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ガーデニングや家庭菜園で使った土の処分にお困りの人は多いのではないでしょうか。土はゴミとして処分できない自治体が多く、植え替えのたびに溜まってしまっている人もいるはずです。
土を処分する方法は、大きく分けて6種類あります。ここでは、土の処分方法6選についてメリット・デメリットを紹介していきます。土を処分しない方法や、土をゴミとして処分できる方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
土や砂は自治体の多くが回収を行っていません。これは、自治体がごみとして回収するのは「廃棄物」であり、土や砂などの自然物は廃棄物には該当しないためです。しかしここで注意しておきたいのが、自然物だからと言って山や公園などの自然に戻せばよいというわけではないことです。
家庭菜園や園芸で使用された土は、肥料や土壌改良剤などを混ぜ込んでいることが多く、自然界にある土とは性質が大きく異なります。また、土のうや庭にあった土など、人工的に手を加えていない土であっても、場所が違えば土の種類や酸度といった性質が異なります。
土を元々あった場所とは違う場所に移動することは、自然界のバランスを崩す恐れがあるため避けなければいけません。
土は廃棄物として扱われないため、回収していない自治体もありますが、特例として回収していたり、処分の機会を設けたりしている場合もあります。
例えば、大阪市や明石市、仙台市などでは、少量の土であれば家庭ごみの指定袋に入れて回収日に出すことができます。東京都中央区では、園芸用土のリサイクルを行っているため、指定場所に持ち込めば回収してもらうことができます。他にも、西宮市のように、専用窓口に事前連絡をした上で一定量限り、回収している自治体もあります。
このように回収に対応している場合でも自治体によって土砂の取り扱いは様々であるため、不要な土が出た場合にはお住まいの自治体の回収ルールを確認しましょう。
土の処分に対する自治体の対応は、大きく分けて以下の4種類です。
土を回収している自治体でも、以下のような条件をつけている場合があります。
条件は自治体によって変わるので、市町村、もしくは区のウェブサイトなどで確認することをおすすめします。
土の処分方法として、最も簡単で費用がかからない方法は、庭に撒いて処分する方法です。自宅の庭がない場合でも、近所に庭や畑を所有している知り合いがいれば、引き取りを依頼してみても良いでしょう。
ただし、他人の家の庭や畑に勝手にまいてはいけません。また、自然物なので、山や公園にまいても良いと考えるかもしれないが、不法投棄になる可能性があるので絶対にやめましょう。
庭で処分するメリットは、費用がかからないことです。自分の庭はもちろんですが、知り合いの庭で処分する場合にも、ちょっとしたお礼を渡すだけで済みことが多いでしょう。
庭に撒く場合、土砂の量が多ければ広いスペースが必要になります。狭いスペースに土砂を盛るように撒くと、庭の景観を損なってしまったり、調合済みの土が庭の土に馴染まなかったりすることもあります。また、土砂を撒くときは埃が立つため、近隣への配慮も必要です。
さらに、マンションに住んでいる人や、庭がない人には使えない方法です。
近くにガーデニングや家庭菜園をしている人がいれば、土を欲しているかもしれません。声をかけてみて、土が欲しい人がいれば、譲っても良いでしょう。
知り合いに土が欲しい人がいなくても、近くに土を欲している人は意外と多くいます。地元の人と不用品のやりとりができるウェブサイトなどを利用すれば、大量の土を一気に処分できることもあります。
園芸用の土を販売している園芸店やホームセンターの中には、土を引き取っている店舗があります。ホームセンターでの引き取りは煩雑な手続きがなく、慣れていない人でもスムーズに土を処分できるのポイント。ただし、回収を実施していない店舗も多いので確認が必要です。(カインズでは土の回収は行っておりません[2022年8月時点])
回収を実施している店舗でも、引き取りに条件がある場合もあるので、土を購入する際に確認しておくと良いでしょう。条件には、以下のようなものがあります。
条件さえクリアすれば、無料で引き取ってくれることが多いのがメリットです。
店舗まで土を運ばなければいけないので、手間がかかります。また、多くの土を処分する場合には、自動車が必要です。なお、引き取ってもらうためには新しい土を購入する必要があることも多いでしょう。
土を回収してくれる回収業者や、エクステリア工事業者、建材店などにお願いする方法です。
家を建てるための資材を取り扱う建材店や外構工事を請け負うエクステリア業者の中には、リサイクル事業として家庭で不要になった土砂を回収しているところもあります。
処分したい土砂の量が多い場合や近所に残土処分業者がある場合にはおすすめの方法ですが、処分したい土が少量である場合には他の方法を検討したほうが良いでしょう。
処分したい土が多い場合でも、不用品回収業者が取りに来てくれるため、運搬の手間がありません。雑草や枝、根っこ、石などが混ざっていても回収してくれることが多く、確実に処分できます。
また、エクステリア工事業者や建材店が引き取ってくれるケースもあります。家の外回り全般の工事を請け負う専門業者で、土のプロといっても良い業者なので、問い合わせてもてもよいでしょう。
処分には一定の料金がかかります。自治体で処分してもらうよりも高額なことがほとんどなので、金銭的な負担は大きめ。建材店・エクステリア業者ともに20kg500円前後のケースが多いようです。
エクステリア工事業者や建材店が引き取ってくれる場合、こちらのほうが処分費用は安くなると思われます。しかし、こちらは自分で持ち込むケースが多いので、自動車が必要です。
土を処分せずにリサイクルする方法もあります。土をリサイクルする手順は以下の4つです。
古い土には、害虫や植物の根などが混ざっています。新しい植物が根を張るときの邪魔になるので、ふるいを使って取り除いておきましょう。
古い土には、害虫や土壌病原菌、ウイルスが潜んでいる可能性があります。新しい植物が病気や食害されないためには、殺菌が必要です。
殺菌には、太陽熱を使って土を高温にする方法が効果的です。黒いビニール袋の中に、湿らせた土を入れ、直射日光に当てます。1週間に1回、袋をひっくり返して、土を混ぜながら1ヶ月程度経てば完成です。
古い土は、団粒構造が崩れていて、水はけが悪い状態です。また、殺菌されたことにより土づくりに欠かせない微生物も死滅しています。
そのため、土壌改良剤(土のリサイクル材)や腐葉土などの有機物を混ぜて、土壌を改良してあげます。有機物は古い土の半分程度混ぜると良いでしょう。
古い土は、前に育てた植物が栄養を吸収し、雨によっても栄養分が流れ出るので、栄養分が少なくなっています。
そのため、元肥となる緩効性の肥料を混ぜておきましょう。
土をゴミとして捨てられないと悩んでいる人が多いことから、「捨てられる土」も販売されています。植物由来の原料からできているので、燃えるゴミとして処分しても問題ありません。
ただし、捨てるときには完全に乾燥させた状態にしましょう。また、見た目が普通の土と変わらないため、ごみ回収スタッフが回収してくれない可能性があります。ごみ袋に「捨てられる土」であることを明記しておくと良いでしょう。
土砂は不要になった際に自治体で回収を行っていないケースが多いため、処分に関して疑問を抱く人も少なくありません。ここでは、土砂の処分について、よくある質問に解答していきます。
土は焼却処分できないことや自然物であることから、ほとんどの自治体で回収を行っていません。処分に困るかもしれませんが、法律や自然を守るためにも、土を自宅の敷地外に捨てないようにしましょう。
園芸などで一度手を加えた土は、少なからず性質が変わっています。たとえ元々あった場所に戻す場合でも既存の土にとっては異物となるため、自然界のバランスを乱し生態系に影響を与える可能性があります。
また、山や公園などが国や自治体の所有物であることも押さえておきましょう。他人の所有する土地へ捨てることは不法行為とみなされ、悪質な場合は刑事罰が科されることもあります。
自治体では資源を無駄にしないために不要になった土の再利用を推進しています。一度使用した土でも、適切な処理を行うことで、再び草花を育てるための園芸用土として使うことが可能です。
再び使う機会がない場合や処分したい場合には、引き取りを行っている業者に依頼すると良いでしょう。また、再利用できる状態に処理を行った上で、園芸用土を必要としている方へ譲るというのも方法の一つです。状況に応じて適切な方法を検討しましょう。
ペットのトイレ砂は、基本的に製品のパッケージに記載されている方法に従って処分します。
例えば、猫用のトイレ砂は紙、木、おから、シリカゲルなどを主原料として作られています。原材料や製法によって性質が異なるため、水に流せるものはトイレの水に流し、流せないものは家庭ごみとして回収してもらうのが一般的です。家庭ごみとして出す場合には、燃やせるか燃やせないかによって、可燃ごみと不燃ごみに分別しましょう。
ただし、自治体によっては猫砂や排泄物の捨て方について独自のルールを定めている場合があります。水に流せる素材のトイレ砂でも、流さないことを推奨している場合もあるため、お住まいの自治体に確認し、ゴミの分別ルールに従って捨てましょう。
また、ハムスター用のトイレ砂は、紙や木からできているもの、鉱物系素材のものなどがあります。これらの素材は燃やすことができるため、可燃ごみとして回収してもらうのが一般的です。トイレに流せるタイプのトイレ砂を利用すれば、より処分の手間を省くことができるでしょう。
ただし、猫用トイレと同様、自治体によって処分のルールが異なることがあるため、まずは指定の処分方法を確認しましょう。
家庭菜園や園芸をしている場合には、土と一緒に植木鉢が不要になることも少なくありません。植木鉢の処分方法は素材によって異なるため、まずは植木鉢の素材を確認しましょう。
一般的にプラスチック製であれば可燃ごみ、金属製や陶器製であれば不燃ごみとして扱われます。また、素材に関わらず、一定の大きさを超える場合には粗大ごみとして処分するケースもあります。自治体によって分別ルールや回収方法が異なるため、予め確認しておくことが大切です。
自治体で回収していない場合には、学校や福祉施設などに寄付したり、不用品回収業者に回収を依頼したりするなど、いくつか方法があります。自治体のルールや状況によって判断し、適切に処分しましょう。
園芸やガーデニングに土の処分はつきものです。ゴミとして回収してくれる自治体に住んでいる場合は苦労しませんが、回収してくれない自治体の方が多いのが現状です。山や公園などに捨てることは不法行為とみなされたり、自然界のバランスを崩すことにもつながったりする可能性があります。
再び使う予定がない場合には回収業者に依頼する、ホームセンターで引き取ってもらうなど、環境に影響を与えない手段を選び適切に土を処分しましょう。
もし、マンションなどに住んでいて処分が難しい場合、土のリサイクル材や捨てられる土を活用するとよいでしょう。処分しなくて済むと、園芸がとてもラクになるはずです。
ぜひ、このページを参考に処分方法を見つけて、土と上手に付き合ってくださいね。