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つるバラの誘引をして美しいガーデン造り。時期・やり方を詳しく解説

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

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ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

つるバラに欠かせない誘引とは?

つるバラの誘引

ローズガーデンなどでアーチ状にバラが絡まって花を咲かせる姿を見たことはありませんか? または建物の外壁に伝って咲くバラなど、西洋の雰囲気が漂ってロマンチックですよね。

自然に絡まりながら生長して、美しくバラが咲いているようにも見えるかもしれません。しかし、それらはすべて人工的に誘導して形作っているのです。

植物の茎や枝、つるなどを支柱やフェンスなど任意の場所に結び付けて固定する作業を「誘引」と言います。この記事ではつるバラの栽培に欠かせない誘引について詳しく解説します。

つるバラを誘引する目的と効果は?

壁面に誘引されたバラ

バラには「立ち木性」「半つる性」「つる性」の3タイプがあり、つるバラとは、つる状に枝がよく伸びる「つる性」の品種の総称です。アンジェラやキモッコウバラ、ナニワバラなど様々な種類があります。

アサガオやクレマチスのように、自然にフェンスやアーチなどに絡みつくつる性の植物も多いですが、つるバラはそのような性質がありません。枝を長く伸ばすため、伸びた枝をフェンスやアーチ、オベリスクなどに誘引して自分だけの空間を作り出すのが醍醐味。

つるバラの誘引は、自分好みの形に整えるためだけではありません。剪定と同時に行うことで株の負担を減らしたり、立ち上がった枝を水平にすることで偏りやすい養分をまんべんなく行き渡らせる効果もあります。

つるバラを誘引する時期・タイミングとは?

バラの誘引の様子

つるバラの誘引は剪定作業後に行います。時期としては12月下旬~1月中旬ごろ。

多くのつるバラは春に花を咲かせるため、剪定・誘引に適した時期を逃すと新芽が出てしまっているかもしれません。その状態で誘引作業をすると新芽が作業中にとれてしまう恐れがありますので、必ずタイミングを逃さないように注意してください。

つるバラの誘引に必要な道具は?

誘引をする女性

つるバラの誘引には、次のような道具を用意してください。

誘引時には剪定も同時に行うので、よく切れる清潔な剪定ばさみを用意しましょう。つるバラの枝は硬いので、片刃の剪定バサミの方が扱いやすくおすすめです。

つるバラにはトゲがあるため、本革や牛革などを使った厚手の手袋を用意しましょう。軍手でも構いませんが、重ね付けをしたりしてけがのないように気を付けてくださいね。

ひもやラジオペンチなどは誘引する場所に応じて使い分けてください。

つるバラの誘引前に行う剪定

バラの剪定

つるバラを誘引する前に必ず剪定作業を行います。剪定には、翌年の花つきを良くしたり、風通しを良くして病気や害虫の予防をする目的があります。

つるバラの剪定方法

すでに誘引している場合には、固定していた誘引ひもをすべて外します。アブラムシやハダニなどが葉について越冬している場合もあるので、残っている葉をすべて取り除きましょう。枝先に花やつぼみが付いていたら、咲ききっていなくても切り落としてください。

弱っていたり枯れていたりする枝は付け根から切り落とし、太く樹勢のある枝を残します。また、その年に株元から発生した新しい枝(シュート)はなるべく残しましょう。

残した枝もすべてハサミを入れるようにします。誘引時の配置を確認しながら先端を20~30cm程度切ります。年数が経過した太い枝は浅めに、若くて細い枝は深めに切ることで枝の太さやバランスが整っていきます。残す芽の向きによって枝の伸び方も決まるため、基本的に外側に付いている芽を残すと良いでしょう。

つるバラ剪定のポイント

つるバラは「頂芽優勢」という習慣があり、一番高い位置にある花の芽を優先して成長させます。そのため、剪定が終わった段階で、芽が水平になるように切りそろえておくと多くの花を咲かせることができます。

購入したばかりのつるバラの場合

新しく購入したつるバラの若い苗の場合には、誘引前によくシュートを伸ばすことが必要になります。まずは真っ直ぐに支柱で支えながら伸ばしましょう。1年に数回花が咲く「四季咲き」の品種の場合には、誘引をする冬までの間につぼみが付いてしまいますが、つぼみが付くと枝の生長が止まってしまいます。つぼみが付いたらシュートの先端を枝が柔らかいうちにつまみとっておきましょう。

つるバラの誘引方法(1)フェンス・トレリスなど

フェンス

つるバラをフェンスやトレリスのような幅が広い場所に誘引する場合には、株元から伸びている枝を左右に分けるようにして、紐やワイヤーで固定していきます。太い枝の間隔は、大輪の品種なら20cm程度、小輪の品種なら10cm程度を目安にしてください。空いたスペースにシュートや細い枝を配置して固定します。株元や太くて目が付きにくい株の周りに細い枝を被せるようにすると、花が均等につきますよ。

つるバラの誘引方法(2)アーチ・オベリスクなど

アーチ

アーチやオベリスクのような幅が狭いタイプのものに誘引する場合は、フェンスと同じように太くて長い枝を先に誘引します。

アーチに誘引する場合は、まず1本の枝をS字にくねらせながら固定して這わせ、もう一本のえだは互い違いになるようにS字に這わせていきます。

オベリスクに誘引する場合は、1本をらせん状に巻き付けていき、もう一本は交差するように反対方向へ巻き付けていきます。余ったスペースに残りの枝を這わせ、不要な枝は根元からカットしておきましょう。

つるバラの誘引方法(3)壁

壁

つるバラを壁面に誘引する場合には、まず枝を固定するための針金を壁に張っておきます。その後、フェンスの誘引方法と同様に枝を左右に分けるようにして固定していきましょう。

壁の近くにフェンスを設置した例

壁に針金を張るために釘を打ったり、フックを取り付けたりする必要があります。壁に穴を開けたり傷をつけたくないという場合にはフェンスやネットを壁近くに設置して、そこに誘引していきましょう。

誘引する壁が日当たりの悪い場所や北側の場合には、つるバラの生長が滞ってしまう場合もありますので、注意してください。

思い通りに誘引をしてロマンチックなバラを楽しもう

ローズガーデン

この記事ではつるバラを誘引する方法について解説しました。

自分好みのデザインをつくることができる誘引は、つるバラの栽培の醍醐味でもあります。そして、つるバラを健全に育てるためには適切な誘引や剪定が欠かせません。

多少大掛かりな作業ではありますが、美しく元気に育てるために正しい方法でケガに気を付けながら作業するようにしましょう。

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