車の下から飛び出し選手権 全国大会2023
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目次/ INDEX
「庭にウッドデッキを作って、子どもたちとおうちキャンプを楽しみたい」
「ウッドデッキを自分でDIYしたいけど、初心者でもできるものなの?」
「材料や道具は何を揃えれば良いの?」
おうち時間が増え、DIYに興味を持ち始めている方も多いはず。「素敵な庭をつくりたい」「憧れのウッドデッキを作りたい」そうは思っても、材料や道具を揃えたり図面を作ったり、なんとなく「難しそう・大変そう」というイメージがあって、踏み出せないでいるのではないでしょうか?
お庭にウッドデッキがあれば、家族と一緒におうちキャンプやバーベキューを気軽に楽しめますし、椅子とテーブルを置いてお茶やランチをするだけでも、非日常感を味わえてワクワクすること間違いなし。
この記事では、初心者の方でも失敗せずにウッドデッキを作る方法を解説していきます。家族との憩いの場となるような、素敵なウッドデッキをDIYで手に入れましょう。
まずウッドデッキをDIYする上で、基本的な構造を知っておきましょう。
ウッドデッキの構造は大まかに3つの部分にわかれています。
<基礎となる部分>
<骨組みとなる部分>
<仕上げ材となる部分>
どれも安全にウッドデッキを使用するために大切な部材・部分となりますので、しっかり理解しておきましょう。
基本構造の次はウッドデッキづくりに必要な材料・道具を確認していきます。
ウッドデッキの基礎となる束石ですが、大きく分けて2種類にわかれます。
天然木か人工木を選ぶことができ、それぞれ特徴が異なります。
下穴を空けずに木材を固定できるコーススレッドタイプ(先端が尖っていて、幅広で深いネジ山をもつビス)がおすすめです。コーススレッドは木工用のビスで、木材などの材質に自ら食い込みながら打ち込まれるためDIYにピッタリです。
その他、軍手やゴミ袋、延長コード(電動工具の電源確保)、防じんマスクや掃除用具があると便利なので用意しておきましょう。
「一から材料も道具も揃えるのは大変そう…」という方は、市販のウッドデッキのキットを購入し、組み立てるのがおすすめです。
必要な部材は揃っているので、説明書通りに組み立てていくだけでウッドデッキがDIYできます。キットは人工木(樹脂木)製のものが多く、お手入れが簡単で耐久性が高いのもおすすめの理由の1つです。
【SU】人工木ユニットデッキ 0.75坪セット BR
サイズや色もさまざまあるので、自宅や庭に合うものを選びましょう。階段や手すり、コーナーを拡張できたり、自由度も高いのでぜひ挑戦してみてくださいね。
材料や道具が揃ったら、さっそくウッドデッキをつくっていきましょう。完成までの6ステップを詳しく解説していきます。
まずはどのくらいのサイズで作るのか、横幅、高さ、奥行きを決めましょう。実際に庭に面した窓のサイズを測ったり、庭の写真を撮って、そこにウッドデッキを描き加えてイメージしたり、階段を設置するのかどうかなども踏まえて決めていきます。
画像のように真上から見た図面と、横から見た図面も用意すると良いでしょう。束柱の間隔は600~900mmごと、根太の間隔は900~1,200mmごとにします。
また、材料の拾い出しもここでしておきましょう。例えば、300mmの高さのウッドデッキを作る場合、束柱のサイズは束石の高さと床板の厚みを引いたものになります。
他の部材も、完成サイズから厚みや高さを引いたものになりますので、あらかじめ計算してどのサイズが必要か、何枚・何個必要か書き出しておきましょう。
作るウッドデッキのサイズや部材の個数ががわかったら、必要な材料や道具を揃えていきます。
近くにホームセンターがある方は直接購入しても良いですし、近くにない方はオンラインショップを利用しながら間違いのないように揃えていきましょう。また、もしものときに備えて予備の部材や部品も購入しておくと安心です。
材料が揃ったら、図面を見ながらまず根太を仮置きしていきます。大人3~4人で協力しながら作るとスムーズに組み立てられます。
水平器とメジャーを使いながら、根太の高さが水平か・四隅は直角になっているかをしっかり確認し、ビス止めして組み立てましょう。ここでナナメになっていたりズレがあるとウッドデッキの見栄えや完成度にも影響が出てしまいますので、慎重にあせらず組み立てるのが重要です。
根太を組んだら、束石と束柱を根太にビス止めしていきます。まず束石を等間隔に並べ、床板の厚みを考えながら組み上がった根太をデッキの高さまで上げて設置します。水平器を使い水平になるよう確認しながら、調整していきましょう。
地面に束石を固定したら四隅に束柱を立てます。この時、束柱をそのままフェンスの支柱にできるよう長めに立てましょう。
四隅に束柱が設置できたら、残りもズレのないように固定していきます。すべての束柱が設置できたらウッドデッキの土台部分は完成です。
土台ができたら根太に床材を張っていきます。床材は家側から順番に張っていきますが、雨水がたまらないように、1枚ごとに3~5mmほどのすき間を空けて張っていきましょう。
根太が通る場所にビスを打ち、固定していきます。キレイなウッドデッキを作るために、ビス打ちの位置や板のすき間は均一に揃えるのがおすすめです。
フェンスの支柱と干渉する部分はノコギリでカットしていきますが、幕板をキレイに取り付けられるよう、根太より床板が50mmほど張り出すようにしましょう。
樹脂木を使っている方・フェンスや階段を取り付けない方はここで完成になります。お疲れさまでした。
床材や幕板をすべて取り付けたら、フェンスや階段を取り付けていきます。もし取り付けない場合は、次のステップ6.塗装するをご覧ください。
フェンスの取り付けはとても簡単で、あらかじめ立てていた支柱に笠木や板材を張るだけでOKです。大抵の方は掃き出し窓の高さに合わせてウッドデッキの高さを設定したと思いますので、地面から500~600mm程度の高さになります。
使いやすさも考えて3段はほしいので、段差は150~200mm程度を目安にすると良いでしょう。簡単に済ませたい方は、既製品の階段を設置するのもおすすめです。
最後に木材の保護のために塗装をしていきましょう。塗料の選び方と、塗装の仕方を見ていきます。
人工木の場合、基本的に塗装は必要ありませんが、どうしても紫外線で色合いが劣化してしまいます。そこで「保護剤」を塗ることで紫外線をカットし、色もちを良くすることができます。
ただ、人工木に塗れる塗料は少なく、カインズが販売している「人工木・アカシアデッキ保護剤」とBAN-ZI社の「ALL WOOD」という塗料の2種類しかありません。カインズの保護剤はクリアで元々の木目を残したまま塗ることができますが、ALL WOODは造膜タイプで木目が塗りつぶされてしまいます。どんな仕上がりにするか、あらかじめ決めてから購入するようにしましょう。
また、天然木の場合、雨風で劣化しやすいため定期的な塗装が必要になります。完全に傷む前に塗装することで耐久性もアップするので、忘れずに行いましょう。
どの塗料でもキレイに塗ることができますが、おすすめは「クレオパワーEX」という商品です。シリコン樹脂配合で木に浸透し、防腐・防虫・防カビ・防蟻効果が得られます。
最適な塗料が選べたら、手順に沿って塗装していきましょう。
床面やフェンス、階段など塗装面をキレイにしていきます。ブラシや柔らかい布で汚れやほこりをしっかり拭き取りましょう。
サンドペーパーやヤスリなどを使って、ザラザラしている塗装面をキレイに磨きます。ハンディタイプの電動サンダーがあれば、ラクに磨くことができます。
磨いたあとはよく乾燥させ、塗料がつかないように、外壁や窓ガラスやサッシなどを養生シートなどで養生します。
ハケなどを使い、木目に沿って塗料を塗っていきます。塗る前に塗料をよく混ぜて、ムラのないように塗っていきましょう。また、念の為マスクや手袋をつけて作業するようにしてください。
素敵なウッドデッキが作れたら、あとは家族と一緒におうちアウトドアを楽しむだけです。ここではおすすめのウッドデッキ活用方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
グランピングのようにゆったり楽しめるのが、おうちキャンプの良いところ。計画を立てたり予約をしたりしなくても、気軽に始められるのでストレスなく楽しめます。テントなどキャンプ用品を準備して、キッチンで料理を作ればすぐ始められる上、片付けも簡単です。
車を運転する必要ももちろんないので、遊んでる子ども眺めながら、のんびりお酒を飲むこともできます。
おうちバーベキューもウッドデッキがさらに楽しくなります。おうちキャンプと同様に、計画を立てなくても始められて、飲み物を冷やしたり食材の下処理をしたり、準備もすべてキッチンでできるのでとてもお手軽です。
バーベキュー場に着いてから「忘れ物をした」ということがないので、まったり準備しながら楽しむことができます。防火対策やご近所への煙対策などはしっかり行い、トラブルのないようにしましょうね。
「子どもたちのためにプールや海に連れて行ってあげたい」とは思うものの、ご時世的に難しかったり、年齢的に危なくて断念している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなとき、おうちプールが活躍します。ビニールプールを用意するだけで気軽に遊べますし、家の中からでも様子を見守れて安心。人目も気にせず遊べるので小さなお子さんのプールデビューにもピッタリです。
「キャンプやバーベキューは準備に時間がかかる…」「もっと手軽に楽しみたい」という方は、ちょっとしたアイテムを加えるだけでも素敵空間に。
<電球・ランタン>
<オーニング>
<ガーデニングチェア・テーブル>
ぜひ理想のウッドデッキのある暮らしを楽しんでくださいね。
ステップ6でも少し説明しましたが、ウッドデッキは定期的なお手入れが必要です。ここではその方法をご紹介していきます。
自然な風合いで人気の天然木ですが、人工木と比べると天気や気温によって劣化が進みやすいです。雨が続くと水分を吸収し、膨張して腐りやすく、晴れの日が続くと乾燥して縮み、割れやすい特徴があります。
木材の種類や前回使用した塗装剤によっても耐久性は異なりますが、せっかく作った素敵なウッドデッキを長持ちさせるために、しっかりお手入れしていきましょう。
基本的なお手入れ方法としては、ホウキやブラシでほこりや汚れを取り、汚れがひどいときは中性洗剤を使いながら掃除します。
デッキ材を良い状態で保つため、1年~2年位の間隔で定期的に保護塗装をし直すようにしましょう。
塗装面がはげてきたら、再塗装の合図です。もちろん塗装面がはげるまえに再塗装してもOKです。耐久性が上がり腐食を遅らせることができます。
人工木は耐久性が高いため、天然木のように大掛かりなお手入れは必要なく、普段の簡単なお手入れだけで済みます。定期的にホウキやブラシでほこりや汚れを掃除するだけでOKです。
気になる汚れがある場合、中性洗剤を使い、ブラシや雑巾、柔らかいタワシなどで掃除します。デッキの木目に沿って、なるべくやさしく拭き取りましょう。
力強くこすったり、ステンレス製のブラシを使用したりすると、デッキ材が傷つくことがあるため注意が必要です。それでも取れない汚れや、傷がついてしまった場合、ヤスリやサンドペーパーでこすって落としましょう。
また、プランターやインテリアを同じ位置にずっと置いている場合、雨水やホコリが溜まって劣化することがあります。カビやコケが生えたり衛生的にも良くないため、定期的に位置をずらしたり、1,2ヵ月に1度は掃除するようにしましょう。
いかがでしょうか?一見難しそうなウッドデッキのDIYですが、材料や道具をしっかり準備して、1つ1つ丁寧に作業していけば初心者の方でも簡単に作ることができます。
ただウッドデッキは作って終わり、ではなく定期的なお手入れが必要です。素敵なウッドデッキを長くキレイに使うために、こまめに掃除や保護塗装をしたり、大切に使うようにしましょう。
家族と一緒に楽しみながら、素敵なウッドデッキ生活を送ってくださいね。