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カトレアの育て方とは?育てる場所選びや水やりのコツ、肥料の与え方などについて解説【カインズ花図鑑】

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カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

カトレアについて

カトレアの育て方 カトレアについて

カトレアは華やかなものが多いラン科の植物の中でも、もっとも人気の高い種類です。洋ランの中でもひと際大きく可憐な花が多いことから、「ランの女王」とも呼ばれています。中〜小型タイプのミディカトレアやミニカトレアは家庭でも育てやすい大きさで近年人気が出てきています。花言葉は「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」で、カトレアの優雅で格調高い姿に由来しています。

カトレアを育てる際に必要な物

  • カトレア…園芸店やホームセンターなどで販売されることがあります。また、日本各地のラン愛好会の展示会で販売されたり、ラン展で販売されることも。ネット通販やオークションサイトでもたくさん流通しています。
  • 植木鉢…素焼きの植木鉢を使います。
  • 植え込み材…乾燥水ゴケを水で戻して使います。
  • 肥料…固形の油かすや緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)、液体肥料などを併用するのがお勧めです。

そのほかにもガーデニング用のハサミやピンセットなどもあると便利です。

カトレアの育て方

では、実際にカトレアの育て方を解説していきます。

カトレアの年間栽培サイクル

カトレアの年間栽培サイクルx

カトレアで手に入りやすいのは秋以降に咲く「冬〜春咲き」です。最近は小型の「ミニカトレア」や中型サイズの「ミディカトレア」が人気ですが、これらも「冬〜春咲き」と同様の育て方で花を咲かせることができます。ここでは冬〜春咲きをベースにカトレアの育て方をご紹介していくことにしましょう。

カトレアを育てる場所の選び方

カトレアの育て方 場所の選び方

カトレアは、自生地では木の幹や枝に着生して育つ植物です。そのため、風通しのよい環境をとても好みます。また、温暖な環境を好むものも多いため、冬は室内で育てます。年間の栽培は春になったら戸外に出して育て、冬が来る前に室内に取り込みます。

春と秋は、戸外の明るい場所で育てます。夏も明るい場所で育てますが、西日が当たらない場所を選ぶようにしましょう。春〜秋は戸外の風によく当てるように心がけて育てて下さい。

最低気温が15℃を下回るようになったら室内に取り込み、明るい窓辺に置きます。窓ガラス越しであれば、直射日光が当たってもかまいません。LEDライトなどで、日が出ている間だけ光を補ってもよいでしょう。空中湿度が高い方がよいので、1日1回、株全体に霧吹きで水をかける「葉水(はみず)」をするのがおすすめです。近くにたくさん植物を置いておくのも、空中湿度を高めてくれます。

春になって最低気温が15℃を上回るようになったら、再び戸外に出して育てます。春先は、温かくなったと思っても急に寒くなる「寒の戻り(かんのもどり)」が訪れることがあるので、最低気温がコンスタントに18℃を超えるまでは天気予報に注意しましょう。

カトレアの水やり

カトレアの水やり

春~秋の生育期は、植えつけてある水ゴケが乾いたら水を与えます。水ゴケがカサカサになるまで放っておくのはよくありません。水ゴケが乾いているけれどふんわりしているうちに水やりをしましょう。

冬は一般家庭では室内に取り込んで育てることになりますが、ご家庭によってかなり環境は異なります。十分な温度があって生育し続けているようであれば春〜秋同様水をあげてください。よく「冬は乾かし気味に」などといわれることがありますが、新芽が出てきていたり、つぼみを覆う鞘(さや、シース)が出てきている時に水が不足すると、せっかくのつぼみが傷んでしまって花が咲かなかったり、新芽がダメになることがあります。
昼間も20℃以上にならず、夜間は10℃を下回るような環境であれば、植え込み材の水ゴケを指先で押してみて、指先に湿り気が感じられなくなったら水を与えます。

冬〜春に花が咲いたあとは10日ほど水やりをやめ、10日経ったら水やりを再開します。

カトレアへの肥料の与え方

カトレアの肥料の肥料の与え方

固形油かすなどの有機質固形肥料を4〜7月に月に1回与えます。緩効性化成肥料(ゆっくり効く粒状肥料)は効果が長いものがあるので、それぞれの種類に応じたペースで新しいものを与えましょう。液体肥料は生育期間を通じて1000〜2000倍に薄めたものを2週間に1回ほどのペースで与えます。最低気温が20℃を下回ったら肥料を与えるのはやめましょう。冬〜春に花が咲いたあとに、新芽が出てきます。新芽から出た根が水ゴケまで数本届くようになってから、肥料を与え始めるようにしましょう。

カトレアを育てる際に知っておきたいポイント

カトレアの育て方 栽培のポイント

カトレアは十分な光がないと生育しませんし、花も咲きにくくなってしまいます。もともとは樹木の幹や枝に着生している植物なので、地面で育つ植物よりも光に当たりやすい環境で生きてきました。また、そうした場所は風もよく吹く場所でもあるので、カトレアの栽培にも風通しのよさは欠かせません。植物は葉の裏の気孔(きこう)という穴から、体内の水分を蒸発させる蒸散(じょうさん)をしています。よく風が吹いていると気孔からの蒸散が促されますが、蒸散が盛んになると根から水や養分を吸い上げる動きも盛んになります。風が当たることで、生きるために必要な肥料や水がスムーズに吸われることになるということを覚えておいてください。冬は室内に取り込んで風通しが悪くなりがちです。できるだけ人が生活している場所に置いて、人の活動による空気の動きがある方がよいでしょう。最近は冬でもサーキュレーターを使っているお宅も多いかと思いますが、風がやんわりと当たるようにしておくと、カトレアも機嫌良く過ごすことができます。風や暖かさが必要だからといって、エアコンから吹き出す風が直接当たる場所に置いてしまうと、乾きすぎてカトレアが傷んでしまうのでやめましょう。

カトレアは明るい場所が好きですが、夏の高温期に直射日光が当たるような環境は苦手です。最近は夏に気温が40℃以上にもなることも少なくありません。カトレアの自生地も夏には暑くなりますが、さすがに40℃近くまで気温が上がることはありません。夏は西日が避けられる、明るい日陰で過ごさせて上げましょう。春と秋も気温が低い午前中であれば直射日光に当てても大丈夫なこともありますが、午後からはすりガラスやレースのカーテン、遮光ネットなどでやわらげられた光に当てて上げるようにして下さい。同じ気温、同じ光の強さでも葉焼けがしないことがあったとしても、水切れしていると葉焼けするということもあるので、葉焼けしないよう少しずつ試しながらほどよい光を探してみてください。冬の間室内で育てていて、春になったら外に出しますが、そのときもいきなり直射日光に当てるのはやめましょう。ガラス越しの冬の弱い光に慣れていたカトレアを、いきなり外に出して、何も遮るもののない直射日光に当ててしまうと、気温が低い午前中の柔らかな光であっても葉焼けをすることがあります。春に戸外に出す時は、最初は明るい日陰などで外の風と光に慣らしながら、少しずつ強い光が当たる場所に移動させていくようにしましょう。

先ほども説明したように、カトレアはもともと樹木の幹や枝に着生して生きていた植物です。雨が降っても土に比べるとすぐ乾く環境で生きる植物なので、いつまでも根がジメジメしている環境は好みません。カトレアが好きなのは、根に水がかかったら、一度根がしっかり乾くような環境です。水ゴケが湿っている時にまた水をやってしまうと、根が乾くタイミングがなくなってしまうので、水ゴケがちゃんと乾いているのを確認して水を与えるようにしましょう。

カトレアの育て方について知っておきたいQ&A

Q.カトレアを育てる際に気をつけるべき病気や害虫は?

A.風通しの悪く乾燥した場所で育てていると、カイガラムシが発生しやすくなります。カイガラムシは、よくある「いろんな害虫に効くスプレー式の薬剤」があまり効かないので、カイガラムシ専用の薬剤で駆除しましょう。あまり数が多くなければ、使い古しの歯ブラシなどでこすり落とすこともできます。春先にはアブラムシも発生することがあるので、これも薬剤やホースの水流などで駆除しましょう。葉やバルブ(多肉質の球根状の茎)に薄黄緑色の斑点がポツポツとできていたらウイルス病です。ウイルス病は関知せず、ほかの株に病気をうつしてしまうことがあるので、残念ですが焼却処分することをおすすめします。。

Q.カトレアに適している土は?

A.カトレアの栽培には水ゴケが適しています。カトレアの根は水に濡れたら一度しっかり乾く環境でないと、過湿で腐ってしまいます。水ゴケが乾きやすい素焼き鉢に、水ゴケで植えつけるのがよいでしょう。カトレアはもともと樹木の幹や枝に着生して生きている着生植物なので、コルク板などに着生させて育てることもできます。新芽から根が5cmほど伸びる時期になったら鉢を外し、コルク板や焼き杉板などにテグス糸(釣り糸)などでくくりつけておくと、数ヶ月経つうちに根が板に張りついて着生します。板は穴をあけておいて針金を通し、吊して管理しましょう。とても根が乾きやすいので根腐れの心配はありませんが、水やりを朝晩やる必要があるなど、ちょっと手間はかかります。でも、鉢植えとは違った野性味ある姿に仕立てられるので、花の無い時期も楽しむことができます。

Q.カトレアの植え替えは?

A.新芽から出た根が長さ5cmほどになったら植えかえの適期です。根を傷めないように鉢を外し、新しい鉢と水ゴケで植えつけます。鉢はあまり大きくしてしまうと水ゴケが乾きにくくなってしまうので、同じサイズか直径を1〜2cm大きくするのにとどめましょう。植え替えるカトレアの根に、植えつける鉢の直径よりも大きめに水ゴケを巻きつけ、鉢に押し込むように植えつけます。カトレアを持って見て、鉢から抜けてしまうようでは植え付けが緩すぎです。カトレアを持って持ち上げても抜けないくらい、きつく植えつけましょう。植えつけ後は1週間ほど水やりを行わず、その後は少しずつ水やりの量を増やしていきます。

まとめ

カトレアは洋ランの中でも比較的育てやすい品種です。花の色もさまざまで通年株を購入することができるため、気軽に育てることができます。水やりはメリハリが大切で、花を咲かせるために肥料も定期的に与えながら管理するのがポイントです。見た目が美しいカトレアをぜひ家庭で育ててみてはいかがでしょうか。

カトレアの育て方を動画で見る

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