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目次/ INDEX
自宅に樹木があると、緑が増えて彩が豊かになります。
しかし、樹木となると草花に比べて育つのもゆっくりで大変そうなイメージがあるかもしれません。
そこでこの記事では、ガーデニング初心者でも育てやすい木について解説します。
庭のシンボルツリーとしてや、玄関や屋内などの限られたスペースでも育てられる鉢植えでも育てられる樹木など、目的やスペースに合わせてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
まずはどのように樹木を選べばよいかを知っておきましょう。見た目や好みだけで選ぶと、後々育てにくくなったり、うまく生長してくれなくなったりするかもしれません。
これから育てる木を選ぶポイントとして、まずその木の役割を考えます。
ご自宅の象徴となる樹木。お庭の焦点になる場所や人の集まる場所などに好みの樹木を植えつけるとよいでしょう。ベランダや室内に置きたい場合には鉢植えしやすい、比較的小ぶりなものを選ぶのがおススメです。
外からの目線をカットしたい場所に植栽することで、自然な景観で目隠し効果を得られます。葉が小さく密度がある常緑樹を選ぶと、目隠し効果も高くなりますよ。
隣の敷地や公道との区切りになる垣根。フェンスやトレリスなどの無機質なものではなく、植物で作ることで暖かみがあります。目隠しや防犯などの効果も得られるでしょう。目隠しと同様に、枝葉の密度が高い常緑樹がおすすめです。
以上のような役割に応じて、樹木の種類を検討すると選択肢が絞れるようになります。
植物にはそれぞれに特徴があります。
特に樹木の場合は葉が落ちるのかやどのくらい大きく育つかなどは把握しておくようにしましょう。
一年中緑色の葉をつける樹木で、秋・冬になっても落葉しません。葉がよく茂っているため、目隠し効果が高くなります。
秋になると紅葉し、冬には落葉する樹木。葉が落ちるため落ち葉掃除が必要になりますが、季節の移り変わりを楽しむことができます。
樹高が2~3m程度の樹木です。シンボルツリーの足元に植えたり、寄せ植えにしたり、生垣にも使えます。 さらに低い1m程度の樹木は小低木とよばれています。鉢植えにするにも管理しやすいでしょう。
樹高が8m以上のものを高木とよび、3~8mのものを小高木とよびます。生長スピードが速く、幹が太くて力強く育つのが特徴です。
太い幹が一本育ち、上部で枝が分岐する樹形を一本立ちといいます。比較的樹高が高くなるものが多いのが特徴。お庭の日よけとしてもおすすめです。
根元から複数の幹が枝分かれして伸びてくる樹形です。1本1本の幹が細く、雑木林のように涼し気な雰囲気を出せるのが特徴。横に広がるため樹高はそこまで高くなりません。
このように落葉するかや樹形などによって、庭木の用途に合うかどうかが変わってきます。管理のしやすさにも直結しますので、よく把握しておきましょう。
植物を育てるうえで大切なのが、日照や風通しなどの環境条件です。
樹木にはそれぞれ好む環境が異なるため、選んだ樹木が植えたい場所の条件に合うかを事前にチェックしておきましょう。
ここからは目的や植えつける環境に合わせたおすすめの育てやすい木をご紹介します。
まずはおうちの象徴となるシンボルツリーにおすすめの樹木です。
長く付き合っていく木なのでお好みのものを選ぶのが一番ですが、植える環境が合わないとうまく育たず枯れてしまう恐れもあるので、注意しましょう。
アオダモは半日蔭から日向まで生育環境に適応しやすい木で、生育もゆっくりなのでお手入れも簡単。
樹形は一本立ちも株立ちのものもありますが、雑木の雰囲気が出ておしゃれだと株立ちのものが多く流通しているようです。ナチュラルガーデンのような洋風のお庭にも、和風のお庭にもよく合い、春には白く可憐な花を楽しめます。
日本原産の落葉高木であるカツラの木は、ハートのような丸くかわいらしい葉が特徴的です。
病害虫に耐性があり、自然樹形でもきれいに整っているので育てやすいですが、そのまま放っておくとどんどん大きくなってしまいます。剪定して樹高を管理しましょう。また、樹高だけでなく、根も広がっていくため、広いお庭向きです。
キンモクセイは秋に強い香りを放つオレンジ色の花を咲かせます。
葉の密度も高い常緑高木なので、目隠しにもおすすめ。日当たりがよい場所ほど花付きがよくなりますが、1日4~5時間くらい日が当たる半日蔭程度の場所でも植えつけ可能です。
日本の秋の象徴でもあるモミジは落葉高木で、秋になると葉が赤や黄色に変化するさまを楽しむことができます。一般的なイロハモミジの他にヤマモミジやノムラモミジなどの種類があり、それぞれ紅葉時期の葉の色が異なるので、併せて植えてみるのもおすすめ。
一本立ちのモミジは樹高が15mにもなるものもあるので、株立ちであれば小さなお庭でも育てやすいでしょう。
常緑高木のソヨゴは、生長が遅くあまり根を張らないので育てやすいのが特徴。冬にはかわいらしい赤い実をつけます。
高木には稀な軽やかな雰囲気を持ち、圧迫感を感じさせません。洋風・和風問わずにさまざまなシチュエーションにマッチしますよ。
続いては生垣におすすめの樹木をご紹介します。
生垣は目隠しの効果もあるため、葉が小さい常緑樹がおすすめ。密度が高いと病害虫が発生しやすいため、耐性があるものを選ぶと安心です。
生垣の代表ともいえるほど昔から活用されてきたマサキ。常緑低木で手入れが楽なのと、芽吹きがよいため刈込をしても樹形が維持しやすいという特徴があります。
大気汚染や潮風にも強いので、道路や海岸付近などでも植栽しやすいのもポイント。葉に斑が入る品種や、カラーリーフが楽しめる品種もあります。
コニファーとはヨーロッパに自生する針葉樹の総称で、園芸品種として100種類以上も流通しています。スマートな樹形で刈り込みにも強いため、管理しやすいと人気です。
特に生垣におすすめな品種としては、グリーンコーンやエメラルドなどが耐暑性・耐寒性があって育てやすいでしょう。
レッドロビンは新芽が鮮やかな赤色の常緑樹です。生長がとても早く、刈り込みにも強いので生垣に向いています。季節関係なく剪定すれば赤い新芽が出るので、季節ごとに剪定することで1年を通して赤い葉を楽しむこともできますよ。
生長しすぎるため生垣としては定期的な剪定が必須ですが、刈り込まずに放置すると白くてかわいらしい花を楽しむこともできます。満開になれば木全体を埋め尽くすほどになる姿は圧巻です。
小さな丸みを帯びた葉が特徴的なイヌツゲ。常緑中木で、刈り込みにも強いため生垣としてよく植栽されています。
融通がきく刈込ができるので、和風のお庭以外に洋風庭園のトピアリーとして造形を楽しむことも可能です。
常緑低木のキャラボクは、細く細かい葉がらせん状について密集しています。枝からほのかな香りがあり、それが伽羅という香料に似ていることからキャラボクという名前が付いたとされています。
病害虫に強く、生長が遅いため手入れもしやすいのが特徴です。雄株と雌株があり、雌株は秋に赤い実をつけます。種に毒があるため注意しましょう。
庭木を育てたいけれど大きな木を植えるほどのスペースがなかったり、玄関やベランダのような限られた場所で育てたりしたいときにおすすめなのが鉢植えです。
ほとんどの樹木は鉢植えで育てることも可能ですが、根詰まりを起こしやすくなるため定期的な植え替えが必要になります。地植えと管理が異なることもありますので、よく確認しておきましょう。
大きくなりすぎると管理が大変になってしまうので、比較的小ぶりなものを選ぶのがおすすめです。
ブルーベリーは青くて甘い実をつける果樹で、地植えでも鉢植えでも育てることができます。園芸初心者でも比較的育てやすく、釣鐘のような形のかわいらしい花も楽しめますよ。
枝が横に広がりやすいため、鉢植えで育てるなら剪定して形を整えるようにしましょう。
中国が原産のロウバイは、冬に咲く黄色くかわいらしい花と、石鹸のような香りが楽しめる落葉低木です。
日本の気候にもあっているため育てやすく、あまり土壌も選びません。半日蔭でも育ちますが、春から夏は日によく当ててあげるようにしましょう。
クチナシは、6月ごろ白い花を咲かせる常緑低木です。花からジャスミンのような濃厚な香りを漂わせ、ジンチョウゲやキンモクセイと並んで三大香木と呼ばれることもあります。
鉢植えでも庭植えでも育てられますが、耐寒性がやや弱いため関東より北の地域では鉢植えのほうがよいでしょう。
ハナミズキは落葉高木なので放っておくと大きくなってしまいますが、適宜剪定をすれば鉢植えでも楽しめます。
春にはピンクと白の花を咲かせ、夏は瑞々しい青葉、秋には紅葉と四季を感じられるのが魅力です。
日本の気候や風土に合う庭木として知られるヤマボウシには、落葉性のものと半常緑性のものがあります。半常緑性のものはホンコンエンシスという名前でも流通していて、小ぶりで鉢植えにしやすいでしょう。
5~7月ごろに白い花を咲かせ、光沢感がある美しい葉も楽しめます。寒さに弱いため葉が赤く色づくこともあります。
観葉植物として室内で木を育てたいと考える方も多いことでしょう。小ぶりなものから大きく育つものまでさまざまで、インテリアとして馴染ませたり存在感を出すこともできます。
ガジュマルは沖縄地方ではキジムナーと呼ばれる精霊が宿るといわれていて、「高福を呼ぶ木」ともよばれています。がっちりとした幹に光沢のある肉厚な葉が特徴的で、それぞれ個性があって愛らしさを感じられるでしょう。
日当たりと風通しのよい場所で育てますが、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避けるようにしてください。
オリーブは銀色を帯びた葉がさわやかな常緑高木で、樹形が美しく、観葉植物としてだけでなくシンボルツリーとしても人気です。
しかし葉の密度は高くないので目隠しとしてはあまり向かないかもしれません。
温暖な気候を好み、感想や暑さにも強いので、初心者にも育てやすいでしょう。
金のなる木は、古くから福を招く縁起の良い木といわれ、開業祝などの贈り物にも使われてきました。風水的には金運効果があるとされ、玄関やリビングなどに置く方も多いようです。
多肉質でぷっくりとした葉が特徴的で、水分をたっぷり蓄えているため乾燥気味に育てても元気に育ちます。寒さにあうと紅葉する姿も見られるでしょう。
パキラは原産地の名から名付けられた常緑高木です。熱帯植物ですが、日陰や乾燥にも強いので初心者でも育てやすいといえます。
手を広げたような放射状に広がる葉が特徴的で、サイズも豊富なので卓上から植木用など用途もさまざまです。
楕円形をした肉厚な緑の葉と、個性的な樹形が特徴のゴムの木。寒さに強いので育てやすい観葉植物としても人気です。
室内で育てる場合は大きな葉にホコリが付きやすいので、定期的に拭いてあげると光合成もしやすく美しさを保てるでしょう。
樹木を育てるにはスペースのことを考えたり、手間がかかって大変と感じるかもしれません。しかし、きちんと種類を選べば手間をかけなくてもよく育つものはたくさんあります。
緑のある生活は季節感を感じられたり、空気がリフレッシュされたように感じたり、癒しや安らぎを与えてくれるでしょう。
ぜひお気に入りの樹木を見つけて、緑のある生活を楽しんでみてくださいね。