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シンビジウムはスラリとした優雅な佇まいが特徴的で、日本の気候にも合った丈夫でとても育てやすい洋蘭です。大型・中型・小型などさまざまな品種があり、豊富な色彩で見る人を楽しませてくれます。
美しく真っ直ぐに伸び切った葉と、花つきがよく華麗で豪華な花の姿から、贈答用の鉢花としても人気があります。花言葉は「飾らない心」「素朴」。花の色に原色が少なく、淡い色の多いことがその由来となっています。
では、実際にシンビジウムの育て方を解説していきます。
シンビジウムは花の寿命が非常に長く、およそ1ヶ月以上にわたって長く楽しめます。寒さにも比較的強く、定期的に植え替えをしてよく光が当たるようにすると、よく育って花を咲かせてくれます。
年間を通して日当たりがよく、より長く日光に当たる場所で栽培しましょう。
冷え込みが厳しくなる真冬以外は、屋外で栽培するのが適しています。
5月上旬から9月上旬は太陽光が強くなる時期ですから、強い日差しを避けるようにしましょう。
風通しも大切です。常に風で葉が揺れている状態にしておきましょう。
真冬に室内に取り込むときも、日中に太陽が出ていてあたたかいときは、少し外気に当てると良いでしょう。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。
真夏は乾燥しやすいうえ、シンビジウム自体の根の生育も良くなりますので、すぐに土の表面が乾いてしまいます。朝と夕方の2回、水やりをしましょう。
用土は軽石単用、もしくは日向土6:パーライト4の割合で混ぜた土を使います。水はけのよい用土を使うのがポイントです。
Q.シンビジウムを育てさる際に気を付けるべき害虫などはありますか?
A.ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなどに気をつけましょう。シンビジウムの害虫で最も多いのがハダニ(オレンジ色の小さな粒)で、多くなると葉の裏側が白くなり、植物全体が弱ってきます。他の病気の原因にもなりますので、見つけたら早めに駆除しましょう。
カイガラムシは、何年か育てた古い株や昔から育てている他の洋蘭と一緒に栽培しているとつくことがあります。葉の裏側や重なり合ったところにとりつき、吸われた痕が黄色い点になります。
アブラムシは蕾や花について汁を吸ってしまうので、花が咲かなくなったり汚れたりしてしまいます。ウイルスを媒介するケースもありますので、見つけたらすぐに駆除しましょう。
Q.シンビジウムをきれいに咲かせる「芽カキ」とは?
A.春(4〜5月頃)に花が終わると、新しい「葉芽」がたくさん出てきます。その中から太いものを2~3本残し、残りはすべて取ってしまうことを「芽カキ」と言います。芽の一番根本を指でつまんで横に倒し、折ってしまいましょう。
また、秋に花芽がついてくる頃、一緒に葉芽が出てくることがあります。この葉芽をそのままにしておくと花芽がうまく伸びないことがありますので、秋に出てきた葉芽はすべて取ってしまいましょう。
Q.シンビジウムの株分けはどのように行いますか?
A.数年栽培してバルブ(葉の付け根にある、球根のような塊)の数が多くなってきたり、鉢の中央がハゲてしまったりしたら、株分けを行いましょう。バルブ部分を傷つけないよう包丁などを使って切り分け、ひとまわり小さめの鉢に植え込んで栽培しなおします。
シンビジウムは花つきがよく華やかな外見をしているうえ、日本の気候に合っていて冬の間も長く楽しめます。水はけのよい土を使い、日当たりや風通しに気をつけながら育てましょう。