引っ越しの荷造りはいつから始めるのがベスト? 梱包のコツと便利グッズをプロが伝授
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こんにちは! カインズ推しのライター、かまたまです。
皆さんのおうちには「表札」ってつけていますか?
一軒家なら門や玄関部分、賃貸アパートやマンションなら郵便受けや玄関ドア付近に名字を掲げることが多い表札ですが、近年では個人の特定を避けるために表札を掲げない世帯も増えていますね。
特に賃貸物件に住む人は、表札を出さない派が約7割を占めています(2016年スーモジャーナル〔表札に関する調査〕より)。
たしかに自分の名字を外に掲げることは個人の特定につながる恐れもあり、一人暮らしや女性の方は特に不安ですよね。
しかし表札がないと郵便配達員さんにはちょっと不親切かもしれないし、「表札が出ていない家は誰が住んでいるのかわからなくて不安……」という近所の人の本音も聞こえてきそうです。
つまり、今の時代、個人は特定されたくないけど、配達員さんが見つけやすく、隣人ともそれとなくコミュニケーションがとれる新しい表札が求められているのではないでしょうか!?
家屋に名字や家族構成を掲げる表札という文化が日本で始まったのは、明治時代からだと言われています。
そもそも、日本の平民が名字を持つことを許されたのは明治3年(1870年)の「平民苗字許可令」から。それまで名字の使用を許されていたのは公家や武士などの支配階級だけでした。
そして翌年の明治4年(1871年)には郵便制度が導入されました。これにより、郵便物の配達のため各家屋に名字の表示板(のちの表札)をつける必要が出てきたのです。
さらに大正12年(1923年)の関東大震災後から家屋と表札がセットで再建されはじめ、国内に表札が普及していきました。
そんな時代背景とともに生まれた表札ですが、現代では主に2つの役割を持っています。
つまり、この2つの役割を果たしつつ、「個人が特定されない」工夫を加えれば、現代らしい新たな表札が生まれるということですね!
というわけで、「個人が特定されない」かつ「どんな人が住んでいるかわかる」かつ「隣人とコミュニケーションがとれる」表札をDIYしていきたいと思います!
表札の素材は木や重厚な御影石(みかげいし)など様々ですが、今回は木とアルミ板でチャレンジしてみます。
わあ、絵で描くととっても簡単ですね!
表札を作るためにカインズで揃えた材料はこちらです!
木材をダークブラウンに塗り、そこに文字を描いたアルミ板を接着して表札を作ります。わあ、文章で書くととっても簡単ですね!
なお、アルミ板などの金属には塗料がのりにくいので、塗料を塗る前の下地塗料「プライマー」も用意しておきます。
それでは早速、表札のDIYスタート!
まずは木材をシックな表札風にするべく、アイアンブラウンに塗っていきます。
ちなみにこの刷毛、塗料缶のフチにかけられるので置き場に困りません(素敵)。
数分でしっかり色塗りが完了しました!
このまま乾くまで20分ほどそっとしておきます。
木材を乾かしている間に、アルミ板に文字を描く準備をします。
先ほどもお伝えしたように、アルミ板などの金属は塗料がのりにくいので、塗料を塗る前に下地となるプライマーを塗る必要があります。
スプレータイプのプライマーを使用するので、はみ出た下地塗料で床が汚れないよう新聞紙や段ボールなどを敷いて作業しましょう。
プライマーをアルミ板に1~2回まんべんなくスプレーします。室内の場合はしっかりと換気し、火気の近くでは使用しないようにしてください!
こちらも乾くまで20分ほどそっとしておきましょう。
プライマーが乾くのを待っている間に、文字を描くためのステンシルシートを準備します。
Mサイズのステンシルシートにはアルファベットや数字、記号など様々な型が入っているので通常はこちらを使うと便利です。
今回はオリジナル表札なので、同梱されている予備シートを使ってオリジナル文字を作っていきます!
まずはステンシルシートに文字の下書きを。
下書きができたら、カッターで切り抜いていきます。
何の文字なのかは塗装までのお楽しみ!
切り抜いたステンシルシートをマスキングテープでアルミ板に仮止めしていきます。
ここで小文字のステンシルシートも登場。こちらはそのままアルファベットを使用していきます。
オリジナル文字とアルファベットを固定し終えました!(文字は隠してあります)
いよいよ文字入れです!
ステンシルシートの上から塗料を塗って文字を入れていきます。
今回は室内ということもあり、スプレータイプ塗料ではなくメイク用スポンジを使ってコンパクトに塗っていこうと思います。
小文字は特にはみ出ないよう注意して。
塗り終わったら、乾くのを待ってからそっとマスキングテープを剥がしてステンシルシートを外します。
きれいに文字が出ました! 名付けて「夜型」表札です!
これを玄関先に掲げておけば、個人を特定されることもなく、配達員さんにもわかりやすく、さらにお隣さんにもこちらの生態が伝わってご近所問題も解決ではないでしょうか!?
それでは仕上げです。最初に塗っておいた板がきれいに乾いたので、先ほど文字を入れたアルミ板を接着していきます。
アルミ板の裏にアロンアルファを塗って…
(ちなみに、カインズ工房で開催されているDIYワークショップでは、下記の接着剤がDIYでイチ押しだそうです。)
接着!!
できました! 「夜型」表札です!
これで配達員さんにも気づいてもらいやすく、お隣さんにも「あ、夜型なんだー」と理解してもらえることでしょう。もちろん個人が特定されることもありません。プライバシー問題に配慮した新しい表札になりましたね!
カインズで売っている材料や道具を使えば表札もこうして簡単にDIYできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ただ、表札が大きすぎてドアが開かなくなってしまいました。サイズ確認は入念に。
表札を自分でDIYするなんて馬鹿げている。そんな方にはカインズオンラインの「オリジナル表札シミュレーション」がおすすめです。
豊富な素材、デザインから好きなものを選び、名前とフォントを入力するだけで簡単にオリジナル表札がシミュレーションできちゃうんです。
木だけでなく御影石などの重厚でシックなデザインまで様々。ここでお気に入りのデザインができたら、そのまま注文もできちゃいます。
次世代オリジナル表札はぜひカインズで!
もちろん、「夜型」なんて表札ではなく、通常の名字入り表札も販売しています。
DIYに使用したカインズの商品
※価格は記事掲載時のものです。