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大きな葉っぱと、土から突き出た芋の部分がダイナミックなクワズイモ。見た目の通り丈夫で、成長も早いため、お部屋に大ぶりのグリーンを取り入れたい方におすすめの観葉植物です。
クワズイモはあまり手のかからない植物ですが、育てる前に知っておきたいこともあります。ここでは、不思議な名前の植物「クワズイモ」の育て方を詳しくご紹介しましょう。
クワズイモはサトイモ科の常緑性多年草です。美しい葉が特徴で、特に白い斑の入った「斑入りクワズイモ」は、爽やかな印象でとても人気があります。
熱帯・亜熱帯に生息し、四国南部や九州・沖縄では、道路の側や庭先などでも姿を見ることができます。自生しているものは、人間が傘にして入れるほどの立派な葉に成長することもあります。
暖かいところに生息する植物ですが、寒さに強く越冬が簡単なため育てやすく、初心者にもおすすめです。
「クワズイモ」という名前の通り、芋の部分は毒性があるため食べられません。食べると嘔吐、下痢などの症状が出るので、小さなお子様やペットのいるご家庭は注意が必要です。
また、体質によっては樹液でかぶれることもあるため、植え替えや剪定の際はゴム手袋などを着用しましょう。
元々は大きな木の根元に自生する植物なので、直射日光に弱く半日陰を好みます。そのため、屋外よりも室内で育てるほうが簡単です。
1年を通して室内の直射日光の当たらない、日当たりと風通しのいい場所に置くとよいでしょう。葉焼けもしやすいので、窓際に置く場合はカーテンなどで日差しを調整しましょう。時々外に出して、日光浴をさせると元気な株に育ちます。
クワズイモの生育期の春から秋は、土の表面が乾いたタイミングで、鉢底から水が出るまでたっぷりとあげてください。時々、屋外や浴室でクワズイモの株全体にも水をかけてあげましょう。そうすることで葉がきれいになり、元気に育ちます。
冬は生育期よりも水やりは控えめに、土の表面が完全に乾いたら水やりをします。乾燥に弱いので、時々きり吹きで全体を湿らせてあげましょう。きり吹きで葉を湿らせると病気の予防にもなり、丈夫に育ちます。
クワズイモは水はけのよい土を好みます。赤玉土の小粒と腐葉土を6対4の割合で混ぜて使うとよいでしょう。
初心者で土を配合するのに慣れていない方は、市販の観葉植物用の土でも大丈夫です。
クワズイモの生育期の春から秋にかけては肥料が欠かせません。生育期に肥料を与えると、株が大きくなり、葉がきれいに育ちます。
与える肥料は、即効性のある液体タイプがおすすめです。10日に1回程度を目安に、水やりの時に肥料を混ぜて与えてください。
クワズイモは根がよく伸びる植物なので、植え替えをしないと2年程度で根詰まりを起こしてしまいます。そのため、2年に1度、5月から6月頃に植え替えをしてあげましょう。
植え替えの目安は、鉢植えの底穴から根が生え始めた時です。
鉢からクワズイモを優しく引き抜き、土を取り除いた後根を丁寧にほぐしましょう。こうすることで根詰まりを起こしにくくなります。
ひと回り大きい鉢に、ネットと底石を引いたら、株の大きさに合わせて少量の土を入れます。次にクワズイモを鉢に入れ、新しい土で隙間を埋めていきましょう。
土を入れ終わったら、最後に棒などでさらに土を固め、かさが減ったら土を足して、たっぷり水をあげたら完了です。
もし、同じ鉢に植え替えたい場合は根を半分程度に切ってから植え、葉の量は3分の2程度に減らしましょう。
クワズイモを増やす方法は、挿し木と株分けの2種類があります。時期は植え替えと同様に、どちらも5月から6月に行うといいでしょう。
クワズイモを挿し木する場合は、まず、茶色く硬くなっている茎を選んで、5~10cmほど切ります。次に、すべての葉の上半分を切ります。これは、茎から水分が蒸発しすぎるのを防ぐためです。
切った茎は、日陰で1~2日干して、切り口の部分を乾燥させましょう。茎が乾燥したら、鉢に水で湿らせた土を入れて、そこに植えます。
新しい根と葉が出てくるまでは、常に土を湿らせた状態にしておくのがポイントです。
クワズイモを株分けする場合は、植え替えの際に子株を切り離して、傷んでいる根を取り除くことから始めます。
根がきれいになったら、土を入れた小さめの鉢に子株を植えてたっぷりと水をあげます。そして、湿度の低い日陰に10日ほど置いてください。水やりは株分け前と同じです。生育期はたっぷり、冬は控えめにあげて、乾燥には注意しましょう。
新しい葉が生えてきたら、徐々に半月ほどかけて明るい場所へ移動してあげます。
クワズイモがかかりやすい病気に「軟腐病(なんぷびょう)」があります。原因は細菌で、芋の部分が腐って根も枯れてしまいます。
軟腐病にかかったら、腐った部分を切り落とし、切り口に殺菌剤を塗ります。腐った部分が残っているとそこから病気が広がるので、残すことなく切り取れたか、慎重に確認しましょう。
クワズイモにつきやすい害虫はハダニです。春から秋にかけて、気温が高く乾燥した場所で発生しやすくなります。
見つけた場合には、殺虫剤を散布するか、水と牛乳を1対1の割合で混ぜた液体をきり吹きで散布してください。牛乳を散布した場合は、そのままにしておくと腐ってしまいますのである程度時間が経ったらふき取ってあげましょう。
日ごろからきり吹きで葉に水を湿らせてあげると、葉が元気になり、ハダニの予防にもなるのでおすすめです。