ベタの第一人者が語る! ベタの飼育方法と華麗なるショーベタの世界
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固形石鹸は、汚れをしっかりと落とす洗浄力を持ちながらも肌に負担をかけにくいのが魅力です。使うのならやはり石鹸、と改めて良さを見直している方や長年愛用している方も多いでしょう。
今回は固形石鹸の選び方や使い方を解説し、おすすめ商品も紹介します。
固形石鹸は洗浄力が高く、それでいて肌に優しいというイメージを持たれている方も多いでしょう。近年ボディソープなどの液体石鹸も広く使われていますが、固形石鹸とはどこが違うのでしょうか。固形石鹸の特徴や使うメリットを見ていきましょう。
液体タイプの製品と固形石鹸は形状だけでなく、原料そのものが異なります。液体タイプの石鹸成分は主に油脂類を水酸化カリウムで化学反応を起こさせたもの、固形タイプの石鹸成分は油脂類を水酸化ナトリウムで化学反応を起こさせたものです。
また、水分など他の成分が多く含まれる液体石鹸に対し、固形石鹸は原材料が比較的シンプルであり、全体のなかで石鹸成分(石鹸素地)がかなりの割合を占めています。
固形石鹸は一般的に石鹸成分の割合が高いため、優れた洗浄力を持っています。
泡立てに手間がかかる反面、上手に扱えばよりきめ細かな泡を作ることができるのも固形石鹸の魅力です。弾力性のある泡を作れば皮膚との摩擦を抑えながら汚れを落とすことができ、肌に大きな負担がかかりません。
また、石鹸そのものがコンパクトで、使用中も保管中も場所を取らないこともメリットです。価格に幅はありますがリーズナブルな商品も多いので、コストパフォーマンスの面でも優れているといえるでしょう。
固形石鹸は様々なタイプや商品が販売されています。自分や家族の身体に合った石鹸を選ぶには、種類や工法、肌質との相性などに注目しましょう。
石鹸素地は石鹸の原料に動植物油脂を用いる場合は鹸化、脂肪酸を用いる場合は中和させて製造されます。
鹸化法は時間をかけて製造されることが多く、油脂に含まれている天然の保湿成分が残っているのが特徴です。一方、中和法は油脂から取り出した脂肪酸のみを反応させるため、スピーディーに作られます。不純物が少ないことや成分の調整をしやすいことが特徴で、大量生産に適しています。
ナチュラルな石鹸を好む方は釜炊きなどの鹸化法で作られたもの、比較的リーズナブルな石鹸を望む方は中和法で作られたものを検討すると良いでしょう。
固形石鹸は含まれる成分などの違いによって、以下のような種類に分かれます。
純石鹸は、添加物を加えず石鹸素地のみで作られたものを指し、石鹸素地が全体の98%以上を占めるものとされています。合成物質が含まれていないため、肌が敏感な人にとって使いやすい石鹸です。
幼い子どもがいる家庭やナチュラル派の人にもおすすめです。
化粧石鹸は、石鹸素地が全体の93%以上を占めるもののことをいいます。石鹸素地以外に色素や香料、保湿剤などの成分が加えられ、使い心地を良くする工夫がされています。
より快適な洗い心地を求める方におすすめです。
薬用石鹸は医薬部外品にあたり、肌に対して何らかの効能があるとされる製品です。殺菌や除菌、もしくは消炎剤や保湿剤などが配合されており、目的に応じて使い分けることができます。
肌の状態が気になる方におすすめです。
固形石鹸は、製造方法の違いによって枠練りのものと機械練りのものがあります。含まれる成分や性質が異なるため、肌質との相性を考えたうえで選ぶのがおすすめです。
枠練りとは、加熱した石鹸素地を枠に入れ、自然に冷まして固めたものをカットし乾燥させる製法です。
製造するのに時間や手間がかかりますが、冷える間に石鹸の成分が大きな結晶となるため、形が崩れにくくふやけにくい石鹸が完成します。また、製造過程では、石鹸素地の割合を抑えて美容や保湿に役立つ成分を多く配合できるため、透明感や高級感のある石鹸に仕上げることもできます。
枠練りの石鹸はしっとりとした洗い上がりが期待でき、乾燥肌の人におすすめです。
機械練りとは、文字通り全ての工程を機械で進めていく製法です。加熱した石鹸素地をまずチップやペレットなどの状態にしたうえで乾燥し、練り混ぜたあとで押し出して成型されます。
機械で圧縮されるため結晶が整い、見た目が滑らかで泡立ちやすい石鹸に仕上がります。大量の石鹸を効率良く製造できるので、比較的安価で入手できるものが中心です。機械練りは石鹸素地の割合が高く、洗浄力の強い石鹸ができあがります。
機械練りの石鹸はさっぱりとした洗い上がりが期待でき、脂性肌の人におすすめです。
ここでは、カインズでおすすめの固形石鹸をご紹介します。使用するシーンや人、目的などに合わせて適切な商品を選びましょう。
カインズオリジナルの石鹸で、モイスチャーミルクや椿油などの保湿成分が配合されているのが特徴です。また、肌の水分保持やバリア機能に働くセラミドも含まれており、身体を洗いながらも肌のうるおいを保ちたい方に向いています。
毎日のお風呂にたっぷり使える大型サイズで、人数の多い家庭にもおすすめです。
成分は植物性由来の石鹸素地のみという、カインズオリジナルの無添加石鹸です。防腐剤や酸化防止剤だけでなく、香料や着色料も一切添加されていないので、赤ちゃんの柔らかな肌や刺激を避けたい女性の肌にも使いやすいでしょう。
継続使用するのに便利な5個セットです。
体臭や肌トラブルが気になる方におすすめなのが、カインズオリジナルのエチケットソープです。柿渋エキスを始めとする複数の植物エキスや、炭・銀などの成分が配合されています。
天然シトラスアロマのさわやかな香りに包まれながら身体を洗えます。
赤箱・青箱でよく知られている牛乳石鹸の商品で、無添加であることが特徴です。約1週間かけて釜炊きする方法で作られた石鹸素地のみでできており、防腐剤や着色料、香料、アルコールなどは加えられていません。
さっぱりとした洗い上がりを好む方や赤ちゃんがいる家庭におすすめです。
植物由来の洗浄成分を中心に、保湿成分や香料も含まれている石鹸です。石鹸に洗浄力だけでなく、心地良い香りや洗い上がりのしっとり感を求める方に向いています。
お風呂で使いやすい大きめサイズで、フローラル系の優しい香りが特徴です。
南フランス産のマルセイユ石鹸で、製造には300年以上前から続く伝統的な方法が採用されています。パームオイルをベースに釜炊き法で作られ、保存料などは添加されていないため、ナチュラル派の方にもおすすめの石鹸です。
マグノリアの上品な香りとオシャレなパッケージも魅力的です。
殺菌や消毒に効果的な成分が配合されている薬用石鹸です。一般的な石鹸では皮脂や汗のニオイが気になってしまう、という方に適しています。
また、にきびができやすく、日常的なケアで予防対策をしたい方にもおすすめです。家族全員でも使いやすい135gサイズの3個セットです。
一人あたりの入浴の回数や家族の人数が多い場合は、石鹸のまとめ買いがおすすめです。優しいローズの香りがするのが特徴で、世代を問わずに使いやすいでしょう。
石鹸本体にバラのエンボス加工が施されており、優雅な気分でバスタイムを楽しめます。
赤ちゃんのために揃えられた牛乳石鹸キューピーベビーシリーズの一商品です。防腐剤や色素の添加がない一方、スクアランなどの保湿成分が含まれており、デリケートな赤ちゃんの肌にも刺激の少ない作りになっています。
皮膚科医によるテストが実施され、アレルギーにも配慮されています。
販売開始から60年以上の歴史を持つブランド、ミューズの薬用石鹸です。殺菌・消毒の成分が配合されており、様々な菌による悪影響を防げます。
帰宅時の手洗いだけでなく入浴にも利用でき、デオドラント効果も期待できます。子どもから大人まで幅広い方におすすめです。
日本で早くから無添加石鹸を製造販売してきた、シャボン玉石鹸の浴用タイプです。牛脂とパーム核油をベースに、熟練の職人の手による釜炊き製法でゆっくりと鹸化させて作られています。
身体のほか顔や髪、ペットを洗うのにもおすすめです。
「クリームみたいな石鹸」をキャッチコピーに親しまれてきた、花王のロングセラー商品です。石鹸素地は植物性油脂を原料とし、収穫のタイミングや製造過程での精製の回数にもこだわって作られています。
主に洗顔を目的とした石鹸で、桜島の火山灰が配合されているのが特徴です。火山灰は0.014mmという微粒子で、毛穴のなかの汚れや皮脂の吸着に働きます。
ローヤルゼリーやシアバター、植物由来のエキスなども配合されており、しっかりとした洗浄力としっとりとした洗い上がりのどちらも求める方におすすめです。
固形石鹸をお風呂で使う際は、ちょっとしたポイントを押さえておくと、よりさっぱりと洗い上がり、肌トラブルを避けられます。
まず皮膚の汚れを落としやすくするために、身体にかけ湯をしておきましょう。石鹸を十分に泡立てたら、柔らかいタオルもしくは直接手を使い、軽い力で身体を洗います。硬い素材のタオルやゴシゴシと力を込めた洗い方は、肌に負担をかけるため避けましょう。
脇や手足の関節、胴体の中央など全身のなかで特に皮脂の分泌の多い部分を認識しておき、より丁寧に洗うのがおすすめです。
身体についた泡を流すときには、お湯の温度を上げすぎないように気を付けましょう。熱すぎるお湯を使うと必要以上に皮脂が奪われてしまい、肌の乾燥につながることがあります。
固形石鹸は長く使用するにつれて、表面が硬くなり泡立ちにくくなることがあります。
これは石鹸がたびたび水に触れることにより、水に溶けやすい成分のみが先に流れ出してしまい、溶けにくい成分が多く残ってしまうためです。また、水のなかのカルシウムイオンが石鹸に付着し、成分を変化させることも原因の一つです。
石鹸の泡立ちが悪くなったと感じたら、ナイロン製のネットやタオルで硬い表面をこすり取ってみましょう。うまくいけば、ふんわりとした泡立ちが復活します。
また、泡立ちの良い状態を維持させるには、石鹸の保管方法に注意することも大切です。バスルームや洗面所には水の切れやすい石鹸トレーなどを備え、石鹸の下に水が溜まらないようにしておきましょう。
固形石鹸は、原料や製法、添加物などの違いによって様々な商品があります。自分の肌質や使用感、香りの好みを考えたうえで、合うものを選びましょう。
肌の敏感な方や家族に子どもがいる方の場合は無添加、心地良い使用感を求める場合は保湿成分や香りの有無に着目するのがおすすめです。
また、枠練りで製造された石鹸は保湿成分が多く、どちらかといえば乾燥肌の人に向いています。一方、機械練りで製造された石鹸は洗浄力が高めなので、脂性肌の人に適しています。
毎日のお風呂に石鹸を使用するのなら、洗い方のコツを知っておくことも大切です。自分好みの石鹸を選んで、快適なバスタイムに役立てましょう。