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ローリエ(月桂樹)の育て方 必要な肥料や剪定方法などを解説します

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

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ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

ローリエは、煮込み料理に使われるハーブの一種です。乾燥させたローリエの葉には、独特の香りがあり、肉や魚の臭み消しにも使われます。

ローリエはフランス語の呼び方で、和名は「月桂樹」です。こちらの呼び方のほうが、馴染みのある方も多いでしょう。英語では、ローレル・ベイリーフなど、いろいろな呼び方があります。

鉢植えでも栽培できるため、ベランダや家庭菜園のハーブとしてもおすすめ。剪定の方法で好みの大きさに整えられるので、観賞用としても楽しめます。

ローリエ(月桂樹)はどんな植物?

ローリエは、クスノキ科の常緑樹で、1年を通して枯れることなく緑葉をつけます。原産地は地中海沿岸のため、乾燥にも比較的強い植物です。公園樹や庭木用として、広く植えられているので、見かけることも多いでしょう。

ローリエは、先端がとがった楕円形の葉が特徴で、雄木と雌木の2種類があります。雄木は3月下旬〜4月くらいに、薄い黄色の花を咲かせます。雌木の花色は白で、秋になると8〜10cmくらいの紫色の実をつけますが、日本では、雌木はほとんど見かけません。

鉢植えでも育てられるため、栽培初心者にもおすすめの植物です。ローリエは10m以上にもなる高木ですが、こまめに剪定して一定の高さに保てば、ベランダでも栽培できるでしょう。

ローリエの栽培のはじめ方

ローリエの栽培のはじめ方

「苗」から育てるのが一般的

ローリエは、苗から育てるのが一般的です。50〜60cmくらいの苗を買うと、その年から収穫ができます。ホームセンターなどで苗を購入するときは、葉にツヤがあり、生き生きとしているものを選びましょう。

種から育てることもできますが、ローリエの種はあまり流通していません。また、発芽にも時間がかかるため、苗から育てるほうがおすすめです。

「鉢植え」と「地植え」のどちらでも育てられる

ローリエは、鉢植えと地植えのどちらでも育てられます。ホームセンターなどで、葉の色づきが良い苗を手に入れましょう。植えつけは、春なら4月〜6月、秋なら9月〜10月の涼しい時期が適しています。

地植えの場合は、苗木の根よりも大きめの穴をあけて植えつけます。根の周囲の2倍くらいの大きさが目安です。苗をほぐして穴に置き、土を入れて深さを調節しましょう。

植えつけした後は、たっぷりと水をあげてください。根付くまでは、株元にワラを敷いて保護してあげるとよいでしょう。

鉢植えにする場合は、直径30cmの鉢(8号以上の鉢)を用意します。底が隠れるくらいの鉢底石を入れてから、9分目まで園芸用土を入れましょう。穴をあけてローリエの苗を植えつけます。植えつけた後は、たっぷりと水やりをしましょう。

ローリエを育てる環境

ローリエを育てる環境

ローリエが好む日当たり・温度

ローリエは、日当たりがいい場所や、明るい日陰を好みます。暑さにも寒さにも比較的強い植物ですが、寒冷地の冷たい風は苦手です。

気温がマイナス8度より下がる場合は、ローリエに冷たい風をあてないよう、防寒対策をしましょう。

ローリエの水やり

ローリエを地植えする場合、根付いたら水やりは必要ありません。苗を植えつけたあと、2年目くらいまでは、土の表面が乾いたら水やりをします。

その後は、雨水だけで十分に育ちます。長い期間、乾燥が続くときだけ、数日に一度の水やりをしましょう。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをします。鉢やプランターの底から流れ出るくらい、たっぷりと水やりしましょう。

冬場も、乾燥しているときは水やりをしてください。水をあげすぎて、根腐れしないようにしましょう。

ローリエの土と肥料

ローリエの土と肥料

ローリエを植える土

ローリエは、水はけのよい土を好みます。成長がよい植物なので土壌を選びません。

鉢植えの場合は、市販の草花・花木用の培養土がおすすめです。赤玉土小粒と腐葉土を混ぜた土を使ってもよいでしょう。

ローリエの栽培におすすめの土

ローリエに与える肥料

鉢植えの場合は、植えつけのときに、緩効性肥料を施しておきましょう。植えつけた後は、年に2回(夏は8月ごろ、冬は2月ごろ)、緩効性肥料を与えます。

地植えの場合、植えつける前に、緩効性肥料を土に混ぜこんでおきます。植えつけ後は、寒肥として2月ごろに有機肥料をまきましょう。株元から少し離れたところにまくのがポイントです。

ローリエの栽培におすすめの肥料

ローリエの手入れ

ローリエの手入れ

ローリエの剪定

ローリエは、剪定しないと、どんどん成長して背丈が高くなっていきます。真冬以外ならいつでも剪定できるので、育てる場所に合わせて定期的に剪定しましょう。

ベランダで栽培している場合、あまり高くなると風にあおられたり、管理が大変になったりします。ベランダの手すりを超えない、110cmくらいの高さになるよう、こまめに剪定しましょう。6月ごろに出てくる新芽を切ると、成長を止められます。

ローリエの枝は太いため、剪定用のはさみがあると便利です。重なった枝や、弱った枝を中心に切り落として、高さを揃えましょう。切りすぎた場合でもすぐに伸びるので、自由に切り落としても問題ありません。

剪定で切った枝は、スワッグにしてインテリアとして楽しむのがおすすめ。葉を乾燥させて、料理に使ってもよいでしょう。

ローリエの植え替え時期・方法

ローリエの植え替え時期は、4〜5月ごろが適しています。鉢の中が根でいっぱいになったら、植え替えましょう。

ひとまわり大きな鉢を用意して、根を傷つけないように植え替えるのがポイントです。植え替え後は、たっぷりと水やりをしてください。

ローリエの収穫

ローリエの収穫

ローリエの葉の収穫時期・方法

ローリエの葉は、いつでも収穫できます。葉を乾燥させて使う場合は、植えつけから1年ほど経過した、緑色の濃い、厚みがある葉を選びましょう。葉を1枚ずつとって収穫していきます。

4〜5月になると新しい芽が出てきます。若い葉は乾燥させると黒くなるため、スパイスとして使うには適していません。

収穫したローリエの葉の使い方

収穫したローリエの葉は、乾燥させて料理に使いましょう。シチューやカレーなどの煮込み料理に入れると、食材の臭みを消して風味がアップします。

ローリエの葉を、乾燥させる手順は次のとおりです。

  1. 1枚ずつ葉を洗って水気をふきとる
  2. 重ならないように並べて、風通しのよい場所で乾燥させる
  3. 葉が乾いたら乾燥材を入れた密閉容器で保存する

湿気の多い時期は、カビが生えやすいので、涼しい季節に乾燥させるのがポイントです。食品用のチャック付き密閉袋に、乾燥材を入れて保存してもよいでしょう。

ローリエは、インテリア用のスワッグとしても楽しめます。株の長さを揃えて切り、ドライフラワーのように、数本の枝を麻紐などで束ねてから、部屋の中に吊るしましょう。

ローリエは、乾燥させても葉が落ちにくいため、袋をかぶせる必要はありません。

ローリエの栽培で気をつける病害虫

ローリエで気をつけたい害虫は、カイガラムシです。幹などに発生し、ローリエの成長を弱めてしまいます。カイガラムシが出す、甘い排泄物によって菌があつまるため、すす病をひきおこす原因にもなります。

5月ごろにカイガラムシの幼虫がふ化しますので、見つけた幼虫は薬剤で防除しましょう。冬のあいだに、成虫を歯ブラシなどでこすり落としておくと、春の幼虫の発生を抑えられます。

ローリエで注意したい病気は、すす病です。葉の表面に、すすがついたような汚れがつき、葉がカビでおおわれてしまいます。原因は、カイガラムシやアブラムシなど、吸汁性害虫のフンです。

すす病をみつけたら、カイガラムシなどの害虫がいる可能性があります。念入りにチェックして、見つけたら歯ブラシでこすりとりましょう。

カイガラムシの駆除におすすめの殺虫剤

まとめ

ローリエは、比較的暑さにも寒さにも強い植物です。発育がよいため、初心者でも育てやすいでしょう。育て方のコツをおさえれば、大きくなりすぎないのでベランダでも育てられます。収穫した葉は、乾燥させて長期保存ができるので、煮込み料理などにいつでも使えて重宝するでしょう。

この記事を参考に、ぜひローリエの栽培にチャレンジしてみてください。

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