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セージの育て方|挿し木の方法や効能、収穫後の使い方も紹介します

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

鮮やかな紫の小さい花を咲かせるセージは、日本人にとっても馴染みのあるハーブの一種です。観賞としてはもちろん、葉をハーブティーにするなど、世界中で親しまれています。

セージは病気に強く、家庭でも育てやすい植物です。収穫した葉を料理に使う楽しみもあります。ここでは、セージがどんな植物かを紹介するとともに、日当たりや植え替えなどの育て方を、初心者にもわかりやすく解説していきます。

セージはどんな植物?

セージはシソ科の多年草です。セージは古くから薬草・香辛料として使われ、日本には江戸時代に渡来しました。

和名は「ヤクヨウサルビア」といい、サルビアの仲間でもあります。サルビアは、花壇でよく見かける、背丈の高い花です。薬用や食用のものが「セージ」、観賞用のものが「サルビア」と呼ばれています。

毎年5月〜7月になると、茎の先から白や紫の花を咲かせます。葉からは、ハーブならではの爽やかな香りが漂います。

セージの育て方

セージの育て方

セージは「苗」から「鉢植え」で育てるのが一般的

セージは、苗から鉢植えで育てるのが一般的です。種からでも栽培できますが、発芽率が低く、発芽が一定でないため、苗から育てたほうが確実でしょう。

また、セージは鉢植えで育てるのがおすすめです。セージもハーブの例に漏れず地下茎が強力で、地植えだと増えすぎてしまうのです。そのため、鉢植えで育てた方が管理が簡単ですし、日当たりのよい場所に移しやすいというメリットもあります。

セージを育てる環境(日当たり・温度)

セージは湿度の高い環境を嫌います。日当たり・風通し・水はけのよい環境で育てましょう。低木や背丈の高い花などのそばに置くと、日が当たらなく風通しが悪くなるので、避けるようにします。

また、水はけの良さも重要です。土選びは水はけを重視することが大切になります。酸性の土壌も嫌うため、栽培前に苦土石灰などを使って土の酸度を調整しましょう。

温度は20度程度が適温。外気温が20度程度まで上がってから栽培をスタートするとよいでしょう。

セージの水やり

セージは湿度の高い環境を嫌います。そのため、水やりは土が乾いてからで構いません。「日課だから」といって、土が濡れているときに水をやると良くないので注意しましょう。

水をやる時は、鉢植えの場合は鉢底から水があふれるくらいあげるようにしてください。ただし、夏のカンカン照りの日の場合は、日中に水をあげるのは控えてください。鉢の中の水が温まり、根によくない影響を与えます。

セージの土と肥料

セージの土と肥料

セージを育てる土

セージを鉢植えで育てている場合は、ハーブ用培養土や草花用培養土に、パーライトや川砂を混ぜた土を使いましょう。

自作する場合は、赤玉土・腐葉土・パーライトを6:3:1の割合で混ぜるとよいでしょう。

なお、セージは酸性の土を嫌います。そのため、地植えで育てるケースでは、苦土石灰などを使って酸度を調整する必要があります。

セージの栽培におすすめの土

パーライト 3L

パーライト 3L

セージに与える肥料

セージは比較的強い植物なので、肥料は与えなくても構いません。

もし与える場合は、苗を植える時に緩効性肥料を原肥として与えましょう。追肥(植えた後から、肥料を撒くこと)をする場合は、4月~6月・9月にそれぞれ行います。与える肥料は、固形肥料でも液体肥料でも構いません。

セージの植え替えと増やし方

セージの植え替えと増やし方

セージの植え替え

セージは、根がよく張る植物です。そのため、鉢植えの場合は毎年、もしくは2年に1度の植え替えが必要になります。鉢を下から除いて、根が出てきていたら植え替えのサインです。

植え替えの際は、鉢をひと回り大きくしてあげましょう。元々の鉢から抜いた株の土を、根を傷つけないように半分程度まで落としてほぐしたら、新しい土で植えていきます。

植え替えの時期は、6月頃か、9月半ば以降がよいでしょう。冬と、真夏の暑い時期は避けましょう。

セージの増やし方

セージを増やしたい場合、挿し木によって増やすことができます。挿し木とは、株の一部を切り取り(主に枝など)、そこから発芽を狙う方法です。

挿し木をする場合、4月〜5月、もしくは10月に行うのがおすすめです。

▼セージの挿し木の方法

  1. 茎を10cm~15cmほど切り取る
  2. 上から2枚〜3枚の葉を残して、全ての葉を切る
  3. 大きい葉が残っていれば、半分の大きさにカットする
  4. 茎の切り口を1時間ほど水に浸ける
  5. 湿らせたバーミキュライトや赤玉土に挿す
  6. 2週間~3週間程度で発芽したら、庭や鉢に植え替える

セージの病気・害虫

セージの病気・害虫

セージの栽培で気をつける病気

セージは強い植物なので、病気の心配があまりありません。ただ、風通しが悪い環境で育てていると、「うどんこ病」が発生しやすくなります。

うどんこ病は、葉に白い斑点が付く病気です。予防には、風通しをよくする・茂り過ぎた場合は枝を切るなどがあります。既にうどんこ病にかかった葉は、枝ごと切り取って処分しましょう。

また、「灰色かび病」にも注意が必要です。灰色かび病とは、葉が溶けるように腐り、灰色のカビが生える状態を指します。温度が低く湿気の多い時期に、よく発生します。

セージにつきやすい害虫

セージには、アブラムシやハダニ、ヨトウムシがつきます。

アブラムシは新芽にも棲み、ハダニは梅雨明けから夏にかけて発生します。ヨトウムシは夜に葉を食べます。

防虫を施す場合、葉裏などに、水を霧吹きで散布してください。また、市販の防虫剤を使ってもよいでしょう。

セージの害虫駆除におすすめの殺虫剤

セージの収穫

セージの収穫

セージの収穫時期・方法

セージは、4月〜10月まで長い期間収穫できます。6月や7月などの梅雨時は、湿気が多いために根元が腐りやすくなるため、剪定をかねて収穫するとよいでしょう。

収穫は、朝か午前中がおすすめです。そのほうが、香りがよくなります。葉は枝の付け根から切りましょう。

収穫したセージの使い方と効能

セージの使い方と効能

セージはハーブティーとして飲む他に、肉や魚の臭みを消したり、風味付けとして使うこともできます。

たとえば、切って炒めたセージをバターと合わせてパスタソースにしたり、豚肉と一緒に煮たりといった使い方ができます。また、ピクルスを作る時に一緒に入れることもあります。

セージには抗菌作用もあるので、うがい薬にしたり、エタノールに浸けてルームスプレーとして使うケースもあります。

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※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
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