野菜作りをはじめて3ヶ月目の人が、野菜作りをはじめていない人に伝えたいこと
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目次/ INDEX
庭にシンボルツリーや生垣を植えようと考えている方へ、「庭に植えてはいけないと言われている木や植物」があるのはご存知でしょうか。この記事では、虫が発生しやすかったり、昔から縁起が悪いとされていたりと庭に植えてはいけない木や植物を厳選して15種類ご紹介。庭にどんな木や植物を植えるか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
庭に植えてはいけない木や植物の特徴として、次の3つがあります。
1.については、ガーデニングに虫はつきものですが、なるべくなら虫がつきにくい木や植物を植えたい方が多いと思います。そもそも木に虫がついていると見栄えも悪いですし、洗濯物についたり病気が発生して最悪の場合枯れてしまうこともあるため注意が必要です。定期的に剪定をして風通しを良くしたり、虫が発生したらすぐ駆除したりするようにしましょう。
2.は成長が早いのはメリットな反面、お手入れせずに放置すると葉や枝が広がりすぎたり茂りすぎたりしてしまいます。最初は鉢やプランターで育てるなど、広がりすぎないように対策が必要です。また、葉が茂りすぎると風通しが悪くなり、病害虫発生の原因にもなるため、普段中々剪定などのお手入れができない場合は注意しましょう。
3.については、昔から縁起が悪いとされているサルスベリやツバキ、ビワなどは植えないほうが良いと言われていますが、ただの語呂合わせや迷信だったりと、根拠のないものがほとんどです。縁起が悪くてもポジティブな花言葉を持っていることもあるので、家族とも相談しながらとくに気にならないようであれば植えるのを検討しても良いでしょう。
春の花の代表とも言えるサクラ。白や薄ピンクの花色がかわいらしい木ですが、サクラはモンクロシャチホコやエゾシロチョウなどの毛虫や、マイマイガやドクガなどの害虫がつきやすく注意が必要です。害虫の他にも、せん孔褐斑病やてんぐ巣病などの病気にもかかりやすいため、庭に植えようと考えている方はあらかじめ病害虫対策が必要になります。
毛虫などの害虫対策として、枝葉を定期的に剪定して風通しを良くしたり、オルトランなどの薬剤を散布する方法があります。剪定はサクラの落葉期でもある11月頃に行いましょう。剪定するべき枝は、すでに弱ったり枯れている枝や他の枝に絡むように伸びている枝、他の枝と逆の方向に伸びている枝など。剪定できたら切り口に殺菌剤を塗っておくと病気対策にもなります。
薬剤を使用する場合は、粒状のオルトランを地面に撒いたり樹幹に打ち込か、液剤タイプや水和剤タイプのオルトランを散布するのがおすすめです。
もしすでに病害虫が発生している場合は、見つけ次第早めに対処していきましょう。サクラに発生する害虫は葉を食害することが多いため、虫食いの葉を見つけたらすぐに駆除していきます。合わせて枝もチェックし、大量に発生している場合は葉や枝ごと切り落としてください。
同じくバラ科の植物のヒメリンゴは、春頃開花し秋頃に1〜2cmほどの小さな実をつけます。ヒメリンゴにはオンシツコナジラミやアブラムシ、ハマキムシ、カイガラムシなどの害虫がつきやすいので注意が必要です。
サクラと同じく、ヒメリンゴも定期的な剪定をして風通しを良くすることで害虫の発生を予防できます。剪定は害虫予防だけでなく花付きや実付きを良くする効果もあるため、植え付けてから数年経ったら定期的に行うようにしましょう。
もしすでに害虫が発生しているようだったら迅速に駆除していきます。とくにヒメリンゴはカイガラムシが発生しやすく、枝にビッシリとくっついていることが多いです。幼虫であれば薬剤を散布して駆除できますが、成虫は硬い殻があり薬剤が効きにくいためブラシなどで擦り落とすように駆除しましょう。
ツバキ科のサザンカはピンクや赤、白色などの花色が特徴で、ツバキとよく似ておりチャドクガが発生しやすいです。チャドクガには強い毒性があり、体に生えている「毒針毛」に触れるだけでかゆみや腫れなどの症状を引き起こします。手入れの際は必ず厚いゴム手袋をするようにしましょう。
サザンカに発生しやすいチャドクガも、定期的に剪定をして風通しや日当たりを良くすることで予防できます。剪定の際はチャドクガの卵や幼虫がいないかもチェックしましょう。チャドクガは卵から成虫まですべての段階で体に毒針毛が生えているため、直接触れないように注意しながら行います。もし毛玉状の卵が見つかったら、ついている葉や枝ごと切り落として駆除するようにしてください。幼虫が大量発生しているようなら、オルトランなどの薬剤を散布して駆除するのがおすすめです。
サクラの花が終わった頃に咲くハナミズキは、アメリカヤマボウシとも呼ばれており、白やピンクの花色が特徴です。花はもちろんのこと、秋には赤く色づく葉や実も楽しむことができます。ハナミズキにはアブラムシやカイガラムシ、ハダニやアザミウマなどの害虫がつきやすく、うどんこ病や炭そ病などの病気にもかかりやすいので注意が必要です。
ハナミズキも同様に定期的に剪定することで害虫の発生を予防できます。ハナミズキはとくにカイガラムシが発生しやすく、枝や葉に白っぽい虫が大量にくっついていたらすぐ駆除するようにしましょう。幼虫であれば薬剤で駆除できますが、成虫になると硬い殻をもつようになり薬剤が効きにくくなるため、ブラシなどで擦り落として駆除します。
ウメには大きく分けて花ウメと実ウメの2種類があり、どちらも様々な品種があります。ただどちらもバラ科で香りもあり、アブラムやウメシロカイガラムシ、タマカタカイガラムシなどの害虫がつきやすいので注意しましょう。
ウメもハナミズキと同じくカイガラムシが発生しやすいため、あらかじめ定期的に剪定するのがおすすめです。それでも発生してしまったら、薬剤散布や直接取り除いて駆除しましょう。
ミカンは春頃には白いかわいらしい花を、上手く育てることができれば秋から冬にかけては実を収穫して楽しめます。ただ、ミカンも害虫がつきやすく、カイガラムシやアブラムシ、アゲハチョウの幼虫やミカンハモグリガなどに注意が必要です。
ミカンを始めとした柑橘類系の木も害虫がつきやすいため、定期的に剪定したり防虫ネットを張るなど対策するようにしましょう。放置すると葉を食害したり他の病気を媒介したりと被害が広がるため、見つけ次第早めに駆除するのがおすすめです。
ここまでサクラやヒメリンゴ、ウメやミカンなど虫がつきやすい木を紹介してきましたが、逆に虫がつきにくい木はオリーブやシマトネリコ、ミモザアカシアなどがあります。こちらの記事で詳しく解説しているので、庭にシンボルツリーを植えようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
和の雰囲気を感じさせてくれるタケは、生育スピードがとてもはやい特徴があります。品種にもよりますが樹高が10mになることもあるため、定期的に剪定するなどの手入れが必要です。また、タケは地下茎を伸ばして成長するため繁殖力も強く、根の広がりすぎにも注意しましょう。
さわやかな香りが特徴のミントは、ハーブティーやポプリなどによく使われており、加えて日陰でもよく育ち丈夫なため、ガーデニング初心者の方でも育てやすい植物です。ただ繁殖スピードがはやく、広がりすぎてしまうことが多いため、グランドカバーなどに使おうと思っている場合は注意しましょう。広がりすぎないように、栽培の際はプランターや鉢植えで育てるのがおすすめです。
小さな白いかわいらしい花を咲かせるドクダミは日本全国に分布しており、日陰でもよく育つ丈夫な性質を持っています。ドクダミは長い地下茎を伸ばして広がり、根も深くまで張るため、一度広がると取り除くにはかなりの労力がかかってしまいます。ミントと同様に、ドクダミも最初はプランターなどで育てるのがおすすめです。
ポピーとよく似ているオレンジ色の花を咲かせるナガミヒナゲシは、1つの実の中に1000粒以上の種子が入っており、1つの個体から合計15万粒以上の種子を持つことも。そのため繁殖力がとても強く、栽培には注意が必要です。
ミントやドクダミ、ナガミヒナゲシなどの繁殖スピードが早い植物は、庭植えしてしまうと管理が難しく、広がりすぎたり他の植物の生育を邪魔してしまうことも。そのため鉢やプランターで育てるのがおすすめです。ミントやドクダミはハーブティーや料理に使ったり、乾燥させて防虫剤を作ったりと様々な用途に活用できるので、栽培してみたい方はまずは鉢やプランターで育てるようにしましょう。
梅雨の時期に花を咲かせるアジサイは、青や紫、ピンクなどの花色もかわいらしく、初心者の方でも育てやすいので庭植えに人気のある花です。ただ、昔から「死」を連想させる花として縁起が悪いとされてきました。というのも、季節の変わり目である梅雨の時期は、病気にかかったり亡くなる人が多く、よく寺院や墓地に手向けられたり植えられたりしていたことや、アジサイの花びらが4枚(=「死」)であることが由来しています。
とはいえ、アジサイにはポジティブな花言葉がたくさんあるのも事実です。
アジサイは見た目も可愛らしく、初めての方でも育てやすいので花言葉を参考に育ててみるのもおすすめです。
赤や白、ピンクなどの花色が特徴のツバキ。花がそのままぽとりと落ちることから、江戸時代では武士の首が落ちる様子(打ち首)を連想させるとして縁起が悪い花とされてきました。ただ、ツバキには「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「控えめな愛」など奥ゆかしい花言葉もあり、花が少ない冬場に咲く貴重な花でもあることから、冬のガーデニングで人気があります。
ビワの木はこまめな剪定や薬剤散布が必要なく、暖かい地域であれば比較的育てやすい植物です。古くからビワの葉は薬として使われており、それを求めて病気の人が集まることから「病人や病気が絶えない」として縁起が悪い木だと言われてきました。ビワには「密かな告白」「治癒」「愛の記憶」など素敵な花言葉もあり、果樹の中では虫がつきにくい特徴があるため、縁起をとくに木にしない方で、かつ果樹を育ててみたいという方にはおすすめの木です。
赤い実が特徴のザクロは、熟すと実が割れる様子から「身が割れる」と縁起の悪いものだとも言われています。ただ、実の中にたくさんの赤い種子が入っていることから、子孫繁栄や豊穣のシンボルとして縁起の良い木だとされていることも。他にも「成熟した美しさ」「互いを思う」という花言葉もあるため、庭に植える木として人気があります。
サルスベリは別名「百日紅(ひゃくにちこう)」とも呼ばれており、その名の通り開花が長く続くのが特徴です。ただ「サルスベリ=猿が滑る」として、受験や商売などに滑る・失敗するというイメージから縁起が悪い木とされてきました。とはいえ、花が長く楽しめることや暑い夏の時期に花を咲かせることと、「雄弁」「愛嬌」というポジティブな花言葉もあるためシンボルツリーとして人気があります。
いかがでしょうか。ここまで、庭に植えてはいけない木として、虫がつきやすい木や繁殖力が強い木、縁起が悪いとされている木を15種類紹介してきました。虫がつきやすい・繁殖力が強い木に関しては、定期的に剪定などのお手入れができるようであれば栽培に挑戦してみても良いでしょう。繁殖スピードが早い植物については、最初は鉢やプランターから育ててみるのもおすすめです。
縁起が悪いとされている木については語呂合わせや迷信がほとんどで、ポジティブな花言葉もあるためあまり気にしないのがおすすめです。縁起を気にするよりも植物を育てる楽しみや、理想の庭づくりのためにどんな木が合うかを重要視して選んでみましょう。