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キッチンやお風呂の水滴、窓の結露…。スポンジで手軽に拭き取れる「超吸水」の秘密

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石垣早織

石垣早織

国内営業部CL営業課所属。2012年アイオン株式会社に入社。2年間は開発部所属、その後2014年から現在の営業部に所属。

テーブルびしょびしょ問題を解決する吸水コースター

テーブルびしょびしょ問題を解決する吸水コースター

冷たい飲み物をテーブルに置いていたら、コップが結露してテーブルがびしょびしょになってしまった。

誰もが経験するこの地味に嫌な出来事。致命的なことではなく些細なことだからと諦める人も多いが、アイオン株式会社の「吸水コースター」を使えば悩みは即座に解決する。吸水コースターについて国内営業部CL営業課の石垣早織さんにお話をうかがった。

「一般的なコースターはフェルトや木、紙製のもので結局周辺がびしょびしょになってしまいます。その点、アイオンの吸水コースターならコップから出る水が吸水されるので、洋服やノートなどを濡らすこともありません。珪藻土コースターも吸水する点では同じなのですが、当社の吸水コースターは柔らかい素材ですので、吸水し切っても絞ればまたすぐに水を吸うことができます」

また、落としても割れず、テーブルに傷をつけることがないという特長もあるのだという。気になるのはその「柔らかい素材」という部分だ。一体どんな素材を使用しているのだろうか。

吸水コースターの素材は一般消費向けではなかった

工場外観

画期的な製品を生み出し続ける工場外観

「素材は精密機器等の製造工程や部材としての使用を想定し、自社開発したポーラスマテリアルです。ポリウレタン素材の多孔質体で、内部にたくさんの小さな“気孔”が形成されています。これは耐熱性、耐薬品性にも優れています。水を吸うようにスポンジ内のミクロ構造を設計しそれを安定的に、バラツキなく作っていくことは特に難しい部分です」

吸水コースターの開発はおよそ15年前。太陽光パネルや携帯電話の製造工程など産業用で使用される素材を一般消費者向け商品に応用したのがきっかけだった。

「やはり産業用の素材は、たとえ性能は良くてもコストが高いんですよね。そこで入手しやすい一般商品に使ってみることで、“こんな素材を作っている会社なんですよ”という名刺代わりになればいいのではないか、と当時のスタッフは考えたと聞いています」

この吸水コースターが市場で高い評価を獲得したことで、産業用の素材でも用途を考えれば一般消費者にも喜んでもらえることがわかったという。現在、アイオンでは社内の素材や技術は一般向け、産業向けといった括りに縛られることなく自由に商品企画しているそうだ。

細かな目で水を溜める超吸水スポンジシリーズ

超吸水スポンジシリーズ商品

ポリビニルアルコール(PVA)を原料としている

産業用に開発した素材を使って、大ヒットアイテムとなった吸水コースター。その前には「超吸水スポンジシリーズ」というアイテムをリリースしている。コースター同様、吸水が特長のスポンジなのだが、これはポリビニルアルコール(PVA)を原料とした素材でできている。

「一般的なキッチンスポンジは泡が立つように目が粗いものになっていますが、超吸水スポンジは一般的なものの10分の1程度の目の細かさになっています。そのため、吸った後の水をスポンジ内に溜めておけますが、絞ると水が排出されるように設計されているのです」

キッチンやお風呂場、窓の結露などで水滴を拭き取る際に便利な超吸水スポンジシリーズ。スポンジを薄く布状に加工し洗車後の拭き取りやペットの拭き取り用クロスにしたり、ブロック状に切り出してカーペットにこぼした飲み物の拭き取りや、シンクや洗面所の拭き取り用の商品に展開したりと、現在でも様々な用途で商品展開している。

「PVAスポンジは様々な原料を組み合わせて、何度も試行錯誤を行って作ったと聞いております」と石垣さんが話すこの超吸水スポンジの開発。これがまさに今のアイオン社のルーツなのだという。

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