リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

インテリアの可能性を広げる「持ち運び自由&変形自在な間接照明」をDIY

ユーザー

木工用やまと

木工用やまと

高校演劇から大道具を始め、いつの間にか舞台美術やDIYが大好きになっていたライター。ガチ袋をベルトに取り付けて木くずだらけになりながら作業をするのが好きだが、東京の賃貸暮らしではそれができる場所がなくてとても寂しい。最近、小さいスペースでできる小物作りに興味が湧いている。

家具を浮かせたい! 空中利用への好奇心

壁にモノを掛けられる「有孔ボード」や、室内に簡単に柱を作ってモノを収納できる「壁面収納」が人気なことからも分かるように、インテリアにこだわりのある人にとって「空間の利用法」は永遠の課題です。

床に置くモノが増えると、そのぶん居住空間が狭くなりますが、もし“空中”を利用できたらインテリアの可能性がグッと広がるはず…! そう考えているのは私だけでしょうか???

すべての家具を空中に浮かせたい。

浮かすことはできなくても、なんとかして空中を上手に活用したい。言ってはみたものの簡単なことではないので、まずは、空間があるからこそ活躍する「照明」からバージョンアップできないか…。自室のシーリングライトが明るすぎると考えていた私は、少し前に話題になった「持ち運べるライト」の購入を検討しました。しかし、値段的にはかなり背伸びが必要なのと、置いてしまったら好きな方向を照らせないというデメリットから、あえなく購入を断念。

ちょうどいいモノがないなら、作ってみるのがDIY魂! ということで、「持ち運び自由&変形自在な間接照明」をDIYします。

挟める、掛けられる! 「持ち運び自由&変形自在な間接照明」をDIY

持ち運び自由&変形自在な間接照明の完成形イメージ

間接照明の完成形イメージのイラスト

どこでも使えるようにするためには、軽くなくてはいけません。コンセント式はコード分の重量が出てしまうので、今回は電池式の「SMD電球ペンダントライト」をベースに作成します。お尻についた紐を引っ張ることで、点けたり消したりできる仕組みです。

間接照明の材料

持ち運び自由&変形自在な間接照明の材料

  1.  SMD電球ペンダントライト
  2. アルミ針金 ブロンズ
  3. 木工用ボンド
  4. シェード用の布
  5. フック
  6. 目玉クリップ(超特大)

持ち運び自由&変形自在な間接照明の作り方

1. SMD電球ペンダントライトと目玉クリップを塗装

SMD電球ペンダントライトと目玉クリップ

素材の統一感を出してちょっとブリキっぽくしたいので、SMD電球ペンダントライトと目玉クリップを塗装します。プラスチックを金属風に、といえば「IRON PAINT」。お気に入りのペイントです。

金属に塗る場合は、ペイントが定着しやすくなる「マルチプライマー」を併用するのもオススメです。

目玉クリップを塗装していく

ペイントが固まってクリップが開かなくならないように、マスキングテープを挟んでから塗ります。

2. 布を固めてシェード作り

照明のシェード部分を作る材料

乾くのを待っている間に、照明のシェード部分を作ります。シェードなんて生まれてこのかた作ったことはありませんが、布を木工用ボンドで固めれば、シェードの布を張る仕組みがなくても擬似シェードを作れるのではないかと思いつきました。試してみましょう。

ヨーグルトくらいのゆるさになった木工用ボンド

ゴミ袋を下に敷き、木工用ボンドに水を加えて、ヨーグルトくらいのゆるさにしていきます。ボンドをケチると途中でつぎ足すことになり、硬さにムラが出てしまいます。余るくらい、容器にボンドをたっぷりと出すのがポイントです。逆に水が多すぎても、あまり固まらずふにゃふにゃになるので、注意しながら少しずつ水を加えましょう。

布に水を溶いたボンドをハケで染み込ませる

布の色がしっかりと変わるくらい、水に溶いたボンドをハケで染み込ませていきます。トントンと叩いて布を伸ばすように塗ると、シワができにくくなります。

全体に塗れたら、一晩乾かす

全体に塗り終えました。布がよれないように、下に敷いた袋をピンと張りましょう。この状態で、一晩乾かします。

少しだけシワがついてしまった布

おはようございます! 十分に乾きましたが、袋のよれた部分に少しだけシワがついてしまったようです。布の乾燥に伴って袋がよれてしまうので、下に敷いた袋をピンと張って固定しておくことでシワを少なくできそうです。

表面もパリパリ

表面もパリパリで、布の目が詰まっているのが分かります。

シェードっぽい硬めの布は、自立している

袋から剥がすと、思っていたよりシェードっぽい硬めの布に。なんと自立します! 私は刺繍用のガーゼ布を選んだのですが、それでもこんなにパリパリになるとは思いませんでした。

布を合わせてカット

理想のシェードの形で型紙を作ったら、布を合わせてカットしていきます。

カット完了

カット完了。

電球ペンダントライトに布をぐるっと巻く

SMD電球ペンダントライトに布をぐるっと巻いて、接着剤で止めます。シェード部分が完成しました。

3.「掛ける」と「挟む」の仕組み作り

目玉クリップ、フック、アルミ針金

どこでも使えるようにするため、“掛けられる”パーツと“挟める”パーツを取り付けます。

まずは、着色後の目玉クリップとフックをアルミ針金でつなげます。「針金」と名前に付いていますが、ある程度の硬度を保ちながらも、素手で自在に曲げられるほど柔らかいのが特徴です。

余談ですが、昔アルミ針金の芯にカバーが付いた金属線(「バインド線」と呼んでいました)を演劇の照明や大道具でよく使っており、絶妙な柔らかさとホールド力がお気に入りでした。今回の間接照明の「好きな方向に向けられる」という仕組みには、この素材しかないと思いついたわけです。

目玉クリップとフック

針金をねじって細かく締める時は、ラジオペンチを使うと楽チンです。

目玉クリップの穴にアルミ針金を通す

続けて、目玉クリップの穴にアルミ針金を何度か通して…

アルミ針金を目玉クリップから生やす

アルミ針金を目玉クリップから“生やし”ます。最低限必要なのは、輪っかが3本と、長い単線が1本。

シェード付きSMD電球ペンダントライトを乗せる

ここにシェード付きSMD電球ペンダントライトを乗せて…

アルミ針金で固定して、合体完了

アルミ針金で固定したら、合体完了です!

単線の針金をぐるぐると巻き付けていく

目玉クリップから伸ばした輪っかのアルミ針金はまとめ、単線の針金をその周りにぐるぐると巻き付けています。

単線をそのままシェードの周りに這わせる

3本の輪っかを支柱に、単線をそのままシェードの周りに這わせました。アルミ針金とシェードを白い糸で軽く縫い合わせると、下に向けてもSMD電球ペンダントライトが落ちなくなります。

自立した間接照明

アルミ針金を好みの角度にすると…自立しました! これにて完成です!

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから