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デッキブラシは硬い床面を立ったまま磨けるのが魅力の掃除道具です。長い柄と丈夫なブラシが特徴的ですが、素材やサイズは商品によってさまざまで用途に合わせて選ぶ必要があります。今回はデッキブラシの選び方や使い方、おすすめ商品を紹介します。
デッキブラシは長い柄の先に丈夫な毛質のブラシが付いた掃除道具です。船の甲板を掃除するために開発されたのが始まりであり、頑固な汚れが付着したタイルやコンクリートの床、土が入り込んだ屋外の目地などの掃除に適しています。
デッキブラシを使うメリットは、立ったままの姿勢で広い範囲を掃除できることです。体重をかけやすいため、力に自信がない人でも床をしっかり磨くことができ、水洗いだけでも十分汚れを落とせます。
近年では、柄の長さを調節できる伸縮タイプや、掃除場所によってブラシを替えられるアタッチメントタイプなど、機能性に優れた商品も販売されているため、用途に合わせて使いやすいものを選びましょう。
デッキブラシは業務用として工場や店舗などの掃除に使われることも多いですが、使用できる場所はコンクリートや鉄板などの硬い床だけではありません。ブラシの素材によってはお風呂場や玄関、ベランダ、ウッドデッキなど、家庭でも活用できる場所は数多くあります。
特に、しなやかでコシのある素材のブラシは、細かい隙間に詰まった汚れをかき出すことができ、便利です。庭の目地に詰まった小石や土、玄関タイルの隙間の汚れ、ウッドデッキの木目に入り込んだ細かい砂埃までしっかり取り除けます。一本あれば日常的なお手入れはもちろん、普段は掃除しにくい場所の大掃除まで幅広く活躍するでしょう。
最適なデッキブラシは使用する人や場所によって異なります。さまざまな素材や形状のものが販売されているため、ブラシの種類やデッキ幅、柄の長さに注目し、自分や家族に合ったものを見つけましょう。
デッキブラシに使われている素材は、主にナイロン、シダ、金属の3種類です。ここでは、それぞれの特徴を簡単に押さえておきましょう。
ナイロンを使ったブラシはしなやかでコシのある毛質が特徴で、目地やタイルの隙間に入り込んだ汚れをしっかりかき出すことができます。また、薬品に強く、洗剤を使用して掃除したい場所に向いています。比較的安価で購入でき、摩擦にも強い素材であるため、玄関やベランダなど使用頻度が高く日常的に掃除をする場所におすすめです。
ただし、紫外線によって劣化しやすいため、直射日光の当たらない場所に保管するようにしましょう。
シダなどの天然素材を使ったブラシは吸水性に優れ、水を吸ったブラシが汚れをしっかり落としてくれるのが魅力です。お風呂場や駐車場など、水気の多い場所の掃除に向いています。シダは硬めの毛質が特徴ですが、柔らかい毛先の商品も販売されているので、床へのダメージが心配な場合は柔らかめのものを選ぶと良いでしょう。
薬剤にも強く、洗剤を使った掃除にも最適ですが、酸やアルカリによって劣化しやすいため、洗剤の種類には注意が必要です。
金属製のブラシはワイヤーブラシとも呼ばれ、こびりついてしまった頑固な汚れや油まで落とせるのが特徴です。コンクリート面の掃除や鉄板のさび落とし、塗装を剥がすときなどにおすすめです。
ただし、タイルや樹脂素材、木製素材などの床を擦ると傷が付くおそれがあるため、使用する床の材質に注意しましょう。
デッキ幅は掃除の作業効率に関わってきます。掃除場所の広さに合わせてブラシの幅を選ぶことで扱いやすくなり、効率よく掃除ができるでしょう。
たとえば、お風呂場や玄関など比較的狭い範囲を掃除する場合には、小回りが利く15~20cm幅のブラシが便利です。扱いやすく汎用性があるため、使用頻度が高い場合や家庭用として一本だけ購入を検討している場合にもおすすめです。
一方、広めの庭やベランダ、駐車場などの掃除には、一度に広範囲を擦ることができる30cm幅や60cm幅のブラシがあると良いでしょう。
デッキブラシの柄は90cmから150cm以上のものまで幅広く販売されています。一般的には腰をかがめずに床掃除ができる110cm程度のものが多いですが、使う人の身長や収納場所に合わせて選ぶと良いでしょう。
また、家族で使用する場合には伸縮タイプの柄がおすすめです。使う人の身長に合わせて調節でき、縮めるとコンパクトになるため限られたスペースにも収納できます。
室外機や物置の下などの細部の掃除には、ブラシと柄の接合部分が可動式となっているものがおすすめです。ヘッド部分を自在に動かせることで狭いスペースでも隅までしっかり擦ることができるでしょう。
ただし、接合部分の耐久性が低い点や、力を入れると意図せずヘッド部分が動いてしまうことがある点などにも留意が必要です。
ここでは、カインズで販売しているおすすめのデッキブラシをご紹介します。
毛足の長いブラシ繊維と汚れを拭き取る吸着繊維を使用したW繊維のブラッシングスポンジです。汚れをかき出しながら拭き取っていくため、効率よく掃除できるのが特徴。水だけでも汚れをしっかり落として床面を傷つけにくく、玄関タイルのお手入れに向いています。伸縮タイプなので、使う場所や身長に合わせて柄の長さを調整でき、コンパクトに保管しやすいのも魅力です。
柄にスチール素材を使用した強度の高いデッキブラシです。ブラシにはしなやかでコシのある化学繊維を使用しており、溝や隙間に入り込んだ汚れもかき出して落とします。ヘッドの幅は20cmとコンパクトで小回りが利くため、玄関やお風呂場の掃除など日常使いにおすすめです。また、一本498円というコストパフォーマンスの高さも魅力の商品です。
伸縮タイプの柄を採用しており、76~128cmまで幅広く調整可能なデッキブラシです。本体はアルミニウム製で比較的軽いため、壁面や浴室の天井など、持ち上げて使用する場合にも扱いやすいでしょう。また、ヘッドの幅は12cmとコンパクトなので、狭いスペースの掃除にもおすすめです。
ブラシにスチール素材を使用したワイヤーブラシです。こびりついてしまった頑固な汚れの掃除をはじめ、コンクリート面の塗装剥がしや鉄板のさび落としなどにも向いています。柄には天然木を使用しており、手に馴染みやすい質感も特徴の一つです。
ブラシに天然素材のシダを使用したデッキブラシです。熱や薬品に強いため、洗剤を使用した掃除や屋外の掃除におすすめです。また、吸水性に優れ、洗浄力が高いことから、水気のあるお風呂場や駐車場の掃除にも向いており、床面の汚れをしっかり落とすことができるでしょう。
ネジ式ヘッドを採用し、ヘッド部分が交換できるデッキブラシです。柄には丈夫なスチール素材が使われていることもあり、清潔を保ちながら長く使い続けることができるでしょう。ブラシはしなやかでコシの強い毛質であるため、玄関やお風呂場のタイル面の掃除におすすめです。また、細かな凹凸のあるグリップ部分や柄の部分には抗菌加工が施されており、衛生面に特に気を遣ってデッキブラシを選びたい方にも向いています。
デッキブラシを使って掃除をするときは、あらかじめ土や埃をほうきで掃いておくと効率よく汚れを落とすことができます。土や埃、大きなゴミなどを取り除いたら、水を撒いてデッキブラシで擦りましょう。このとき、排水口や側溝に向かって汚れを流すように擦り進めていきます。汚れが落ちたら水を流して終了です。
デッキブラシを使えば基本的に水だけで汚れを落とすことができますが、頑固な汚れを落としたいときや徹底的にきれいにしたいときは洗剤をつけて擦ると良いでしょう。
また、集合住宅のベランダなど、水を使えない場所ではデッキブラシで直接汚れを擦る方法がおすすめです。汚れが取れたらほうきで掃き取ります。軽い汚れであれば水なしでもきれいになるため、こまめに掃除をして汚れを蓄積させないようにしましょう。
ブラシの交換時期の目安
劣化したブラシは雑菌の繁殖や汚れ落ちの低下にもつながるため、定期的な交換が必要です。
ブラシの毛に割れやほつれが発生していたり、毛先が広がり長さが不揃いになっていたりする場合には交換時期と判断しましょう。また、柄やヘッド部分の割れや欠けも交換が必要な目安となります。
使用頻度が低い場合や適切に保管されている場合、見た目では劣化がわかりにくいかもしれません。そのようなときは衛生的に使用するためにも定期的な交換時期を設けることをおすすめします。
デッキブラシは体に負担がかかりにくい姿勢で床面を磨くことができる掃除道具です。効率良く掃除を進めるためにも、デッキブラシを選ぶときは掃除場所に合わせてブラシの素材や柄の長さ、ヘッドの幅を検討しましょう。
柄の長さを調節できる伸縮タイプやヘッド部分が縦横自在に動く可動式タイプなど、機能性に優れたデッキブラシは使い勝手が良いため、家族で使用する場合や使用頻度が高い場合におすすめです。
また、デッキブラシの使い方や交換目安を知っておくことも大切です。