【初心者必見】アロワナ飼育方法! 必要な設備や費用を専門店「アロホリック」が徹底解説
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目次/ INDEX
スパティフィラムは、15度から20度の環境で管理すれば、一年中開花する可能性がある観葉植物です。大きいものから小さいものまで多くの品種があり、自分の好みに合わせて選べます。小さな淑女という花言葉があり、贈り物としても人気です。
ここでは、スパティフィラムの育て方を紹介していきます。初心者でも育てやすいので、このページの内容を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
スパティフィラムは、アメリカの熱帯域を中心に東南アジアにも分布している、サトイモ科の観葉植物です。熱帯域原産のため、暑さには強いですが、寒さや乾燥には弱い性質があります。
大きさは品種によって大きく異なり、草丈70cmより小さいものが一般的です。上品な淑女という花言葉があり、小さい品種は贈り物としても人気があります。
スパティフィラムは、開花時期が長く日陰でも育つため、初心者にも育てやすく人気があります。花びらのように見える仏炎苞は、実は葉っぱで仏炎苞に囲まれた黄色い棒がスパティフィラムの花です。
スパティフィラムの生育期は5月~10月ですが、環境によっては一年中花を咲かせるため、長期間花を楽しめます。
スパティフィラムは動物に対して毒性があり、猫などが誤って食べてしまうと悪影響を及ぼす可能性があります。命の危険がある神経症状や痙攣などを引き起こす可能性があるので、ペットを飼っている人は十分に注意しましょう。
スパティフィラムの種はほとんど販売されていないため、苗から育てます。苗を選ぶときは病害虫、特にカイガラムシには注意しましょう。
種から育てたい場合は、知人が採種したものをもらいましょう。しかし、種から育てると開花までに3年以上はかかるため、根気が必要です。
また、スパティフィラムは10度以下の環境では生長することができないため、地植えで冬越しするのは難しいでしょう。鉢植え(プランター)で育て、気温に合わせて場所を移動させましょう。
スパティフィラムを直射日光に当てると葉焼けを起こすので、直射日光を避け明るい日陰で育てます。屋外の日向で育てる場合は、夏は70%、春と秋は40%程度遮光すると良いでしょう。遮光には、遮光ネットや寒冷紗を使うのがおすすめです。
ただし、日に当たらないと花がつかなくなるので、完全な日陰は避けます。室内で育てる場合は、レースのカーテン越しに日が当たるように、窓辺で管理します。
10度以下では生長できないため、冬の間は室内で管理し、最低でも8度以上の環境にすることが理想です。寒いと枯れてしまう可能性があるので、注意しましょう。
冬の窓際は特に寒いので、日中は日当たりが良い窓際に移動させていても、夜は部屋の中央に移動させる必要があります。
花を咲かせるなら15度から20度で管理すると良いでしょう。この温度内であれば、冬でも花を咲かせることができます。
スパティフィラムは湿度を好む性格ですが、水のあげすぎには注意しましょう。水をあげすぎると根腐れを起こして枯れてしまう可能性があります。水やり後は、受け皿に水を溜めておかず、すぐに捨てることを心がけます。
夏は水切れを起こしやすいので注意してください。土の表面が乾ききる前にたっぷりと水やりします。午前中に水やりすると、日中に温度が上がり蒸してしまうので、夕方から夜にかけて水やりすると良いでしょう。
葉水を与えるのも効果的です。葉水を与えると葉にツヤが出てきますし、葉の表面に溜まったホコリも洗い流してくれます。
春や秋以降は気温が低くなるにつれて、水やりの回数を徐々に減らします。土の表面は乾いていても、土の中はまだ湿っていることがあるので、土が乾いてからたっぷりと水やりします。
冬はスパティフィラムの生育が遅くなるので、乾かし気味に管理すると良いでしょう。葉がしおれてきたら水やりをするくらいでちょうど良いです。夜に水やりすると冷えてしまうので、朝か昼に水やりをします。
なお、スパティフィラムの水やりは、どの季節も同じ時間帯にやるのが重要です。水やりの時間を決めることで、スパティフィラムの負担を軽減できます。
スパティフィラムは、水はけの良い土を好みます。水はけが悪い土を使うと、根腐れを起こす可能性があるので注意しましょう。
観葉植物用の土に、赤玉土や鹿沼土を3割程度混ぜて使います。自分で配合する場合は、赤玉土7、腐葉土3で配合した土を使っても良いでしょう。
スパティフィラムの栽培におすすめの土
スパティフィラムは環境が整えば、一年中花を咲かせる可能性があるため、生育期の5~10月に肥料を多めに与えます。
2か月に1回の頻度を目安に、緩効性の化成肥料を置き肥するのが効果的です。液体肥料を与える場合は、10日に1回のペースで規定量与えましょう。
肥料の成分は窒素‐リン酸‐カリの割合が同じものか、リン酸がやや多いものを使用します。観葉植物用の肥料は、窒素の量が多いため適していません。窒素が多いと葉ばかりが茂ってしまい、花が咲かなくなってしまいます。
12月~3月は生育が止まるので、肥料を与える必要はありません。肥料を与えると肥料焼けを起こして枯れてしまう可能性があります。
スパティフィラムの栽培におすすめの肥料
スパティフィラムの剪定は、5~9月に行います。古くなった葉や、邪魔な葉を中心に剪定し、風通しを良くするのが目的です。
スパティフィラムの樹液に触れると皮膚がかぶれることがあるため、剪定の際は手袋をして樹液に触れないように注意しましょう。
鉢の中に根が詰まってきたら植え替えのタイミングです。根づまりを起こすと花が咲かなくなるので、1~2年ごとに植え替えましょう。
5~6月が植え替えの適期ですが、花がついているときは植え替えや株分けを控えた方が無難です。花が咲いていて春に植え替えられなかった場合は、花が一通り咲き終わる9月頃に植え替えましょう。
植え替えの際には、根鉢を崩さないように、古い茶色の根だけを取り除き、ひと回り大きい鉢に植え替えます。
スパティフィラムは、株分けか挿し木で増やせます。どちらでも増やすことができるので、自分にあった方を選択しましょう。
植え替えをして2年くらい経つと子株が増えてきます。株の大きさが鉢のサイズに合わなくなったら、株分けのタイミングです。植え替えと同時に株分けしましょう。
挿し木する場合は、スパティフィラムの一部を切り取って、土に挿しておくと発根します。挿し木の適期は5~9月です。新芽部分の茎を5cm程度切り取り、1時間ほど水に浸けてから、挿し木専用の土に茎を挿します。
株分け後も挿し木後も新芽が出るまでは、水が切れないように日陰で管理し、新芽が出たら徐々に日に当てます。
黒いカビが生えて、まるですすがかかったように見える、すす病になることがあります。原因は、カイガラムシの排泄物であることが多いので、カイガラムシを駆除して予防しましょう。
すす病が拡大すると枯れてしまう場合があるので、早期発見が大事です。
スパティフィラムには、ハダニやカイガラムシがつきます。
ハダニは、吸汁して株を弱らせるので、見つけたら駆除します。ハダニは水に弱いため、定期的に葉水をするだけでも予防できます。
カイガラムシは吸汁したり、排泄物が原因で病気になったりするので、見つけたら駆除します。卵を見つけた場合は、拭き取って駆除できるので、葉裏をこまめにチェックしましょう。
成虫の場合は、歯ブラシやヘラを使って、こすり落とします。体液が出るので、必ず手袋をしてください。
室内で育てる場合は、一年中発生する可能性があるため、薬剤を使った方が確実です。カイガラムシは殻やロウで覆われていて、薬剤をはじいてしまうので、薬剤を使う場合は浸透性のあるものを使いましょう。
スパティフィラムの病害虫対策におすすめの薬剤
スパティフィラムは熱帯原産で暑さに強く、乾燥や寒さに弱い観葉植物です。上品な淑女という花言葉があり、小さい品種は贈り物としても人気があります。ただし、動物に対しての毒性があるので、ペットが誤って食べないように注意しましょう。
育てる際は8度以上の明るい日陰で育てます。水やりの頻度は季節によって変える必要があるので、注意しましょう。
スパティフィラムは開花時期が長く、初心者でも育てやすいのでぜひチャレンジしてみてください。