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【白水桃花】白と暮らす

2020.11.03

はしやすめ

白水 桃花

白水 桃花

デザイナー、フォトグラファー。1997年、東京都生まれ、茨城県育ち。フリーで名刺や紙面のデザイン、アーティスト写真や商品の撮影、Instagramのディレクションなど幅広く活動中。オリジナルグッズやハンドメイドアクセサリーの制作・販売も行っている。

白を無意識に求める

いつの間にか実家に帰ってくるとソワソワするようになった。

たぶん、白に囲まれたじぶんの部屋に慣れすぎたことと、実家で白がほとんど目に入らないことが原因なのだと思う。

統一感など一切無視、ごちゃっとしたインテリアから匂う「実家感」、それはそれでホッとすることもあるのだけれど。

実家から飛び出して白に囲まれる生活を始めた18歳のわたしは、気づけばもう23歳だ。

あんなに憧れていた一人暮らしも、5年もすればもはや当たり前のことで、白と生きることだってすっかりじぶんの脳に、身体に、馴染んでいる。

何を見ていても黒より先に白を探すし、どんなに欲しいデザインでも白がなければ諦める。

最近たまたま懸賞で当たった某ブランドの高級オーブンレンジだって、白以外のカラーだったら辞退したかもしれない(幸いにも白が当たったので、すぐに自室の冷蔵庫の上でドーンと存在感を放つことになった)。

それくらい、白に囲まれることをほとんど無意識のうちに求めてしまう。

白水桃花といえば白

収納アイテムももちろん白

うつわも白が多め。収納アイテムももちろん白で。

実を言うとわたしはインテリアを白で統一する前から、デザインや写真といった作品においても白基調を好んでおり、現在もそれを得意としている。とはいえ、以前はそこまで白のイメージはなく、どちらかというと「シンプル」という単語を使われることが多かったように思う。

白基調を好むイメージ

しかし、フリーランスになってからは作品の発信に加えて、だんだんとインテリア関連の発信も増えた。おまけに本名を出すようになったので、苗字が「白水」であることも相まって「白水桃花といえば白」というイメージが強く定着したのではないだろうか。

珪藻土バスマット

収納スタンドがついた真っ白な珪藻土バスマット。使わない時は立てかけておけばいいので便利だ。

仕事をするうえで、もしかするとそうやって固定のイメージを持つことで作品の幅を狭めてしまっているのかも……と思うことも正直なくはない。

けれどもやっぱりわたしは白が好きだし、白を基調としたじぶんの世界観が大好きなので、この世界観を気に入ってくれた方からご依頼をいただけることにしあわせを感じる。

それは中途半端にこだわるのではなく、ずっと貫いてきたからこそできることであり、じぶんの強みだと思うようにもなった。

飽きない白と、暮らす

キッチンクリーナー

キッチンクリーナーだって、白を選ぶ。シンプルに馴染むデザインなのも良い。

本来、飽き性なはずなのに、気づけば5年も白い部屋に住んでいる。よく飽きないなあと我ながら関心するのだが、飽きがこないのも白の魅力だと、このコラムを書いて気がついた。ハッとして、すこしうれしくなった。

わたしはこれからも、白と暮らす。

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