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DIYでネジを使用する時、ネジの頭(ネジ山)をガガガッと削ってしまい、どうすることもできなくなってしまったという経験はありませんか?
こうなってしまっては、なかなか外すことができません。
今回は、そんなネジ山が潰れてしまった時の対処法を現役の木工職人が紹介します。手軽な方法から確実に外すことができる方法まで、全部で6つ紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
ネジ山を潰してしまった時の方法に関して、大きく2パターンに分けて紹介します。
それは、「ネジ山が少しでも残っている場合」と「完全にネジ山が潰れてしまった場合」です。
まずはネジ山が少しでも残っている場合の対処法を紹介します。
ネジ山が少しでも残っていれば、そのネジ山を活かしながらネジを外すことができます。
まずは、特別な道具は使用せずにドライバーだけで対処する方法です。
ネジ山が潰れているとドライバーの先端が上手く噛み合わずに滑ってしまい、締めることも緩めることもできません。ただし、少しでもネジ山が残っていればネジ山から滑らないようにドライバーをグッと押し込みながら少しずつ回せばネジが緩むことがあります。
特殊な道具を使用しない方法なので、困ったらまずはこの方法を試してみるといいでしょう。ただし、無理にやると余計にビス山を潰してしまう可能性もあるので、あまり無理にやるのはやめたほうがいいでしょう。
次はゴムを使用する方法です。ゴムは写真のようなゴムでもいいし、少し幅の広い輪ゴムでも問題ありません。使い方はゴムをネジ山の上に敷き、ドライバーで上から差し込みネジを緩めます。原理としてはゴムの滑りにくい特徴を活かして、ネジ山からドライバーの先端が滑らないで緩めることができるようになるということです。
このやり方でネジを緩める時は、ドリルドライバーなどでやると力を入れすぎてゴムに穴が空いてしまい、上手くいかないことがあるので、手回しでのドライバーを使ったほうがいいでしょう。
ネジを外すための専用のネジ外し剤があります。これは研磨剤(ザラザラした液体)が含まれているため、ゴムと同じようにネジ山からドライバーの先端が滑りにくくなる効果があります。
ネジ外し剤のいいところはゴムと違い液体なので、ネジ山とドライバー先端の噛み合わせが最大限活かせるということです。ゴムだと、ゴムの厚み分ネジ山と先端の間に入り込むのでネジ外し剤のほうが確実性があります。
中身はこのようにザラザラした液体になっています。このザラザラした研磨力が滑りにくくなり、ドライバーと残ったネジ山が噛み合って外しやすくなるということです。
次にネジ山がほとんど、もしくは全くなくなるまで潰してしまった時の対処法を紹介します。
先ほどは若干残っていたネジ山を活かして、いかに滑らずに緩めるかという方法でしたが、次はネジ山を全く活かすことができません。そんな究極のピンチの時には、以下の方法が役立ちます。
ネジ外し用のドライバーを使用し、ドライバーをトンカチなどで叩いて新しくネジ山を作る方法です。ネジ山がないなら作ればいいということですね。ネジ山を新しく作るのであれば、ネジ外し用のドライバーでなくても、ハンディールーターや金属用のノコギリなどでも構いません。とにかく、新たな溝を作ることが必要です。
ネジ外し用のドライバーを使って新しくネジ山を作る場合は、強くネジを叩くので柔らかい木材を使用しているとネジをどんどん叩けれることで奥に潜り込んでしまう可能性があります。また、ステンレスなど硬い素材のネジだと、なかなかネジ山が作りにくいので気をつけましょう。
先ほどはネジ外し用のドライバーを紹介しましたが、次はネジ外し用のペンチを使う方法です。ネジ外し用のペンチは通常のペンチと違い、先端がネジを噛みやすい構造になっています。
通常のペンチだと滑って緩めることができなかったり、トラスネジ(頭が円形のネジ)など形状の噛みにくいネジでもしっかり挟みながら緩めることができます。ただし、木材に完全に入り込んでいるネジの場合はペンチがネジ頭を挟むことができないので使用できません。ネジが材料から少しでも出ている場合にはほぼ間違いなく外すことができる方法です。
最後は、もうどうしようもない時のとっておきの方法を紹介します。
ネジ山は完全に潰れている。それでいて、ネジ外し用のドライバーやペンチも上手くいかない、そんな時の対処法です。それが、ネジ外し専用ビットを使った方法です。
このビットは片方がドリルの形状で、もう片方がネジのような形状をしています。簡単にいうと、ネジ頭にドリルで穴を開け、その穴を利用してネジ側で緩めるという方法です。
使い方はまずドリル側で潰れてしまったネジ頭の中心に穴を開けます。その後、ネジ形状側にビットで緩める方向に回転させます。
こうすることで穴にネジ形状が噛み合いながらネジが緩むことができます。
この方法はネジ頭を大きく痛めることになるため、できれば最終手段として使用することをおすすめします。
そもそも正しいネジの外し方を知る以上にネジ頭を潰さない締め方を知っておく必要があります。
ですので、最後にネジを締める基本の方法をサクッと解説しておきます。
ネジ頭の大きさにあったビットで締めないと上手く締めることはできません。
ネジ(今回の場合はプラス形状)には3種類あります。
それが#0、#1、#2です。0番、1番、2番と呼ぶこともあり、通常DIYをするのであれば#1が一般的でよく使うサイズです。
そこから、小物関係に使用する小さいネジなどは#0、ボルトのような大きいサイズになると#2などのサイズを使用します。
自分が使用するネジのサイズとビットは、正しく組み合わせて使用しましょう。
ネジとビットが斜めになっていると上手く噛み合わずに滑ってネジ頭を潰してしまいます。
自分がまっすぐ締めているつもりでも、癖で斜めになっていることって結構あります。一度自分のネジを締めている様子を自撮りして、まっすぐ正しく締めているかチェックしてみるといいでしょう。
下穴を開けることで、負荷を減らしてネジを締めることができます。余計な負荷がかかった状態では力も必要で、結果的にはネジを痛める原因にもなってしまいます。
手間だと思ってもしっかり下穴を開けてからネジを締めたほうが負荷が少なく、しっかりネジを締めることができます。
ネジを締める時は、どうしても抑えが足らないとビットがネジから外れてしまいます。なので、ネジを締める時はしっかり抑えて、かつ締める回転数も抑えたほうが安定してネジを締めることができます。
ネジを締めるビットは一度買ったらずっと使い続ける物ではなく、先端が劣化してきたら新しい物に買い換えましょう。使い続けていると先端が変形し、そのまま使い続けるとネジ頭と上手く噛み合わずにネジ頭から滑りやすくなってしまい、ネジ頭を潰す原因になります。
ネジを締める作業はDIYではほぼ必須の作業であり、基礎的動作のひとつです。しかし、下手にやるとネジ頭を破損してしまい、大変なことになります。
そんな時のために、この記事の内容を覚えておくときっと役に立ちます。とはいっても、最も重要なことは、ネジ頭を破損せずに正しく締めることです。まだ慣れていない場合は何度か練習をしてみるといいかもしれませんね。
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