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ロマネスコは、甘味がありコリコリしていて美味しい野菜です。見た目も美しく「世界一美しい野菜」と呼ばれることもあります。
ロマネスコは3~4ヶ月で収穫できるため、家庭菜園初心者にもおすすめできる野菜です。しかし、アブラナ科であることから連作障害があり、翌年も同じ土で育てられないなどの注意点があります。さらに、害虫の被害に遭いやすいため、対策も必要です。
ここでは、ロマネスコの栽培の仕方を紹介します。好む日当たりや土、肥料、収穫の方法なども詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
ロマネスコはブロッコリーやカリフラワーの仲間で、花蕾(からい)を食べる野菜です。規則正しいフラクタル構造を持っていることから、「世界一美しい野菜」とも呼ばれています。
日本ではまだまだ知らない人が多く、「ブロッコリーとカリフラワーの間のような野菜」と紹介される場合もあります。なかなか手に入らないので、自分で栽培する人が増えている野菜です。「カリッコリー」「カリブロ」などの名前で販売されていることもあります。
イタリア付近の地中海沿岸が原産地で、涼しい気候を好みます。日本で栽培する場合は、冬から春や秋から冬に育てるのが一般的です。
味にくせがないため料理に取り入れやすいのが特徴です。
ロマネスコは苗からでも種からでも育てられます。
苗から育てる場合は、葉に厚みがあり、色が濃いものを選ぶのが基本です。病気や害虫がついていないものを選びましょう。
ロマネスコは寒さに当たることで花芽ができる性質があるので、寒くなる前の8月下旬から9月上旬が植え付けの適期です。遅すぎると株が大きくなる前に低温になってしまい、花芽が小さくなってしまいます。
早生種の場合は、春に育てることもできます。3月下旬までに苗を植えると、6月頃収穫できるでしょう。
種から育てる場合は、7月下旬から8月下旬に種まきします。春に育てる場合は1月下旬から2月上旬に種まきして、保温して育てることが可能です。発芽適温は20℃~25℃ですが、品種によって変わってきます。
種まきはポリポットに行うのがおすすめです。1つのポリポットに対して2, 3粒の種をまきます。ロマネスコは湿度を好むので、種まきをした後は、新聞紙などをかぶせて保湿すると発芽しやすくなります。
発芽したら適度に間引いて、本葉が4枚になったら1本立ちにします。
本葉が5, 6枚になったら植え付け適期です。植え付けは地植えするのが一般的ですが、プランターで育てることもできます。
ロマネスコはアブラナ科ですので、連作障害を避けるため、3年以内にアブラナ科を育てた場所や土は避けましょう。株間は40~50cmで、プランターの場合は60cmの長さでも2株が限界です。
ロマネスコは日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。
発芽適温は20℃~25℃ですが、生育適温は15℃~20℃程度。比較的涼しいところを好むため、冬から春や秋から冬に育てやすい野菜です。
ロマネスコは水が好きなので、土中の湿度を保つのがコツです。土の中が乾いていると美味しいロマネスコは育ちません。土の表面が乾いてきたら、株元だけではなく、株全体にたっぷりと水やりしましょう。
地植えの場合は、水やりをしなくても育てることができます。プランターの場合は1週間に1~2回は水やりをし、朝に行うようにしましょう。夕方に水やりをすると、徒長(茎が間延びしてしまうこと)してしまいます。
ただし、水やりの回数はあくまで目安です。気温が高いときは、多くする必要があります。乾燥を防ぐため、株元にワラなどを敷いても良いでしょう。
ロマネスコは水はけのよい土壌を好みます。プランターで育てる場合には、市販の野菜用の培養土を使えば大丈夫です。
地植えの場合は、植え付け1か月前に石灰を入れ、pH5.5~6.5になるように酸度調整します。それから2週間後に元肥を入れましょう。元肥は、堆肥を1㎡あたり3kgと、化成肥料を1㎡あたり100g与えます。
植え付け後は、3週間に1回の頻度で、化成肥料を与えます。窒素:リン酸:カリが、8:8:8 の配合肥料であれば、1㎡当たり60gが目安です。
1週間に1度、液肥を与えるのも効果的。特に、リン酸を多く含む肥料を使うと、花蕾が大きく育つのでおすすめです。
ロマネスコは、「ボトニング」や「リーフィー」という生理障害にかかる場合があります。
ボトニングは、花蕾が小さくなる症状です。成長が十分ではない時期に低温にさらされたり、栄養不足のときに発生します。リーフィーは花蕾の中に小葉ができる症状です。花蕾ができる時期に低温に当たらなかったり、栄養がありすぎると発生します。
生理障害は病気と違い周りの株に感染することはありません。また、適切な時期に育成し、肥料を適量与えることで防ぐことができます。
ロマネスコは害虫が付きやすい植物です。葉や茎を食害する害虫として、ネキリムシ、アオムシ、ヨトウムシ、シンクイムシなどがいます。
暖かい時期は害虫が活発に活動するので、寒冷紗や防虫ネットで保護したほうが安心です。また、発見したらすぐに薬剤を使用したり、払い落としたりして駆除します。
虫が居ないのに、葉が食べられていたり、花蕾が欠けていたりしたら、鳥が食べている可能性があります。防鳥ネットで鳥の侵入を防ぎましょう。
ロマネスコの収穫は、植え付けから3~4ヶ月後です。花蕾が手のひらサイズになったら収穫します。
収穫するときは株ごと引っこ抜くのではなく、茎をナイフなどで切り、収穫しましょう。
不要になった株は細かく刻んで、その場に埋めます。土の中で分解され堆肥の役割を果たしてくれます。
ロマネスコは栄養豊富な野菜です。
ビタミンCが豊富なため、肌の調子を整える作用があります。また、食物繊維も豊富なので整腸作用も期待できます。そのほか、カリウムや鉄分などのミネラルも豊富なので、健康な身体作りに役立つおすすめの食材です。
ロマネスコはブロッコリーやカリフラワーと同様に、ゆでる、蒸す、焼くなどさまざまな方法で調理できます。新鮮なものは生でサラダとしても食べられますよ。
ロマネスコは火を通すことで甘味が増すので、加熱するのがおすすめです。しかし、栄養素がお湯に流れ出てしまうので、茹でるよりは蒸した方が良いでしょう。
また、カリフラワーと比べ、コリコリとした食感が楽しめるのも特徴です。見た目が綺麗で、あっさりした味わいのため、どの料理にも合います。
イタリア料理との相性が抜群なので、パスタやサラダとして楽しむのも良いでしょう。
ロマネスコは花蕾を収穫するため、本来花を咲かせることはありません。しかし、種の収穫を目的として、花を咲かせることもできます。
ロマネスコの花は、菜の花に似た、かわいらしい花を咲かせます。花が枯れて、茶色く変色したら採種可能です。
ロマネスコはアブラナ科の植物なので、同じ土で3年くらいはアブラナ科の植物を育てない方が安全です。育ててしまうと連作障害が起きて、病気になったり枯れてしまう場合があります。
どうしても同じ土で育てたい場合には、土壌消毒をした後、堆肥を加えて土壌改良した方が良いでしょう。
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