なぜ猫はかわいいのか? 「猫社会学」の東大教授に話を聞いてみた
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目次/ INDEX
キャンプを始めてまだ数回、慣れないうちは、設営に何かと時間がかかるもの。テントを立てるのに試行錯誤して暗くなってしまったり、夕食が遅くなり空きっ腹を抱えたりしがちです。
キャンプ初日の大仕事、サイト設営の時短が叶えば、自然の中で楽しみながらまったり過ごす「ゴールデンタイム」をより多く確保でき、キャンプの満足度もアップします。今回は「設営時間の短縮テクニック」を中心に、覚えておくと便利なアイデアをいくつかご紹介していきましょう!
庭や近所の空き地、公園などで、取扱説明書や説明動画を見ながら、1度実際にテントを立ててみましょう。この経験によって、設営にかかる手間が大幅に違ってきます。開封から完成までどれくらい時間がかかるか測っておくと、キャンプ初日の時間配分の目安をつけやすくなります。
購入したテントやタープの名前で検索をかけると、設営動画がたくさんヒットします。映像をみて設営のイメージトレーニングをしておけば、設営当日の時短につながります。メーカーによっては、QRコードを読み取ると説明書がダウンロードできるようになっています。
テント本体の縫い目やファスナーの開閉に不備がないか、よくみて確認してください。内側の防水シームテープに剥がれや接着不足があると雨漏りしますので、要チェックです。
ここでしっかり確認しておきたいのが、パーツの数。ペグやロープの本数、テントポールの種類と数を覚えておきましょう。
ペグに目立つ色でマーキングしたり、反射材入りのロープを結んでおくと失くしにくくなります。同行する友人のものとテントが被った場合も、どれが自分のパーツか、識別に役立ちます。
テントポールは1本ずつゴムベルト等で束ねておくと、設営のときポール同士が絡まるのを防げます。
大型の2ルームテントやベル型テントなどは、いざ撤収のとき付属の収納袋に入らないことが多々起こります。最初に幕を広げるとき、どんなふうに折りたたんであったのかを覚えておくといいですよ。記憶力に自信がなければ、スマホで順次撮影しながら幕体を広げていきましょう。撤収のときはその逆順でたたんでいけば迷いません。
どれだけ気をつけたつもりでも、しまった、あれ忘れた!が尽きないのがキャンプの宿命ですね。手痛い忘れ物を防ぐために、持ち物のチェックリストを作っておきましょう。スマホなどで管理すれば、付け足しや削除も簡単です。
キャンプ道具をクルマに積む順番によって、現地での設営時間がかなり変わってきます。どれだけのボリュームがあるのか、一旦全部並べてみましょう。ざっと見回して、クルマのどこに何を積むか、順番も含めて頭の中で立体テトリスを行います。
積み込みは、一番最後に設置するものから積載していきましょう。荷物の下段部分はギアコンテナなどがっちりした大物で固め、土台を作ります。食器などキッチン道具、着替え、焚き火台、バーナーやランタン類、チェアやテーブル、そして、テントやタープの順がおすすめです。
最後に、すぐに出しやすい場所にクーラーボックスを載せます。途中のコンビニで板氷や飲み物を買い足したり、キャンプ場最寄りの道の駅などで、その土地ならではの食材を購入することもありますね。クーラーボックスがクルマの奥の方だと、せっかく積んだ荷物を大幅に積み直しする手間がかかってしまいます。
天候が崩れそうなら、レインウェアもすぐ出せるところに。小さなお子さんがいるご家庭なら、設営作業中にお子さんが飽きてぐずらないよう、ちょっとしたおもちゃも取りやすいところに入れておくと便利です。
全部載せ終わったら、シュラフやブランケットなどを隙間に詰め、走行中の荷物のガタつきを防止します。
キャンプ場に着いたら、今度は荷物の積み下ろしです。やみくもにどんどん降ろさず、設営作業がしやすいよう工夫しましょう。
雨天でなければ、キャンプサイトの端にレジャーシートを敷き、その上に道具を降ろします。テントやタープといった家関係、チェア、テーブル、シェルフなどキャンプファニチャー、キッチン関係などのようにわかりやすくカテゴリー別に並べておくと、手早く設営作業に入れます。
いよいよみんなで協力してテント設営です。ここで、試し張りの経験と、設営のイメージトレーニングがものをいいます。設営が滞る最大の原因は、みんなの意見が割れて険悪な雰囲気になること。設営は、楽しいキャンプの始まりを告げるプロローグです。作業に入る前に、みんなでもう一度立て方の動画を視聴するのもいいですね。
大きな荷物を抱え、電車やバスなどを移動手段に使う場合の注意点は、周囲の乗客の皆さんにできるだけ迷惑をかけないように努めることです。ラッシュを避け、空いた時間帯を見計らって利用し、乗車位置は車両の隅の方へ。そして、移動時に人や周りにぶつけないよう、荷物はスッキリ縦長にまとめましょう。
筆者は、全ての荷物をバックパックとキャリーケースに収め、外側に細々としたキャンプ道具を下げるのは避けています。車輌の揺れとともに外付けの道具を人に当ててしまったり、改札口やバスの狭い昇降口を抜けるときに引っかかって危険だからです。
バックパックに詰めるのは、軽めの着替えや壊したくないLEDランタン、急な雨に備えるレインウェア、非常食等がおすすめ。転がして運べるキャリーケースには、テントなどの幕ものや、クッカー、焚き火台など、重量があり、かさ張るものを入れます。
パッと開けてすぐ手に取れる1段目には、手早く設営に取り掛かれるよう、テント、タープ、各ポール、ペグ、ロープ、グローブやペグハンマーもすぐに必要なので一番上に。
2段目には、テント設営を終えてから中に入れるコット、焚き火台、食器や調味料、バーナー用燃料、そして、救急セットを目につくところに。クルマの積載と同様に、キャンプ場に着いてから使う順番を考えて詰めることで、設営の時短に役立ちます。
キャンプサイトは区画のあるサイトと、広い敷地に自由に設営できるフリーサイトがあります。どちらも、手持ちのテントのサイズ、リビングとなるタープスペース、火の粉でテントがダメージを受けない焚き火の位置などを手早く決めなければなりません。
俊速設営を叶えるための手順をみていきましょう。
キャンプ場に到着し、案内された区画サイトはこちら。手前の砂利面が駐車スペース、奥が設営スペースです。
設営スペース側からみると、サイトの真ん中にある木が邪魔をして、ここにテントやタープを広げるのは無理そうですね。その代わり、枝に軽量のLEDランタンを掛けられそうです。この木の横にタープを張ってリビングスペースにしようと思います。
キャンプサイトの地面をみてみると、何やら筋のような模様が。これは水が流れた跡です。雨が降れば、ここは筋に沿って雨水が流れる場所。テントを張ると水浸しになって、あとから移動の手間がかかる可能性があります。少し小高くなった場所や、下草が生えているところがテント設営向きです。
また、点々と小さな足跡もみられますね。この場所に野生動物が現れて歩き回った印です。夜間やサイトを留守にするとき、食料品などは出したままにせず、テントやクルマの中にしまいましょう。
地面をしっかり観察すると、いろいろな情報が読み取れます。サイトレイアウトを決めるときの参考にしてください。
サイト設営に戻って、手順とコツを解説していきましょう。この日宿泊したのは広さ約100平方メートル、東西に細長い電源付きサイト。真ん中に木が生えている駐車場側(右)はタープを張り、向かって左側にテントを配置します。持ってきた延長コードは5m。夜間、テントの中でスマホの充電をしたいので、テントの位置は電源コンセントから延長コードの先が余裕で届くところに決めました。
テント、タープの配置は横並びにしました。急な天候の変化や、荷物を仮置きするスペースを考えると、タープを先に設置するのがおすすめ。地面にタープポールとロープを並べ、ペグの位置を探ります。
おおよその位置に仮ペグを打ち、適当で構わないので、まずはタープを立ち上げてしまいましょう。ペグやポールの位置はあとから少しずつ調整していけば大丈夫。
ペグとポールの位置、ロープの長さを決め、タープが完成しました。昼食や休憩を取ったり、その他の荷物を置くスペースに使えます。
次に、テントを立てていきます。グランドシート(フットプリント)を置いて、位置を確認。風があるようなら、飛ばないよう四隅をペグで仮止めしておきましょう。
テントを立てて、設営完了。ここまで出来たら、あとはお好みでテーブルやチェアを並べ、キッチンスペース、焚き火コーナーなどを配置してください。
せっかくのキャンプなのに、よりによって初日が雨だとげんなりしますね。でも、手早く確実に設営するテクニックがありますよ。
まずタープを先に立ててしまい、その下でテントをざっと組み立てます。フライシートをかぶせ、みんなでテントを持って、せーの!でテントの設置場所まで持っていき、ペグダウンして固定します。この方法だと、インナーテントとテントフロアを濡らすことなく立てることができます。
雨予報が続くキャンプで、テントの出入り口とタープの開口部を向かい合わせにしました。テントとタープの行き来で濡れにくいやり方です。
キャンプの大敵は暑さでも寒さでも氷雨でもなく、風です!テントもタープも基本的に布の幕ですから、強風に煽られると大きな力がかかります。風で飛んで周囲のキャンパーに迷惑をかけたり、破損することのないようしっかりと固定しなければなりません。
風のあるときにおすすめなのは、「ポールエンドストッパー」という補助パーツです。ポールの先端部に取り付けて、幕とロープが風でバタついて外れないよう押さえてくれます。
サイズ違いの穴がいくつか開いたゴム製のボールです。この穴にポール先端を差し込んで使います。
使い方は、ポール、幕、ロープの順に刺した上に、ポールエンドストッパーを差し込むだけ。
強風時はペグにも強い力がかかります。そんなときはペグの「クロス打ち」がおすすめです。2本のペグをX字状に打ち込み、両方にロープを引っ掛けてください。ロープを保持する力が倍増し、多方向からの張力にも耐えることができます。
テントやタープに付属のペグ以外にも、予備のペグを10本程度持っていくと安心です。
断続的に突風が吹くときに有効なのは、ストレッチコードです。強力なゴム紐の先に金属のフックが付いているもので、これをペグとロープの間に咬ませておくと、ゴムが伸縮することで風の力を受け流します。急な風で幕が裂けてしまうことも防いでくれます。
ポールエンドストッパーもストレッチコードも、数百円〜千円前後で手に入ります。キャンプ中に風が強くなることを考え、用意しておくといいでしょう。
一番の安全策は、強風時には吹っ飛びやすいタープや陣幕をたたむことです。目安として、風速7〜8m以上の予報が出たら、無理をせずタープをたたみましょう。
キャンプ初日の大仕事、設営が完了しました。加えて、キャンプ環境をよくするテクニックと安全策をご紹介します。
テントができたら、明るいうちに寝床の準備を。ダウンシュラフは中の羽毛が膨らむのに数時間かかることがあります。フカフカのシュラフで暖かく休めるよう、早めに収納袋から出して広げておきましょう。コットを組み立て、マットも空気を入れておきます。電動の空気ポンプを使う場合、夜遅い時間だとモーターの音が周りの迷惑になるので注意してください。
寝る前にお酒が入っていたりすると、寝床の組み立ても億劫になりがち。酔った状態でそのまま寝入ってしまい、低体温症で命を失ったキャンパーもいますので、そうならないための安全策です。
クーラーボックスや食料品は、冬場でもタープの下などに置きましょう。直射日光が当たると、たとえ高性能なクーラーボックスでも、保冷性能が著しくダウンします。太陽の移動につれて日陰も移るので、こまめに移動してください。
混雑したキャンプ場では、火の粉や煙の行方次第でトラブルを招きます。自分のテントのみならず、他人のテントに穴を開けてしまうと、補償問題にも発展します。焚き火台は幕やサイトの境目から1.5m、できれば2mは離しましょう。また、焚き火台やBBQグリルの下には必ず防火シートを。
ちょっとしたコツを知っているだけで、余裕をもってサイト設営ができます。時短テクを採り入れ、浮いた時間でこだわりのキャンプ飯作りを楽しんだり、黄昏の焚き火タイムをゆったり味わってください。ひとりの時間の充実感や、家族の団らんも深まりますよ!