寝袋がすぐ使えて撤収しやすい! キャンプ道具の収納術&グッズリスト【寝具編】
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目次/ INDEX
こんにちは、カメライターのコウカです。
コロナ禍による巣ごもり需要で空前のメダカブームが起きているそうですが、メダカに負けじと堅調にファンを増やしている魚がいます。東南アジア原産のベタ・スプレンデンスという熱帯魚を改良した品種・ベタです。
ハーフムーンと呼ばれる種類(※)
色鮮やかですよね。iPhone 6s / 6s Plusのパッケージに起用されたこともあるので、記憶にある方もいるかもしれません。
「美しい見た目をしていますが、元は闘魚なんですよ」と話すのは、『ベタショップ フォーチュン』のオーナー・石津裕基さん。1998年に日本初のベタ専門店を開業した、ベタの第一人者ともいえる方です。
石津 裕基(いしづ ひろき)
『ベタショップ フォーチュン』代表。IBC(国際ベタ連盟)コンテスト公式審査委員の資格を持つ専門家で、国内外で開催されているベタコンテストに飛び回る日々を送る。ベタ・ルブラという原種をアクアリウムシーンに初めて紹介するなど功績多数。『月刊アクアライフ』では『ワイルドベタの扉をあけて』を連載中。
石津さん
ところが、少しでも強い個体を残そうと選抜淘汰をしているうち、どういうわけか色彩やヒレがひときわ美しい個体が現れたんです。
コウカ
それが「ショーベタ」という新種なんですね。
石津さん
はい。ショーベタとは「コンテストに出せるレベルの外見を持つベタ」のことで、そういう品種がいるわけじゃないですけどね。
コウカ
従来は筋骨隆々のオラオラ系がうちの子自慢だったけど、うっとりするようなきれい系や癒やし系を求める人のほうが増えていったと。
石津さん
ええ。今では本場のタイだけでなく、世界各地でコンテストが開かれているほど盛況です。日本でも以前から一定の人気がありましたが、最近は特に盛り上がっています。
石津さん
ちょうど近々開催するので、よかったら遊びに来てください!
石津さんはIBC(国際ベタ連盟)が公認する日本で唯一の審査員。きっと奥深い世界を見せていただけるのでしょうが、筆者はこれまで金魚すら飼ったことがありません。「行っても意味わかるかな??」なんて思いながらお邪魔したところ……
世界がぐるりと変わりました。
国際ベタ連盟が公認する国内唯一の大会・日本ベタコンテスト2022。大阪国際交流センターで開催された
日本ベタコンテストは2日間にかけて開催され、1日目は出品・審査、2日目に一般公開・表彰が行われます。
例年は海外からのエントリーもありますが、2022年はコロナ禍のため国内からの出品のみ。にもかかわらず、出品数は前回より100点以上多い340点と過去最高を記録。会場には所狭しとショーベタが並んでいました。
出品数に対してラックが足りず、急きょ追加してレイアウトも変更したそう
本来なら複数の公式審査員と共にジャッジするが、コロナ禍で来日不可能なため石津さんが審査員と審査委員長を兼ねる
ライトを照らしてベタの色や形を採点
石津さん
ベタはほかのオスを見るとヒレを立たせて威嚇する「フレアリング」という動作をします。このときのヒレの広がり方や角度、シルエットなどをIBCのルールブックに基づいて採点するんです。
コウカ
具体的にはどのような点が加点・減点対象になるのでしょうか?
石津さん
審査基準は数百ページにわたってびっしりと書かれているため一部のご説明になりますが、たとえば次のような点です。
コウカ
これでほんの一部……。しかし、見たところベタにはいろんな色や形がいますよね。今の要件がすべてに当てはまるのでしょうか?
左上から時計回りに、ベールテール(※)、ハーフムーン、クラウンテール、プラカット。体型や色のパターンによってさらに細かく分類できる。また、ワイルド個体(野生)もいる
石津さん
いえ、今のは一例としてハーフムーンの審査基準を挙げたまでです。ベールテールならベールテール、クラウンテールならクラウンテールの見るべきポイントがあるため、各部門に分けて細かく審査します。
石津さん
審査は「自家繁殖グループ」と「コレクターズ・グループ」に分けて行い、それぞれに6つの部門とそれに付随するクラスを設けています。各クラス優勝魚のなかから各部門の優勝魚を選出し、「自家繁殖グループ」は総合優勝魚、「コレクターズ・グループ」は全体優勝魚を決めるという流れです。
ハーフムーンにおける審査基準の一例
出典元:ベタのすべて / 月刊アクアライフ編集部
コウカ
今回は石津さんお一人で審査されましたが、通常は審査員が複数人いるんですよね。最終的には審査委員長の判断に従うとしても、見解の相違は結構出るものでしょうか?
石津さん
出るときもありますね。審査基準にある文言の解釈の違いは生まれますから。
石津さん
また、ショーベタ自体も進化しています。今までにない事例と出会った場合、簡単には決められません。その事例が系統として発展・定着するようなら、毎年改定するルールブックに加える必要があります。
コウカ
結果に対する出品者からの質問や、場合によっては抗議も出ますか?
石津さん
抗議はあまり出ないですが、質問はよく頂きますよ。皆さん、うちの子が一番だと思って出品しているわけですしね。きちんとお答えするのも我々の役目です。
コウカ
出品者の方々ともお話したのですが、本当に愛情いっぱいですよね。出品者と来場者とで決める人気投票部門もあるので、ほかの子のチェックにも余念がない様子でした。
石津さん
主催者としては嬉しい限りですね。一人で審査をするのは大変でしたが、おかげですべてのベタを見られたのは良かったです。死ぬほど疲れましたけど(笑)。
コウカ
ベタの飼い主さんすべてがショーを目指しているわけではないと思うのですが、できるだけ美しさはキープしたいですよね。何かコツがあるのでしょうか?
石津さん
やはり水質管理が大切です。水質が悪化するとヒレを上手に広げられなくなったり、欠けたりするんです。これには私も苦労しましたし、周囲の専門家も困り果てていました。
コウカ
水質の悪化が原因なら、頻繁に水を換えることで解決できないのでしょうか? それこそ、毎日やるとか。
石津さん
そうなんですが、仕事の都合などで頻繁な水換えが難しいケースはどうしても出てきます。どうしたものかと悩んでいたところ、たまたま読んでいたドイツの卵生メダカの本に、アルダーシードを使えば卵生メダカの卵がカビるのを防げると書いてありまして。
コウカ
アルダーシ……。
石津さん
酸性土壌に自生する樹木の実を乾燥させたものです。弱酸性の水質を作り、抗菌作用を期待できるんですよ。卵生メダカと野生のベタは飼い方が似ている部分もあるため、ヒレの保護に役立つのではないかと仮説を立てました。結果は大成功! ヒレの悪化問題は劇的に改善しました。
タンニンを含み、水に浸すと琥珀色のエキスが出てくる
コウカ
誰も答えを持たなかったことを解決されたのはすごい……。そのアルダーシードさえ使えば、ヒレの悪化や健康問題は心配ありませんか?
石津さん
ミネラルを補給するために粗塩を少々と、有茎草(茎のある水草)も入れたほうがいいですね。ベタが分泌・排出した窒素化合物を吸収してくれます。
石津さん
また、ベタは餌を噛み砕いて食べるため、粉状のカスが水底に溜まってしまいます。もちろん飼育水には良くありませんから、それらを掃除してくれるオトシンクルスという小魚を同居させるのがおすすめです。これも、試行錯誤の末にたどり着いたベタの飼育法です。
コウカ
餌はどうなんでしょう? 特別に良い餌を与えないとダメだとか。
石津さん
コウカ
なるほど。そんなに飼育法が確立されているなら、魚を飼ったことがない私でも飼えちゃいますかね? 実は、会場やお店でいろんなショーベタを見ているうちに「かわええ……」って思うようになりまして(笑)。
マスタード色のハーフムーン。美しすぎません?
石津さん
もちろん可能ですよ! ワイルドベタにしても、それまでは一部のマニア向けの魚でしたが、アルダーシードなどを用いた飼育法を確立してからは誰でも飼える魚になりましたから。飼いやすさの追求は、私がベタを研究する大きなテーマの一つです。
真剣な眼差してベタを吟味する来場者の方々。目利きの力も試される
コウカ
出品者や来場者の方の年齢層ですが、意外に幅広いんですね。ショーベタとなると少々お値段が張るため、所得に余裕のある中高年男性が多いのかと思っていました。
石津さん
いえいえ、女性も多いですし、学生さんもいますよ。ショークオリティにこだわらなければ安価で入手できますから。
コウカ
確かに、コンテスト会場内にはオークション形式で売られているベタもいますね。値段は高くても1,000円程度で落札できるようですが。
石津さん
ブリーダーの方が繁殖させた子です。ショーに出せるベタは数十、数百のうちの一握りですから、飼いきれない場合はオークションに出したり、熱帯魚屋に引き取ってもらったりするんですよ。
コウカ
あ~なるほど。選抜から外れたベタはどうなってしまうんだろうと思っていたのですが、そうしてほかの誰かの手に渡っていくんですね。
石津さん
スペースが許す限り飼うという方も多いですけどね。せっかく生まれてきてくれた子はみんなかわいいですから。
コウカ
飼い始めからショーを目指している方が多いのでしょうか? 私ならペットとしてお迎えするだけで満足できそうなのですが。
石津さん
初めはそういう方のほうが多いですよ。まずは1匹だけデスクの横に置きたいとか。でもそのうち別の色や形も欲しくなってしまうんです。で、気づいたら繁殖も含めてショーを目指すようになっていると(笑)。
コウカ
きれいで見とれるのはわかるんですが、何がそうさせるんでしょうかね。
石津さん
一つは、ベタの飼いやすさにあると思います。「コップで飼える」というのは誤解がありますが、ほかの魚のように大掛かりな飼育設備を必要としないのは強みです。
コウカ
必ず必要なのは水槽、餌、カルキ抜き。あ、ぶくぶくは不要なんですよね。
石津さん
エアレーションは必要ありません。ベタは水面に口を出して呼吸ができますから。あと、寒さには弱いのでヒーターは必須です。水温は27℃くらいに保つのが理想です。
石津さん
あるとよいものは、先ほどご説明したアルダーシードなどのほか、水換え用のポンプやベタを水ごとすくう用具、フンなどを取り除くピペット(スポイト)、水草を入れるなら照明でしょうか。
フォーチュンさんには初心者用の飼育セット一式もある
コウカ
なるほど。飼育のハードルが低いから「もう1匹くらい……」となるのが沼の始まりなんですね。
石津さん
あと、ベタは一つの水槽に1匹しか飼えないので、大勢の観賞魚を飼って眺めるよりも「ペットを飼っている感覚」が強いんですよ。
石津さん
運動不足解消のために毎日フレアリングさせたほうがいいのですが、それもベタと一緒に遊んでいる感覚になれるというか。
石津さん
あ、でもフレアリングは1日1分程度にしてくださいね。興奮状態が長引くとただのストレスになってしまいます。やり場のない怒りはたまにオトシンクルスにぶつけていますが、オトシンは皮の表面が固いので平気みたいです(笑)。
石津さん
それと、繁殖時の求愛から産卵までも非常に情熱的でね。オスが卵や稚魚を育てるんですよ。稚魚が泡巣と呼ばれる安全圏から落ちると、くわえて元の場所に戻してあげたり。それから……。
コウカ
ベタ愛が止まらない。
ベタショップフォーチュンは大阪上本町に居を構える
コウカ
石津さんは元々ベタ一筋だったのでしょうか?
石津さん
いえ、昔から魚が好きでベタを含むいろんな観賞魚を飼っていました。きっかけは高校生の頃、お世話になっていた熱帯魚店のオーナーとのタイ旅行です。現地で見たベタは南国の太陽の反射も手伝ってか、ものすごく美しく見えたんですよ。それからですね、ベタの飼育に特化していったのは。
コウカ
では、ベタ専門店をやりたいと思ったのは高校生から?
石津さん
それは社会人になってからです。会社員時代はとにかく仕事が大変で、魚すら飼えていなかったんですよ……。
石津さん
ある日、偶然見つけた熱帯魚屋さんに何となく入ってベタをはじめとする魚に囲まれていると「あ、この仕事がしたい!」と思うようになって。間もなくして退職届を出しました。
コウカ
決断が早すぎる!!
石津さん
(笑)。またベタと関わりたかったので。ベタの奥深さを知るには、客として購入しているだけでは不十分だと感じたんです。業者しか知り得ない何かがあるのではないかと。
石津さん
で、とりあえず熱帯魚屋さんでアルバイトすることにしました。魚を購入すると透明の袋に輪ゴムをくるくるっと巻いてくれるじゃないですか。あのやり方すら知らなかったので、本当に一から勉強です。
コウカ
それから何年くらいで独立されたんですか?
石津さん
3年くらいですかね? ベタ以外の魚を扱ってもよかったのですが、やっぱり自分にしかできないことをしたかったので。
店内にずらりと並ぶショーベタ。どの子もすごいクオリティ
コウカ
当時ベタ専門店として店舗を構えていたのはフォーチュンさんくらいだったそうですから、一人勝ち状態になったのでは?
石津さん
まさか(笑)。初めは苦労しましたよ。ベタは昔から一定の人気がありましたが、ライト層の方には知られていない魚ですからね。ベタの魅力を知ってもらうための発信や、全国各地に発送可能なお店であることをアピールして、ようやく軌道に乗った感じです。
結果発表の挨拶をする石津さん
審査完了後、各部門の集計や賞状の準備などを終えたらいよいよ結果発表です。2022年は参加者が過去最高だったこともあり、予定を30分以上押しての発表になりました。
コウカ
お疲れ様でした。初めてコンテストを拝見して驚いたのですが、一人の出品者が各部門の1〜3位を総取りすることもあるんですね。
石津さん
全然ありますよ。数十匹出している方も何人かいますから(笑)。
コウカ
数十匹! ベタ専用の部屋を作らないと無理ですよね……。
手塩にかけた子たちがクラス入賞を独占するケースも
「コレクターズ・グループ」全体優勝魚。これはキャンディードラゴン・ハーフムーンという品種
コウカ
どうすればそんなにうまく育てられるのか質問している方もいましたが、かなり踏み込んだことまで答えておられたのも意外です。
石津さん
意外? なぜですか?
コウカ
なぜって、ライバルに手の内を明かすようなものじゃないですか。
石津さん
あ~なるほど。ちょっと変な言い方になりますが、ベタは商業的に重要な魚ではないのでギスギスした関係になりにくいんですよ。純粋な愛好家が多いというか。だからライバルとか関係なく情報交換し合う文化があります。コウカさんに対しても、皆さん親切に教えてくださいませんでしたか?
コウカ
教えてくださいました!
石津さん
でしょう。「新種が出たら一攫千金!」みたいなジャンルの魚だと、違う意味でガチな方が出てきがちなんですけど……。
コウカ
石津さんも質問されたらどんどんノウハウを提供するし、逆に教えてもらうことも多いと。
石津さん
もちろんです。お客さんのなかでも詳しい方はいますし、入賞するようなトップブリーダーの方は独自のやり方を確立されていますから。コンテストはそういう情報交換ができる出会いの場でもあるんですよ。
コウカ
石津さんほどの方が一般の方から学ぶこともあるんですね。ショーベタはそれくらい発見が多い魚ということでしょうか。
石津さん
ベタは大学や研究所など高度な機関で研究されている魚じゃないので、わかっていない生態も多いんです。その意味では、誰でも新しいことを発見できる可能性があります。良い情報交換ができるなら積極的に足を運びますよ!
こちらはプラチナホワイトというカラーバリエーション
コウカ
ちなみにですが、石津さんおすすめのショーベタのタイプはどれですか?
石津さん
全部です。
コウカ
ですよね(笑)。
石津さん
ワイルドベタも個性たっぷりですし、簡単には選べないですね。
ベタ・マクロストマと呼ばれるワイルドベタ
石津さん
しいていうなら、最近はキャンディやギャラクシーという鯉のようなカラーのベタが大人気です。いろんな色が入っていて色彩構成が1匹1匹違うので、唯一無二の子を迎えたい方におすすめですね。
プラカット・キャンディードラゴン。ヒレにも鱗にもいろんな色が入っている
コウカ
あ! このタイプきれいですよね〜。確かに、ほかの飼い主さんと被らないのは何かいい……。
石津さん
繁殖させたらまた違う色の子が生まれてきますし、無限の組み合わせを楽しめるのもポイントです。
石津さん
こんなふうに、ベタは今後も美しく進化すると思います。美しさの好みは人それぞれですが、ショーベタの世界を盛り上げるために基準作りや審査の目を磨いていきたいですね。忙しい方でも手間暇を少なく飼えるよう、簡単な育て方や繁殖の仕方も追求します。
コウカ
石津さんになら安心してショーベタの相談ができますね。ちょっと本当に欲しいと思いはじめているので(笑)また相談に乗ってください。本日はありがとうございました!
というわけで、初めて見たショーベタは写真や映像で見るよりはるかに美しくてかわいい魚でした。出品者の方々はとてもオープンで、「みんなでショーベタを盛り上げて行こう!」というムードが満載。コンテスト終わりに新しい子をお迎えしている方もいました。
生かし続けること自体が難しい熱帯魚も多いなか、ショーに出せるクオリティの子を気軽にお迎えできるのは非常に魅力です。1万円もあれば飼育セットがそろうのもとてもよい。
しかし当然ですが、ペットを飼うのは責任を伴う行為です。衝動買いに近いことをしてよいのか。酔っ払ってカメラレンズをポチるのとはわけが違う。
石津さんやショーベタ界の方々といると財布のひもが緩みそうだったので、「いかん、いかんぞお前!」と自分に言い聞かせながら帰宅しました。
結局お迎えしてしまったけど。
後日、別件でフォーチュンさんを訪ねてこの子を見たときに緩んじゃいました、財布のひも。
美しさはもちろんですが、このプラカットという形は原種に近いためタフであり、ヒレのトラブルも少ないというのが決め手になりました。
フレアリングしてエラを立たせた正面顔。くそかわいい
基本的には石津さんに教えていただいた飼い方をしていますが、やはり初めてのお迎えでいろいろと不安になります。水換えはこれで合っているのか、餌の量はこの子にとって適量なのかなど、毎日いろいろ調べまくっています(餌はさっそく適量を間違えて超反省)。
そして仕事に疲れたらショーベタ君を眺めたり、写真を撮ったりしている毎日。フンをしたら速攻で取り除いています。おかげで原稿めちゃくちゃ遅れてすみません。
文・撮影:コウカ
※印の写真はフォーチュン様ご提供
石津さん
ベタのオスは気性が荒く、縄張りに入った別の個体を猛烈に攻撃する習性があります。これを利用し、改良の発祥地であるタイではベタ同士を戦わせて賭け事を楽しんでいました。