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ハーブにはポプリや入浴剤、ハーブティーなどさまざまな活用法があります。その中で最も目にする機会が多いのは料理かもしれません。
料理に使われるハーブといえば、バジルやローズマリー、ミントなどを思い浮かべる人が多いと思いでしょう。実は日本でおなじみのシソやパセリ、近頃人気のパクチーもハーブの一種です。
ここでは、料理に使えるハーブの種類と育て方をご紹介します。聞き馴染みのあるものから珍しいものまでさまざまなハーブを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
しそ(大葉)は、お肉と一緒に巻いて焼いて食べたり、刻んで薬味やドレッシングとして使ったりと、料理を引き立てるハーブです。
しそはビタミンB、ビタミンE、食物繊維など美容や健康に嬉しい栄養素をたくさん含んでいます。その他にも貧血の人に不足しがちな鉄分も含まれているので、特に女性は積極的に料理に取り入れたいハーブだといえるでしょう。
しそは水分の吸収が得意ではないため、種を撒く前に一晩水に浸しておくのが、しっかり発芽させるためのポイント。たっぷり光を浴びさせて、本葉が5枚以上出てきたら植え付けましょう。
料理の飾りとして使われがちなパセリですが、実はスープにしたりソースにしたりと、活用法はたくさんあります。
パセリの茎の部分は最も香りが強く、その部分を魚や肉の臭み取りに使うのもおすすめ。冷凍しておけば1ヶ月は使えるため、長く利用できるのも嬉しい点です。
パセリは苗から育てましょう。収穫する際は、葉を10枚ほど残しておくことで一年を通してパセリを楽しむことができますよ。
独特の風味が特徴的なパクチー。カレーのスパイスとして使われるコリアンダーも、じつは同じ植物です。
葉をそのまま使うとパクチー、乾燥させてパウダー状にしたものをコリアンダーといいます。パクチーは葉をサラダとして食べ、茎は炒め物にするとおいしいです。根の部分は刻んでスープに使うと、おいしいお出汁が取れます。あますことなく使えるのが嬉しいですね。
パクチーは日光と水を好みますが、雨が葉に当たると病気になりやすくなるので気をつけましょう。発芽率が低いとされているため、初心者の方は苗から育てるのがおすすめです。
カレーやスープ、煮込み料理やピクルスなどの風味付けとして使われることが多いのがローリエの特徴です。乾燥させることで葉の苦味がなくなり、香りが丸くなります。肉や魚の臭み取りに用いることも多い植物です。料理が完成しても入れたままにしておくと苦味が出てくるので、早めに取り出すようにしましょう。
ローリエは背の高い樹木ですが、鉢植えで育てることが可能です。風通しをよくするのに加え、収穫しやすい高さにするために適宜剪定しておくのが望ましいでしょう。
トマトとの相性がばっちりで、ピザはもちろんジェノベーゼソースとして使われることが多いバジル。βカロテンやビタミンC、ビタミンEなど、女性に嬉しい栄養素をたっぷり含んでいるハーブです。
バジルは日当たりと風通しのよい場所で育てるのがおすすめ。乾燥に弱い植物なので、水と肥料をたっぷりあげると元気なバジルが育ちます。また、こまめに収穫することでどんどん枝分かれして茎の数が増殖するので、収穫数も増えていきますよ。
料理におけるタイムの使われ方としては、肉や魚の臭み取りがメインです。そのほか、防腐効果や殺菌効果も期待できます。タイムは種類が豊富ですが、料理に使う場合はコモンタイムを使うのがおすすめです。
タイムは非常に丈夫で初心者にも育てやすいハーブ。枯らしてしまうのが心配な方は、苗から育てるとより失敗しないでしょう。日光を好む植物のため、日当たりと風通しがよい場所で育てるようにしてください。
シソ科にあたるローズマリーは清々しい香りが特徴で、主に煮込み料理に使われるハーブです。
タイムと同じくブーケガルニにも利用されるほか、肉や魚の臭みを取るのにも長けています。種類が豊富でそれぞれ香りが違うので、自分好みの香りのするローズマリーを育てて料理に使うとよいでしょう。
ローズマリーは日光と乾燥を好むハーブのため、水はけのよい場所で育てることがポイントです。土の表面が乾いたのを確認したら、たっぷり水をあげましょう。
ディルは独特な風味が特徴で、ハーブビネガーなどによく使われます。ディルの葉は、魚料理との相性が抜群。そのほか、細かく刻んでドレッシングに使うのもおすすめです。
ディルの種は、ディルシードというスパイスとしても販売されています。また、ディルの花はピクルスやマリネに使うことが可能。種から葉、花まであますことなく使えるのも、ディルの特徴といえるでしょう。
ディルを育てるときは、日当たりと風通しのよい場所に植えるのがポイント。また、乾燥を嫌う植物なので、土が乾いたらたっぷり水をあげてくださいね。
シソ科のオレガノは、葉をドライハーブにしてお茶にしたり、スパイスとして使われたりすることが多い植物です。
オレガノはイタリア料理やフランス料理、メキシコ料理などさまざまな料理に使われています。特にトマトとの相性がばっちりなので、ピザやパスタに使われることが多いでしょう。
ある程度の明るさがあれば日陰でも育ちますが、できれば日当たりと風通しのよい場所に植え付けるのがおすすめです。多湿が苦手な植物なので、乾燥気味で育てましょう。また、オレガノはハダニやアブラムシなどの害虫が付きやすいため注意が必要です。
イタリアンパセリは、パセリとは違い葉が縮れていません。ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCなどのビタミン群のほか、鉄分やカルシウムなどが含まれており、栄養価が高いのが特徴です。
パセリ同様飾りとして使われたりブーケガルニに使われたりと、料理における使われ方はとても豊富。苦味が少ないので、刻んでフリットの衣としても使えますよ。
自宅で栽培する場合は、直射日光が苦手なため、ほどよく日が当たり風通しのよい場所に植え付けるのがポイント。なお、イタリアンパセリは病虫害に弱いので、肥料や水の量はあげすぎないようにしましょう。
ピンクや薄紫の淡い花をつけるチャイブは、薬味として使われることの多いハーブです。それ以外には、サラダや卵料理としても使われます。
日本でいうネギやニラと似たような感覚で使うのが一般的で、食欲増進、疲労回復などの効果が期待できます。
チャイブは苗から育てるのがおすすめです。日当たり・風通しのよい場所が望ましいのですが、強い日差しは苦手なので、真夏などは半日陰になる場所に植え付けた方がきれいに育つでしょう。
モヒートやミントジュレップなどのお酒に使われることの多いミント。料理に積極的に使うよりは、デザートの飾りやお茶として利用するのが一般的です。
ミントにはたくさん種類があります。ほんのり甘い香りのするアップルミントやジンジャーの香りのするジンジャーミントなど。作る料理や飲み物にあわせて選ぶのがおすすめです。
ミントは暑さにも寒さにも強いので、初心者でも育てやすいでしょう。直射日光を避けて日当たり・風通しのよい場所で育てるのがポイント。庭に植える場合は水やりは必要ありませんが、鉢植えにするなら土が乾燥してからたっぷり水をあげましょう。
自分で育てたハーブで料理を作るのは、喜びもひとしおです。家庭菜園でハーブを育てることで料理の幅も広がるでしょう。
ハーブによって相性のいい食べ物があるので、自分で探ってみるのもおもしろいですよ。