リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

タマシダの育て方|品種や気温ごとの栽培のコツを紹介

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

タマシダは美しい葉を持つシダ植物です。耐陰性があるため、よく観葉植物として育てられます。ハンギングバスケットにして飾ってもかわいいですよ。丈夫でよく育つので、初心者の方でも栽培しやすくおすすめです。

この記事ではタマシダの育て方を紹介します。品種や気温ごとの栽培のコツ、夏越し・冬越しの方法ついても詳しく触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

タマシダはどんな植物?

美しい葉と「塊茎」が特徴のシダ植物

タマシダは、ツルシダ科タマシダ属のシダ植物です。別名はネフロレピス。草丈は30〜40cmほどで、1m近くまで成長するものもあります。タマシダの葉はとても美しく、生け花やフラワーアレンジにも使われます。

温暖な環境を好み、日本では南日本(九州、伊豆諸島、小笠原諸島など)に生息します。主に海岸近くの地面に生えていますが、樹木に生えることもあります。

タマシダは「塊茎」と呼ばれる球状のものを根につけます。塊茎は地下茎が肥大化したもので、中に水や栄養を蓄えています。この塊茎があるおかげで、タマシダは乾燥した場所でも枯れずに生きていけるのです。

タマシダの花言葉は「愛嬌」と「魅惑」です。「愛嬌」は、ふわふわの毛をつけた新芽が顔を出す様子がかわいらしいことから。「魅惑」は、美しい葉をまっすぐに伸ばす様子が由来とされています。

タマシダの園芸品種

観葉植物として親しまれているタマシダには園芸品種があります。

「ダッフィー」は羽片が短く丸い品種です。見た目もかわいいですし、大きさもコンパクトで育てやすく、人気があります。「ペチコート」は葉の先端が分岐する品種です。葉が多く、もこもことしたシルエットをしています。

流通量が多く、見かけやすい「ツデー」はセイヨウタマシダの一種。大きさが30cmほどとコンパクトで育てやすく、初心者の方にもおすすめの品種です。

タマシダを育てる環境

タマシダを育てる環境

タマシダが好む日当たり・温度

タマシダは半日陰で育てましょう。耐陰性があるので、半日陰でも十分育ちますよ。

反対に直射日光が当たりすぎると葉焼けの危険があります。木や屋根の下など、適度に日光が当たる場所がおすすめです。

タマシダは暖かい環境を好みます。気温が高すぎると葉焼けを起こす恐れがありますので注意しましょう。

気温が15℃前後になると成長しにくくなり、10℃以下になると枯れてしまいます。冬場は暖かい室内に取り込むようにしてください。

タマシダの水やり

タマシダは、気温によって水やりのやり方が変わります。

気温が15℃以上のときは、土の表面が乾燥したときが水やりのタイミングです。鉢底から水がこぼれるくらい、十分に水を与えます。

気温が15℃以下のときは、水やりの頻度を減らします。土の表面が完全に乾燥し、2〜3日ほどたった後に水を与えましょう。

ただ、葉が枯れてくるようなら、水やりの頻度を増やします。タマシダの様子を見ながらタイミングを調節してください。

タマシダの土と肥料

タマシダの土と肥料

タマシダを育てる土

タマシダは水はけのよい土で育てましょう。市販の観葉植物用の土を使うのが簡単でおすすめです。

こだわりたい方は、用土の自作も可能です。赤玉土、腐葉土、軽石(小粒)を、5:3:2で混ぜ合わせて作りましょう。

タマシダの栽培におすすめの土

タマシダは水苔・苔玉でも栽培可能

タマシダは土以外にも、水苔や苔玉でも栽培可能です。

ただ、どちらも湿っている状態が続くと根腐れやカビが発生する恐れがあります。水やりは苔が乾いてから行い、受け皿にたまった水は捨てるようにしてください。

おすすめの水苔

タマシダに与える肥料

タマシダは肥料を与えなくても健康的に育ちます。

ただ、施肥した方がより大きく育つので、春〜秋の成長期に合わせて与えるとよいです。冬場は休眠期ですので、与えないようにしましょう。

肥料の種類は、液体肥料や緩効性化成肥料がおすすめです。

タマシダのお手入れ

タマシダのお手入れ

毎日1回は「葉水」をしよう

タマシダは湿気を好むので、毎日1回葉水をすると良いです。葉水は乾燥を防ぐだけでなく、ホコリを洗い流してくれたり、害虫の予防になったりと様々なメリットがあります。

乾燥しやすい夏場はもちろん、水やりの頻度を減らす冬場にも、定期的に葉水をしましょう。

枯れた葉はこまめに取り除こう

タマシダの枯れた葉は、そのままにしておくと病気の原因になる恐れがあります。見つけたときにこまめに取り除きましょう。

タマシダの植え替え

鉢植えで育てる場合は、根詰まりを防ぐために植え替えしましょう。頻度は2年に1回ほど。適期は4〜8月頃です。

地植えの場合は、基本的に植え替えの必要はありません。

タマシダの夏越し・冬越し

タマシダの夏越し・冬越し

タマシダの夏越し

タマシダを屋外で育てる場合、夏の気温には注意してください。気温が40℃を超えるような場合は、タマシダは日陰に移動しましょう。

水やりは、通常通り土の表面が乾いてから行いますが、午前中は避けましょう。与えた水が高温になり、タマシダを弱らせてしまいます。気温が下がり始める夕方にたっぷり与えてください。

さらに肥料や活力剤を上手に与えれば、夏でも元気に生長します。

タマシダの冬越し

タマシダは気温が15℃以下になると休眠期に入り、気温が10℃以下で枯れてしまいます。

屋外で栽培する場合は、15℃以下になったら室内に取り込みましょう。水やりの頻度も減らしてください。

タマシダの増やし方

タマシダの増やし方

タマシダを「株分け」で増やす

タマシダは一般的に株分けで増やします。

まず株を2〜3個に切り分け、それぞれを新しい鉢に植えましょう。半日陰の風通しのよい場所で、水をたっぷり与えて育てます。

2週間もたてば新しい芽が出始めますので、通常通りの育て方に切り替えます。株分けの適期は4〜9月頃です。

タマシダを「胞子」で増やす

タマシダは胞子で増やすこともできます。もともと野生のタマシダは胞子を風で飛ばして繁殖するので、より自然に近い方法です。ただ自力で行う場合、株分けよりも難易度は高いでしょう。

胞子から増やす場合は、十分湿らせた土や水苔に胞子をまいて発芽を待ちます。発芽した後は、乾燥しないようこまめに水を与えましょう。ある程度育ったところで鉢に植え替えます。

タマシダの増えすぎに注意!

タマシダは地下茎を伸ばしてどんどん増えていきます。そのため、特に地植えの場合は増えすぎに注意が必要です。

定期的に株分けをしたり、地下茎を切って成長を抑えましょう。

タマシダの病気・害虫

タマシダがかかりやすい病気

タマシダはスス病にかかる恐れがあります。スス病はアブラムシやハダニなどの害虫が原因の病気なので、しっかりと害虫対策をすれば予防できます。

もし発生してしまったら、感染した葉をすぐに取り除き、被害の拡大を抑えましょう。

また、炭疽病が発症することもあります。炭疽病はカビが原因の病気で、葉や茎に灰色や黒ずんだ斑点が発生し、最終的には枯れてしまいます。

炭疽病を防ぐには、風通しのよい場所で育てることが大切です。風通しに気をつけるとともに、日ごろからタマシダをよく観察し、発症したらすぐに患部を除去しましょう。

スス病・炭疽病におすすめの殺菌剤

タマシダにつきやすい害虫

タマシダには、アブラムシやハダニといった吸汁害虫がよくつきます。どちらも群生してタマシダの栄養を吸い、生育を阻害したり病気を発症させたりするので、市販の殺虫剤などで徹底的に駆除しましょう。

また、ナメクジも発生します。梅雨時期などじめじめした時期に発生しやすく、葉を食害します。数が少ない場合は1匹ずつ取り除いてもいいですが、あまりに被害が頻発する場合は市販の駆除剤で確実に駆除しましょう。

おすすめの殺虫剤

まとめ

美しい葉を持ち、観葉植物としても活用されるタマシダ。耐陰性もあり乾燥にも強いので、栽培はそれほど難しくありません。

丈夫に育てるためのポイントは「気温」です。気温15℃を目安に、水やりの仕方を変えてみてください。10℃を下回ると枯れてしまう点も要注意です。

栽培のコツをおさえて、タマシダを美しく育てましょう。

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから