ウチワサボテンの育て方|花が咲くのはいつ? 簡単な増やし方も解説
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生垣などにも利用され、日本でも流通が盛んになってきたギョリュウバイは、ニュージーランドやオーストラリアが原産の常緑低木です。ニュージーランドでは国花としても親しまれています。先住民族が葉を煎じて飲んだことからティーツリーと呼ばれることもありますが、一般的にティーツリーと呼ばれているのは同じフトモモ科のメラレウカを指し、別の植物です。そのため、区別するために「ニュージーランド ティーツリー」と呼ばれることがあります。
花は一重咲きや八重咲きの品種などがあり、2月頃からウメに似た白やピンク、赤紫の花を枝いっぱいに咲かせます。紙細工のように見える美しい花からは甘い香りを楽しむことができ、マヌカハニーの蜜を取る花としても知られています。
そのほかにもガーデニング用のグローブやハサミ、土入れやスコップなどもあると便利です。
では、実際にギョリュウバイの育て方を解説していきます。
ギョリュウバイの開花期は11月~5月頃で、剪定は開花の後に梅雨入りごろまでには済ませましょう。
ギョリュウバイは基本的には日当たりの良い戸外で育てます。土が凍るほどの寒さや霜は苦手なので、寒冷地では鉢植えにして冬は室内に取り込んだほうがよいでしょう。温暖地でも、冬に風が吹き抜けるような場所は避けます。もともと乾燥した地域で自生する植物なので高温多湿が苦手です。夏に雨が降った後に日ざしが上がって高温多湿になると根が傷んで枯れてしまうことがあります。鉢植えであれば秋から春はよく日が当たる場所に置き、夏は雨がよけられる場所に移動させましょう。庭植えであれば午後からは日が当たらない、建物の東側などがおすすめです。庭植えは深さ30cm、直径30cmの植え穴を掘り、土に小粒〜中粒の赤玉土、鹿沼土、腐葉土を5ℓずつ混ぜ込んでから植えつけましょう。鉢植えは小粒〜中粒の赤玉土、鹿沼土、腐葉土を1:1:1の割合で混ぜ合わせた用土などで植えつけます。
ギョリュウバイの水やりは土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えます。ギョリュウバイは加湿に弱いので、土の表面が湿っているときには水やりはしません。庭植えの場合は植え付け直後に水をたっぷりと与えた後は、基本的に水やりは不要ですです。また、ギョリュウバイは高温多湿が苦手なので、夏の暑い時間帯に水やりするのは避けます。夏は午前中か、夕方に水を与えるようにしましょう。
ギョリュウバイの剪定は、芽吹きはじめる3月ごろか、梅雨に入る直前の5〜6月ごろに行います。ギョリュウバイは風通しが悪いと多湿で葉が傷むことがあるので、枝数を減らして風通しをよくしてあげるのがおすすめです。強く伸びている枝を、付け根や分岐部で剪定する「枝抜き選定」をしましょう。伸びた枝の先端だけを切り詰める剪定をすると、切ったところから強く伸びる枝が出てしまい、見栄えが悪くなってしまうので気を付けてくださいね。樹高を高くしたくないときは、上に向かって伸びる枝を、やはり付け根や分岐部で剪定します。
ギョリュウバイは挿し木で増やすことができます。これから芽が伸び出す春先が適期なので、3〜4月に剪定した枝を使ってもよいでしょう。剪定した枝は15cmほどの長さに整え、根元側を斜めに切り落とします。これを1時間ほど水にさしておいて水を吸わせる「水揚げ(みずあげ)」をし、よく湿らせた市販の挿し木用土などの清潔な土に挿します。挿し木をしたら、風などで挿し穂が揺れたりせず、直射日光が当たらない場所に置き、土を乾かさないように管理すると半年ほどで発根。翌年の春には鉢上げ、植え付けすることができます。
Q.ギョリュウバイを育てる際に気をつけるべき病気や害虫は?
A.ギョリュウバイは比較的丈夫な植物で、病気や害虫などの被害はほとんどありません。土が乾いても葉がしおれないので乾燥に気づかずに枯らしてしまうことがあります。ギョリュウバイは過湿を嫌いますが、だからといってものすごく乾燥に強いというわけでもありません。水は土が乾いてから与え、土が乾いている時は忘れずに水を与えるようにしましょう。
Q.ギョリュウバイに適している土や肥料の種類は?
A.ギョリュウバイは水はけの良いやや酸性の土壌を好みます。自分で用土を配合する場合は、小粒〜中粒の赤玉土、鹿沼土、腐葉土を1:1:1の割合で混ぜ合わせたものがおすすめです。肥料はあまり必要としないので、春先に一回、緩効性化成肥料を根元に施す程度で十分です。
Q.ギョリュウバイの植え替えのタイミングは?
A.ギョリュウバイは根の張りが旺盛なので、鉢植えは2年に1度は植え替えをするようにしましょう。植え替えは株を引き抜いた際についている古い土は全部落とさずに軽く落とす程度にし、根を少し切り詰めてから新しい土と一緒に一回り大きい鉢へ植え替えます。植え替えた後は日陰で10日間ほど養生し、生長し始めたら日向に戻しましょう。
ギョリュウバイは暖かい地域であれば外でも越冬することができ、病害虫の被害も少ないため初心者でも簡単に育てることができます。夏は水切れと直射日光に注意し、冬は霜に当たらないように管理しましょう。寄せ植えでは開花時期が重なる1年草と組み合わせて楽しむのもおすすめです。ぜひ、ギョリュウバイの美しい花を家庭で咲かせてみてはいかがでしょうか。