リンクをコピーしました

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • もっと見る

リーガースベゴニアの育て方|切り戻しや挿し木の方法も紹介します

スタッフ

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

株式会社カインズ グリーン・ガーデン部【公式】

ホームセンター・カインズのグリーン・ガーデン部が、お花・野菜・観葉植物・多肉植物・家庭菜園・庭造り・畑作りなどに関する専門知識や栽培方法、ノウハウなどを解説します。

幾重にも花びらが重なり、小さなバラのような見た目のリーガースベゴニアは、ベゴニア・ソコトラナと球根ベゴニアの交配種で、別名エラチオールベゴニアと呼ばれています。開花期間は9月中旬〜6月下旬で、長期間鮮やかな花を楽しむことができます。

リーガースベゴニアはベゴニアの中でも栽培初心者でも育てやすい品種ですが、一方で寒さや暑さに弱い特徴があります。そのため、鉢植えとして屋外や室内で育てるのが一般的で、株が混み合わないよう、定期的に剪定や切り戻しを行う必要があります。

ここでは、リーガースベゴニアについて詳しく解説していきます。リーガースベゴニアの特徴、リーガースベゴニアに適した土や水やり、剪定や挿し木の方法や注意すべき病気や害虫などにも触れていきますので、どうぞ最後までご覧ください。

リーガースベゴニアはどんな植物?

オレンジ色のリーガースベゴニア

リーガースベゴニアは、真夏の暑い時期を除いた周年を楽しめるシュウカイドウ科多年草です。ベゴニア・ソコトラナと球根ベゴニアの交配種で、名前の「リーガー」は品種改良を手がけたドイツの育種家からつけられました。

花色は赤やオレンジ、ピンクや白や黄色など豊富で、葉の形や斑の色、模様も様々です。小さなバラに似た花を咲かせ、その豪華な見た目から、贈り物としても親しまれています。

リーガースベゴニアは寒さや暑さに弱い植物ですが、ポイントさえ押さえれば手間なく育てられるため、栽培初心者にもおすすめ。花の少ない冬の時期に室内に置く鑑賞花としても人気がありますよ。

リーガースベゴニアを育てる環境

窓際に置かれたリーガースベゴニアの鉢植え

リーガースベゴニアが好む日当たり・温度

リーガースベゴニアは日当たりの良い場所を好むので、室内の窓際で育てるのがおすすめです。直射日光は葉焼けの原因となるため避けて、春から夏にかけてはレースのカーテン越しに日差しを当てるようにしましょう。

育成適温は20℃前後で、冬は10℃を下回らないように気をつけます。日中は窓際で、夜は部屋の中に移動させるなどで温度管理をしましょう。特に真夏は高温多湿になりやすいので、風通しの良い戸外の明るい日陰に移動させると良いですよ。

リーガースベゴニアの水やり

リーガースベゴニアの葉は多肉植物のように分厚く、乾燥に強く過湿に弱い性質です。そのため、水のやり過ぎには注意が必要です。

普通の鉢の場合は、土が乾いていたら、午前中に水をたっぷりあげましょう。水やりの際は、葉に水がかからないように注意して、葉をめくって水差しで与えると良いです。

また、水やり後に受け皿に水が溜まっている時は、根腐れの原因になるので捨てましょう。

リーガースベゴニアの土と肥料

土とスコップ

リーガースベゴニアを育てる土

リーガースベゴニアは水はけの良い土を好みます。

赤玉土5:腐葉土4:パーライト1の割合で混ぜた土を使うか、市販の「観葉植物用」または「草花用」の培養土がおすすめです。

リーガースベゴニアにおすすめの土

リーガースベゴニアに与える肥料

リーガースベゴニアは、生育期に肥料が不足すると、葉色が薄くなったり、花数が減ってしまったりします。そのため、肥料切れには十分注意をしましょう。

肥料を与える頻度は、1週間に1回、液体肥料を与えると良いでしょう。ただし、気温が10℃を下回る冬季や7月〜9月中旬の高温期は、株の元気がなくなるので、控えめに与えます。

肥料の量と濃度は、製品の用法・用量を守って与えます。過剰に与える必要はありません。

リーガースベゴニアの手入れ

白色のリーガースベゴニア

リーガースベゴニアの剪定・切り戻し

リーガースベゴニアは花後そのままにしておくと、見栄えが悪いだけでなく、花つきも悪くなるため、剪定・切り戻しを行います。

3月中旬〜4月中旬に、株元の葉を数枚残して切り戻し、その後3週間ほどで再び開花するので、今度は5月下旬〜6月下旬頃に草丈半分ほどの位置で切り戻しましょう。

また、リーガースベゴニアは高温多湿を嫌うため、葉が茂っている時は混み合った部分を整える程度に剪定をします。

リーガースベゴニアに植え替え

リーガースベゴニアの植え替えは、春から初夏、秋に行います。

根詰まりを起こしていたり、水はけが悪くなってきたら、周囲の根と土を軽く落としながら、ひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。

また、鉢植えのリーガースベゴニアを買ってきた場合、すでに根詰まりしているケースもあります。この場合は、冬を避けて早めに植え替えをしましょう。

リーガースベゴニアを挿し木で増やす方法

リーガースベゴニアは挿し木で増やすことができます。天芽(茎の先端)と葉を3〜4枚残した挿し穂、もしくは切り戻しした茎を使います。

刺す前に30分ほど水に浸けておいたら、根をほぐしながら肥料の入ってない土に植え替えます。その後、土が乾燥しないようにこまめに水やりを行い、発根したら鉢上げを行いましょう。

リーガースベゴニアの病気・害虫

リーガースベゴニアがかかりやすい病気

リーガースベゴニアが注意すべき病気は、うどんこ病、灰色かび病、斑点細菌病です。

うどんこ病は葉の表面を覆い光合成を阻害するため、薄めた酢や重曹を1週間前後の間隔を空けてスプレーで塗布します。重症のものは他の葉に広がるのを避けるため、摘み取るのが望ましいでしょう。

灰色かび病は、湿度の高い時期と気温が低い冬に発症しやすいです。梅雨や過湿の時期は株が混み合わないように剪定を行ったり、雨が当たらず風通しの良い軒下などに移動させて発生を防ぎましょう。

葉に水浸状の斑点が見られる斑点細菌病は、発症したら治らないので、処分するしかありません。主に土壌中に存在する細菌(バクテリア)による病気のため、雨水などの跳ね返りが葉につかないように気をつけてください。

リーガースベゴニアにつきやすい害虫

リーガースベゴニアには、春から初夏にかけて、花や葉にアブラムシがつきやすくなります。

見つけた時はこまめに取り除き、もし大量発生していたら、市販の殺虫剤や防虫剤を用いて駆除しましょう。

リーガースベゴニアにおすすめの殺虫剤

まとめ

リーガースベゴニアは寒さや暑さに弱く、とてもデリケートな植物です。とはいえ、栽培時のポイントさえしっかり押さえていれば初心者でも育てやすく、豊富な花色と華やかな見た目は、自宅のベランダやリビングを明るく彩ってくれます。

この記事を参考に、ぜひリーガースベゴニア栽培にチャレンジしてみてください。

※売り切れや取り扱い終了の場合はご容赦ください。
※店舗により取り扱いが異なる場合がございます。
※一部商品は、店舗により価格が異なる場合があります。

loading

関連するキーワード

となりのカインズさんをフォローして最新情報をチェック!

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Instagram
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

RELATED関連する記事

POPULAR人気の記事

  • Daily
  • Weekly

広告掲載について

NEWS LETTER ニュースレター

Webライター・イラストレーター募集

取材のご依頼や情報提供はこちらから