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目次/ INDEX
肉厚でトゲのある葉を広げるアロエ。昔から料理や民間療法にも使われている、身近な多肉植物で、その薬効の高さから「医者いらず」とも呼ばれます。
アロエは南アフリカ原産で暑さや乾燥に強く、病気にもほとんどかかりません。そのため、初心者にも育てやすい植物です。
ここではアロエの育て方について詳しく解説します。アロエの好む環境や増やし方、水やりや肥料について、さらにアロエの効能などにも詳しく触れていきますので、ぜひ参考にしてください。
アロエは低木または高木の多肉植物です。トゲのある多肉質な葉が特徴的で、乾燥した土地でも育ちます。11〜2月頃には赤やオレンジ、黄色などの花が咲きます。
原産地は南アフリカですが、地中海沿岸やマダガスカル島、カナリア諸島などにも広く分布。日本に伝わったのは意外なほど古く、鎌倉時代とされています。現在では、九州や瀬戸内海、伊豆半島などの海岸に野生のアロエが生育しています。
アロエの種類は500以上。10cmほどの小型種から、10mを超える大型種までさまざまです。その生息地も、砂漠などの乾燥地や草地、高地など、種によって異なります。
アロエの代表的な品種のひとつが「キダチアロエ」。古くから栽培されている品種で、食用や薬用として使われています。
「アロエベラ」も有名な品種です。キダチアロエと比べ、大きく肉厚な葉を持ちます。食品や化粧品の成分としても用いられている品種です。
アロエは一般的に苗から育てます。苗木はホームセンターや通販で購入可能です。葉の色が濃く、かたく肉厚で傷ついていないものを選びましょう。
アロエの植え付け時期は5〜9月頃。春に植え付けると、冬までに根がしっかり伸びて丈夫に育ちます。
アロエはプランター栽培がおすすめです。アロエは丈夫な植物ですが、寒さや日光不足には弱く、季節や天候に合わせて移動させる必要があります。移動しやすいように軽めのプランターで育てましょう。
特に最低気温が0℃以下になるような寒い地域はプランター栽培がおすすめです。基本的に、冬はアロエを室内に入れましょう。霜の降りない比較的暖かな地域であれば、地植えでの栽培も可能です。
アロエはよく日の当たる場所を好みます。特に春から秋にかけての育成期は、しっかり日光に当ててください。ただ真夏は日差しが強いため、半日陰に置きましょう。日光が不足すると生育が悪くなるので注意が必要です。
アロエに適した温度は20℃ほど。暑さには強いですが、寒さには弱いです。10℃以下で生育が悪くなり、0℃以下の霜が降るような寒さだと枯れてしまうことも。冬場はアロエを室内に移動させてください。
アロエは乾燥に強く、水が不足しても簡単には枯れません。反面、多湿が苦手です。水やりの頻度が多すぎると、根腐れを起こすので注意しましょう。
4〜10月の育成期は、土の表面が乾いたころに水やりをします。鉢の底から水が出るまで、たっぷりと与えて構いません。
11月以降は休眠期に入っていきますので、ほとんど水を与えなくても大丈夫です。乾燥が気になる場合は、土が完全に乾いて数日たったころに与えます。ただ地植えのアロエについては、凍結を防ぐためにも冬の水やりは避けましょう。
アロエは湿気が苦手なので、水はけのよい土で育てます。市販の多肉植物用の土、もしくはサボテンの土を使うのが手軽で確実です。
自作する場合は、赤玉土(小粒)、腐葉土、川砂を、6:3:1の比率で混ぜて作るとよいでしょう。
4〜10月の育成期に合わせて肥料を与えてください。10日に1回ほどの頻度で液体肥料をあげます。もしくは、1〜2ヶ月に1度ほどの頻度で緩効性肥料や油粕を置き肥してもよいでしょう。
冬はアロエの休眠期なので、与える必要はありません。
アロエの花は、咲き終わると枯れて茶色くなってしまいます。放っておくと見た目も悪く、害虫が寄ってくる恐れもあります。
残った花茎(かけい)は「花茎切り」をして取り除きましょう。花茎は切りやすい場所で切って構いません。
鉢植えで長く育てていると、アロエは根詰まりを起こしてしまいます。大きく育てるためにも、2〜3年に1度ほどの頻度で植え替えしましょう。適期は5〜9月頃です。
植え替えをするときは、1週間以上前から水やりを控えましょう。乾燥状態にあるアロエを掘り出します。黒ずんでいる根は腐っているので、見つけ次第ハサミで切り取ってください。
切った根は、切り口から菌が入らないように日陰で乾燥させます。だいたい3〜4日ほど乾燥させた後に植え替えましょう。
水やりは、植え替えから4〜5日後から行います。
アロエの株分けは5〜9月頃に行います。植え替えと同じタイミングで行うとよいでしょう。秋以降、寒くなってくるとアロエの成長も鈍くなり、株分けもうまくいかないので注意してください。
1週間以上は水を与えず、土を乾燥させましょう。子株(親株から生えてきた新しい株)をハサミやナイフなどで切り離し、新しい鉢に植えます。子株の根を傷つけないよう注意しましょう。4〜5日後には水を与えても大丈夫です。
アロエの挿し木は、5〜9月頃に行います。
挿し木をする場合は、まず、アロエの葉を茎と一緒に切り取ります。切り取った葉は2〜3日ほど日陰で乾かしましょう。切り口の乾燥が足りないと、腐る恐れがあるのでしっかり乾かしてください。
葉が十分乾いたら、新しい鉢にアロエを植えて根付かせます。倒れないよう支柱を立てるとよいでしょう。
1〜1.5ヶ月ほど経つと、アロエに根が生えてきます。切り口から雑菌が入る恐れがあるため、水やりは控えましょう。軽く引っ張ってみても安定しているようなら、根付いた証拠です。
アロエは病気にかかりにくい丈夫な植物です。しかし、湿気が多い環境が続くと、「斑点病」を発症してしまいます。風通しがよい場所に置き、また土の排水が悪くならないように気を付けます。
春から秋にかけては、「カイガラムシ」がつきやすくなります。アロエの栄養を吸って生育を阻害しますので、見つけ次第ブラシなどでこすり落としましょう。
3〜5月頃は「アブラムシ」も発生します。茎や葉の裏について吸汁し、アロエが弱る原因になります。定期的にアロエの外観をチェックして、見つけたら退治します。大量発生していたら、薬剤を散布してもよいでしょう。
アロエの収穫時期は6〜11月までです。冬は休眠期に入るため、収穫は控えてアロエを休ませましょう。
収穫する場合は、葉の根元にナイフやハサミで切り込みを入れてカットします。葉のトゲでケガをしないように注意しましょう。
アロエは下処理をすれば食べられます。葉肉をお刺身や酢の物にしたり、甘くしてヨーグルトに入れるとおいしいですよ。また、薄く切って乾燥させるとアロエ茶としても楽しめます。 また、アロエの葉の液汁をやけどや切り傷に塗ると、痛みを軽減したり回復が早まるといわれています。便秘にも効果的といわれ、アロエエキスが含まれた便秘薬も存在します。
アロエベラは、スキンケアにも使われています。ニキビやシミを目立ちにくくしたり、美肌効果や肌を潤す効果が期待できます。
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