湿気取りには重曹がおすすめ! 除湿剤の作り方や再利用術をご紹介
リンクをコピーしました
目次/ INDEX
もし愛猫が急に吐いてしまっていたら、飼い主としてはとても心配になります。
猫は本来あまり吐かない生き物なので、頻繁に繰り返して吐いたりしているのは何か理由があるということ。それに嘔吐が続くことで慢性の食道炎になってより吐きやすくなってしまったり、食道の病気を引き起こしてしまう可能性もあります。
よくあることだと思わずに、そもそも猫が吐くということには理由があって、吐くことで何かを解決しているのだと思っておきましょう。猫が吐く原因として予想されるのは次のいくつかです。
胃がキューっと痛むような時に人間はなかなか吐けないけれど、猫は吐いて解決することができます。また、勢いよく食べて満腹中枢が出る前にキャパ以上たくさん食べてしまった時や、便秘によりお腹に力を入れないといけなくて圧迫された胃が内容物を出そうとして吐くこともあります。
原因も様々ですが、猫によっても個体差がかなりあり、吐きやすい猫もいれば胃の調子が悪い時にだけ吐いて解決する猫もいたりするなど、色々なパターンが考えられるのです。
吐いた直後には水やフードを与えるのは避け、様子をみて回復しないようであれば動物病院の受診をしましょう。
一見フードだけに思えても中に異物があったり異臭がすることもあるので嘔吐物の中身をよくチェックし、処分する前に写真を撮ったり吐いた時間などをメモして獣医師にきちんと説明できるようにしておきましょう。
嘔吐物だけで判断せず、吐く前後の状態などもよく観察しましょう。嘔吐物以外に飼い主が確認するべきポイントを挙げます。
猫が何かを吐いた時にまず内容物を確認することは大切ですが、嘔吐物は原因を推測するひとつの要素に過ぎません。吐く原因は様々なので、吐いた中身以外にも、吐いたタイミングや回数、頻度、吐き方などトータルでみて判断し治療していくことが大事です。
嘔吐の仕方によっては深刻な病気につながることもあります。以下のチェックリストがひとつでも当てはまるようだったら、すぐに動物病院へ行って獣医師に相談しましょう。
その時に正しい情報を説明できるように、いつから吐いたかを記録し、吐く頻度や吐き方、吐いたものの写真や動画を撮っておくと便利です。内容によっては嘔吐物そのものが診断材料になったりもするので、ラップで包んだあとにビニール袋に保管して持参するのもいいでしょう。
症状によっては一刻を争う場合もあり、これらに該当する時には前後の状態に関わらずすみやかに病院で受診するのがおすすめです。
白い泡や透明な液体は、直前に飲んだ水や胃液などが逆流したものだと考えられ、ストレスや空腹などが原因です。一過性のことが多いけれど、繰り返し吐いたり脱水症状などがみられたら注意です。フードを小分けにして与えるなど胃が空にならないようにする工夫をしてください。
黄色い液体を吐いた場合、十二指腸液(胆汁と膵液)が胃の中にまで逆流して吐いている可能性があります。十二指腸液は消化液なので胃酸と同じく胃粘膜に炎症をもたらすので、それを防ぐために吐いていることになります。その要因のひとつに空腹がありますが、単に空腹であることだけではなく、胃など消化器の運動の低下や、別の病気により食欲が低下したことが原因だったりと、根本には病気が隠されていることも。加齢だけでなく寒さや疲労、食べ過ぎなども消化器の低下につながります。
嘔吐物が未消化フードの場合は、フードが合わなくて吐いた可能性もあります。その後ケロッと元気でいるならおおむね問題ありません。人間とは違い、猫はいろいろな食事の変化に消化器が素早く対応できないことが少なくありません。
あるフードを一定期間食べ続けて慣れてしまうと、食べ慣れていない別の餌には急に対応できずに吐いたり、下痢をすることがあります。新しいフードには徐々に消化酵素も変化していずれは慣れていきますが、時間はかかります。猫が飽きずによく食べていて健康診断でも問題ないようであれば、フードを無理に変える必要はありません。猫はその時に手に入れられる食事から効率よく栄養を摂取するという生き物です。
また毛玉まじりの餌を吐いても「毛玉が嘔吐の原因」と安易に判断するのはよくありません。何が問題になったのかは吐いた後の調子なども総合的にみないとわかりません。
ちなみに猫草は毛玉ができてしまった猫を吐かせるきっかけにはいいですが、猫草が胃のコンディションを整えているわけではないので、猫が吐きたいと思っていない限りは必要ではありません。毛玉ケア対応フードで排泄させられるのであればわざわざ食べさせなくても問題ないでしょう。
猫が吐いてしまっている場合、普段通りのフードだと胃に負担があるので、弱った状態の時には胃への負担が少ないフードがいいでしょう。
例えば鳥のささみや刺身などは人間でも処理するのに咀嚼がかなり必要なくらいです。咀嚼があまりできない猫には消化はよくなく、胃に負担になり栄養も偏っています。
実はウェットフードよりもドライフードの方が胃に負担にはなりません。中でも「胃腸に負担がかからない」と謳っているドライフードなら、胃の中で水を含みすぐおかゆ状になりやすいものが多いので安心です。
胃の調子がかなり悪ければ、治療用に流動食にもなる液体の総合栄養食も良い選択肢です。しかし、市販ではあまり流通していないのでパテ状の総合栄養食を水で薄めてゆるくしてから食べさせるといいでしょう。とにかく、胃腸に負担がかからないものを選ぶのが基本です。
また、健康上問題がなければ子猫・高齢猫用のフードも消化吸収しやすいものが多いのでおすすめです。子猫用だと栄養価は高い分カロリーも高めなので脂質を気にしなければいけない肥満の猫には不向きですが、一時的になら使ってみるのもいいでしょう。
嘔吐はあくまでもひとつの症状としてでている症状です。嘔吐により食道の炎症などを引き起こしたり隠れた病気がある可能性もあるので、珍しいことでなくとも飼い主が注意深く観察して、早めの対策をすることが大切です。
そして嘔吐物に限らず愛猫の様子が明らかに普段と違うようなら受診するのが賢明です。一番避けたいのは飼い主さんが愛猫の嘔吐に慣れてしまい大丈夫だと思ってしまうこと。小さな変化も見過ごさず、愛猫の状態は日頃からよく観察しておきたいものです。
飼い主さんの、「何かおかしい」「いつもと違う」という感覚は当たっていることが多いです。そう思ったら動物病院に相談してください。