湿気取りには重曹がおすすめ! 除湿剤の作り方や再利用術をご紹介
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目次/ INDEX
愛猫がご飯をあまり食べてくれない時、飼い主としてはとても心配になります。
猫はもともと食べたいときに食べる傾向がある動物なので、食べたがらないことも珍しいことではありません。ですが、食欲不振=病気のサインということも考えられるのです。
そこで、猫がご飯を食べてくれない時の原因や対策について今回はご紹介します。まず猫の習性について考えてみましょう。
そもそも猫は警戒心が強く、偏食の傾向があります。猫も人間と同じように年齢や個体差による違いもあり、ご飯を食べないからといって必ずしも健康に問題があるとは限りません。それに猫は警戒心の強い動物なので、好みが決まると食べ続けることが多いよう。なので、人からは「食べ方にムラがある」「飽きている」と見えているだけということも。
猫はもともと食べたい時に食べたい分量を食べる習性があります。そのため、気分によって食べたり、食べなかったり…ということがあります。なので、トータルで見て一日に必要な分量を食べてくれているのであれば、そこまで心配する必要もありません。
猫の食欲の程度は、品種による体の大きさの違いだけでなく、日中に家の外に出るか出ないかの違いなど、複数の猫を飼っているときには環境の違いによって食べる量に差が出ることもあります。
『総合栄養食』と表記されている猫に必要な栄養がきちんと摂れるキャットフードのパッケージには、体重別に必要なご飯の量の目安が書いてあります。ご自身の愛猫にとって必要な量がどのぐらいなのかを日々のご飯の量から把握しておき、適性量を食べているかチェックするのが大事です。
ただし、全く食べない状態が続いたり、水も飲まない場合は病気や体の不調が原因になっていることがあります。
生後半年以内の子猫が12時間以上何も食べない時や、成猫・高齢猫が24時間連続して何も食べない場合は要注意。早めにかかりつけの動物病院を受診をしましょう。
ご飯を食べないだけでなく嘔吐や下痢をしていたり、元気がなく排尿もない、寝てばかりなどの症状が見られる場合も注意。消化器系・肝臓・腎臓などに不調がある可能性が考えられます。またウイルス感染では全身の不調の他にも、口内炎や加齢により歯周病が進んだ場合など、口の中の痛みが原因で思うようにご飯が食べられなくなっているのかもしれません。
また、おもちゃの誤飲などで苦しくて食べられないというパターンも考えられます。
病気の可能性は少ないけれど、極端に愛猫がご飯を食べたがらない時にはいくつか原因が考えられます。ここでは食欲のムラ以外で猫がご飯を食べないときの原因について解説します。
猫にも人間同様、ご飯の好き嫌いがあるので、好みではないご飯には見向きもしてくれないことも。猫は味覚を感じる能力よりも、においを感じる能力にとても優れているので、味よりもにおいに頼って食べ物を判別していると考えられています。
また、猫は子猫の時期によく口にしていた食べ物のにおい、味や食感を安全だと好む傾向があり、成猫になると今まで食べたことのない食べ物を拒否してしまうこともあります。
人と同じように、猫も歳を取ると食べ物を噛む力や、消化能力が衰えてきます。そのため愛猫が若いころに比べると、食が細くなったように感じることもあるでしょう。でもそれはごく自然なことなので、「ご飯を全く口にしない」以外は様子をみて。
また、体重が減る=筋肉量が減り健康を失うということなので、愛猫の体重管理も大切。加齢で食欲がなくなったらタンパク質を十分に含むフードに切り替えるなど、飼い主は猫の体重を維持する工夫をしましょう。
猫はいつもと違う物事、状況にとても敏感な動物です。飼い主さんが長期間不在のためペットホテルや知人に預けたりすると、愛猫は大きなストレスを感じることがあります。また、動物病院に連れて行った後やワクチン接種、その他の治療で投薬を受けた後は、ワクチンや薬の作用により食べられなくなっている可能性もあります。
できるだけ愛猫がリラックスできる環境を整えられるよう気を遣ってあげましょう。
また、運動不足も食欲不振につながるので、日中、適度におもちゃで遊んであげてストレス発散をさせてあげてください。目安としては1日1回以上、15分くらいです。
自宅でできる猫にご飯を食べてもらう秘訣についてご紹介します。飼い主が工夫できるご飯やりのコツは主に次の5つです。
突然フードを変えてしまうと猫が食べなくなることも。フードのメーカーを変える時は1週間程度かけて食べ慣れたフードに新しいフードを少しずつ混ぜて移行させるのが基本。いきなり全て変えてしまうと猫もとまどって食べてくれないことがあります。
また、ドライフードを好まない猫もいるので、ウェットフードをミックスして嗜好性を高めて様子をみてみましょう。
猫は野生としての本能により人肌程度の温かいものを好みます。一手間はかかりますが、ご飯やお皿を温めておくと、猫の反応がよくなることがあります。
過去にあげたご飯の反応で、愛猫が魚とチキンどちらの方が反応がよかったかを分析して愛猫の好みに沿ったご飯の提供をしてみましょう。
例えば、愛猫がもし魚味のキャットフードを好んで食べている猫なら、より魚のにおいを感じられるフードに変えてみると食いつきが良くなるかもしれません。
猫はそもそも肉食動物。毎日決まった時間に与えられていたら刺激もなくなります。時には飼い主の手のひらであげてみたり、投げて与えて狩猟本能を刺激してみましょう。普段と違うあげ方によって、新鮮な気持ちでご飯を食べてくれることもあります。ご飯をあげる場所を変えるのもおすすめです。
また、猫用の知育玩具の中にはドライフードを利用するものがありますが、そのようなものを使うのもひとつの方法です。
フードを変えた直後やご飯に飽きて食べないような時は、猫用のふりかけをかけて味に変化をつけてみては。フードにトッピングをする時は栄養バランスを崩さないよう、トッピングの食材の種類、カロリーや量、塩分にも気を付けましょう。かけすぎに注意です。
愛猫の食欲が落ちるのは、飼い主としては心配なもの。もともと猫は食欲にムラがあり、気分次第でご飯をあまり食べなくなることもあります。心配し過ぎはよくないですが、あまりに長時間ご飯を食べない時には病気や体調が悪い可能性もあるので、食欲不振が続いた時は早めに動物病院を受診するのがおすすめ。
また、愛猫ができるだけストレスなくご飯を食べられるように、日々の生活を気遣ってあげることも大切。おもちゃで遊んであげたり、ご飯に変化をつけたりすると喜んでくれるかもしれません。たくさん遊びご飯もしっかり食べて、いつまでも健康でいてほしいものです。
とある猫オーナーの実体験があります。
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フードを変えたことで、愛猫がまったく食べなくなりました。
それまでドライフードを変えたことは何回かありましたが、ご飯を出した瞬間にそっぽを向かれたのは初めて。飼い主としてはとても焦りました。
ちなみに、ウェットフードやちゅ〜ると混ぜてみたり、他のドライフードと混ぜたら少しは食べました。しかし、今までの食べっぷりとは明らかに違いました。
まったく手をつけずに半日以上過ぎた日もありました。
あまりに食べないので、病気を心配していたところ、ふりかけを試してみることに。
ドライフードにふりかけをひとつまみ程度をパラパラとかけると、物音とふりかけのいいにおいで早速寄ってくる愛猫(画像左上)。
喉につめる恐れがあるため、にぼしは細かく手で砕き、ドライフードとしっかりミックスしてあげました。
すると、運ぼうとしたその瞬間から、ムシャムシャと食べるではないですか。
無事に飼い主の心配を吹き飛ばすいい食べっぷりで完食してくれました。
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猫はいいことも悪いこともすごくよく覚えている生き物です。一度きいてもらった要求はエスカレートする可能性があります。すると、ふりかけの量をどんどん増やしていかなければならなくなることも。スプーン一杯ならその量を必ず守り、塩分不使用と書いていない限りは塩分が含まれるので、毎日あげるのは避けましょう。総合栄養食のウェットフードをミックスするほうがより健康的です。
手のひらで与えるのもいいですが、一度やってしまうと毎回それでないと食べなくなるという可能性も。時間を決めてご飯をやり、食べなかったらすぐ下げるということをすると猫は「その時間でなければご飯を食べられない」と学習するので、食べるようになります。
いろんなやり方がありますが、愛猫の癖や好みなど個性もあるので注意深く観察してベストな方法を見つけましょう。