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ゲンゴロウの飼い方は簡単? 成虫と幼虫とでは飼育方法がまるで違う!

スタッフ

カインズ How to ペット編

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カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」のペット関連のコンテンツを文字起こししています。

水中を元気に勢い良く泳ぎ回るゲンゴロウ。タガメと並ぶ水生昆虫の王であり、丈夫で餌やりに困らず、常温管理で越冬もできる手間がかからない昆虫です。その格好良さから「飼ってみたい!」というお子さんもいるのではないでしょうか。

ゲンゴロウの成虫の飼い方は比較的簡単ですが、幼虫から飼いたい方、繁殖させたい方はちょっとした注意が必要です。ゲンゴロウの幼虫は成虫よりも遥かにデリケートで、餌は生きた生物しか食べません。成虫の感覚で飼っていると、あっという間に死んでしまう恐れがあります。

そこでこの記事では、ゲンゴロウの上手な飼い方を必要なグッズと併せて解説します。うまく飼育すれば3年以上生きることもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

ゲンゴロウってどんな虫?

ゲンゴロウってどんな虫?

学名 Cybister japonicus
分類 ゲンゴロウ科・ゲンゴロウ属
分布 日本・朝鮮半島・台湾など
体長 3~4cm
体色 黒褐色・緑褐色
食性 肉食
寿命 2年以上

ゲンゴロウはゲンゴロウ科・ゲンゴロウ属に属する水生昆虫の総称です。名前の由来は、背中の甲羅が黒いことを意味する「玄甲(げんがわら)」がなまったのだといわれていますが、ある欲深い男の名にちなんで付けられたという民間伝承もあり、はっきりわかっていません。

ここでは、国内のゲンゴロウの代表種である「ナミゲンゴロウ」を例に、その特徴を紹介します。

外見上の特徴

とにかく水中活動に適した体をしています。体格は卵のような流線型で水中の抵抗が少なく、大きく発達した後ろ脚には遊泳毛と呼ばれる水掻き状の毛が生えています。

成虫の体長はオスが約3~4cm、メスが3~4cm強と、メスのほうがやや大きめ。オスの前脚にはメスを捕まえるための吸盤状の毛が生えており、メスの羽にはオスがつかみやすいように溝ができているのも面白い違いです。

体色は、光の反射によっては緑っぽく見えますが、おおむね黒い体をしています。また、体型の外周部には黄色い線も見られます。

生息地

日本各地に生息していますが、日本固有種ではなく、朝鮮半島や台湾、中国、シベリアなどにも分布しています。

主な生息地は、山間部の田んぼや沼池・川などの水辺です。ただ、近年は水田の減少や農薬の散布などにより、生息域は極めて局所的になりました。環境省レッドリストでは、絶滅の危機が増大している「絶滅危惧II類(VU)」に分類されているほど。特に都市近郊では壊滅的な状態といえるでしょう。

食性 

ゲンゴロウは幼虫時代を通して肉食ですが、成虫は意外に温厚で、タガメのように生きた生物をやみくもに襲うことはあまりありません。基本的には、死んだり弱ったりしている生き物を食べることが多いでしょう。

ただし、幼虫時代は獰猛なハンターです。人間の体組織をも壊死させるほどの毒と消化液を武器に、ドジョウやオタマジャクシ、小魚などを襲って食べます。自分より大きな生き物を狙うことも珍しくありません。

ゲンゴロウならではの能力

水泳力

水中抵抗が少ない流線型の体格とブラシ状の後ろ脚を活かし、猛スピードで泳ぎ回れます。羽と腹の間に空気を溜めておくこともできるため、長時間の潜水も可能です。

飛翔力

ゲンゴロウは水生昆虫ですが、多くの甲虫と変わらない飛翔能力も備えています。特に夜間は餌を求めて光の下に集まるため、電灯などに飛来してくることもあります。

護身力

さすがのゲンゴロウも、自分より遥かに大きいアメリカザリガニや、獰猛なブラックバスにはとても敵いません。襲われそうになると、背中や肛門、口から悪臭のする体液を放ちます。もちろん人間に対しても噴射するため、ゲンゴロウを素手でつかむときは注意が必要です。

活動サイクルと寿命

ゲンゴロウの活動期は5月~10月頃です。夏頃にかけて交尾し、産卵を控えたメスは、ガマ、アシ、セリ、オモダカといった水草の茎をかじってその内部に卵を産み付けます。一度の出産で10~15mm程度の卵を20~30個を産むといわれています。

何事もなくいけば10日から2週間で孵化し、約40日間幼虫として過ごします。幼虫時代のゲンゴロウはトンボのヤゴのような姿をしており、クワガタばりの大きな顎で手頃な水生生物を襲って食べます。とにかく食欲旺盛で、共食いすることも珍しくありません。最終的には最大8cmにもなります。

蛹になる準備ができると餌を食べなくなり、土手などの陸地に上陸します。土中に蛹室(ようしつ)を作って蛹となり、約10~14日で成虫の姿になります。すぐに泳ぎ回ることはできないため、約1週間は引き続き蛹室にこもります。

晴れて成虫デビューした後は、自然界でも2~3年生きるといわれています。飼育下の天敵がいない環境であればそれ以上生きることも可能でしょう。

ペットとして飼われるゲンゴロウの種類と値段

ペットとして飼われるゲンゴロウの種類と値段

ゲンゴロウは、代表種のナミゲンゴロウ以外にもおよそ140種類の仲間がいるといわれています。どの種類もナミゲンゴロウとは一味違った個性があり、ペットとしての飼い方も特に変わりません。ここでは、ゲンゴロウの仲間の一部を紹介します。

クロゲンゴロウ

外見上の特徴 ・体長:2~2.5cm
・真っ黒のボディ
・外周部に黄色線がない
分布 本州、四国、九州
保全状況 準絶滅危惧種(NT)

真っ黒で光沢のあるボディが特徴のクロゲンゴロウは、体長2~2.5cm程度と、ナミゲンゴロウよりも少し小型のゲンゴロウです。太陽や照明の当たり具合によっては、美しいエメラルド・グリーンに見えることもあります。

北海道を除く日本全土に分布しており、ナミゲンゴロウと同じく個体数を減らしているものの、根気よく探せば自然採集も可能です(ただしむやみな乱獲をしてはいけません)。ただ、販売価格の相場は1匹500~800円ほどなので、ペットショップやネットオークションで入手したほうが早いかもしれません。

コガタノゲンゴロウ

外見上の特徴 ・体長:2.5~3cm
・後ろ脚が暗赤褐色
分布 関東以南、四国、九州、南西諸島
保全状況 準絶滅危惧種II類(VU)

名前の通りの小型のゲンゴロウですが、体長は、2.5前後と、クロゲンゴロウの大きさとさほど変わりません。かつては関東以南の暖かい地域でよく見かけ、特に四国、九州、南西諸島の水田やため池、湿地で見かけることが多いといわれていました。多くの都道府県で絶滅危惧IA類に指定されていましたが、温暖化に伴い分布を広げているようで、現在は絶滅危惧Ⅱ類に下方修正されています。

販売価格は1匹600~900円、数匹セットで2,000~3,000円が相場でしょう。

ヒメゲンゴロウ

 

外見上の特徴 ・体長:1~1.2cm
・上羽に小さな黒点
分布 日本全土
保全状況 大きな問題なし

ヒメゲンゴロウは体長1~1.2cmと非常に小型のゲンゴロウです。体色はやや黄褐色で、小さな黒い点刻が並ぶ姿が美しいと評判です。日本全土で生息が確認されており、ナミゲンゴロウと比べると見つけやすいでしょう。

小さいながらも食欲旺盛でタフなので、ゲンゴロウのなかでも比較的飼いやすい部類に入ります。入手もさほど難しくないせいか、ペットショップではワンコイン程度で販売されています。

なお、ヒメゲンゴロウの亜種として「オオヒメゲンゴロウ」がいますが、やはり小型で体長は1.3~1.4cmほどしかありません。

シマゲンゴロウ

外見上の特徴 ・体長:1.2~1.4cm
・薄黄色の4本の縞模様
・頭部近くに2点の薄黄色の模様
分布 日本全土
保全状況 準絶滅危惧種(NT)

シマゲンゴロウは、黒く細長いボディに薄黄色の4本の縞模様を持つゲンゴロウです。頭の後ろに2つの点模様があるのもチャームポイントです。北海道から九州まで幅広い地域に分布していますが、現在は個体数が激減しており、準絶滅危惧種に名を連ねています。

自然採集は難しいですが、ペットショップやブリーダーから入手することは可能です。1匹600円から高くても1,000円程度と、お迎えしやすい価格で取り扱われています。

チビゲンゴロウ

外見上の特徴 ・体長:2mm
・暗褐色に黄褐色の縦筋模様
分布 日本全土
保全状況 大きな問題なし

チビゲンゴロウは、体長約2mmのチビサイズのゲンゴロウです。日本全土で見ることができ、保全状況も比較的良好ですが、とにかく小さいためよく探さないと見つけにくいでしょう(泳いでいるときは黒ゴマが動き回っているようにしか見えないという声も)。

飼育自体は特に難しくなく、小型のプラケースでも飼えます。小さくても立派なゲンゴロウの仲間であり、元気いっぱいに泳ぎ回る姿を観察できるでしょう。

ゲンゴロウモドキ

外見上の特徴 ・体長:2mm
・腹部が黒色
分布 種類により異なる
保全状況 絶滅危惧種(IA)

ゲンゴロウモドキは、「モドキ」と呼ばれていますが、きちんとしたゲンゴロウの仲間です。見分けるポイントは腹部の色で、ゲンゴロウが黄色っぽいのに対し、ゲンゴロウモドキは黒色です。

「エゾゲンゴロウモドキ」「アズマゲンゴロウモドキ」「シャープゲンゴロウモドキ」と亜種がいますが、ゲンゴロウモドキを含め絶滅の危機に瀕しており、大変貴重です。ペットショップやオークションでは、ナミゲンゴロウの倍以上の値段で取り扱われていることもあります。

ゲンゴロウを飼うために必要なもの

ゲンゴロウを飼うために必要なもの

ここではナミゲンゴロウの飼い方を代表に解説しますが、ほかのゲンゴロウでも基本的には同じです。ゲンゴロウを飼う際は、次のものを用意してください。

  • 飼育容器(ふた付き)
  • ろ過装置(フィルター)
  • 床材
  • 水草
  • 足場
  • 飼育水

これらをセットにした「ゲンゴロウの飼育セット」も販売されていますが、ここでは一つひとつを個別に紹介します。

飼育ケース(ふた付き)

水槽でもプラケースでも問題なく飼えますが、床材に砂利などを入れるため、底面が傷つきにくいガラス製水槽のほうが適しています。大きさは30cm以上が理想。ペアでの飼育や繁殖を考えているなら、できるだけ広めの水槽を用意してあげましょう。あまりに小さいとストレスを受けるだけでなく、共食いにもつながります。

下記の商品はメダカ用と謳っていますが、ほかの水生生物にも代用可能です。

なお、ふたは必須です。ゲンゴロウには飛翔能力があり、飛ばないにしても足場やエアチューブなどを登って脱走にチャレンジする傾向があります。ちょっとした隙間からでも抜け出せるため、しっかりとしたふたを用意しましょう。

エアレーション・ろ過装置(フィルター)

ゲンゴロウは肉食性で水を汚しやすいため、頻繁な水換えをしないのであればろ過装置(フィルター)を用意するとよいでしょう。ろ過装置には底面フィルターや投げ込み型フィルター、スポンジフィルターなどさまざまなタイプがありますが、どれを使用するにしろ、あまり強い水流を起こすのは避けてください。ゲンゴロウが泳ぐ妨げになります。

床材

床材は水草を植えるために4~5cmになるよう敷き詰めます。種類は普通の砂利でも構いませんが、水質保全に役立つ観賞魚の砂がおすすめです。水草を植えない場合でも2~3cm敷いておくとよいでしょう。

水草・ライト

ゲンゴロウにとって水草は、隠れ家、足場、産卵床と、さまざまな役割を果たすアイテムです。足場用にはオオカナダモやマツモ、産卵用にはホテイアオイ、オモダカ、セリなどがよく選ばれています。複数を植えておくとよいでしょう。

光合成ができるよう、ライトの設置もお忘れなく。1日6時間以上点けるのが目安です。

足場

ゲンゴロウは陸地に上がって甲羅干しを行うことがあります。水草では足場が心もとないため、がっちりとした流木を置いておきましょう。木の先端が水面上に出るようにレイアウトする必要があります。

飼育水

飼育水は水道水で構いませんが、そのままではカルキによるダメージを受けてしまう恐れがあります。バケツなどに半日以上汲み置きした水道水を使用するか、水質調整剤を使用しましょう。水滴タイプの水質調整剤であれば、一瞬で塩素を中和できます。

餌は動物性たんぱく質ならほとんど何でも食べますが、人間が食べるものは油脂が多かったり、添加物が入っていたりするため、観賞魚用のペレット餌を与えるとよいでしょう。もちろん、コオロギやカエル、蛾の幼虫など、生き餌が手に入るのであれば、それに越したことはありません。

一方、幼虫には必ず生き餌が必要です。コオロギやアカムシ、ヤゴ、オタマジャクシ、メダカ、金魚などを与えてください。特にコオロギは栄養価が高いため、幼虫から飼う場合は餌用のイエコ(ヨーロッパイエコオロギ)を用意しておくとよいでしょう。

ゲンゴロウの上手な飼い方(成虫)

ゲンゴロウの上手な飼い方(成虫)  

ゲンゴロウは水質の変化に強く、寒い季節でも常温で管理できます。また、餌は人工飼料や残り物でも問題なく、常に生き餌が必要な訳ではありません。オスとメスを同居させれば、自然に繁殖することがほとんどです。

以上から、ゲンゴロウの成虫を飼うのは比較的簡単ですが、それでも注意したほうがよいポイントはあります。ここでは、成虫のゲンゴロウを上手に飼う方法を紹介します。

餌は1日1回、たまには生き餌を

ゲンゴロウは絶食に強く、1週間は餌なしでも生きられるといわれていますが、あまりにお腹が空くと共食いのリスクが増します。餌は基本的に1日1回、食べ切れる量を与えましょう。動物性たんぱく質の餌は水質の汚染を早めるため、やりすぎには要注意です。

人工飼料も食べますが、たまにはコオロギを与えてください。餌用のコオロギ(イエコ)は自分で育てる手もありますが、トカゲなどの餌用として大量販売されているものを購入してもよいでしょう。

混泳はリスク覚悟で行う

ゲンゴロウはほかの水生生物との混泳が可能です。小型でおとなしいメダカや、遊泳層が異なるドジョウ、タニシとの共同生活ができます。また、ヌマエビなどはゲンゴロウの食べ残しを食べてくれ、水槽クリーナーとして活躍してくれます。観賞の楽しみを上げる意味でも、ほかの水生生物と混泳させてもよいでしょう。

ただし、混泳には捕食のリスクを伴います。ゲンゴロウがほかの水生生物を食べることはもちろん、同居する生物によっては逆に食べられる恐れもあります。

混泳はできるだけ大きな水槽でさせ、餌不足が起こらないよう管理しましょう。

夏場の直射日光は避ける

ゲンゴロウは寒さに強く、多くの水生生物で必要になるヒーター類は不要ですが、暑さには弱い一面があります。直射日光が当たる場所に飼育容器を置いておくと、暑さにやられて死んでしまうかもしれません。飼育容器は日陰や半日陰になる、風通しが良い場所に置きましょう。

繁殖させたくない場合は単独飼育で

オスとメスを同居させておけば、自然に繁殖することも珍しくありません。一般的には、水温が25℃以上で、日照時間が13時間以上の環境で繁殖スイッチが入ります。早ければ5月頃から、遅ければ秋頃に産卵が始まるでしょう。

しかし、幼虫のお世話は成虫以上に手間がかかります。見た目もグロテスクで、幼虫のお世話まではできないという方もいるでしょう。そのためゲンゴロウが増えるのが好ましくない場合は、そもそも単独で飼育するか、同性同士で飼育してください。

ゲンゴロウの上手な飼い方(幼虫)

ゲンゴロウの上手な飼い方(幼虫)

ゲンゴロウの幼虫には必ず生き餌が必要であり、成虫よりも何かと手間がかかることがほとんどです。また、幼虫は放っておくと共食いをし始めるため、単独飼育をするための飼育容器も必要です。ここでは、ゲンゴロウの幼虫の飼い方を注意点とともに紹介します。

まずは幼虫を保護する

ゲンゴロウが交尾し、水草をかじった跡があれば、水草の内部に卵を産み付けている可能性が高いです。生育環境が良好であれば2週間程度で孵化し、孵化した幼虫は水草の周辺に漂っているでしょう。

そのまま放っておくと兄弟同士で共食いを始めるほか、親ゲンゴロウに食べられてしまう恐れもあるため、即座に別容器に移してください。幼虫は15mm程度なので、プリンカップなどの大きさの容器があれば十分です。

なお、ゲンゴロウの幼虫は、生まれた直後は白っぽい体色をしていますが、徐々に黒い模様が出始めます。

成長に合わせた生き餌さを与える

1令幼虫は、自然界ではミジンコやボウフラを捕食しています。飼育下では用意するのが難しいため、アカムシやミズムシ(ミズゲジ)を与えるとよいでしょう。1日5匹程度が目安です。順調に育てば約1週間で脱皮し、2令幼虫になります。

2令幼虫になると、小魚等を食べられる体になります。アカムシやミズムシに加え、ミルワームやコオロギなども与えてください。コオロギは、餌用としてよく使われるイエコ(ヨーロッパイエコオロギ)がおすすめです。Sサイズの個体を水に浮かべておけば、食欲旺盛な2令幼虫が食いつきます。

3令幼虫ともなると、もう小さな餌では栄養が足りません。Mサイズのイエコに加え、メダカ、金魚など食べ応えのある生き餌も与えましょう。大切な成長期なので、常に餌がある状態をキープすることが大切です。

水換えは毎日行う

ゲンゴロウの幼虫は生き餌さが必要な関係から、飼育水が汚れやすくなります。幼虫は水質の悪化に弱いため、水換えをさぼるとあっという間に死んでしまう恐れも……。基本的に、水換えは毎日行いましょう。

なお、幼虫のゲンゴロウは非常に獰猛で、人間相手にも噛みつき有害な成分を放出します。水換えの際は十分に注意してください。

蛹化に備えて上陸させる

3令幼虫になれば体節が伸び、6~8cmほどに成長します。そろそろ蛹化に備えて上陸しますが、蛹化前には以下のような兆候があります。

  • 餌に興味を示さなくなる
  • 脚をかいで活発に泳ぐ
  • 縁に突っつくように泳ぐ

3令幼虫となって上記のような動きが見られたら、上陸準備が整ったサインです。この機会を逃すと溺死してしまうため、陸地に上がるための足場を用意してください。

  • 少し大きめのプラカップなどを用意
  • ピートモスなど園芸用の土を用意
  • 水を含ませ、4~5cm程度の厚みになるよう敷く
  • その上に幼虫を移動させ、強制上陸させる

通常、土に移動させたゲンゴロウの幼虫は、20~30分ほどすると穴を掘り始めます。それ以上経っても微動だにしない場合は、蛹化には早いのかもしれません。一度元の飼育水に戻し、様子見を見ましょう。

水槽に移すのは硬化が完了してから

蛹化したゲンゴロウの幼虫は、1か月から2か月弱で羽化し、地上に出てきます。平均すると40~50日ほどかかるでしょう。

ただ、新成虫の体はまだ柔らかく、万全の状態ではないため、約1週間は様子見の期間が必要です。水槽に移すのは体の硬化が完了してからにしましょう。

さいごに:幼虫の飼育は難易度高め

さいごに:幼虫の飼育は難易度高め

ゲンゴロウの飼い方は成虫と幼虫とで大きく異なり、お世話の手間も雲泥の差があります。幼虫は1匹ずつの個別飼育が必須であり、栄養のある生き餌さも必要です。成虫のようにタフではないため、こまめな水質管理も怠ってはいけません。

成虫をお迎えしても、オスとメスがいて繁殖環境が整えば、自然に交尾・繁殖します。幼虫のお世話までできるかどうか、十分に考えてから入手しましょう。単体あるいは同性だけをお迎えすれば、成虫だけの飼育を楽しめます。飼育下では2年以上生きることもあるため、快適な環境を維持してあげてくださいね。

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