【ネコも20年生きる時代】「健康缶」開発チームの獣医師が教える、ネコのヘルスケア必修項目
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目次/ INDEX
天井へ物を吊るすときには、天井の構造をしっかりと理解しておくのが大切です。軽いものであれば問題ありませんが、重いものだと落下する危険性があります。天井の構造を知って安全に取り付けましょう。
「打ち上げ天井」とは、木造住宅の一般的な天井の構造のこと。釣木で釣られた野縁に、天井板が釘や接着剤で取り付けられています。平屋以外の1階の天井は、2階の床を支える2階梁、または床梁に釣木受けが渡されています。
コンクリート住宅などの木造以外の天井は、図のようなCチャンネルで野縁受けを吊るした構造のものもあります。
石膏ボードとは、壁や天井に使われる建築材料のこと。石膏を主とする素材を板状にして、特殊な板紙で包んだものを言います。厚さは、15mm、12.5mm、9.5mmの3種類ですが、住宅では、12.5mmか9.5mmが多く使われます。安価なわりに非常に丈夫で、断熱性と遮音性が高いことが特徴です。アンカーを付けることで、物を吊るしたり、フックを掛けたりすることができます。その際は、ボードとアンカー両方の耐荷重をチェックしましょう。
天井に物を吊せるようにするために、天井の石膏ボードにアンカーを取り付けます。取り付け方は、アンカーの種類によって異なります。
モリーアンカーは、スタンダードタイプの中空構造用の金属製アンカーです。まず、アンカーに合った下穴をドリルであけます。
次にアンカーを差し込み、付属のレンチで頭が回らないように押さえます。ビスを締めていくと、中で傘が開いて固定します。
まず下穴をあけて、中央部で折り曲げたアンカーを差し込みます。
その後、木ネジで止めて固定します。
下穴に、羽根を閉じたアンカーを差し込み、付属のピンで押して開きます。
その後、ネジで固定します。
下穴に、アンカーを木ネジごと押し込みます。
羽根が引っかかったらネジを締めて、固定します。
・取り付けるときには、耐荷重をしっかりと確認する
石膏ボードにアンカー取り付けるときには、必ずアンカーと石膏ボード、両方の耐荷重を確認しておくことが重要です。アンカー取り付け部分に専用補強材を使って強度を上げることも可能ですが、天井の石膏ボードの強度が不足していると、天井が壊れてしまうことも十分に考えられます。
・野縁に取り付ける場合には、アンカーは使わない
野縁などの木材に取り付ける場合には、アンカーではなくビスなどで対応が可能です。どこに野縁があるのか確認するには、ピンタイプやセンサータイプの下地チェッカーを使用するか、天井をたたいてみて確認するとよいでしょう。
・和室の天井には吊るさない
基本的に、和室の天井は弱いことが多いので、野縁部分でも物を吊るすことはおすすめできません。
石膏ボードにアンカーを取り付ければ、天井に物を吊るせるようになります。吊るす物の重さや形状にあわせて、アンカーの種類を選びましょう。手軽に暮らしの幅を広げることができるはずです。