平成ギャルの、ガラケーを「デコる」技術。「デコ電」の歴史と作り方を専門家に教わった
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主婦ライターの岸朝美です。
忙しい毎日の中で、お風呂は唯一のリラックスタイム。冷え性でついつい長湯してしまうので、入浴剤で香りなども楽しみたいと思うものの、どれを選べばいいのかさっぱりわかりません……。
「自然の香りを楽しむなら?」、「冷え性にオススメの入浴剤は?」 、「乾燥肌にはどれを選べばいいの?」 などなど、知りたいことがたくさんあります。
そこで今回は、お風呂の専門家・小林麻利子さんに、入浴剤の選び方をじっくり教えてもらいました!
小林麻利子(こばやしまりこ)
眠りとお風呂の専門家、温泉入浴指導員、睡眠改善インストラクター。
「美は自律神経を整えることから」を掲げ、科学的根拠のある最新 データや研究を元に、睡眠に課題を抱える方へ睡眠や入浴をはじめ とした、マンツーマン指導を行う。実践的な指導が人気を呼び、 2000名以上もの悩みを解決。また法人向けに従業員健康支援や、 睡眠関連事業サポートのための顧問を行う。テレビやラジオ等多く のメディアでも活躍中。
まず気になるのは、冷え性は入浴剤で改善できるのかどうか。私自身、布団の中で手足が冷たくて眠れないことがあります。このようなつらさは、入浴剤で改善できるのでしょうか?
炭酸ガス系の入浴剤は、泡立ってお湯に溶けていきます。お湯の中の炭酸ガスが皮膚から吸収され、体の毛細血管を広げる効果を発揮。その結果、全身の血行が良くなり体がポカポカになるのです。
小林麻利子さん
炭酸ガス系の入浴剤を使用することで、温熱効果が高まるのはもちろん、入浴後の保温効果も高まります。例えば、『お風呂から上がる前に足先に冷水をかけた方がいい』と聞いたことはありませんか?
これには、入浴後の体温低下を防ぐ効果があるといわれているのですが、実はさら湯での入浴後に冷水をかけても、ほとんど効果がありません。しかし、炭酸ガス系の入浴剤を使った後では、冷水をかけても体温が回復するという研究報告があります。
短時間で効率良く体を温められるので、仕事や家事が忙しいときの入浴でも活躍しそう。では、実際に炭酸ガス系の入浴剤を購入したいときには、パッケージのどこをチェックすればいいのでしょうか。
小林麻利子さん
大抵の商品は表面に「炭酸ガス」と目立つように記載してあります。炭酸ガス系の入浴剤は、重曹等の「アルカリ性物質」と、クエン酸やリンゴ酸等の「酸性物質」を組み合わせて作られています。形状としては、「固形タイプ」か「粉末タイプ」です。
ただし、炭酸ガス系の入浴剤といっても、濃度が極端に低かったり、すぐにガスが抜けてしまって効果を感じない商品もあるそうです。
小林麻利子さん
高い温熱作用のものを選ぶなら、炭酸ガス濃度(単位ppm)をHPで確認したり、「中性のお湯」と謳われているものを選ぶのがオススメです。
温熱効果の高い炭酸ガス系の入浴剤は、冷え性の私にとって最適! とはいえ、数ある商品の中でどれを選べばいいのか分からないので、小林さんのオススメ商品をいくつか教えていただきました。
「バブ」シリーズは炭酸ガス系の入浴剤として人気ですが、通常の「バブ」に比べて10倍もの泡を発生させるのが、この「バブ メディキュア」シリーズ。炭酸濃度を強化することで温浴効果を高め、疲労・肩こり・腰痛・冷え症の改善につながります。
小林麻利子さん
今、女性から高い支持を集めているのが、このバブ・メディキュアです。通常の「バブ」よりも炭酸濃度が高く、使ったときの感動が別格です!
小林麻利子さん
女性の場合は月経があるので、その周期に合わせて使うのもオススメです。月経の2週間ほど前から高温期になり体温が高まりますが、その時期の就寝前には「体温が下がらない」ことが研究結果で分かっています。
そんなときに、バブメディキュアの入浴でしっかりと体温を上げて、体温が下がったタイミングで就寝することが心地良い睡眠につながります。それに、血流が良くなると新陳代謝が良くなるので、肌の荒れやくすみの解消も期待できます。
「きき湯」は、バリエーション豊かに様々な有効成分を組み合わせており、「腰痛」、「肩こり」、「疲労回復」、「冷え性」など、用途に合わせて使えるのが特徴です。
小林麻利子さん
細かい粒になっているため、使用量を調整できます。固形のタブレット型の場合、割って使うことは難しいですが、「きき湯」なら好みに合わせて必要量を入れられます。
小林麻利子さん
実は、体を温めるためには「香り」も重要なんです。香りが強すぎて不快に感じてしまうと、交感神経が刺激されて毛細血管の収縮につながります。きき湯のように細かい粒なら、濃さを調節して香りの強さを変えられるので、どんな人でも心地良く入浴を楽しめるのではないでしょうか。
特に女性の場合、日々の体調や生理周期で香りの感じ方が変わります。それを調節できる炭酸ガス系の入浴剤として、メリットが大きいと思います。
炭酸ガス系の入浴剤のなかでも、優しい香りで愛されているのが「温泡」シリーズ。通常のラインナップに加え、温浴効果を高め血行を促進する生薬入りの商品も発売されています。
小林麻利子さん
温泡シリーズは、他の入浴剤よりも自然で優しい香りが魅力です。香りを楽しみながら、炭酸ガスの濃度が高い入浴をしたい人にオススメ。店頭に見本などがあれば、ぜひ香りを試してみてはいかがでしょうか。炭酸濃度は60ppm以上で表面血流量が増える、ことが研究で明らかになっていますが、温泡もその基準を十分クリアしています。
小林麻利子さん
体をしっかりと温めるためには、入浴剤を使うようにしましょう。研究結果でも、入浴剤の主成分による温熱作用で、さら湯(普通のお湯)よりも温まるという報告が数多くあります。入浴剤には様々なタイプがありますが、私が冷え性の方にオススメしているのは、炭酸ガス系の入浴剤です。