「最強の定食」の定義から考える。「色」と「方向」重視の定食
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目次/ INDEX
とっさに誰かに頼ることができない一人暮らしでは、いざというときのために日頃から身を守る備えをしておくことが大切です。
特に一人暮らしの若い女性は、いざというときに味方になってくれる様々な防災グッズを活用するのが効果的!
そこで今回は、一人暮らしの人、そして特に女性が持っておくべき「防災意識」や「グッズ」について、防災アドバイザーの高荷智也(たかに・ともや)先生に伺いました。
高荷智也(たかに ともや)
ソナエルワークス代表。備え・防災アドバイザー、BCP策定アドバイザー。「自分と家族が死なないための防災」と「企業の実践的BCP策定」をテーマに活動するフリーの専門家。大地震や感染症パンデミックなどの自然災害から、銃火器を使わないゾンビ対策まで、堅くなりがちな防災を分かりやすく伝える活動に従事。
──まず一人暮らしの場合では、家族と暮らしている場合に比べて、備えにどんな違いがあるのでしょうか?
──災害に備えるためには、日頃からどのようなことをしておくべきでしょうか?
高荷さん
災害が起こったら、まず優先すべきは「命を守ること」。特に、突発的に発生する大地震は、事前準備をしていなければ生死に関わります。
まずは命を守るために、あらかじめ「地震でもつぶれない家」を選んで住む、家具を倒れないように固定しておく、ガラスに飛散防止フィルムを貼るなどの対策をしましょう。
※地震でもつぶれない家:具体的には、1981年6月1日以降に建築確認申請を受けた「新耐震基準」の家のこと。現在であれば、おおむね築40年以内の家がこれに該当する。
高荷さん
対策をすることで、限りなく被害をゼロにできるので、まずは地震で死なないための準備をすることが大切ですね。
──水害に対してはどう備えるべきでしょうか?
高荷さん
地震と違って、台風や大雨などの災害は事前に情報が得られますよね。ハザードマップを確認すれば、家が崩れやすい場所にあるかどうか、自宅の周りにどんな危険があるのかなどがチェックできます。
ハザードマップを見て、災害時には自宅にいるべきか避難するべきかを決めておきましょう。
──「ハザードマップ」はどこで確認できますか?
高荷さん
ハザードマップを確認する方法は3つあります。
1つ目は、自治体の役所でもらうこと。2つ目は、自治体のホームページで公開されているハザードマップを確認・ダウンロードすること。
そして3つ目は、国土交通省が運営している「重ねるハザードマップ」というサイトを閲覧することです。ここにアクセスすると、日本中の地図に津波や洪水、土砂災害のハザードマップを重ねて表示できるので、家や学校、職場の周りの安全が確認できます。スマホ1つで確認できるので便利ですよ。
──ハザードマップを見て危険がない場合は、自宅にいてもいいのでしょうか?
高荷さん
はい、その場合は家で生活を継続させる「在宅避難」ができます。水や食べ物、トイレ、カセットコンロを準備しておきましょう。
──ハザードマップを見て、周囲に危険がある場合はどうしたらいいでしょうか。
高荷さん
その場合は避難場所を確認しておきましょう。避難場所まで素早く移動するために、防災グッズの準備も必要です。
カインズの「防災バッグ 30点セット」は、避難所まで逃げる「一次避難」に特化したラインナップです。
リュックには30点ものアイテムが詰まっています。
高荷さん
このラバー手袋は、軍手と比べて防水性や貫通に対する耐久力がありそうですね。
高荷さん
筆記用具セットが入っているのも大事なポイントです。スマホは充電が切れる場合がありますし、ラジオで情報収集しても、メモをしないと忘れてしまうことがありますからね。ほかの人に情報をシェアするときにも役立ちます。
高荷さん
一人暮らしの場合は家族の協力が得られないので、「すべて一人で完結させなければならない」という点が大きな違いです。
例えば、給水車から水をもらうとき、小さなタンクで手分けできる家族と違って、一人の場合はすべて自分で運ばなければなりません。それを考慮すると、タンクはキャスター付きにするか、背負えるものにするかなど、自分で完結させることが前提の選び方に変わってきます。