リュックの洗い方は? 洗濯機・手洗いで洗う方法と注意点
リンクをコピーしました
一口にバーベキューといっても、楽しみ方はさまざまです。大人数でワイワイやるバーベキューもあれば、ソロや少人数でのんびりと食事するバーベキューもあります。キャンプでは、バーベキューだけでなく焚き火を楽しむこともあるでしょう。
そこで大切なのが、バーベキューコンロの選び方です。シチュエーションに合っていないものを選ぶと、満足のいく料理ができなかったり、準備や後片付けに手間ばかりかかったりする恐れがあります。せっかくのバーベキューを残念な1日にしないために、失敗しないバーベキューコンロの選び方を紹介します。
まず決めたいのはバーベキューのスタイル。ここでいうスタイルとは「火起こしや料理をどのように行うか」です。
バーベキューの王道ともいえる立食スタイルなら、組み立て式の「スタンド型」を選ぶとよいでしょう。ポピュラーなタイプなので商品数が多く、価格帯を含めて幅広い選択肢があります。高さは60~70cmが一般的で、可変式の商品も販売されています。
なかには組み立てるのが面倒な商品もあり、注意が必要です。できるだけ手間をかけたくない方は、ワンタッチで完成する『6932BR』がおすすめです。
ガタつきを押さえるためのアジャスターも付いており、足場が悪い河原などでも活躍します。また、ロータイプにもできます。
高さを調整できるタイプとしては、カワセの『BUNDOK(バンドック)』も人気です。36cmと70cmの2段階に調整可能で、椅子に腰掛けながらの調理もできます。
バーベキューコンロをテーブルや地面に置き、椅子に座りながらのんびりと料理するなら、卓上型のコンロを選びます。セッティングや後片付けが楽なコンパクトタイプが主流で、焼き面は狭くなりがちですが、ソロや少人数のバーベキューなら問題にならないでしょう。
たとえば『角型七輪 KS-3723』は、網サイズ32.5cm×18.5cmで、大きめのエビが5~6匹乗るくらいの大きさです。
収納・持ち運びに特化して開発された『持ち運びに便利な折りたたみ卓上コンロ』もおすすめです。本体を広げてストッパーをかけ、灰受け・ロストル・取っ手をセットするだけで完成という手軽さです。重さは約1.8kgなので、軽々と持ち運びできます。
屋外のアクティビティとして焚き火やキャンプファイアーも楽しむなら、焚き火台型のコンロを選ぶと便利です。焼き網やゴトクを取り外せば、焚き火台に早変わりします。通常のバーベキューコンロと違い、薪を使用できるのが大きな特徴です。
ロゴスの『the ピラミッドTAKIBI L』は、自然にやさしい灰受け皿付きなのがおすすめポイント。直火禁止のキャンプ場でも使用できます。耐荷重性能も優れているのでダッチオーブンも直置き可能です。魚などの串焼きを楽しめる串焼きプレートも付属しています。
組み立てが難しそうに見えて、実は主要パーツは6個のみ。重ねるだけで完成するので、バーベキュー慣れしていない方でも数十秒で組み立てられるでしょう。
日本のバーベキュースタイルはいわゆる「焼き肉」ですが、本場アメリカンスタイルは焼き物だけでなく、燻製やローストチキンなども楽しむのが一般的です。一家に一台あるとまでいわれているのが、コンロと蓋が一体型になったタイプ。火が通りにくい分厚いステーキなども簡単に調理できます。
アメリカを代表するグリル型コンロ・ウェーバーの『オリジナルケトル』は、計算され尽くした熱循環とおしゃれなデザインが特徴です。温度計をはじめとする便利機能付きで、調理がより楽しく・楽になるでしょう。
ホストが多くのお客さまをもてなすような、まさにアメリカ式のバーベキューを楽しみたい方におすすめできる大型コンロです。蓋付き・テーブル付きなので、焼き物やオーブンなど料理のレパートリーが大幅に上がります。キャスター付きで移動させやすいほか、炭受けは取り外し可能なので、片付け時も簡単です。
シチュエーションにぴったりのバーベキューコンロを選ぶために、スタイル以外の視点も取り入れましょう。具体的には、次の5つです。
参加者の数に合わせてバーベキューコンロを選ぶと、調理が追いつかなくなったり、逆に焼きすぎたりといった失敗を防げます。4~5人程度で楽しむなら小さなものでも構いませんが、少し余裕を持たせて使うなら、6~7人用のものを選ぶとよいでしょう。
引き出し式の炭受けが付いており、炭の継ぎ足しが簡単な『STT-6632』です。6~7人用ですがコンパクトな設計で、高さもハイタイプ(約70cm)とロータイプ(約34cm)の2段階に対応しています。
10人規模でバーベキューコンロを囲むなら、「スタンド型」の項目で紹介した『BKM-6932BR』のLサイズがおすすめです。
少人数やソロキャンプの場合は、コンパクトなボディかつ多機能な『丸形ミニバーベキューコンロ』が人気です。
(約)直径30cm×高さ41cmの小ぶりなサイズなのに、容量は約14L。焼き料理もスモークもでき、温度計も付いています。バーベキュー初心者の方でも安心して扱えるでしょう。
焼き肉だけでなく、蒸したりスモークしたりと料理の幅を広げたい方は、蓋付きのバーベキューコンロがよいでしょう。蓋があることでオーブンと同じ仕組みになり、食材の水分が循環してジューシーに仕上がります。カット前の分厚い塊肉でスペアリブを作るなど、豪快なバーベキューも楽しめるでしょう。
蓋付きバーベキューコンロといえば、バーベキュー愛好家からの評価が高いウェーバーは検討したい一品。洗練されたデザインと印象的な色味、コンパクトボディが人気です。持ち運びや収納に困らないため、都心暮らしの方に特におすすめできるバーベキューコンロです。
同じくウェーバーで、温度計の付いたNewバージョン『ジャンボジョー』も人気が高い商品です。横幅47cmと『スモーキージョー』よりも一回り大きく、炭もたっぷり入ります。5~6人で囲んでも狭く感じることはないでしょう。
バーベキューコンロの材質は、主にスチール製とステンレス製に分けられます。スチール製の魅力は価格帯。手頃な値段で入手できるものが多く、初期費用をあまりかけたくない方は第一候補に上がるでしょう。ただし、重かったり、錆びやすかったりと懸念点もあります。
少々値は張っても良いものを使いたい方は、ステンレス製のほうがおすすめです。軽くて取り扱いが楽なうえ、錆びにくいので長持ちします。年に何度もバーベキューをするなら、ステンレス製を選んだほうがコストパフォーマンスは高いでしょう。
アウトドア商品の人気メーカー・コールマンの『クールスパイダープロ』は、オールステンレスボディで固めた堅牢なバーベキューコンロです。通気性を考慮し、燃焼効率に優れたメッシュボディーを採用しているのも特徴。炭の継ぎ足しがしやすい引き出し式ロストルを備えているほか、レバーで焼網の高さを変えられるため、好みの火力に調節可能です(0cm・3cm・7cm・10cmの4段階)。設営も簡単で、丈夫さ・便利さを兼ね備えた商品といえます。
バージョン違いの『クールスパイダーステンレスグリル』もおすすめです。焼き網の高さを調節する機能こそありませんが、引き出し式ロストルがあったり、脚の高さをシチュエーションによって変えられたり(約70cmと約40cm)と、プロ譲りの機能を備えています。価格もお手頃です。
熱源・燃料は木炭や成形炭を使うのが基本です。遠赤外線と近赤外線のダブル効果で、表面はカリッと、内部はほっくりジューシーな旨味を閉じ込められます。しかし、着火や片付けに少々手間がかかるのがデメリット。バーベキュー慣れしていない方だと、火起こしするのも一苦労かもしれません。
もっと手軽に楽しむことを重視するなら、ガス式や電気式のバーベキューコンロを選びましょう。着火だけでなく、火力の調節も簡単です。電気式は電源の確保が必要ですが、ガス式に使用するガス缶はスーパーやコンビニに行けば入手できます。
『タフまる』シリーズは、野外で火を扱うときに手軽に使用できるガス式コンロです。風の強い場所でも安定した加熱性能を保ち続けられる「ダブル風防ユニット」や、炎が消えにくい多孔式バーナーを備えているのが特徴。最大発熱量は3.3kW(2,800kcal/h)、耐荷重約20kgでダッチオーブンとしても使えるため、料理のレパートリーも広がるでしょう。持ち運び・収納・保管に便利なキャリングケースも付いています。
少人数やソロキャンプが多い方には、60%小型化された『Jr』がおすすめ。小さいながらも最大発熱量は2.3kW(2,000kcal/h)で、耐荷重は約10kgです。従来モデルの性能がコンパクトボディなボディに凝縮されています。
ただでさえ荷物が多くなりがちなバーベキューで、手軽さ、持ち運びのしやすさは重要といえるでしょう。キャンプも兼ねるなら、なおさらです。重い荷物を持ち運ぶのがストレスになる方は、ポータブルに特化したミニバーベキューコンロがおすすめです。
脚を折りたたみ可能&収納バッグ付きの、まさにこのニーズに特化したバーベキューコンロ。幅40cm×奥行23cm×高さ24cmで、重量はわずか1.4kgです。
卓上型なら、すでに紹介した『持ち運びに便利な折りたたみ卓上コンロ』がおすすめ。収納時のサイズは、幅31cm×奥行7cm×高さ18cmというコンパクトさです。
焚き火も楽しみたい方向けに、網を乗せればコンロにもなる2WAY焚き火台コンロもあります。パイプ椅子のように平べったく折りたためるため場所を取りません。
B5サイズにまで折りたたみできるコンロもあります。展開しても幅29cm×奥行15.5cm×高さ16cmしかなく、重さはわずか0.8kg。コンパクトさを重視するならチェックしておきたい商品です。バーベキューだけでなく焚き火台としても使えます。
バーベキューコンロ選びに迷った方からよく頂くご質問をQ&A形式にまとめました。購入後の疑問や、購入はせずに自作したいという方への質問にもお答えしています。
A. 一般的に、使い捨てのバーベキューコンロは1時間~1時間30分程度の使用を想定しているため、長時間のバーベキューには向いていません。
強度面については、通常の範囲内で使うなら心配はいらないでしょう。使い捨てとは思えないほどしっかり作られている商品もあります。『使い捨て簡単コンロ(木炭付き)』もその一つです。
商品名の通り木炭付きで、着火剤も不要なのが特徴です。スペースを必要としないので、お庭やベランダなどでも使用できます。簡単にバーベキューを楽しみたいときは、むしろ使い捨て型のほうが活躍するかもしれません。
A. アルミホイルをうまく使えば、洗剤で水洗いをする前に大方の汚れを落とせます。バーベキュー後、まだ炭が残っているうちに、焼き網にアルミホイルを被せて加熱しましょう。火力にもよりますが、15分ほどすれば食材の脂などが炭化し、軽く叩くだけでポロポロと落ちてくれます。
次に、くしゃくしゃに丸めたアルミホイルに水を付け、汚れをこすり落としましょう。アルミホイルによる抗菌・殺菌効果を利用します。ひと通り汚れを落とした段階で、ようやく水洗いに移ります。
いきなり水洗いをするより、まずはアルミホイルでの「裏技」を使うほうが、簡単で効率的に汚れを落とせます。
A. 可能でしょう。自作のバーベキューコンロを愛用している方は実際にいます。ホームセンターで耐火レンガやドラム缶、角パイプなどを購入して組み立てますが、ステンレスのトレーや水切り穴付きの筒、アルミホイル、焼き網などだけでも簡易的なコンロを作れます。
オリジナリティあふれるものを作るのがDIYの醍醐味なので、正解はありません。卓上型コンロにフィットするテーブルまでをDIYした記事もあります。
なお、くれぐれも安全面にはご注意ください。自作の簡易コンロは耐久性が低いため、使い捨て感覚で使用するほうがよいかもしれません。
バーベキューコンロの種類は幅広く、適当に選んでしまうとバーベキュー当日に戸惑ってしまうかもしれません。利用シーンと利用目的から逆算して絞り込むのがポイントです。
使用後はその場で洗うのが理想ですが、難しい場合でも翌日までにはお手入れしましょう。放置すると不衛生なだけでなく、劣化を早める原因になります。