潮干狩り歴70年の超人から潮干狩りに必要な持ち物、時期、場所、注意ポイントを超伝授された
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バラの香りがするローズゼラニウムは、別名「ニオイゼラニウム」と呼ばれるほど香りが特徴的な植物です。虫を寄せ付けないので手間がかからず、かんたんに育てることができます。初夏にピンクのかわいらしい花を咲かせる多年草のハーブです。
ここでは、ローズゼラニウムの育て方について詳しく解説していきます。ローズゼラニウムが好む環境や剪定方法、増やし方や効能についても触れていきますので、最後までご覧ください。
さまざまな種類があるゼラニウムの中で、ハーブ系ゼラニウムの代表でもあるローズゼラニウムは南アフリカが原産の植物です。バラに似たフローラルな香りが特徴で、心を落ち着かせる作用があります。
5月から7月の梅雨の時期に、かわいいピンク色の花を咲かせます。環境がいいと、どんどん成長するので初心者でも育てやすく、丈夫な性質から病気の心配がありません。
葉を収穫すれば、ハーブとして年中楽しむことができます。お茶や料理だけでなく、オイルやハンドクリームとしても利用されるローズゼラニウムは、体の不調を和らげる効果があるハーブとして注目されています。
ローズゼラニウムは苗から育てるのが一般的ですが、種から育てることも可能です。4~5月または9~10月の温暖な気候の時期に植えます。
苗は葉の緑が生き生きしていて、茎がぐらつかないものを選びましょう。種は育苗ポットに種まき用の土を入れて、2粒ほどまいて土をかぶせます。乾かないよう定期的に水やりをし、芽が出て根付いてきたら植え替えをしましょう。
ただし、ローズゼラニウムの種はあまり市販されていません。育てたローズゼラニウムの種を収穫すれば、種から栽培することができます。
ローズゼラニウムは鉢植えと地植えの両方で育てることができます。鉢植えで育てる場合は、大きくて深さのあるものを選びましょう。
ローズゼラニウムは根の成長が早く、根詰まりを起こしやすい植物です。浅い鉢や小さな鉢だと底から根が飛び出してきてしまうため、定期的な植え替えが必要になります。成長に合わせて大きな鉢に植え替えるか、地植えで育ててみましょう。
ローズゼラニウムは日当たりと風通しのいい環境を好みます。暑さに対してはある程度耐性がありますが、寒さには弱い植物です。夏は直射日光の当たらない半日陰、冬は日当たりのいい場所で育てましょう。
日光が少ないと花つきや香りが悪くなり、霜に当たると枯れてしまいます。発芽する温度は20~25℃と穏やかな気候を好むので、暖かい場所で育ててあげましょう。
土が常に湿っている状態だと枯れてしまうため、水やりはあまり行いません。水が多すぎると根元が腐る「根腐れ」を起こしやすくなります。
鉢植えの場合は、土が乾ききっていたら水をあげましょう。底から水があふれてくるくらいたっぷりあげて構いません。
地植えは水やりの必要はありません。そのまま水をあげずに放っておいても、すくすく育ちます。
ローズゼラニウムは乾燥した環境を好むため、用土を作るときは水はけのいい土を作ります。市販の園芸用またはハーブ用の土を使いましょう。
土壌改良として使用されるバーミキュライトを底に敷いたり、土に混ぜ合わせたりすると空間ができて水はけがよくなります。
水と液体肥料だけで植物を育てる水耕栽培。実はローズゼラニウムも水耕栽培で育てることができます。その方法も、節を残した状態で葉を取り、水に挿すだけとかんたんです。
庭がない自宅や狭いアパート住まいの方でも、土を使わずに手軽に栽培できます。挿し花としても楽しむことができますよ。
ローズゼラニウムは肥料をあまり与えなくても育つため、頻繁には必要ありません。開花期や植え替えのタイミングに成長具合を見て追肥をしましょう。
使用頻度や量は、使用している肥料に記載されている通りで構いません。少なめでも十分育ちます。
剪定は花の開花が落ち着く梅雨前に行いましょう。伸びすぎた枝を切ることでそこから枝分かれをし、花茎の多いしっかりした株に成長します。また、剪定を行うと風通しもよくなり、病害虫の予防にもつながります。
花はしぼんできたら花がらを摘み取ります。不要な花を摘み取ることで、開花している花に栄養が回りやすくなります。また、秋にも花を咲かせてくれるようになりますよ。
ローズゼラニウムは根の成長が早い植物なので、鉢植えで栽培をすると根詰まりを起こしやすくなります。鉢の底から根が出ていたら、すぐに植え替えを行いましょう。
根詰まりを起こすと保水することができなくなり、枯れやすくなります。早めに対処するのがポイントです。
4~5月の梅雨前または9~10月の秋に植え替えを行います。気候が穏やかな時期がおすすめです。このタイミングで肥料も与えましょう。
鉢植えの場合は、深くてひと回り大きい鉢に植え替えます。株の大きさによっては地植えにすることも検討してみましょう。
ローズゼラニウムは挿し木と水挿しでかんたんに増やせる植物です。茎に付いている「節」から根を出します。そのため、茎を切る際は必ず節が付いている状態にしましょう。
だいたい2週間くらいで根付きます。土は種まき用または挿し木用の土でも大丈夫です。肥料は必要ないので、培養土は使わないようにしましょう。
また、ローズゼラニウムは土に挿す前の水挿しは不要です。挿し木に花が付いていたら取り除きましょう。
そのまま水耕栽培をすることも可能です。水に発育促進剤を混ぜておくと早く発根します。
ローズゼラニウムは多年草なので年中収穫することができます。中でも春と秋に収穫するのがおすすめです。育ち盛りの時期なので、生育のいい葉を収穫することができます。
葉はハーブとして活用することができます。料理の香り付けやポプリなど、楽しみ方はさまざまです。香りを活かして切り花として飾るのもいいでしょう。ジャムやクッキーなどのお菓子に加えれば、バラの香りをプラスすることができますよ。
ローズゼラニウムの香りには自律神経やホルモンバランスを整える作用があります。リラックス効果も期待でき、特に女性特有の体の不調を和らげてくれます。
他にも、代謝を良くする作用があるので冷え性の方にもおすすめです。入浴剤として使用すれば、心身ともにリラックスできるでしょう。
ローズゼラニウムは虫が嫌いな成分を分泌しているため、害虫がほとんど寄ってきません。葉を乾燥させたものを植物の周囲にまけば、虫よけにもなります。丈夫で病気の心配もないので、初心者でも育てやすい植物です。
ローズゼラニウムはバラの香りが特徴的なハーブです。鉢植えや地植えだけでなく、水耕栽培でも育てられます。定期的な剪定だけで他に特別な手入れは必要ないので、初心者でもかんたんに栽培できる植物です。
葉を収穫すれば、料理やお菓子作りなどに活用することができます。香りにはリラックス効果があり、ポプリや入浴剤など楽しみ方はたくさん。ぜひ、いろいろ試してみてくださいね。