役社長の眞田和義氏に、このアイテムのストロングポイントをまず聞いた。
「排水口ヌメリ取り剤 C-1515は塩素の力でバクテリアを抹消させるタイプの商品です。有効塩素を減らし安定剤を入れることで、分解ガスが出ないように設計。臭いも少なくしたところが主婦層に支持を得ています」
有効塩素を減らした低濃度ながら、最大限高めた殺菌力も人気の要因だ。さらにローコストを実現した点も魅力となっている。
「かつてヌメリ取り剤はおしなべて高価でした。100円均一などには排水口のヌメリ取り剤はなかったので、参入するチャンスなのではないかと開発に着手しました」
こうして、除菌、消臭、清浄、防汚の1つで4役を担うヌメリ取り剤「排水口ヌメリ取り剤 C-1515」の開発が始まった。
大阪府内の村にある不動化学株式会社。和歌山や奈良にも近い
開発当初で苦労したのは、塩素対策だった。
「塩素の強い効能によって、インクが飛んで説明の文字が消えてしまったり、止めている接着剤も弱くなってしまったり…。化学薬品への耐性があるパッケージを探すのに非常に苦戦した記憶がありますね」
また発売当初、容器と紐は一体型にして販売していたが、ストレイナー(シンク下の網状の器具)のサイズが家庭ごとに異なることで使い勝手が悪かったり、「使いにくいから別々にして欲しい」という意見が届いたりしたことで別々にすることに。
「紐についても実は改善を重ねています。というのは、塩素によって紐も劣化してしまうからなんです。実験を繰り返し行い、塩素に強い紐を見つけ出すことに大変苦労しました。また紐を別々にしたことでご家庭の様々なストレイナーに使用していただくことができ、結果的にいい決断になったと思っています」
変えるべきところは徹底的に手を加えながら、変えない方がよいところはそのままにしている。パッケージデザインについては発売された90年代からほとんど変えていないという。
「ありがたいことに多くの消費者の方々にパッケージデザインを認知していただいており、それは財産だと考えています。商品が乱立する売り場において、私どもの商品だと理解してもらうため大幅なデザイン変更は避けています」