窓やサッシの結露・カビ対策に! 窓を知りつくすプロ「YKK AP」がコツを伝授
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カーワックスで適切な手入れを行えば、いつもツヤのある美しい車に乗ることができます。しかし市販されているカーワックスの種類は多く、商品選びに悩むこともあるでしょう。
今回は、カーワックスの選び方やおすすめ商品を、かけるコツとともにご紹介します。
車のボディをケアする製品としては、カーワックスのほかにコーティング剤も近年人気です。どちらが良いのか迷っている方に、それぞれの魅力や違いを解説します。
カーワックスは油脂分・蝋(ろう)を主成分とするもので、ワックスをかけることで濡れたような美しい光沢が出せるのが大きな魅力です。特に、品質の高いカルナバロウが配合されているものは、ツヤ出しの効果に優れています。
また、カーワックスは雨などの水分をはじくため、車の表面に水垢汚れが付着するのを防ぐことができます。
カーワックスには固形から液体まで様々な商品があり、作業経験や目的、車に合わせて選ぶことが可能です。ただし、あまり長期にわたる効果は期待できないため、定期的にメンテナンスをする必要があります。
コーティング剤には、シリコン・フッ素を主成分とするものや、プロが使用するようなガラスコーティングなどがあり、分子同士を結合させることで車に強固な被膜を作ります。天候や環境による影響を受けにくく、キズや汚れを防ぐ効果が持続しやすいことが魅力です。
また、コーティングを施した車は美しい状態を維持しやすいため、洗車やカーワックスをかける手間も減らすことができるでしょう。特にガラスコーティングは効果が長続きしますが、その反面、塗布作業の難易度は高く、手間もかかります。
カーワックスは、各自の手入れの仕方や車によって適したものが異なります。カーワックス選びでは、以下の3つのポイントを押さえておくようにしましょう。
カーワックスの種類は、ワックスそのもののテクスチャーや形状により大きく5つに分けられます。それぞれの特徴を把握して、目的や使い方に合うものを選びましょう。
固形のカーワックスは、カルナバロウなどの蝋や油脂分を主成分とし、使用目的を車のツヤ出しや保護に特化しているものです。深みのあるツヤが出せるのが特徴で、特に車の美しい輝きを維持したい方におすすめです。
ワックスに硬さがあるため薄く伸ばすのにはコツが必要で、作業に慣れていない場合はムラが出ることもあります。
半練りのカーワックスは、蝋や油脂分のほかコンパウンド(研磨剤)を含むものが多く、水垢などの汚れを落としながら車のツヤを出すことができます。やや柔らかさのあるワックスで車の表面に伸ばしやすいため、カーワックスの扱いに慣れていない方にもおすすめです。
カーワックスの成分をクリーム状にすることで、作業性を高めているタイプです。蝋や油脂成分とともに洗浄成分が含まれるものが多く、汚れ落としとワックスかけを同時に進めることができます。
クロスなどに取り出しやすく簡単に塗り広げられるので、効率的な作業と仕上がりの美しさを両立させたい方におすすめです。
スプレータイプのカーワックスは、液状のワックスを広い範囲に手早く吹き付けることができるのが大きな特徴です。
ツヤ出しの成分と洗浄成分がともに含まれているものも多く、車が濡れたままでも使用できるものや洗車を同時にできるものもあります。仕上がりの光沢よりも作業効率を優先したい方におすすめです。
ワックス成分を含む液体をシートに浸み込ませているタイプです。塗布するためのクロスなどを別に用意する必要がないので、思い立ったときにすぐに作業を始めることができます。
また、基本的に使い捨てであり、後始末も簡単です。短時間で効率良く車をケアしたい方におすすめです。
カーワックスを選ぶ際には、所持している車の塗装色を意識することも大切です。
車が黒・赤・青などの濃い色で塗装されている場合は、コンパウンドの含まれていないカーワックスがおすすめです。濃い色の車は、固形タイプなどのツヤ出し効果の高いカーワックスを使用すると、より美しさが映えます。研磨する成分が多く含まれていると、かえって塗装面にキズを付けることがあるため注意しましょう。
逆に白を中心とした淡い色の車には、半練りタイプなどコンパウンドの含まれているカーワックスがおすすめです。ホワイト系の車は汚れが目に付きやすいため、洗浄成分や研磨剤の入ったカーワックスを使用するとよりきれいに仕上げられます。
車にカーワックスをかけても、次第に効果は薄れてきます。効果の持続時間が長いものほど、作業を行う間隔を開けることができます。
一般的には、固形のものほど効果が長持ちする傾向にあり、液体のものほど持続時間は短めです。自分がメンテナンスを行えるペースに合わせて適切なワックスを選ぶと、車を常に光沢のある状態に保つことができるでしょう。
ここでは、カインズでおすすめのカーワックスをご紹介します。所持している車の色や希望の仕上がり、使用感を考えたうえで適したものを見つけましょう。
カーワックスの扱いに慣れていない初心者にもおすすめのスプレータイプの商品です。素材にはカルナバロウが含まれており、手軽な施工でも深みのある美しいツヤと十分な撥水効果が期待できます。
オールカラータイプなので、どんな色の車にも使いやすい商品です。
ちょっとした空き時間に車のメンテナンスがすぐできる、シートタイプのカーワックスです。ウェットシートに成分が含まれているため、やさしい力で拭き上げるだけで汚れ落としとツヤ出し効果が得られます。使い捨てタイプなので、後片づけも楽です。
超微粒子セラミックパウダーが配合された半練りタイプのカーワックスで、小さなキズを消しつつ表面を滑らかに仕上げることができます。
付属のマイクロファイバークロスで塗布して磨くだけで完了し、拭き取り作業の手間が省けます。カルナバロウ入りで、黒い車の光沢をより美しく見せたい方におすすめです。
洗車後の水拭きとワックスがけの作業を兼ねて行える、使い勝手の良いスプレータイプ商品です。コンパウンド剤が含まれないカーワックスで、車の塗装色を選ばずに使用できます。
車の表面にツヤを出すとともに水をはじく効果が得られ、約2カ月間効果が持続します。
ホワイトやメタリックの美しい車体をより輝かせたい方におすすめの、コンパウンド入りカーワックスです。細かなキズを消しながら鏡面状に磨き上げることができます。
ワックス成分のほかアクリル系ポリマーも配合されており、ツヤ出しと保護の役割もしっかりと果たします。
リンレイが取得している特許技術が生かされた、液体タイプのカーワックスです。
0.7μmの硬質超微粒子研磨剤によって車の表面に付いたキズや汚れを除去して滑らかにし、新車のような光沢をよみがえらせます。使うたびに光沢が増し、撥水効果が約半年続きます。
半練りタイプのカーワックスのなかでも、特に日本で走る日本車に特化した製品です。雨の多い環境やデリケートな塗装面への使用にも向いています。
カルナバロウとあわせて日本製の木蝋が配合されており、滑らかなツヤ感を与えるとともに高い防水効果も発揮します。
扱いやすいスプレータイプのカーワックスで、プロによってコーティングを施工された車にも使用できるのが特徴です。
汚れが気になったときにさっとスプレーをかけて拭くだけで、水なしの洗車とツヤ出しが同時にできます。カラーを問わず使え、効果の持続期間も約3カ月と長めです。
とにかく防水・撥水機能の高さを望む方におすすめの固形タイプのカーワックスです。新開発された耐水FSIレジンがワックス成分とともに配合されており、10回以上の洗車に耐えるほどの効果を誇ります。
一度のメンテナンスでキレイな状態を長続きさせたい方におすすめです。
歴史と実績のあるシュアラスター製のカーワックスで、クオリティの高さで知られるブラジル産カルナバロウが配合されています。
コンパウンドを含まず、あらゆる色の車とコーティングされた車にも使用可能です。光沢の深みや美しさを極めたい方におすすめです。
車用電動ポリッシャーをお持ちの方には、専用のカーワックスがおすすめです。こちらは、高速回転するポリッシャー機能にあわせて、洗浄成分やコンパウンド、カルナバロウがバランス良く配合されている商品です。
汚れやキズの除去とツヤ出しの作業を短時間で行えます。
プロスタッフ社のウエットクロスで、ほかのアイテムを用意しなくても洗車とワックスがけが手軽にできます。クロスはマイクロファイバー製で、細かな繊維が汚れにアプローチして除去に働きます。
シリコンとレジンが配合されており、スピーディーな作業でも本格的なツヤと撥水力に満足できるワックスです。
1947年の創業以来、アメリカから世界にカーケア製品を送り出しているシュアラスター社の固形カーワックスで、品質と価格のバランスが良いタイプです。
パールホワイトやシルバーメタリックなどのデリケートな塗装色にも安心して使用でき、高品質のカルナバロウが美しい輝きをもたらします。
スーパーマイクロパウダー・超光沢樹脂・超重合レジンが配合されているワックスです。微細なパウダーは汚れやキズをしっかりと落とし、樹脂とレジンは光沢の美しさと耐久性に優れた被膜を生み出します。
ダーク色の塗装面に、より深みのあるツヤを求める方におすすめです。
カーワックスをムラなくきれいにかけるには、特にテクスチャーが硬いものほどコツが必要です。一般的な固形・半練りタイプのカーワックスをかけるときは、以下のように作業を行いましょう。
まずは小さな砂などで車にキズを付けないよう、先に洗車を済ませておきます。
カーワックスを塗る作業では、車の塗装面を50cm×50cm程度に区切りながら進めていくのがコツです。一度に作業を行う範囲を決めておくと、塗り忘れや乾燥のしすぎなどの失敗を防げます。
カーワックスを取ったスポンジは同じ方向に滑らせていくのがポイントです。初めに縦方向に塗っていき、次に横、もう一度縦の方向へと塗り広げます。暑い時期は5~10分、寒い時期は15~20分を目安にワックスを乾燥させたうえで、クロスを使って拭き取ります。
カーワックスをかける頻度は、効果の持続期間とも関係します。固形タイプのワックス効果が持続するのは、1~2カ月が目安です。半練りタイプは1カ月、液体タイプは2週間が一般的なので、より頻繁なケアが必要でしょう。
ただし、製品独自の工夫によって効果が長続きするものもあり、一般的な持続期間にあてはまらない場合もあります。商品の表示や車の状態を確認して、ワックスをかけるタイミングを判断しましょう。以前より撥水力が落ち、ツヤが目立たなくなってきたら、ワックスをかける時期です。
大切な愛車をより美しく輝かせるために役立つのがカーワックスです。
カーワックスには固形や半練り、液体など様々なタイプがあり、適切なものを選ぶことで希望通りの効果が得られます。また、それぞれ効果が持続する期間や作業性の良さも異なります。
ワックスの扱いに慣れている方やツヤの輝きにこだわりたい方は固形タイプ、初心者は手軽に使える液体スプレーやシートタイプがおすすめです。ポイントを押さえたうえで選んだカーワックスなら、自分のライフスタイルに合ったペースで無理なくメンテナンスができ、車をいつもキレイな状態に保つことができるでしょう。