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スナップエンドウの育て方を一般家庭向けに解説!必要なものから注意点まで

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

スナップエンドウはほのかな甘みとシャキシャキとした食感が特徴の春野菜です。プランターを使って手軽に育てられるため、家庭菜園にもおすすめです。今回は、スナップエンドウの特徴や育て方、栽培する上で注意するポイントなどを詳しく解説します。

スナップエンドウ/さやえんどうの特徴

スナップエンドウ

スナップエンドウは4月から6月が旬の緑黄色野菜で、ビタミンCをはじめ、ビタミンAやビタミンB1を豊富に含んでいます。元々はアメリカでグリーンピースを品種改良して作られました。成長してもさやが硬くならないため、肉厚でシャキシャキとした食感のさやと甘みのある豆の両方を食べることができるのが特徴です。

スナップエンドウは、パリっとした食感とスナックのように食べられる手軽さから、かつては「スナックエンドウ」という名前で呼ばれることもありました。しかし、こちらは特定の会社が販売する商品を指すため、農林水産省が1983年に正式名称を「スナップエンドウ」に統一するようになりました。

スナップエンドウが属するマメ科エンドウ属には、他にもさやえんどうや実えんどう、豆苗があります。これらは同じエンドウ属ですが、収穫のタイミングや食べる部位が異なります。

例えば、豆苗はえんどうの新芽を収穫したものです。新芽が成長し実が成った後、豆が大きくならないうちに収穫したものがさやえんどう、豆が大きくなった段階で収穫したものが実えんどうです。さやえんどうは柔らかいさやを、実えんどうは豆をメインに食べます。

スナップエンドウを育てるのに必要な環境

プランターのスナップエンドウ

スナップエンドウは10月から11月上旬に種まきを行い、約半年後の4月中旬から6月上旬に収穫するのが一般的です。苗から育てる場合は、11月中旬から12月上旬に植え付けを行います。寒冷地では越冬が難しいため、春に種をまいて夏に収穫することもあります。

スナップエンドウをプランターで栽培するときは、株と株の間隔を20cm程度確保するため、横幅が60cm以上あるプランターがおすすめです。支柱を立てることも考慮し、高さが30cm以上ある深底タイプが良いでしょう。

プランター栽培では野菜用の培養土を使用すると簡単に土づくりができます。スナップエンドウは酸性土壌に弱い性質があるため、pH6.0~7.0を目安に培養土を選びましょう。また、連作障害を防ぐため、4年以上エンドウを栽培していない土壌で育てる必要があります。

種まきや植え付けを終えた後は、生育適温である15~20℃を保ち、日当たりの良い場所に置きましょう。スナップエンドウは土壌の水分が多いと根腐れを起こしてしまうため、やや乾燥気味に育てます。水やりは土の表面が乾いたタイミングで行うのが理想的です。

準備するもの

スナップエンドウをプランターで栽培する場合には、種やプランター、培養土、肥料、鉢底石、支柱、ネット棚、鳥よけネットなどを準備する必要があります。ここでは、選び方のポイントやおすすめ商品を紹介します。

スナップエンドウの種

スナップエンドウの種には、つるあり種とつるなし種があります。つるあり種は草丈が120cm以上に伸びるため、長い支柱やネット棚を立てる必要がありますが、つるが長い分収穫量が多いのが特徴です。

一方、つるなし種はつるが60~80cm程度までしか伸びないため、つるあり種に比べると、収穫量は少なくなりますが、場所を取らずに栽培でき、収穫までの期間が短いというメリットがあります。

たくさん収穫したい場合にはつるあり種、狭いスペースでコンパクトに育てたい場合にはつるなし種がおすすめです。

培養土

スナップエンドウは酸性土壌に弱い性質があるため、土壌酸度に注意し、pH6.0~7.0の培養土を選ぶ必要があります。酸度の調整は園芸初心者には難しいため、あらかじめ野菜専用に酸度が調整された培養土を購入するのがおすすめです。また、元肥入りの培養土は自分で肥料を調合する必要がないため、初心者の方にもおすすめです。

マグアンプK入り野菜を育てる培養土 5L

植物が栄養を吸収しやすくする有機物「腐植」とゆっくり長く効く肥料である「マグアンプK」を配合した野菜用培養土です。マグアンプKの配合により、しばらくの間は追肥の必要がありません。また、赤玉土を20%配合しているため、排水性と保水性に優れている点も特徴です。

プランターの土14L SE(群馬・長野・愛知・三重限定)

通気性や排水性、保水性、保肥力に優れている元肥入りの培養土です。一袋で65cmのプランター一杯分なので、マンションのベランダなどで野菜を育てる際におすすめです。pH調整済みで酸性土壌に弱いスナップエンドウにも安心してお使いいただけます。

おいしい野菜を育てる培養土 25L S1

有機堆肥と有機肥料を配合した野菜用培養土です。有機堆肥や有機肥料は分解されるまでに時間がかかるため効き始めは遅いですが、長期間持続するという特徴があります。堆肥を含むことで土壌がふかふかになり、植物が良く育ちます。

肥料

肥料は培養土に予め混ぜ込んでおくほか、春になり花が咲いた頃には追肥としても使用します。マメ科の植物は、根に共生する菌が窒素を作り出すため、窒素が少ない肥料がおすすめです。

おいしい野菜を育てる肥料 2.2kg

有機成分を含む天然原料を100%使用した野菜用肥料です。骨粉を配合することで実つきが良くなり、有機成分が旨味を引き出すため、美味しい野菜ができるでしょう。元肥・追肥ともに使用でき、粒状タイプでまきやすいのが特徴です。

プランター

スナップエンドウは株と株の間隔を20cm以上確保する必要があるため、横幅60cm以上のプランターがおすすめです。また、根が下に向かってまっすぐ伸びていく植物であることや、支柱を立てることも考慮し、深さは30cm以上あるものが良いでしょう。

木製プランター深型 300

ナチュラルな質感が特徴の木製プランターです。直径が30cmであるため場所を取らず、スナップエンドウなら1株を育てることができるでしょう。見た目がおしゃれなので、家庭菜園を楽しみつつ庭の景観にもこだわりたい方におすすめです。

菜園プランター 510 ダークブラウン

横幅が約51cmのワイドタイプのプランターです。スナップエンドウであれば、2株程度植えることができるほか、トマトやナス、きゅうりなどの栽培にもおすすめです。底面にはスノコが、プランターの縁には支柱スタンドの穴が設けられており、初心者の方でも手軽に家庭菜園を楽しめるでしょう。

楽々菜園プランター 750 フレーム付き グリーン

横幅が約75cmあり、スナップエンドウであれば3株植えることができるプランターです。貯水機能により6.5Lほどの水を貯められるため、数日間留守にすることが多い方でも水涸れを防ぐことができるでしょう。また、空気の循環を良くするサイドスリットや持ち運びに便利な取っ手、支柱を立てる穴など、利便性を考えたデザインも特徴です。

支柱

支柱は長く伸びるつるを誘引し、つるや葉に十分な日光を当てるために使用します。つるあり種かつるなし種かによって、つるの長さが異なるため、種類によって適切な長さの支柱を選びましょう。

ネット付サポート支柱 11×1200mm

支柱と園芸ネットがセットになっており、野菜やつる花などの誘引や、茎や幹のサポートに最適な商品です。3本の支柱がセットになっているため様々な組み方ができ、植物の種類や成長に合わせてサポートすることができます。プランターを取り付けてネットフェンスとしても楽しめるでしょう。

ネット棚

栽培する株数が多いときは支柱にネットを張り、広範囲につるを伸ばせるようにしておきます。ネットを張ることで、つるや葉が満遍なく日光を浴びることができ、収穫量アップにもつながります。使用するネットはつるあり種かつるなし種かによって適切な大きさのものを選びましょう。

麻ひもネット 1.8×1.8

つる性の植物の棚や緑のカーテンなどに最適な麻素材のネットです。天然素材を100%使用して作られているため、植物への馴染みが良いのが特徴です。使用後は植物のつると一緒に土中に埋めて自然分解させることができ、環境に優しい製品です。

鳥よけネット

スナップエンドウはヒヨドリなどの鳥に狙われやすい野菜です。発芽したばかりで食べられてしまうことがあるため、ネットを使って鳥害を防ぎましょう。鳥よけネットは目が細かく、くちばしで突かれても破けない丈夫な素材のものがおすすめです。

強力防鳥網 30mm 4坪 3.6×3.6m

網地の糸が太く丈夫な鳥よけネットです。4坪サイズなので、プランター栽培だけでなく、畑や果樹園など広範囲に使用したい場合にもおすすめです。目は30mmと細かいため、鳥のくちばしが入りにくいのも特徴です。

鉢底石

鉢底石はプランターの底面に敷いて通気性や排水性を保つための道具です。また、水やりをしたときの土の流出や害虫の侵入を防ぐために、鉢底石の下にネットを敷くこともあります。鉢底の排水性を確保し、根腐れを防ぎましょう。

ネット入り鉢底石

0.5Lずつネットに包まれており、プランターへの設置が簡単な鉢底石です。横幅65cmのプランターであれば4個、6~8号の鉢であれば1個というように、容器のサイズに合わせて調節しやすいのが特徴です。使用後は培養土と分別しやすく、再使用もできて経済的です。

スナップエンドウの育て方

水やり

適した時期に正しく手を加える ことで、美味しいスナップエンドウを収穫することができます。ここではスナップエンドウをプランターで育てる手順を解説していきますので、各工程のポイントを押さえておきましょう。

種まき

種まきは10月から11月上旬に行うことが重要です。スナップエンドウは幼苗のうちは寒さに強いですが、大きくなると耐寒性が低下します。株が成長しすぎず、草丈が15~20cmくらいのタイミングで冬越しするように、種まきに適した時期を守りましょう。

まずはプランターの準備をします。プランターに鉢底石やネットを敷いたら、全体の8分目くらいまで培養土を入れます。

土の表面に20cmほど間隔をあけて深さ1cm程度のくぼみを作ります。くぼみ1カ所につき、4~5粒の種を入れ、上から土をかぶせて手で優しく抑えましょう。種をまき終えたら、プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷり水をやります。

スナップエンドウは新芽でも鳥害に遭う恐れがあるため、種まきのタイミングで鳥よけネットや不織布をプランターに被せておくと安心です。15~20℃の適温を維持していれば、約一週間程度で発芽するでしょう。

間引き

本葉が2枚程度出てきたら間引きをします。間引きとは1つのくぼみに芽が1~2本となるように、成長の遅いものや弱々しい芽を抜くことです。茎が太く、生育が順調な苗を厳選することで、より栽培が成功しやすくなります。

スナップエンドウは種まきの際、1つのくぼみに数粒の種をまいているため、同じくぼみから発芽した苗は全て近いところにあります。間引きをするときは残したい苗まで抜いてしまわないようにゆっくりと引き抜きましょう。

水やり

種をまいた後は鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。ただし、スナップエンドウは基本的に加湿に弱い野菜であるため、根腐れを防ぐためにも普段は土が乾いたタイミングで水やりをすることが大切です。

開花時期には吸水量が増えていきます。この時期は土が乾きすぎないように水やりをすると、さやが大きく伸び、収穫量が安定するでしょう。

追肥

植物は元肥の栄養分を吸収しながら成長していくため、種まきから3~4か月が経過すると、徐々に肥料が足りなくなってきます。そのため、生育が盛んになる3月中旬〜4月上旬の支柱立ての時期と、4月上旬〜4月下旬の花の咲き始めの時期に追肥を行いましょう。

粒状の固形肥料は株の周囲にまくだけで簡単に追肥ができ、初心者の方にもおすすめです。1株に15~20gくらいをまきます。肥料が多すぎてしまうと、つるばかり伸びて実が育たないため与えすぎに注意しましょう。

支柱立て・誘引

越冬後はつるが伸び始めるため、草丈20cmくらいを目安に支柱を立てます。つるが長く伸びるつるあり種は、長さ1.5~2mの支柱を立てましょう。また、つるなし種のつるは比較的、短いですが、つるや葉に満遍なく日光を当てるため1.2m程度の支柱を立てて誘引します。

支柱はプランターの両脇に地面と垂直になるように1本ずつ立てます。2本の支柱を繋ぐように横向きの支柱を上部に1本組んでおくと安定するでしょう。数株栽培しているときは、垂直に立てた支柱にネットも設置しておきます。

支柱を立てた直後は、つるを支柱やネットに誘引しておくと、成長とともに自然に巻きつき、上に向かって伸びていきます。

収穫

一般的には開花後10~25日ほどでさやが膨らみ、緑鮮やかなスナップエンドウができます。さやの厚みをもとに収穫のタイミングを見計らい、十分に膨らんできたら収穫しましょう。収穫するときは片手でつるを押さえながらもう一方の手でさやを持ち、軸の付け根を折るようにして摘み取ります。

スナップエンドウは収穫が遅れると実が固くなるため注意が必要です。収穫の適期を見極めて、みずみずしく風味の良いスナップエンドウを収穫しましょう。

栽培時の注意点

うどん粉病のスナップエンドウ

スナップエンドウを栽培するときは、病害虫と冬越しのタイミングに注意しましょう。ここでは、代表的な病害虫への対策や、最も寒さに強い状態で冬越しをするポイントを解説します。

病害虫への対策

家庭菜園を行うには病害虫対策が欠かせません。スナップエンドウは収穫が始まる4月~10月にかけてうどんこ病が発生しやすくなります。苗を枯らさないためにも、葉に白い斑点やカビが見られるときは、すぐに被害に遭った葉を摘み取り処分しましょう。

また、害虫ではハモグリバエやアブラムシにも注意が必要です。ハモグリバエは葉肉の中に生息していることが多いため、見つけ次第駆除しましょう。ピンセットなどで潰すか、殺虫成分ジノテフランを含む薬剤を散布しましょう。アブラムシは新葉や花についていることが多い害虫です。見つけたときは酢が原料の薬剤で駆除するのがおすすめです。

冬越しのタイミング

スナップエンドウを栽培する上では冬越しのタイミングも重要です。小さすぎる株や大きく成長しすぎた株は寒耐性が低いため、最も寒さに強い草丈15~20cmの大きさで本格的な冬を迎える必要があります。種まきの適期を守り、冬越しのタイミングを合わせましょう。

プランターで手軽にスナップエンドウの栽培を楽しみましょう

スナップエンドウの収穫

スナップエンドウはエンドウの中で唯一、さやと豆の両方を食べることができる野菜です。プランター栽培で育てるときは、まず必要資材を準備し、種まきの適期を待つことが大切です。10~11月上旬に種をまけば、寒耐性の高い状態で冬越しができ、安定した収穫量を見込めるでしょう。

水やりや間引き、追肥、支柱立てと収穫までの工程は多いですが、ひとつひとつポイントを押さえて育て、4~6月の収穫期には肉厚のさやと甘みのある豆を楽しみましょう。

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