私たちは「正しい消毒」ができていなかった? 研究歴30年超えサラヤ所長「手を振って乾燥はNG」
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寒い時期に欠かせない、セーターやカーディガン、マフラーなどのニット製品。毎年お気に入りのものを身につけたいと思っても、いつのまにか毛玉やシミができていたり、シワやヨレが気になる…ということが多いと思います。
ニットを長持ちさせるために、この記事では日頃からできるお手入れ方法を解説。なるべく生地が傷まないようなホームクリーニング方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ニットを着たあとは次の4つを心がけましょう。
それぞれ詳しく見ていきます。
着用後ブラッシングすることで汚れやホコリを払い、摩擦で絡まった繊維をほぐす働きがあります。ブラシでニットの毛並みを揃えると毛玉ができにくくなるため、毛玉予防にも効果的です。ブラシのかけ方は、強くゴシゴシ動かすのではなく、優しく一方向にかけるようにしましょう。ブラシは馬毛など天然毛でできているものを選んでください。洋服用のブラシを1本持っておくと、ニット以外にもコートやスーツにも使えるので便利です。
ブラッシングの他にも、一度着たあと数日休ませると毛玉ができにくくなりニットが長持ちします。毛玉の主な原因は「摩擦」です。連続して着用すると繊維が摩耗しやすくなるため、寒い時期は毎日ニットを着たくなると思いますが、何着か用意してローテーションを組むのがおすすめです。
ニットを着たあと、すぐ畳んで収納するのではなく一旦ハンガーにかけ、一日着用した湿気をとるようにしましょう。ハンガーにかけたままブラッシングするのもおすすめです。長くかけたままにすると型崩れしてしまうため、ブラッシングのあとは畳んで収納するようにしてください。
毛玉ができたりシミがついてしまったらすぐ取り除くようにしましょう。毛玉は狭い範囲であればハサミで切るのがおすすめです。このとき生地に穴を開けないように注意してください。よく手でちぎって取ってしまう人が多いと思いますが、繊維が引っぱられて毛玉が再発しやすくなってしまうため、必ずハサミや専用の毛玉クリーナーを使うようにしましょう。
シミは次の手順で取るのがおすすめです。
洗濯機で洗う際は、事前に洗濯表示タグを確認するようにしてください。素材によってはホームクリーニングできない場合があるため、その際はクリーニング店でのシミ抜きを検討しましょう。軽度のシミであれば、ティッシュやタオルで汚れを拭き取ったあと、水ですすいで乾かすだけでも大丈夫です。
何度か着用し、シワが気になってきたらアイロンの蒸気をかけてシワを伸ばすのがおすすめです。直接アイロンを生地に当てるのではなく、あくまでも蒸気だけをかけるように少し浮かしてを当て、やさしく生地を引っ張って形を整えます。蒸気をかけたあとは、水分が飛ぶまで乾かしてください。
蒸気には汗のニオイを分解する働きがあるため、消臭スプレーと合わせて使うとより効果が期待できます。アイロンがない方は、ニットに霧吹きをかけてドライヤーの温風を当てるのもおすすめです。
気になるシミや汚れがついてしまったときは、洗濯するようにしましょう。頻繁に洗うと生地が傷んだり型崩れすることがあるため、1シーズンに1〜2回ぐらいが目安です。ここでは自宅で手洗いする場合と洗濯機で洗う場合の方法を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはニットの洗濯表示タグを確認し、自宅で洗濯できるのかチェックしましょう。洗濯できる場合でも、手洗いのみOKのものと洗濯機使用OKのものがあります。ウールやカシミヤなどの素材のニットは洗うと縮んだり生地が傷んでしまうことがあるため、クリーニングに出すのがおすすめです。
手洗いする場合は、次の手順で行いましょう。
平干しの際は、次のようなネットを使うと乾きやすくなり、型崩れ予防にもなるのでおすすめです。
洗濯機でニットを洗う場合は次の手順で行いましょう。
洗濯槽にあらかじめぬるま湯を入れて洗うと、汚れが落ちやすくなります。もし脱水が30秒で足りない場合は、10秒ずつ伸ばして型崩れやヨレていないか様子を見ながら行いましょう。
ニットを洗濯する際はおしゃれ着用洗剤を使うのがおすすめです。ヨレやシワ、型崩れを予防・ケアしながら洗うことができます。合わせて柔軟剤も使うとふんわり仕上がります。
おしゃれ着用洗剤と合わせて、必ず洗濯用ネットに入れて洗濯しましょう。畳んだニットより一回り小さいネットを使うと、型崩れやシワ・ヨレ、毛羽立ちなど予防できるのでおすすめです。
脱水が終わったらすぐネットから出し、日陰で平干ししましょう。長時間直射日光に当ててしまうと、生地が焼けたり色あせてしまったりするため注意してください。十分平干ししたあとは、シワを伸ばすときと同じようにアイロンの蒸気を当てて、やさしく生地を引っ張りながら形を整えましょう。
暖かくなり、ニット製品などの冬物と夏物を衣替えする際にも注意が必要です。適当に冬物をしまってしまうと、虫に食われたりシミや汚れ・カビなどの原因になってしまいます。来シーズンもキレイに着られるよう、あらかじめ次のポイントを確認しましょう。
いかがでしょうか。ここまでお気に入りのニットを長持ちさせるお手入れ方法や自宅での洗濯方法について紹介してきました。ぜひこの記事を参考に、着用したあとブラシをかけたり同じニットは日を置いて着たり、洗濯表示タグに沿って手洗い・洗濯機洗いをしてみてください。衣替え前にはクリーニングに出したり虫干しするなどしておくと、来シーズンもキレイに着ることができ長持ちします。
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