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サフィニアは、ペチュニアを品種改良した植物で、カラーバリエーションが豊富。開花期間が長く丈夫なことから園芸品種として人気があります。
今回は、サフィニアの育て方を紹介します。栽培に適した日当たりや風通し、土や肥料などを詳しく解説していきます。一度植えれば1年中お花が楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてください。
サフィニアは、サントリーの職員が当時駐在していたブラジルからペチュニアを持ち帰り、形成バラ園芸とともに日本で品種改良して生み出されました。品種改良により、ペチュニアの欠点だった雨の弱さを克服し、花付きも格段に良くなっています。
名前の由来は、茎が横に這うように伸びる性質から「サーフィン」と「ペチュニア」を合わせて「サフィニア」となっています。
サフィニアの花言葉は「咲きたての笑顔」です。この花言葉は、サフィニアを開発したサントリーフラワーズが行った、サフィニア誕生記念の応募企画で決まりました。
サフィニアの販売時期は3月上旬から5月下旬です。
花の色のバリエーションが豊富で、赤、白、紫のような単色のものから、バイカラーのものまで多くの種類が流通しています。また開花期間が長く、4月~10月まで次々と花を咲かせてくれます。
カラーが豊富で、開花時期が長いため、ガーデニング愛好家の中でも、とても人気がある植物です。
サフィニアには、いくつかの代表的な品種があります。花束のようにコンパクトなのが「サフィニアブーケ」、背の高さが50cmほどになる「サフィニアマックス」もあります。
フリルを重ねたような小さい花が咲く品種は「サフィニアフリル」、花びらに星形の模様が入るサフィニアアートも人気です。
サフィニアは苗からでも種からでも育てられます。非常に種類が多いので、自分の好みに合わせた花を選びましょう。
苗を購入する場合は、株元がしっかりしている苗を選び、徒長している苗や花がついていない苗は避けましょう。
サフィニアは鉢植えと地植えのどちらでも育てられます。しかし、鉢やプランターで育てることが多い植物です。
鉢なら10号に1株、60cmのプランターなら3株を目安に植え付けましょう。植え付けの適期は、霜が降りなくなった5月ごろです。
地植えの場合は30cmほどの穴を掘り、株間を30cmほどあけて植え付けます。
サフィニアは日光が大好きなため、半日以上直射日光が当たるところで管理しましょう。日当たりが悪い場所で管理すると、花芽が付きにくい傾向にあります。
ただし乾燥には弱いため、真夏で土がすぐに乾いてしまう時期には、遮光ネットなどで半日程度日陰にした方が良いです。
ブラジル原産のため、暑さには強いですが寒さには弱く、寒いと枯れてしまいます。
春先に霜が降りてしまうと枯れてしまうことがあるので、気温が高いところで管理しましょう。移動できない場合は、霜よけをすると効果的です。
サフィニアは乾燥に弱いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。夏の時期は土が乾きやすいので、朝と晩の1日2回水やりするとよいでしょう。
水には強いですが、花に水が当たると傷んでしまうので、開花時は軒下などの雨が当たらない場所に移動すると良いでしょう。水やりするときは、株元に与えて、なるべく花に水が当たらないようにします。
しかし、次々と新しい花が咲くので、あまり神経質にならなくて大丈夫です。
サフィニアは、サフィニア専用の土や草花用の土を使うと簡単です。自分で配合する場合は、赤玉土6、腐葉土4の割合でブレンドして使います。鉢底には軽石などの鉢底石を敷き、水はけを良くしましょう。
サフィニアはナス科の植物のため、アサガオやペチュニア、トマトなどのナス科の植物を育てた土で育てると連作障害を起こす可能性があります。同じ土や場所で育てる場合は、2~3年、間をあけてから育てましょう。
おすすめの土
サフィニアの花をたくさん咲かせるために、草花用の肥料を与えましょう。
培養土には元肥が含まれていることが多いですが、古い土を使う場合や、お庭で育てる場合には元肥が必要です。元肥は緩効性の化成肥料か、有機質肥料を規定量与えます。
また、植え付けから9月ごろまでは、約1カ月に1回追肥をしましょう。リン酸が多めの肥料を置き肥すると、花がたくさん咲きます。
開花時には液体肥料を施すと、より効果的ですが、35℃以上になるとサフィニアの開花が止まってしまうので、追肥の必要はありません。
おすすめの肥料
植え付けから2~3週間後を目安に摘芯を2~3回行います。摘芯をすることで、脇芽が伸びるため、ボリュームのある株に仕上がります。
摘芯は間延びしてきた枝を10cmほどカットするのが基本ですが、株がまだ小さい場合には先端を摘むだけでも構いません。
また、花が咲き終わったら花びらだけではなく、花茎ごと切り取ります。そうすることで、蒸れや病気の予防ができます。花がら摘みを行うと、新しい花が次々と咲いてくれます。
全体的に花数が減ってきた場合や、枝の先端にのみ花が咲き株元が寂しくなったときには、切り戻しを行うと、再び満開の花を楽しめます。
切り戻しは、緑の葉が残っている時期に行います。関東以西では遅くとも8月までが目安です。8月中に切り戻しを行えば、10月ごろに満開の花を楽しむことができます。
また、サフィニアは過湿に弱いので、梅雨入り前に切り戻しを行っておくと、過湿対策になります。
サフィニアは多年草ですが、寒いと枯れてしまうので、国内では基本的に1年草扱いです。そのため、植え替えずに寿命を迎えることがほとんどです。
しかし、温暖な地域や暖かいところで管理すると冬越しできる地域もあります。冬越しの成功すると翌年も花を咲かせてくれますが、冬越しした株は大きくなっているので、ひと回り大きい鉢に植え替えましょう。
サフィニアは挿し木で増やすことができるので、摘芯した枝を挿しておくと良いでしょう。
挿し木をする際は、15cm程度の枝を用意し、先端の葉を1/3ほど残して、他を取り除きます。切り口を水に3時間ほど浸けた後、清潔な赤玉土に挿しておきます。
挿し木して2~4週間で発根するので、それまでは日陰で管理し、多めに水やりします。
病気の心配はほとんどありませんが、たまにうどん粉病になることがあります。うどん粉病になると、白い粉のようなカビが広がっていきます。
うどん粉病は日当たりが悪い日に、雨に当たらず乾燥しているとなりやすいです。特に5~8月になりやすいので注意しましょう。
うどん粉病になってしまったら、殺菌剤を使うか、病気の部分を摘み取ります。
うどん粉病に使える殺菌剤
サフィニアにはアブラムシやコナジラミが付きます。吸汁して株を弱らせるので、見つけたら薬剤で駆除しましょう。
また、オオタバコガやハモグリバエの幼虫も付くことがあります。葉や花を食害してしまうので、見つけ次第駆除しましょう。
おすすめの殺虫剤
サフィニアは、日本で品種改良され世界中に広まった園芸品種です。カラーバリエーションが豊富で、開花期間が長く、丈夫なことから非常に人気があります。
直射日光に当たるところで育てると、よく花を咲かせます。ただし乾燥には弱いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
サフィニアは放置していると、どんどん生長して広がってしまうので、適度に摘芯や切り戻しましょう。そうすることで、株元にボリュームがある株に仕上がります。
数株植えるだけでも、お庭やベランダが華やかになるので、チャレンジしてみてください。