リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

仏花で知られるアスターの花|特徴や育て方・切り花を長持ちさせるコツを紹介

スタッフ

カインズ How to 園芸編

カインズ How to 園芸編

カインズ・スタッフ自らが実践した情報満載。動画で見る「カインズ How to」の園芸関連のコンテンツを文字起こししています。

仏花として知られるアスターの花は、自宅でも栽培できます。小ぶりな花が咲く、可憐なアスターの栽培を楽しみましょう。ここでは、アスターの花を育てたい人に向け、アスターの特徴や育て方、切り花を長持ちさせるコツなどを解説します。

名前が似ている宿根アスターとの違いや、区別する方法も紹介するため参考にしてください。

アスターの基本情報

ピンク色のアスターの花

キク科、エゾギク属のアスター(学名:Calistephus chinensis 英名:China aster)は、お盆に仏花として重宝されます。

アスターは江戸時代から各地で栽培され、地域に由来する蝦夷菊(エゾギク)、薩摩菊(サツマギク)、チャイナアスターなどの別名が生まれました。

原産地

中国北部原産のアスターは、耐寒性と耐暑性がよく、園芸初心者でも育てやすい植物です。アスターは苗の状態で冬を越すため、成長中の株を寒さから守る必要があります。

屋外に苗を置く場合は霜対策が必要です。

品種改良の経緯

アスターは、江戸時代の中盤に日本にもたらされました。さまざまな品種改良がなされた結果、花の色や形、大きさ、株のサイズなどのバリエーションが拡大しました。

華やかなアスターはヨーロッパに輸出され、19世紀のフランスでは大ブームを起こしています。アスターの品種については、のちほど詳しく紹介します。

アスターの花の特徴

青色のアスターの花

アスターの花の特徴について、花の色やサイズ、開花時期などについて紹介します。

花の外観

アスターはポンポン咲きや、八重咲きなどのふんわり丸いタイプもあれば、マーガレットに似たフラットな一重咲きタイプもあります。

花のサイズもさまざまです。直径3cmほどのものがよく見られますが、大きなものは15cm程度にもなります。花びらの色はピンクや赤、紫、白、黄色のほか、グラデーションがかった品種も見られます。

開花のピーク

アスターは6月頃から咲き始め、お盆の仏花としての需要が高まる7~8月頃に、ピークとなります。乾燥気味に育てると、開花が早まる場合があります。

一年草

アスターは1年しか花を咲かせない「一年草」です。一年草は、種をまいた年に成長し、花をつけ、やがて枯れてしまいます。枯れた株は、水や肥料を足しても回復しません。そのため、毎年種をまき直す必要があります。

アスターの栽培に適した環境

アスターの花と園芸用具

アスターは日光を好む植物です。日光が弱ければ、茎が徒長し貧弱な印象になり、花つきが悪くなります。たっぷり日差しの当たる場所で育てましょう。

土は、水はけと水もちのバランスがよくなるよう耕しておきます。植えつけ時に腐葉土や堆肥で栄養分をまかなうと、勢いよく成長します。病気や虫の被害を防ぐべく、風通しのよさも重視してください。

アスターの植え方

苗を持つ手

アスターの苗を植えるには、葉が7~8枚程度ものを購入し、3~5月頃に植え付けます。複数の苗を植える場合は、15cmほどの間隔を設けましょう。

種まきに適した時期は、春または秋です。ただし、秋に種をまくと、苗の状態で冬を越すための特別な防寒対策が必要です。種は15~20℃程度で発芽し、寒ければ発芽しません。十分暖かくなってから植えましょう。

種まき直後は湿らせる程度に水やりをし、日が経つごとに水の量を増やしていきます。

アスターの水やり

苗に水をやる手

アスターは、乾燥に強く、加湿に弱い植物です。それほど小まめに水を与えなくても問題ありません。株の状態が悪くなるため、水の与えすぎは禁物です。土の乾き具合をチェックしてから、水やりの判断をしてください。

夏の水やり

乾燥に強いアスターですが、あまりに乾燥すると株の成長が止まり、早く花をつけてしまいます。株を大きくしたい場合は、土の表面が乾いた時点で、惜しみなく水を与えましょう。

葉やつぼみに水をかけると株が蒸れやすいため、株元にそそぐように水を与えてください。

冬の水やり

寒い季節は、アスターの水やりの頻度を減らします。冬は水分の蒸発量が少ないうえに、アスターは乾燥に強い花です。水を与えない日があっても持ちこたえられます。

特に、朝晩の冷える時間帯には水を与えないでください。株が凍結する恐れがあります。日が昇った日中を狙って水やりをしましょう。

アスターに適した肥料

土に肥料を与える

アスターを植え付ける際には、元肥を混ぜ込みます。追肥を与えるタイミングは毎月に1回程度です。見栄えのよい花を咲かせるために、化成肥料を与えましょう。

アスターには「窒素系の成分が少ない肥料」がおすすめです。窒素は葉を成長させやすい傾向があり、花の咲き具合には効果を期待できません。

肥料の成分を確認し、リン酸やカリウムの比率が高いものを選びましょう。なお、追肥はつぼみをつけるまで与え続けます。

多品種なアスターの花

たくさん咲いているアスターの花

アスターは品種が非常に多い花です。知名度の高い品種に関し、特徴を紹介します。

ステラトップブルー

直径3cmほどの半八重咲の品種です。人工的にわき芽を発生させる摘芯処理をせずとも、自然に枝分かれし、横方向に大きく広がります。

小さな花びらが密集した筒状花の部分が黄色く、花びらは紫色で外側ほど色が濃くなります。花の形はややフラットです。

松本イエロー

やさしい黄色が特徴のアスターです。花の大きさは直径5cm程度で、筒状花の面積が広めです。背丈は70~80cm程度で、育ったものは切り花に適します。

ほかのアスターよりも病気に強く、園芸初心者から農家まで、多くの環境で育てられています。

シャギーディープローズ

花びらは深い紫色で、中心部を隠すように緩やかにカーブしています。花の大きさは、ほかのアスターよりも大きめです。

立体的な大輪八重のシャギーディープローズは、仏花以外に、フラワーアレンジメントでもよく用いられます。

ハナパープル

花のサイズは約3.5cmの一重咲きです。フラットな形、紫色の花びら、分岐のしやすさなどはステラトップブルーに似ています。

一方、花びらは中心に近い部分まで濃い紫色で、筒状花の黄色とのコントラストが見事です。

セレネピンク

セレネピンクも、ステラトップブルーやハナパープルと同様、一重咲きのフラットな花を咲かせ、分岐しボリューミーに広がります。花びらはピンク色です。

宿根アスターとの区別

シーツの上の宿根アスター

アスターと宿根アスターは、いずれも名前に「アスター」が入っています。それぞれを区別する方法を紹介します。

名前で区別する

宿根アスターは別名「孔雀アスター」とも呼ばれる、アスター属の植物です。一方、アスターはカリステフス属であるため、名前も分類も異なります。

なお、さまざまな花の形の品種をもつアスターと比べると、宿根アスターの花はフラットなものが目立ちます。

開花時期で区別する

アスターは6月頃から開花が始まり、お盆の時期が見頃です。宿根アスターが咲く頃には花が終わっています。宿根アスターは8~11月頃に開花し、秋の風景を彩ります。

一年草と多年草で比較する

アスターは一年草ですが、宿根アスターは「宿根草」に該当します。宿根草は多年草と混同されがちですが、特徴的な違いは球根です。宿根草は冬になると葉や茎を枯らしますが、地中の球根は無事です。

春になり暖かくなると、球根の栄養をもとに再び成長を始めます。宿根草の栽培では、冬に宿根草の球根を掘り上げる場合もあれば、埋めたままにする場合もあります。

アスターの切り花を長持ちさせるコツ

仏花の切り花

アスターの花を花瓶に活ける際は、水質と茎の先端を清潔に保ちましょう。毎日水を交換し、容器を洗います。水替えの際には、傷んだ茎を切り戻してください。

切り口の弱った部分がなくなると、水を吸い上げる力も回復します。栄養の行き渡りにも配慮しましょう。不要な葉やつぼみを切り落とすと、残された花と葉に栄養が回り、切り花が長持ちします。

また、切り花は風が直接当たらない場所に飾ってください。

アスターの花で気をつけたい病害虫

アスターの花で気を付ける害虫の1つ、アブラムシ

アスターの花が咲く夏は、植物が病害虫に悩まれやすい時期でもあります。気をつけたい病害虫を紹介します。

立ち枯れ病

立ち枯れ病とは、黄色や赤色のカビが生え、やがて株全体が壊死する病気です。立ち枯れ病は高温多湿の状態が続くと発生するため、水やりの頻度に注意して管理しましょう。

病気の発生を見つけたら、薬剤で処理するか、病気の部位を切除して対応します。

害虫

アスターが被害を受けやすい害虫は、以下のとおりです。

  • アブラムシ
  • ハモグリバエ
  • シンクイムシ
  • ヨトウムシ
  • ウリバエ

害虫は、食害をもたらし、病原菌を広めるなど厄介な存在です。見つけしだい取り除くか、薬剤で処理しましょう。

アスターの花は連作に不向き

スコップで土を掘る手

連作とは、同じ場所で、同じ種類の植物を立て続けに育てる行為です。連作は、土の栄養分が偏り、病原菌の蓄積が懸念されるため避けましょう。

アスターは、連作による悪影響が出やすい植物です。同じ場所にアスターを植える場合は、最低3年は間をあけてください。

アスターの花言葉

深い愛情でつながる手

アスターは花の色で花言葉が異なります。たとえば、赤は「変化を求める」、青は「信頼」や「心配」、紫は「深い愛情」や「幸せな恋愛」などの花言葉があります。

アスターは恋占いに使われることが多く、花言葉にも恋愛に関するものが多い傾向です。

まとめ

仏花として飾られることの多いアスターですが、可憐な花はフラワーアレンジメントや寄せ植えにもおすすめです。よく日差しの当たる場所を選び、水やりの頻度に気をつけて育てましょう。切り花を長持ちさせるには、雑菌の繁殖と栄養バランスがポイントです。

カインズオンラインショップは、ホームセンター売上No.1で、オリジナル商品や、アスターの栽培に役立つガーデニング用品・園芸用品・土・肥料・ホースの取り扱いが豊富です。

また、アイテムはボタン一つでそろいます。カインズオンラインショップについては、こちらからご覧ください。

フラワー、園芸用品の取り扱いが豊富! ホームセンター通販のカインズの公式通販・オンラインショップはこちら

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから