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目次/ INDEX
竹のような見た目をしたミリオンバンブーは、室内でも育てやすい観葉植物として人気があります。初めて観葉植物を育てる方にもおすすめ。
ミリオンバンブーが育てやすい理由は、頑丈な植物だからです。最初に生育環境を整えて、その後いくつかのポイントを押さえればスクスクと育っていってくれます。
ここでは、ミリオンバンブーの基礎知識や育て方を解説していきます。初めて観葉植物を育てる方にも分かりやすいように解説していくため、ぜひご確認ください。
ミリオンバンブーはリュウゼツラン科・ドラセナ属の仲間で、アフリカ西部に自生しています。和名は「ギンヨウセンネンボク」です。名前にバンブー(竹)と入っているように、竹に似た見た目をしています。
ミリオンバンブーはカメルーン原産の植物で、日本には戦前に持ち込まれました。本格的に普及し始めたのは戦後で、現在は一般家庭やオフィスでインテリアとして飾られることが多いです。
ミリオンバンブーは、円筒状に仕立てて販売されることもあります。縁起の良い植物としても知られており、「富貴竹」「開運竹」「万年竹」などの別名でも知られています。
ミリオンバンブーは、苗から育てるのが一般的です。ミリオンバンブーの苗はホームセンターなどで購入できます。また、挿し木でも気軽に増やすことができます。
ホームセンターなどで苗を選ぶ際は、幹に張りがあり、葉にツヤがあるものを選ぶのがおおすすめ。枯れた葉がついているものは避けましょう。葉の裏や根元を確認して、虫がついていないかも確認してください。
ミリオンバンブーは、鉢植えと地植えのどちらでも育てられます。いずれの場合も、水持ちと水はけのバランスの良い土を好みます。
ただし、ミリオンバンブーは寒さに弱いため、温暖地以外での冬越しはできません。また、インテリア感覚で室内に置く方が多いため、そのまま飾れるように鉢植えで育てるのが一般的です。
ミリオンバンブーはハイドロカルチャーでの栽培もできます。ハイドロカルチャーとは、ハイドロボールと呼ばれる人工の土を使った栽培方法です。
ハイドロカルチャーでミリオンバンブーを育てると、害虫が寄りつきにくく、水の管理が楽などのメリットがあります。透明な容器に入れれば、インテリアとしてのおしゃれ度も上がりますよ。
ミリオンバンブーは耐陰性が強い観葉植物なので、日を当てすぎないように育てる必要があります。強い日が当たると葉焼けを起こし、葉が変色してしまうこともあるからです。
とはいえ、やはり適度な日が当たった方が生育は良いため、直射日光に当てないことを意識しましょう。屋外の場合は半日陰、室内の場合はカーテン越しに適度な光が当たる場所がおすすめです。
ミリオンバンブーに適した温度は、18~30℃前後です。寒さには弱い植物なので、冬は15℃前後を目安に室内や温室で育てることをおすすめします。
ミリオンバンブーは水を好むため、季節に応じてたっぷりと水やりをしましょう。春から秋の間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。鉢の底から流れ出るくらい、たっぷりと与えてOKです。
冬は水やりに加減が必要となります。土の表面が乾いたら、数日経過してから多めに水を与えましょう。1週間に1度程度の水やりで十分です。
ミリオンバンブーを育てる土は、保水力があり水はけが良い土が向いています。ホームセンターや園芸店で、観葉植物用の土もしくは保水力や水はけの良さがうたわれている土を購入すると楽です。
自分で土を用意する場合は、赤玉土・鹿沼土・軽石などを混ぜて土作りをすると良いでしょう。また、先ほども解説したようにハイドロカルチャーで育てることも可能です。
春になったら、粒状の緩効性肥料を株元に埋めて与えましょう。その後は市販の液体タイプを1~2週間に1度のペースで与えます。
注意点としては、冬場に肥料を与える必要はありません。
ミリオンバンブーは水差しができる植物なので、ハイドロカルチャーで栽培するのもおすすめです。
カラフルな砂を選べばインテリア性がアップしますし、ゼリータイプのものを選べばおしゃれで水の管理がしやすいでしょう。
ただし、ハイドロカルチャーは水をあげすぎるリスクがあるため注意が必要です。
5分の1程度の水を入れ、容器の底に水がなくなってから2~3日後に水を追加します。まだ水が残っている状態で水を追加すると、根腐れを起こしやすくなるため注意しましょう。
肥料に関しては、5~9月頃になったら1週間に1回程度、ハイドロカルチャー用の培養液を与えます。冬の肥料は不要ですが、元気がない場合は必要に応じて同じく培養液を与えると良いでしょう。
ミリオンバンブーの剪定時期は4~5月頃です。伸びすぎた葉や邪魔な下葉を切り戻していきます。この時期はすぐに新芽が出てくるため、多少切りすぎても問題ありません。
茎を切ったすぐ下の節から新芽が出てくるため、どのようなデザインになるかを考えながら切り戻すと良いでしょう。切り取った枝は、挿し木にすると根が出てきますよ。
ミリオンバンブーは1~2年に1回、5~8月頃に植え替える必要があります。鉢が根でいっぱいになり根詰まりを起こすリスクがあるからです。
夏の暑すぎる日を避けて植え替えをし、数日間は日陰で管理した後、少しずつ明るい場所へと移動させます。
ミリオンバンブーの葉は、黄色くなって枯れてしまうことがあります。
原因は、水のやりすぎもしくはやらなすぎです。ミリオンバンブーは水を好む植物ですが、水をやりすぎると加湿により根腐れを起こすことがあります。逆に水をやらなすぎても枯れてしまいます。
1~2年に1度を目安に植え替えをしないと、鉢の中が根でいっぱいになって水を吸い上げにくくなります。
根詰まりを起こしている場合は、根についた土をもみほぐしてから、1回り大きい鉢へ植え替えましょう。
夏の直射日光に当たって葉が焼けた場合、ミリオンバンブーは枯れてしまうことがあります。
屋外の場合は半日陰で、屋内でも直射日光が当たらない場所で育てましょう。
ミリオンバンブーは病気に強い植物なので大きな心配はいりませんが、根腐れ病には注意してください。
ミリオンバンブーにつきやすい害虫は、ハダニやカイガラムシです。見つけたら駆除するか、大量に発生した場合は殺虫剤を使うことを検討してみましょう。
ミリオンバンブーは、竹のような見た目が特徴の観葉植物です。竹は成長が早く、観葉植物には不向きなため、ミリオンバンブーを飾ることで竹を飾ったような気分になれるかもしれません。
ミリオンバンブーは耐陰性が強い観葉植物なので、直射日光を避けて育てることを徹底してください。また、水やりは季節に応じてたっぷりとあげるようにします。
この記事を参考に、自宅でミリオンバンブーの栽培を始めてみてください。