押し入れ・クローゼットの湿気対策やってますか?収納スペースにカビが生えないようにする方法を解説
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巣ごもり需要で外食に行く機会も減り、テレビなどでも連日注目されている自炊。これまで外食派だったのに、「そろそろ自分でもおいしいものを作って食べよう」と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか。自炊初心者がまず始めるのはグッズ選びですが、経験がないため、どんな調理器具を揃えればいいのか分からないなんて声も。
そこで今回は、自炊初心者や料理が苦手な方に向けてレッスンを行う「自炊料理家」の山口祐加さん監修のもと、ひとり暮らしで重宝する便利グッズをご紹介! 定番アイテムも素材やサイズで使い勝手が大きく変わりますので、参考にしてみてくださいね。
まず挙げてもらったのが、自炊の必須アイテム・フライパンとお鍋。「フライパンは26cmぐらいの、深さがあるものが◎。煮物系も作れますし、さまざまな料理に対応できます。お鍋は16cm〜18cmくらいで、味噌汁などをこれで作ります。また、炒め物などに使う小さなフライパンとして使ってもOKです」とのこと。
自炊初心者の人は、フライパン・お鍋ともにフッ素加工された焦げつきにくいものを選びましょう。また、フタつきのものを選ぶといろいろな料理に使いやすいので、おすすめ。
種類が豊富で初心者が迷いがちな包丁ですが、「包丁だけはいいもの(高いもの)を選んでほしい」と山口さん。「100均などで売っている包丁も最初は切れるのですが、劣化するのがすごく早くて、結果的に手を怪我しやすいです。また、手のサイズや癖で使いやすい包丁が人によって異なり、グリップ感がほしい人は太い柄のもの、手が細い女性は細い柄のものを選ぶといいでしょう。ものによって重さも異なるので、実際に触ってみてから購入するのがベストです」とのこと。
サイズ感は17cm前後の三徳包丁や20cm前後の牛刀あたりが使いやすいそうです。自炊の相棒になりますので、自分にとって使いやすいものを選びましょう。
食材を切るときに欠かせないまな板。「最初はプラスチックやポリエチレン素材でいいと思いますが、ペラペラのシート状のものはNG。包丁の刃が直接調理台に当たってしまうので、刃が壊れやすいです」と山口さん。
シート状のまな板も便利ですが、最初は厚みがあり、調理台の大きさに合わせたものを選ぶといいでしょう。
山口さんがよく使うグッズとして挙げてもらったのがトング。「パスタのときに使うものだと思っていましたが、意外とお肉を焼いてひっくり返すときに便利。トングの先はステンレス製だと、鍋やフライパンが傷つきやすいので、シリコン加工されたものが◎」。
その他にもサラダや惣菜などの取り分け・盛り付けにも重宝するので、役立つ便利グッズとして1つは持っておきましょう。
幅広い調理に活用できる万能グッズ・シリコンへらも山口さんのおすすめ。「よく目にするへら型ではなく、小さいジャムスプーンみたいなタイプのものをよく使っています」という通り、ヘラの部分に丸みがかった四角のものが瓶やフライパンの底にフィットしやすくてお気に入りとのこと。
炒める、混ぜる、裏ごしなど料理のさまざまなシーンで活躍してくれるので、料理家でなくとも、持っておきたいですね。
調理をする以外にも、あると何かと重宝するボウルとザル。「ボウルはプラスチック製ではなく、ガラスのものを使っています。レンジにかけられるのと、そのまま食卓に出してもさまになるので便利です。ザルは取手があるものの方が熱いものを茹でこぼすときに便利です。また、ボウルと重ねられるようなものを選ぶといいでしょう」。
ガラスボウルはシンプルなデザインなので、サラダなどと相性がよさそうですね。夏場は素麺など涼しげな料理で活躍しそう。
調味料を正しく計測できる軽量カップ&軽量スプーンは、自炊初心者の必需品。「スプーンは浅いと醤油などを弾いてしまうので、深さがあるものが安定して◎。また、計量カップはガラスかプラスチックだと、外側から目盛線を見られるので便利」とのこと。
料理の味付けに大きく関係する調理器具なので、ここは実用性を選びましょう。
味噌汁やスープなどの汁物以外の料理にも使うシーンの多いおたま。「プラスチックは熱に弱いので、ステンレスがおすすめ。また、実際に持ってみると重かったり、大きすぎて使いにくかったりするので、サイズ感を見極めるのも大事。おたまの深さが浅すぎると量があまり入らないので、ある程度深さのある商品を選んでくださいね」とのアドバイスも。
買ったはいいけど家のお椀に入らなかった、なんていう残念エピソードも聞きますので、特にサイズ感は慎重に確認するようにしましょう。
「地味に使いますね」と山口さんが話すのは網じゃくし。「肉のアクを取ったり、鍋で茹でた具材を引き上げたり、お茶の急須から茶葉を掬ったり…。意外とめちゃめちゃ使えます」と愛用中。
ザルよりも小さく、湯や汁の中の具材のみをすくえる網じゃくし。形状によってすくう量や網み目の粗さが異なるので、用途によって選ぶようにしましょう。
肉や魚、野菜も簡単にカットできる便利グッズ・キッチンはさみ。「お肉を切るのによく使っていて、豚バラや鶏モモ肉なんかもよく切れます。フライパンとまな板を洗わなくて済むのが、楽でいいですね」と時短にもなっているようです。
自炊グッズは自分好みのデザインを揃えたくなりますが、忘れちゃいけないのが実用性。料理の種類や使いやすさを重視して選び、安全で楽しい自炊生活を送ってくださいね。