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ハエトリグサ(ハエトリソウ)の育て方|冬の越し方や種からの育て方も解説

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

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ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

ユニークな姿のハエトリグサ(ハエトリソウ)は、ついつい触ってみたくなる「食虫植物」です。まつ毛の生えた二枚貝のような「捕虫葉」で虫や昆虫を捕獲して栄養にしています。

他の植物とはひと味違ったおもしろみがあるハエトリグサですが、実は育てるのは難しくありません。ここでは、初心者でも育てられるよう、水のやり方や、植え替えの方法などの育て方を詳しく解説していきます。

ハエトリグサ(ハエトリソウ)はどんな植物?

黒い背景のハエトリグサ

ハエトリグサは北アメリカ原産の食虫植物です。トゲのついた貝殻のような葉を素早く閉じ、虫などの獲物を捕食し栄養にします。

トゲトゲした強そうな見た目ですが、獲物のいない状態で何度も葉を触って「空振り」させると、弱って枯れてしまうという繊細な一面もあります。

食虫植物は根以外からも栄養を摂取する珍しい植物で、他には、獲物を捕獲するための袋状の葉を持つウツボカズラが有名です。

ハエトリグサは虫を食べる"食虫植物"

食虫植物であるハエトリグサ

ハエトリグサは栄養分の少ない湿地帯に生息している植物です。そのため、養分を根以外から摂取する必要があり、獲物を捕食するという驚くべき進化を遂げたと考えられています。

ハエトリグサの「捕虫葉」は、昆虫などの獲物が触れると、わずか0.5秒という素早さで葉を閉じます。

獲物を捕らえたら、葉の内側で押しつぶしながら消化液を分泌して溶かし、10日ほどで栄養を吸収します。昆虫以外に、ナメクジなどの小動物も捕食します。

でも、虫を食べなくても大丈夫

ハエトリグサは、実は、虫を食べなくても光合成をエネルギー源に生き続けることができます。原生地である湿地帯では、根から栄養を吸い取るのが困難ですが、日本で水苔や土に植えて育てるのであれば、虫を食べる必要はありません。

ちなみに、ハエトリグサは葉を閉じるときに膨大なエネルギーを使います。そのため、獲物なしで葉を何度も閉じると消耗してしまい、葉が黒くなって枯れてしまいます。

つい触りたくなるものですが、ハエトリグサにとって死活問題なのでグッと我慢しましょう。

ハエトリグサの育て方

直射日光のよく当たる場所で咲くハエトリグサ

ハエトリグサを育てる場所

直射日光のよく当たる、屋外の風通しのよい場所を好みます。室内で育てる場合は窓際に置きましょう。

浅い湿地で育つ植物のため、常に湿った土で育てる必要があり、地植えができません。鉢植えか、水苔で育てるのが一般的です。

夏は、鉢に熱がこもりすぎるとよくないので、半日陰に置きましょう。日光で水が温まらないよう、水やりを夕方から夜にかけて行うのも大切です。

冬は休眠期で、枯れたようになりますが、-5℃程度までであれば屋外で越冬できます。その間もしっかり日光に当ててあげましょう。

  • 明るく風通しのいい場所を好む
  • 夏場は半日陰に置きましょう
  • 地植えはできない

ハエトリグサの水やり

ハエトリグサは湿地の植物のため、乾燥した場所が苦手です。他の植物と同じ水やり方法では、すぐに乾燥して枯れてしまいます。

おすすめの管理方法は、浅めのお皿に1~2cmほどの水を張り、そこに鉢を置く「腰水栽培」です。ただし、水が腐りやすいので、定期的に交換しましょう。

冬季はハエトリグサの休眠期ですが、その間も乾燥させないように注意が必要です。休眠期のハエトリグサは枯れたように見えますが、変わらず管理しましょう。

  • 湿地の植物なので乾燥が苦手
  • 水を張った皿に鉢を置いて湿度を保つと効果的

ハエトリグサを育てる土

ハエトリグサが咲く土のアップ

ハエトリグサは、肥料の少ない土か、水苔で育てましょう。

水苔の場合は、水苔だけで育てます。土で育てる場合は、保水性・通気性が大切です。赤玉土小粒・鹿沼土小粒・ピートモスを等量配合するか、市販の食虫植物用の土を使いましょう。

土で育てる場合、植え替えは2~3年に1度で良いですが、水苔は傷みやすいので毎年植え替える必要があります。

  • 水苔か肥料の少ない土で育てる
  • 市販の食虫植物用の土もある

ハエトリグサにおすすめの水苔

ハエトリグサの越冬

ハエトリグサは、毎年、秋から冬にかけて3〜5ヶ月間休眠します。

秋になると休眠の準備が始まり、ほとんどの葉が黒くなります。そのため、枯れてしまったと勘違いする人も少なくありませんが、これが休眠期の特徴です。

暖かい部屋ではうまく休眠できないため、冬は低温下の日の当たる戸外で育てます。寒さに強いため、-5℃程度までであれば問題ありません。株の上に雪が積もっても大丈夫です。

ハエトリグサの植え替え・増やし方

鉢に入ったハエトリグサ

ハエトリグサの植え替え(用土・水苔)

ハエトリグサの植え替えは、休眠期の12月〜2月頃に行います。これは、休眠期のほうが株を傷めずに植え替えしやすいためです。

土に植える場合は、植え替えは2~3年に一度で大丈夫です。根についている土を洗い流したら、枯れている葉や腐っている根を取り除きましょう。根を綺麗にしたら、鉢にネットと鉢底石を2cm程入れ、土を入れて植えていきます。

水苔に植える場合は、植え替えは毎年行います。根を綺麗にして、鉢にネットと鉢底石を2cm程入れたら、水苔に水を吸わせて軽く絞ります。次に、根を水苔で包んで鉢に入れ、隙間にも水苔を入れていきます。

  • 植え替は12月〜2月の休眠期に行う
  • 土で育てているなら2~3年に一度、水苔で育てているなら毎年植え替える

エトリグサの増やし方(種まき・株分け)

ハエトリグサは、種まき、または株分けによって増やすことができます。

種まきの場合、親株に成長するまで3~4年かかります。5~6月頃に白い花を咲かせるので、咲き終わったら花から種を採取しすぐに蒔くと発芽率が上がります。水やりは親株と同じで構いません。

株分けは、12月〜2月の植え替えのタイミングで行います。毎年、球根が2~5個増えるので、球根を指で軽く押して切り離し、1株に3枚程度葉がつくように株を分けましょう。あとは鉢に植えて育てます。

  • 花から採取した種はすぐに蒔く
  • 株分けは植え替えと同時に行う

ハエトリグサの病気・害虫

捕食能力のあるハエトリグサ

捕食能力のある食虫植物だからといって、害虫がつかないわけではありません。被害は多くありませんが、アブラムシやハダニがつくことがあります。

また、ハエトリグサはほとんど病気になりませんが、アブラムシが原因で炭そ病にかかることがあります。

アブラムシ

風通しが悪いと葉につきやすく、炭そ病などの原因になります。増殖のスピードが早いので、見つけたら薬剤で駆除しましょう。

ハダニ

乾燥していると発生しやすいため、高温になる夏場は注意が必要です。葉にクモのような糸を張り、葉を吸汁して株を弱らせます。

アブラムシと同じく増殖のスピードが早いので、すぐに薬剤で駆除しましょう。

ナメクジ

ナメクジは葉を食害するので、見つけたら取り除く必要があります。

ハエトリグサの葉の中に捕食されている場合は、消化不良を起こしてナメクジも葉も腐ってしまうことがあるため、葉ごと取り除きましょう。

ハエトリグサにおすすめの殺虫剤

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