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チャービルは、「美食家のパセリ」とも呼ばれていて、非常に上品な甘い香りと風味が楽しめるハーブです。生命力が強く、ポイントさえつかんでいれば初心者でも簡単に育てられることも魅力のひとつです。
セルフィーユとして売られていることもありますが、フランス語ではセルフィーユ、英語ではチャービルといい、同じ植物です。
今回は、チャービルの育て方を紹介します。おいしいチャービルを収穫して、ワンランク上の料理を作ってみましょう。
チャービルは、セリ科シャク属の一年草で、ロシア南部から西アジアの涼しい地域に自生しているハーブです。育てるのに手間がかからず、育てやすいため、初心者でも簡単に育てられます。
種まきから40日程度と、短期間で収穫できるのもうれしいところ。栽培期間が短いため、春まきでも秋まきでも収穫できます。
チャービルは細かい切れ込みの入った葉で、古代ローマ時代からすでに食用にされていたと言われています。やや日陰で育てたほうが、葉が柔らかくおいしくなります。
パセリに似ていますが、チャービルのほうがマイルドで甘い香りなのが特徴です。パセリよりも洗練された見た目と香りから、「美食家のパセリ」とも呼ばれています。
苗から育てる場合は、葉が青く、茎が太い物を選びます。ただし、大きい苗だと、根付きが悪いことがあるので、なるべく若い苗を選ぶようにしましょう。
チャービルの根は芋のような形をしていて、それが傷つくと発育が悪くなってしまいます。根が傷みやすいので、根鉢を崩さず優しく植えるように心がけましょう。
チャービルは湿った土を好むため、植え付ける前に、植える穴にもたっぷり水をあげます。植え付けた後もたっぷりと水やりをしましょう。
チャービルは直根性のため、移植を嫌う性質があります。そのため、種をまく場合には、ポットなどを使わず直まきするのが基本です。
種まきの時期は3~4月と9~10月が適期です。15~20cm間隔で3~4粒ずつまき、土は薄くかけます。好光性種子のため、土をかけすぎないように注意しましょう。
発芽まで10日前後かかるので、その間は乾燥しないように、水やりをこまめに行います。葉が出たら、葉が触れ合わない程度に間引きながら収穫します。
チャービルは、鉢植えでも地植えでも育てられますが、水持ちがいい土と日陰を選びます。一度植え付けてしまうと、植え替えは難しいので、植え付ける場所は慎重に選びましょう。
チャービルは、風通しが良く、明るい日陰を好みます。
日当たりが良いと、トウ立ちして葉っぱが固くなってしまうため、食用に向きません。また、すぐに花芽が付いて枯れてしまうので、種取りが目的でなければ、日陰で育てましょう。
半日陰で育てられない場合には、寒冷紗をかけて日差しを弱める工夫が必要です。
チャービルはロシア南部から西アジアの涼しい地域に自生しているハーブです。そのため、発芽適温は20℃程度、生育適温は15~20℃程度と、涼しい気候が大好きです。
湿り気を好み、高温と乾燥を嫌う性質があり、高温、乾燥下ではすぐに花芽を付けてしまいます。花が咲くと枯れてしまうので、長く収穫を楽しむためには、高温と乾燥を避けましょう。
夏場は、できるだけ風通しの良い、涼しい場所で育てる必要があります。
チャービルは、湿り気のある土壌を好みます。水切れを起こすと枯れてしまうので、乾燥には気を付けましょう。
鉢植えの場合、表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。地植えの場合、基本的に水やりの必要はありませんが、葉がしんなりしてきたら、たっぷりと水やりします。
チャービルは乾燥を嫌うので、水持ちの良い土を選びます。
鉢植えの場合、野菜用培養土を使い、バーミキュライトを加えても良いでしょう。バーミキュライトは保水性を高めてくれます。自分で用土を作る場合には、赤玉土7に対して腐葉土3を混ぜるのもおすすめです。
地植えの場合、土に腐葉土や堆肥を3割程度混ぜて耕します。乾燥を嫌うので、表面を腐葉土でマルチングすると乾燥を防げます。
チャービルはやせた土でも育つため、植え付けの際にしっかり元肥を施しておけば、追肥をする必要はありません。元肥として堆肥や遅効性の固形肥料を与えると、効果が長持ちします。
また、酸性の土を嫌うので、元肥を施す2週間前に苦土石灰を与え、酸度調整をしておくと良いでしょう。
チャービルは、花が咲いて種ができると枯れてしまいます。枯らさずに長く収穫するためには、花が咲く前に摘み取ってしまうのが一番です。
花は6~7月頃に咲くため、つぼみを見つけしだい取り除いてしまいます。花芽の茎は葉っぱの茎より太くて固いので、茎を見るだけでも花芽が判断できます。
チャービルは直根性のため、植え替えを嫌います。無理に植え替えて、根に傷を付けてしまうと枯れてしまうことがあるので、大きくなってからは植え替えをしないようにしましょう。
チャービルは、種をまいてから40日程度と短期間で収穫できます。中心に新芽を付けるので、外側の葉から順番に収穫しましょう。頻繁に収穫することで、新しい葉が次々と出てくるため、収穫量が増えます。
ただし、葉が少なくなってしまうと光合成ができなくって、株が弱ってしまいます。少なくとも5枚以上は残して収穫するようにしましょう。
チャービルは「美食家のパセリ」と呼ばれている通り、パセリと同じように使えますが、よりマイルドで甘い香りがします。
サラダ、スープ、肉料理、魚料理などどんな料理にでも使えますが、オムレツなどの卵料理と相性が良いので試してみてください。
また、チャービルには解毒作用があり、体内の毒素を排出してくれます。消化不良のときに消化を助けたり、血行を促進する作用もありますよ。
チャービルは種で増やすことができるため、収穫が一段落したら花を咲かせ、採種しても良いでしょう。採種してから日が経ってしまうと発芽率が下がってしまうため、採種したらすぐにまいていきます。
地植えの場合は、採種せずにそのままにしておいても良いでしょう。翌年には、こぼれた種からたくさんの芽が発芽します。
チャービルは病害虫に強い植物です。しかし、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシなどが付くことがあるので、虫が多い場所では、不織布などで覆うとよいでしょう。
夏になると、立ち枯れ病になることがあります。立ち枯れ病になってしまうと、復活させることはほぼ不可能なので、風通しの良い場所で予防することが重要です。
立ち枯れ病が発症してしまった場合には、株ごと抜き取るしかありません。
チャービルは「美食家のパセリ」とも呼ばれていて、上品な甘い香りと風味が楽しめるハーブです。
チャービルは直根性のため、植え替えが苦手です。種を直まきするか、小さいときに植え付けましょう。半日陰で湿り気のある土が好みで、やせた土でも育つため、追肥を施す必要はありません。
花が咲くと弱って枯れてしまうため、長く収穫するためには、つぼみの段階でこまめに取り除く必要があります。
チャービルは簡単に育てることができるため、初心者でも育てやすいハーブです。さまざまな料理に合わせることができ、見た目も香りも華やかになるので、ぜひ活用してみてください。